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Task3 : あらゆるタスクを自動化する
Growl対応
OS10.4.11以上(UB)
シェアウェア ¥1,500(銀行振込)、¥1,700(PayPal)
『Task3 / タスクの設定例(3)』のつづき
Task3 / タスクの設定例(4)
(各項目へジャンプします) |
t3_itunes_scripts
ホットキーで iTunes を操作したら便利そうな AppleScript
Task3 はホットキーを設定してアクションを実行できるのですが、ホットキーで iTunes を操作できたら便利だろうということで、それ用の AppleScript を書いてみました。
それぞれの AppleScript を Task3 の「アクション」に設定して、トリガーでホットキーを設定して使います。
再生・一時停止
iTunes が起動していないときでも、このスクリプトを実行すると、iTunes が起動して再生し始めます。
次のトラックを再生
停止
ボリュームUP
ボリュームDOWN
ソースは略(iTunes が起動していないときは、動作しない)
ミュートのON/OFF切り替え
現在の曲情報を Growl で表示
現在再生中の曲情報を Growl で表示します。

ただし、Growl でアートワークを表示させているせいか?やけに「GrowlHelperApp」への負荷が掛かってしまう。
それと、このスクリプトを AppleScript Editor で試しに実行すると、AppleScript Editor が強制的に終了してしまうので注意。(どこに問題があるのかよくわからない)
現在の曲のレートを★1/2ずつUP
ソースは略(iTunes が起動していないときは、動作しない)
現在再生中の曲のレートを★1/2UPします。
そして Growl でその曲情報を表示します。
現在の曲のレートを★1/2ずつDOWN
ソースは略(iTunes が起動していないときは、動作しない)
現在再生中の曲のレートを★1/2DOWNします。
そして Growl でその曲情報を表示します。
別にホットキーに設定しなくても、Task3メニューから使えば、メニューバーにある iTunes コントローラ として使えます。

これら上記の AppleScript を保存したものをアップロードしたので、欲しい人はどうぞ。
iTunes_Scripts_for_Task3
AppleScript Editor で開いて、ソースを Task3 にコピペして使って下さい。
この中の「♫ Show Info.scpt」「★↑ Increase Rating.scpt」「★↓ Decrease Rating.scpt」の3つは AppleScript Editor で実行すると、AppleScript Editor が終了してしまうので注意。
t3_login_items
曜日ごとにログインアイテムを変更する
Task3 を使えば、曜日ごとに「ログインアイテム」を変更して、日によって違うアプリケーションを起動させることができます。
(トリガー)
リストから「コンピュータの起動/終了」を選択、コンピュータの起動時に実行するように設定します。

(アクション)
「ファイル/アプリケーションを開く」で、ログイン時に起動させたいアプリケーションを選択して登録します。
※ここで登録したアプリケーションは、重複しないように
システム環境設定 > アカウント > ログイン項目
で登録しないようにしておきます。
(実行条件)
リストから「日時を制限」を選択して、曜日を選択していきます。

これでタスクを有効にして保存すると、月曜~金曜までの「ログイン項目」を設定できます。
また新規タスクを作成して、ここで指定した別の曜日にも、同じように起動するファイル・アプリケーションを設定すると、曜日ごとに違った「ログイン項目」になります。
他にも日にちを指定して、その日ごとに違うアプリケーションを「ログイン項目」に設定したい場合は、「実行条件」にAppleScript を設定することによって可能です。
例えば、月末だけ起動するように設定する場合、「実行条件」に下のような AppleScript を設定します。

これで「アクション」でアプリケーションを起動するようにすれば、それは月末だけの「ログイン項目」になります。
t3_virus_scan
ClamXav で定期的にウイルススキャン
ClamXavでウイルススキャンするときに、Task3 を併用すれば夜中にMacを起動(スリープ復帰)して、ウイルススキャン、終わったらシステム終了(スリープさせる)といった使い方ができます。
まず ClamXav の環境設定で「スケジュール」を設定します。

(↑ClamXav の環境設定のウインドウの画像です)
僕の場合は「ウイルス定義の更新」を毎週土曜日AM3:15、「スキャン」を毎週土曜日AM3:20 に実行するように設定しています。
CalmXav のスケジュール設定では、その時間にMacが起動している状態でないと機能しないので、Task3 で土曜日AM3:15よりも前に Mac を起動させるように、下のように設定しておきます。
(トリガー)
「スケジュール」をリストから選択して、毎週土曜日AM3:10 に設定します。

(アクション)
「コンピュータを起動/終了」をリストから選択して、コンピュータを 起動/復帰 と設定します。

このタスクを保存するときには、普通に保存するだけではスケジュール通りにMacの起動/復帰ができないので、「保存して起動日時を予約」( shift+command+S )します(パスワード入力が必要)。
設定できたら「起動予約を確認」で起動復帰のスケジュールを確認できます。
別にこれだけの設定でも、Mac が自動的に起動/スリープ復帰して、ClamXav でウイルススキャンできるのですが、この時間を利用してメンテナンスや、スキャンが終わった後にシステム環境設定の「省エネルギー」設定でのスリープを円滑にさせるように、Task3 で設定しておきます。
先ほどの「アクション」に実行する項目を追加していきます。

