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わかばマークのMacの備忘録
初心者による Mac OSX の便利な使い方や、ソフトウェアの紹介など、Macのこといろいろ。

2023 / 09

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http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-970.html

Task3
icn_Task3.jpg
Task3 : あらゆるタスクを自動化する
Growl対応
OS10.4.11以上(UB)
シェアウェア ¥1,500(銀行振込)、¥1,700(PayPal)


あらゆるタスクを自動化するアプリケーション「Task3」の紹介です。

この Task3 を使えば、
  • 深夜に自動的にMacを立ち上げて、サーバに接続し、バックアップを実行する
  • 朝、出勤前に最新のポッドキャストをダウンロードし、iPod / iPhoneに同期しておく
  • 平日と週末で、Mac起動時に自動的に起動するアプリケーションを切り替える
  • 特定のボリュームがマウントされたらバックアップを実行する
  • カメラのフラッシュメモリがマウントされたら、撮影した写真を特定のフォルダにコピーする
  • 指定のアプリケーションが起動したら、それに関連するアプリケーションやファイルを一緒に開く
  • ホットキーで登録したファイルやアプリケーションを開いたり、スクリプトなどの処理を実行する
  • Safariでファイルダウンロードが終了したらGrowlでメッセージを表示する、あるいはMacを終了する
  • 曜日と時間を指定してファイルやアプリケーションを開く

などなど、アイデア次第でいろんなことを自動で実行できるようになる、スゴイ アプリケーションです。




【 Task3 - 概要 】


090916tsk1.gif

Task3 を起動すると上のようなウインドウが表示されます。
基本的に「タスク」を作成し、それに対して「トリガー」「アクション」「実行条件」をそれぞれのタブで設定し、それらを保存するとタスクが自動的に実行されるようになります。



左下の「」ボタンで作成した「タスク」は左のリストに一覧表示されます。
各タスクの右端のチェックボックスで、そのタスクのON/OFF切り替えができます。
090916tsk3.gif

フォルダアイコンをクリックして、作成したタスクをひとまとめにできます(多階層化も可能)。
ON/OFFをフォルダごと、まとめて設定できるので便利です。



トリガー」は、その処理を実行するきっかけとなる事項を設定しておきます。
例えば、毎朝9:00に実行する、指定したアプリケーションが起動したときに実行するとか、いろいろ設定できます。

右側の「」ボタンで新規トリガーを作成してリストから選択します。
090916tsk2.gif
1つのタスクに対して複数のトリガーを設定することもできます。



アクション」は、そのタスクで実行する内容を設定します。
アプリケーションの起動、終了、ファイル・フォルダを開く、シェルスクリプトを実行、AppleScriptを実行、コンピュータの起動・終了・スリープ・メッセージの表示などなど、いろんなことができます。
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右側の「」ボタンで新規アクションを作成してリストから選択します。
1つのタスクに対して複数のアクションを設定することもできます。



実行条件」は、そのタスクのアクションが実行されるための条件を設定します。アクションの実行を遅らせたり、なども含まれ、広い意味での「条件」となります。
090916tsk5.gif
右側の「」ボタンで新規実行条件を作成してリストから選択します。
1つのタスクに対して複数の実行条件を設定することもできます。





【 Task3 - タスクを実際に設定してみる 】


上の説明では、Task3 て何をするアプリケーションなのか、よくわからないと思うので、実際にタスクを設定してみます。

例えば、月曜から金曜日の毎朝7:00にMacを起動して、iTunesを再生させるように設定してみます。

まず、左下の「」ボタンで新規タスクを作成します。
名前はわかりやすいように付けておきます。
090916tsk6.gif
このタスクのチェックを入れておくと、有効になります。

「フォルダ」アイコンでフォルダを作成して、複数のタスクをひとまとめにできます。



次にこのタスクを選択した状態で「トリガー」タブを開いて、①右側の「」ボタンで新規トリガーを作成し、②リストから「スケジュール」を選択します。
090916tsk7.gif

これで③月曜から金曜日までチェックを入れて、7時0分と入力します。
(時間は「24時間」換算で入力します [例]午後7時→19:00)


トリガー項目の左側のチェックで、このトリガーの有効・無効を設定できます。
またトリガーは複数設定することも可能です。



次に「アクション」タブを開いて、アクションを設定します。
同じように①右側の「」ボタンで新規アクションを作成し、②リストで「コンピュータを起動/終了」を選択、そして③「起動/復帰」を選択します。
090916tsk8.gif

アクションも項目の左のチェックで有効・無効の設定をできます。


さらにもうひとつアクションを追加します。
④「」ボタンでアクションを追加し、⑤リストから「アップルスクリプトを実行」を選択します。
090916tsk9.gif

⑥AppleScriptを入力します。
tell application "iTunes" to play

これで設定は完了です。最後に
ファイル メニュー > 保存して起動日時を予約shift+command+S
で保存します。
090916tsk10.gif
※ Task3 で設定したタスクは保存しないとが実行されないので注意

※「スケジュール」トリガーでシステムの起動・復帰・終了を設定した場合には普通に保存ではなく、必ず「起動日時を予約」しなければなりません。

「スケジュール」トリガーを含むタスクを予約保存する場合には、パスワード入力を求められます。
090916tsk11.gif

本来は「rootパスワード」が必要なんだけど、なぜだか普通のログインパスワードでも予約できてしまいます(よくわからんけど僕の場合だけかも?)。



「起動予約」は4週間分先まで予約されます。
起動予約を確認」でウインドウが開き確認できます。
090916tsk12.gif


設定済みの予約が残り1週間を切ると、(Task3自体を起動していなくても)確認ダイアログを表示して再度予約保存するように促されます。
090916tsk13.gif




