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Task3 : あらゆるタスクを自動化する
Growl対応
OS10.4.11以上(UB)
シェアウェア ¥1,500(銀行振込)、¥1,700(PayPal)
あらゆるタスクを自動化するアプリケーション「Task3」の紹介です。
この Task3 を使えば、
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などなど、アイデア次第でいろんなことを自動で実行できるようになる、スゴイ アプリケーションです。
【 Task3 - 概要 】

Task3 を起動すると上のようなウインドウが表示されます。
基本的に「タスク」を作成し、それに対して「トリガー」「アクション」「実行条件」をそれぞれのタブで設定し、それらを保存するとタスクが自動的に実行されるようになります。
左下の「+」ボタンで作成した「タスク」は左のリストに一覧表示されます。
各タスクの右端のチェックボックスで、そのタスクのON/OFF切り替えができます。

フォルダアイコンをクリックして、作成したタスクをひとまとめにできます(多階層化も可能)。
ON/OFFをフォルダごと、まとめて設定できるので便利です。
「トリガー」は、その処理を実行するきっかけとなる事項を設定しておきます。
例えば、毎朝9:00に実行する、指定したアプリケーションが起動したときに実行するとか、いろいろ設定できます。
右側の「+」ボタンで新規トリガーを作成してリストから選択します。

1つのタスクに対して複数のトリガーを設定することもできます。
「アクション」は、そのタスクで実行する内容を設定します。
アプリケーションの起動、終了、ファイル・フォルダを開く、シェルスクリプトを実行、AppleScriptを実行、コンピュータの起動・終了・スリープ・メッセージの表示などなど、いろんなことができます。

右側の「+」ボタンで新規アクションを作成してリストから選択します。
1つのタスクに対して複数のアクションを設定することもできます。
「実行条件」は、そのタスクのアクションが実行されるための条件を設定します。アクションの実行を遅らせたり、なども含まれ、広い意味での「条件」となります。

右側の「+」ボタンで新規実行条件を作成してリストから選択します。
1つのタスクに対して複数の実行条件を設定することもできます。
【 Task3 - タスクを実際に設定してみる 】
上の説明では、Task3 て何をするアプリケーションなのか、よくわからないと思うので、実際にタスクを設定してみます。
例えば、月曜から金曜日の毎朝7:00にMacを起動して、iTunesを再生させるように設定してみます。
まず、左下の「+」ボタンで新規タスクを作成します。
名前はわかりやすいように付けておきます。

このタスクのチェックを入れておくと、有効になります。
「フォルダ」アイコンでフォルダを作成して、複数のタスクをひとまとめにできます。
次にこのタスクを選択した状態で「トリガー」タブを開いて、①右側の「+」ボタンで新規トリガーを作成し、②リストから「スケジュール」を選択します。

これで③月曜から金曜日までチェックを入れて、7時0分と入力します。
(時間は「24時間」換算で入力します [例]午後7時→19:00)
トリガー項目の左側のチェックで、このトリガーの有効・無効を設定できます。
またトリガーは複数設定することも可能です。
次に「アクション」タブを開いて、アクションを設定します。
同じように①右側の「+」ボタンで新規アクションを作成し、②リストで「コンピュータを起動/終了」を選択、そして③「起動/復帰」を選択します。

アクションも項目の左のチェックで有効・無効の設定をできます。
さらにもうひとつアクションを追加します。
④「+」ボタンでアクションを追加し、⑤リストから「アップルスクリプトを実行」を選択します。

⑥AppleScriptを入力します。
これで設定は完了です。最後に
ファイル メニュー > 保存して起動日時を予約(shift+command+S)
で保存します。

(※ Task3 で設定したタスクは保存しないとが実行されないので注意)
※「スケジュール」トリガーでシステムの起動・復帰・終了を設定した場合には普通に保存ではなく、必ず「起動日時を予約」しなければなりません。
「スケジュール」トリガーを含むタスクを予約保存する場合には、パスワード入力を求められます。

本来は「rootパスワード」が必要なんだけど、なぜだか普通のログインパスワードでも予約できてしまいます(よくわからんけど僕の場合だけかも?)。
「起動予約」は4週間分先まで予約されます。
「起動予約を確認」でウインドウが開き確認できます。

設定済みの予約が残り1週間を切ると、(Task3自体を起動していなくても)確認ダイアログを表示して再度予約保存するように促されます。

そんなこんなで、このタスクを設定します。
これで月曜から金曜の毎朝7:00に Mac が起動して、自動的に iTunes を再生するようになり、目覚まし代わりになります。
システムを起動・復帰させるタスクを設定しているとき、システムがダウンしている状態から起動する場合は、自動ログインできるようにしていないと、ログインウインドウが表示されるだけなので注意。
スリープからの復帰だと、問題ありません。
ただ再生するだけではつまらないので、AppleScript を下のようにすれば、ビジュアライザをフルスクリーンで表示するようになります。
「目覚まし」として、もうひとひねり欲しいので、もうひとつ「5分おきに現在時間を読み上げる」ようにタスクを設定してみます。
新規タスクを作成してトリガー、アクション、実行条件を下のように設定します。
(トリガー)

