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setWeblocThumb : ロケーションファイルのアイコンにサムネイルを貼付ける
コマンドラインツール
OS10.5以上(UB)
フリーウェア
インターネットロケーションファイル(.webloc)のアイコンにサムネイルを貼付けるコマンドラインツール「setWeblocThumb」の紹介です。

これを使うと、上記のようにインターネットロケーションファイルに、そのページのスクリーンショットをサムネイルとして貼付けることができます。
【 setWeblocThumb - インストール 】
インストール用のシェルスクリプトが用意されてるので簡単です。
ダウンロードしたときに一緒に「install.command」ファイルをダブルクリックしてターミナルで開きます。

(豆知識 : シェルスクリプトのファイルに拡張子 sh の代わりに command と付けておくとスクリプトファイルをダブルクリックするだけでシェルスクリプトが実行される。sudo認証が必要な時は、ターミナル.appが自動的に起動してパスワードを要求する。『command拡張子が便利 | appling weblog』より)
returnキーを押すとパスワード入力を求められるので、管理者アカウントのパスワードを入力して returnキー を押します。

インストールが無事完了すると、ターミナルで
「setWeblocThumb has been successfully installed.」という風に表示されます。
/usr/local/bin/setWeblocThumb
の場所にインストールされます。
【 setWeblocThumb - 基本的な使い方 】
インストール後に、ターミナルで
setWeblocThumb [オプション] <ファイルパス>
という風に記述して実行します。例えば、デスクトップにある「setWeblocThumb.webloc」ファイルにサムネイルを貼付けたい場合は、下のようにします。
setWeblocThumb ~/Desktop/setWeblocThumb.webloc
これで returnキー を押して実行し、数秒(ちょっと時間が掛かる)すると、そのロケーションファイルに、そのページのスクリーンショットをサムネイルとして貼付けます。

このサムネイルは、「情報を見る」ウインドウを開いて一番上のアイコン部分を選択して deleteキー で削除して、元のアイコンに戻すことができます。
(『コピペしたアイコンの外し方』参照)
setWeblocThumb
コマンドのオプションは下記のようになっています。『setWeblocThumb』より
usage: setWeblocThumb [options]
Sets custom icons for .webloc files that display
a thumbnail of the web page that they point to.
may point to a .webloc file or a directory
that contains .webloc files.
[options:]
-f sets icons also for files that already have a
custom icon (they are ignored by default).
+j sets Java on when taking screenshots
-j sets Java off when taking screenshots (default)
+js sets JavaScript on when taking screenshots (default)
-js sets JavaScript off when taking screenshots
+p sets browser plugins on when taking screenshots
-p sets browser plugins off when taking screenshots (default)
-dwaits for seconds before taking the
screenshots.
-v makes the output verbose.
Version 0.8.0
(c) 2009 Ali Rantakari, http://hasseg.org/setWeblocThumb
【 setWeblocThumb - 自動的に処理する 】
launchctl を使う方法
setWeblocThumb のダウンロードページに書いてあった「
launchctl
」を使う方法です。これはデスクトップにインターネットロケーションファイルを作成すると、自動的にサムネイルを付けます。ダウンロードしたファイルに「org.hasseg.setWeblocThumb.desktop.plist」ファイルというものがあります。
(「example launchAgents」フォルダの中)
このファイルを
/Users/登録アカウント名/Library/LaunchAgents/
に移動します。
(※「LaunchAgents」フォルダがなければ、その名前で作成する)
そして、CotEditorなどのテキストエディタや、Property List Editor などで、ファイルを開きます。
下の例は「Property List Editor」で開いてます。

ここの「your_username」のところを、自分のホームフォルダの名前(ショートネーム)にして(2カ所)、上書き保存します。
最後にターミナルで
launchctl load ~/Library/LaunchAgents/org.hasseg.setWeblocThumb.desktop.plist
のコマンドを実行します。これでWebブラウザのファビコンをドラッグ&ドロップするなどして作成した、デスクトップ上のインターネットロケーションファイルには、自動的にサムネイルが貼付けられます。