そんなこんなで、このタスクを設定します。
これで月曜から金曜の毎朝7:00に Mac が起動して、自動的に iTunes を再生するようになり、目覚まし代わりになります。

システムを起動・復帰させるタスクを設定しているとき、システムがダウンしている状態から起動する場合は、自動ログインできるようにしていないと、ログインウインドウが表示されるだけなので注意。
スリープからの復帰だと、問題ありません。



ただ再生するだけではつまらないので、AppleScript を下のようにすれば、ビジュアライザをフルスクリーンで表示するようになります。
tell application "iTunes"
play
activate
set full screen to true
set visuals enabled to true
end tell





「目覚まし」として、もうひとひねり欲しいので、もうひとつ「5分おきに現在時間を読み上げる」ようにタスクを設定してみます。

新規タスクを作成してトリガー、アクション、実行条件を下のように設定します。

(トリガー)
090916tsk14.gif
繰り返し」で5分ごとに実行。


(アクション)
下の AppleScript を実行させる。
(現在時刻を何時何分かをしゃべらせるもの)
set theHour to (do shell script "date '+%H'") as number
set theMinute to (do shell script "date '+%M'") as number
say "It's " & theHour & " " & theMinute & " now." using "Alex"
delay 0.5
say "It's " & theHour & " " & theMinute & " now." using "Alex"
-- 音声で "Alex" が使えるのはOS10.5以降



(実行条件)
090916tsk15.gif

実行条件」タブを開いて、「」ボタンで新規実行条件を作成し、リストから「日時を制限」を選択。
月曜から金曜日の7:00~8:00に制限する。


このタスクを、最初のiTunesを再生するタスクと併用すれば、5分おきに時報をお知らせして、より「目覚まし」っぽくなります。







上記の説明でなんとなく「タスク」の設定方法がわかったと思うけど、Task3 の機能はもっと豊富で、上記のようにただ単に定刻通りに何かを実行させるのは まだまだ序の口です。

もっとアイデア次第でいろいろ使えるので、僕の場合の設定例を、ブログの次の記事から挙げていきたいと思います。

Task3 / タスクの設定例(1)』につづく




ちなみに、Task3のアイコンは自作アイコンを採用して頂きました。
icn_Task3.jpg
開発段階から、いろいろな意見を取り入れてくれた作者の sekn さんに感謝。








この記事では Task3 version 1.1.0 を使用しています。

(ダウンロードリンク)
Site top page : Spread Your Wings
Download page : Task3



(関連記事)
Task3 --- 基本的な「タスク」の設定のやり方など

Task3 / タスクの設定例(1)
Task3 / タスクの設定例(2)
Task3 / タスクの設定例(3)
Task3 / タスクの設定例(4)

edit

Utility | CM:7 | TB:0

tag : Task3  自動化  Launcher  Launch+Shutdown  Growl 

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Task 3の設定について ---------- kunio | URL 2010/07/09, 14:49 | edit
初めまして、ネット検索でこちらに行き着きました。先日Task3を手に入れたのですが、どうも設定が上手く行きません。下記設定はどのようにすれば良いのでしょうか?
毎週決まった曜日(水、金、土)の決まった時間にMacを起動し、ソフト(Audio Hijack Pro)を立ち上げ、ラジオを録音して、決まった時間にソフトを終わらせ、Macを終了するというものです。
色々と自分なりに設定をしてみたのですが、まず私の試した設定だと、Mac自体が起動しないようです。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご教授頂ければ有り難いです。

宜しくお願いします。

---------- wakaba | URL 2010/07/10, 00:58 | edit
> kunio さん、こんばんは。

>色々と自分なりに設定をしてみたのですが、まず私の試した設定だと、Mac自体が起動しないようです。
Task3によるMacの電源を落とした状態からの起動については、「自動ログイン」(ログイン時にパスワード入力しない)でないと機能しません。

システム環境設定 > セキュリティ > 一般
「自動ログインを使用不可にする」の✓を外して下さい。(Snow Leopardの場合ね)

Task3によるスリープから復帰させるようにしている場合は、スリープ復帰時にパスワードを要求するように設定されていないでしょうか?

パスワード要求無しでないと、Task3でのスケジュール設定はうまく行きません。

上記と同じシステム環境設定のところにスリープの項目があるので、設定してみて下さい。


あと考えられる原因としては、単純にTask3での予約が保存されていないかも?
ファイルメニューから
保存して起動日時を予約(shift+command+S)
を実行して、起動予約確認ウインドウでスケジュールを確認してみてください。

---------- kunio | URL 2010/07/12, 16:04 | edit
早速のアドバイス有り難うございます!
確認しようと思ったところ、試用期間が過ぎてしまっていました。有料版が手に入り次第確認してみたいと思います。
ただ、Macは自動ログインしていますし、Task3でもスリープ復帰時にパスワードを要求する設定にはしていなかったと思います。

---------- wakaba | URL 2010/07/12, 21:52 | edit
> kunio さん、こんばんは。

Task3の今のバージョンは、もっと機能が増えて、マウスジェスチャも使えるようになってます。

アイコンを作ったから言う訳ではないですが、このアプリケーションはすごく便利に使えるので、オススメですよ。

---------- kunio | URL 2010/07/16, 08:22 | edit
Task3解除版を再インストールし、設定を見直し、保存して予約するをクリックしたら無事できました!どうやら保存するところで失敗していたようです。色々と有り難うございました。

---------- wakaba | URL 2010/07/18, 22:58 | edit
どういたしまして。

管理人のみ閲覧できます ---------- | 2015/09/15, 10:25 | edit
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