まずスリープを妨げるアプリケーション「Caffeine」をOFFにするようにAppleScriptを実行します。
また、別のアクション項目を追加して Twitterクライアントの「夜フクロウ」を終了させるようにします。
他にも、何か自動的に動くアプリケーションなどを終了させたり、ネットワーク上のファイル共有でマウントしているサーバーをアンマウントしたり Task3 のアクション項目に追加しておきます。
これで、「省エネルギー」パネルで設定したスリープを妨げることなく、ウイルススキャンが完了するとスリープするようになります。
ついでに、この時間を利用してメンテナンスするように、アクション項目を追加しておきます。
『メニューバーから各種メンテナンスをする』参照
念を入れて、もう一つ別のタスクを作成してスリープさせるようにも設定しておきます。
(何らかの予期しない理由で「省エネルギー」設定でのスリープができない状態になったときのため)
ウイルススキャンが終わる時間をだいたい見計らって、それに余裕を持たせた時間帯にスリープするように設定しておくといいでしょう。僕の場合はAM5:30に設定しています。
このときに、このタスクの「実行条件」で「日時を制限」しておいた方がいいです。

というのは、Task3 のタスクでスリープさせる前に、「省エネルギー」設定でのスリープが先に実行された場合、Task3 のタスクが持ち越されて次の日に使用するときにタスクが実行され、いきなりスリープしたみたいになってしまうからです。
こんな感じで、土曜日AM3:00頃に自動でウイルススキャン+もろもろを実行するように設定できました。
ただ、ClamXav のスケジュール設定は「1セット」のみしか設定できないので、例えば月曜日には別ボリューム内をスキャン、水曜日にはまた別のボリューム内をスキャンとか、そういった使い方ができません。
そこで Task3 で、ClamXav のエンジン「clamav」を実行させるようにして、複数のウイルススキャンのパターンのセットを作成して実行します。
Task3 で新規タスクを作成して、トリガーは自分の好きな日時を設定し、アクションで「コンピュータの起動/復帰」を設定します。さらにアクション項目を追加して、下のような AppleScript を実行するようにします。
このアクションを含むタスクをいくつか作成して、それにスケジュールトリガーを組み合わせれば、毎週の曜日ごとに違うボリュームなどのフォルダをスキャンしていくとかの、使用が可能になります。
(ターミナル上でコマンドを実行しているのは、ログを書き出すようにしていても、スキャン結果のサマリーがちゃんと表示されないことが多いので、ターミナル上で実行しています。)
t3_applescript
タスクを AppleScript で実行する
Task3 はAppleScript に対応しており、登録したタスクをそれぞれで実行できます。
AppleScript Editor で下のようなスクリプトを作成して実行します。
タスクの「実行条件」を無視して実行したい場合は
これを使えば、Task3 以外のアプリケーション、例えばマウスジェスチャで AppleScript を実行できるものなどで、Task3 のタスクを実行できるようになります。
t3_task_applescript
タスクのアクションで実行する AppleScript について
僕は AppleScript がちょっとは分かる「なんちゃってAppleScripter」なので、Task3 のタスクのアクションで多く AppleScript を実行させています。
いろいろ Task3 で実行させる AppleScript で気付いたことをちょっと採り上げると・・・
例えば、Task3 で「メッセージ表示」での Growl 表示は、タスクに登録した文章でないと表示できません。
AppleScript で Growl 表示させるようにすると、AppleScript内で取得した数値や文字列など表示できるようになります。

例えば・・・

他にも、Task3 で「シェルスクリプトを実行」させる場合、
sudo
を付けてコマンドを実行することはできません。
そこで AppleScript でターミナル上でコマンドを実行するようにします。
また、パスワード入力せずにコマンドを実行したい場合は、ちょっと荒技で実行できます。
あと、Task3 のタスクの AppleScript では display dialog 、display alert が実行できません。
これらを含むスクリプトを実行したいときは、AppleScript を「アプリケーション形式」に保存して、Task3 でそのアプリケーションを実行する形にします。
Task3 はまだまだバージョンアップして、機能が増えていくと思うので、
そのときはまた『Task3 / タスクの設定例(5)』を書くかも?
この記事では Task3 version 1.1.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Spread Your Wings
Download page : Task3
(関連記事)
Task3 --- 基本的な「タスク」の設定のやり方など
Task3 / タスクの設定例(1)
- Safariのダウンロード完了をGrowlでお知らせする
- 複数のアプリケーションをセットで起動するようにする
- 定期的に使っていないメモリを解放する
- スクリーンセーバの代わりにiTunesのビジュアライザを使用
- スクリーンセーバ起動中にアクセス権の修復を行う
- メニューバーに表示するランチャとして使用する
- メニューバーから各種メンテナンスをする
- メニュー、ホットキーで開くブックマークとして使う
Task3 / タスクの設定例(2)
- ホットキーを使ってアクションを実行する
- 留守のときに誰かがMacを起動したらメールで知らせる
- フォルダに変化があったら Growl でお知らせ
- 特定のアプリが最前面になったときに「英数」入力に切り替える
- ボリュームをマウントしたらバックアップアプリを起動する
- ボリュームをまとめてアンマウント
Task3 / タスクの設定例(3)
- 1つのウインドウクリックで そのアプリすべてのウインドウを前面に表示させる
- アプリケーションが最前面でないときはウインドウを隠す
- 特定のアプリが最前面になったとき、他のアプリを隠す
- 一定時間ごとにチェックして 最前面のアプリ以外のウインドウを自動的に隠す
- 特定のアプリが最前面のときだけ Dock を表示させる
- iTunes が最前面のときはウインドウ表示、背面に移動したはミニプレイヤー表示
Task3 / タスクの設定例(4)
- ホットキーで iTunes を操作したら便利そうな AppleScript
- 曜日ごとにログインアイテムを変更する
- ClamXav で定期的にウイルススキャン
- タスクを AppleScript で実行する
- タスクのアクションで実行する AppleScript について
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