フォルダアクション(AppleScript)を使う方法
フォルダアクションを使って、ロケーションファイルにサムネイルを貼付ける方法です。フォルダアクションの設定って、1度やったらあまり変更することがなく忘れてしまうので、フォルダアクションの設定のやり方も自分用にメモ。Snow Leoprad で若干変わってるのもあるし。
Snow Leopard では、「スクリプトエディタ」→「AppleScript エディタ」と名前も変わり、保存場所も変わっています。
/Applications/Utilities/AppleScript Editor.app
この「AppleScript Editor」を起動して、下記のスクリプトを「setWeblocThumb.scpt」とか適当な名前で保存します。
保存場所は
~/Library/Scripts/Folder Action Scripts/
にします。(フォルダが存在しない場合は、その名前で作成する)
次にフォルダアクションを設定したいフォルダを選択して、サービスメニューから「フォルダアクション設定...」を実行します。

「フォルダアクション設定.app」を起動してから、適用させるフォルダを選択してもOK。これも Snow Leopard で保存場所が変わってる。
/System/Library/CoreServices/Folder Actions Setup.app
これで先ほど作成した「setWeblocThumb.scpt」を選択します。

とりあえず「ダウンロード」フォルダに設定してみた。

(※「フォルダアクションを使用」のチェックを入れます)
これで「ダウンロード」フォルダにロケーションファイルが追加されると、自動的にサムネイルを貼付けます。

アイコンを大きく表示してみたり、CoverFlowで表示してみるとわかるけど、見出しの文字ぐらいは読める程度の鮮明さです。
他にも「Hazel」というアプリケーションを使ってやる方法もあるようです。
「Task3」でもやれそうだけど、追加されてアイテムの情報を取得するのに、工夫が必要になりそう。
この記事では setWeblocThumb 0.8.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : hasseg.org
Download page : setWeblocThumb
▽同じ「タグ」が付いた関連記事
① スクリプトにキーボードショートカット
OS X 10.6 ではシステム環境設定の
キーボード>キーボードショートカット>アプリケーション
で任意のアプリケーションメニューコマンドにショートカットを設定できますが、
このメニュータイトル欄にiTunesスクリプトフォルダ内のファイル名(拡張子なし)を
入力して設定することで、スクリプトにキーボードショートカットを割り当てることが
できます。
補足です。
iTunesのスクリプトメニューを有効にしてあります。
この場合はiTunesが前面にあるときにしか使えないことを利用して、
他のアプリケーションが前面のときにはよく使うものはQuickSilverから実行
するように使い分けています。
②『保存 or 開く』ダイアログでkeystroke
System Events でCommand + s (or o)を実行して
アプリケーションのダイアログを出すことができますが、
ダイアログがある状態でこのkeystrokeを実行すると、
return/enterキーを押したのと同じ結果になります。
もしかして、別の記事にコメントを書こうとして間違えられています?
・・・とは言え、いろいろ情報ありがとうございます。
AppleScriptのショートカットで、おぼろげに思い出したのですが、スクリプトのファイル名の最後に
「hoge --control--1.scpt」(←この文字列の書式をすっかり忘れてしまった)とか、こんな風にすると、ショートカットキーを割り当てられるTipsがあったような?なかったような?
(Mail.app だったかな?それとも AddressBook.app?の場合だけだったかも?割り当てられるのは control+数字キー だけだったような?)
※アプリケーションメニュー側のスクリプトメニューのみ
(「~/Library/アプリケーション名/Scripts/」の方に scptファイルを保存した場合のみ)
銀色のカミナツキ さん、ご存知ないですか?
(ググってもよくわからなかった)
お疲れ様です。とりあえずこちらに続きを投稿させて頂きました。
>ファイル名の最後に…
他の方法は存じていないです。すみません。
ちなみにですが、『applescript keyboard shortcut assign』の検索で、
スクリプトにショートカットキーを割り当てられそうな記事が出てきましたが、
有効にはできませんでした。
おそらく、①2008年投稿の記事(~OSX 10.5向け) ②英語環境と日本語環境の差のためかと思います。
もうひとつ、NicePlayerというメディア再生アプリのスクリプトが独自の書式で
ショートカットを割り当てできますが、互換性はありませんでした。
とりあえずは、ランチャアプリのトリガ設定などで分散して設定しています。
(ファイル名だけでショートカットキー設定できれば便利ですが。)
前回・今回と脱線続きで失礼しました。
いろいろ調べてもらってありがとうございます。
僕のうろ覚えに付き合ってもらって。
CotEditorもスクリプトのファイル名でショートカットキーを設定できるようです。
「hoge.~Y.scpt」だと option+Y とか。
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