「繰り返し」で5分ごとに実行。
(アクション)
下の AppleScript を実行させる。
(現在時刻を何時何分かをしゃべらせるもの)
(実行条件)

「実行条件」タブを開いて、「+」ボタンで新規実行条件を作成し、リストから「日時を制限」を選択。
月曜から金曜日の7:00~8:00に制限する。
このタスクを、最初のiTunesを再生するタスクと併用すれば、5分おきに時報をお知らせして、より「目覚まし」っぽくなります。
上記の説明でなんとなく「タスク」の設定方法がわかったと思うけど、Task3 の機能はもっと豊富で、上記のようにただ単に定刻通りに何かを実行させるのは まだまだ序の口です。
もっとアイデア次第でいろいろ使えるので、僕の場合の設定例を、ブログの次の記事から挙げていきたいと思います。
『Task3 / タスクの設定例(1)』につづく
ちなみに、Task3のアイコンは自作アイコンを採用して頂きました。

開発段階から、いろいろな意見を取り入れてくれた作者の sekn さんに感謝。
この記事では Task3 version 1.1.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Spread Your Wings
Download page : Task3
(関連記事)
Task3 --- 基本的な「タスク」の設定のやり方など
Task3 / タスクの設定例(1)
- Safariのダウンロード完了をGrowlでお知らせする
- 複数のアプリケーションをセットで起動するようにする
- 定期的に使っていないメモリを解放する
- スクリーンセーバの代わりにiTunesのビジュアライザを使用
- スクリーンセーバ起動中にアクセス権の修復を行う
- メニューバーに表示するランチャとして使用する
- メニューバーから各種メンテナンスをする
- メニュー、ホットキーで開くブックマークとして使う
Task3 / タスクの設定例(2)
- ホットキーを使ってアクションを実行する
- 留守のときに誰かがMacを起動したらメールで知らせる
- フォルダに変化があったら Growl でお知らせ
- 特定のアプリが最前面になったときに「英数」入力に切り替える
- ボリュームをマウントしたらバックアップアプリを起動する
- ボリュームをまとめてアンマウント
Task3 / タスクの設定例(3)
- 1つのウインドウクリックで そのアプリすべてのウインドウを前面に表示させる
- アプリケーションが最前面でないときはウインドウを隠す
- 特定のアプリが最前面になったとき、他のアプリを隠す
- 一定時間ごとにチェックして 最前面のアプリ以外のウインドウを自動的に隠す
- 特定のアプリが最前面のときだけ Dock を表示させる
- iTunes が最前面のときはウインドウ表示、背面に移動したはミニプレイヤー表示
Task3 / タスクの設定例(4)
- ホットキーで iTunes を操作したら便利そうな AppleScript
- 曜日ごとにログインアイテムを変更する
- ClamXav で定期的にウイルススキャン
- タスクを AppleScript で実行する
- タスクのアクションで実行する AppleScript について
▽同じ「タグ」が付いた関連記事
毎週決まった曜日(水、金、土)の決まった時間にMacを起動し、ソフト(Audio Hijack Pro)を立ち上げ、ラジオを録音して、決まった時間にソフトを終わらせ、Macを終了するというものです。
色々と自分なりに設定をしてみたのですが、まず私の試した設定だと、Mac自体が起動しないようです。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご教授頂ければ有り難いです。
宜しくお願いします。
>色々と自分なりに設定をしてみたのですが、まず私の試した設定だと、Mac自体が起動しないようです。
Task3によるMacの電源を落とした状態からの起動については、「自動ログイン」(ログイン時にパスワード入力しない)でないと機能しません。
システム環境設定 > セキュリティ > 一般
「自動ログインを使用不可にする」の✓を外して下さい。(Snow Leopardの場合ね)
Task3によるスリープから復帰させるようにしている場合は、スリープ復帰時にパスワードを要求するように設定されていないでしょうか?
パスワード要求無しでないと、Task3でのスケジュール設定はうまく行きません。
上記と同じシステム環境設定のところにスリープの項目があるので、設定してみて下さい。
あと考えられる原因としては、単純にTask3での予約が保存されていないかも?
ファイルメニューから
保存して起動日時を予約(shift+command+S)
を実行して、起動予約確認ウインドウでスケジュールを確認してみてください。
早速のアドバイス有り難うございます!
確認しようと思ったところ、試用期間が過ぎてしまっていました。有料版が手に入り次第確認してみたいと思います。
ただ、Macは自動ログインしていますし、Task3でもスリープ復帰時にパスワードを要求する設定にはしていなかったと思います。
Task3の今のバージョンは、もっと機能が増えて、マウスジェスチャも使えるようになってます。
アイコンを作ったから言う訳ではないですが、このアプリケーションはすごく便利に使えるので、オススメですよ。
Task3解除版を再インストールし、設定を見直し、保存して予約するをクリックしたら無事できました!どうやら保存するところで失敗していたようです。色々と有り難うございました。
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