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DelayedLauncher : ログインからちょっと遅れて登録したアプリを起動させる
OS10.4以上(UB)
フリーウェア
『Macの手書き説明書』さんで知った、登録しておいたアプリケーションを指定した時間分、遅らせて起動する「DelayedLauncher」の紹介です。
ログイン項目に DelayedLauncher を登録すると、起動するのに時間が掛かるソフトを遅らせて起動できるので、スムーズにログインできるでしょう。
まず、DelayedLauncher を起動するときに、commandキー を押しながらダブルクリックして起動します。
(普通に起動すると、登録しているアプリケーションが遅れて起動する為)

遅らせて起動したいアプリケーションをこのウインドウにドラッグ&ドロップするだけで、登録できます。
リストの右端の「Hide」にチェックすると、起動時にそのアプリケーションを隠します。
「Open items after」のスライダで遅らせる時間を指定します。
これらの設定が完了したら、
システム環境設定 > アカウント > ログイン項目
を開いて、「DelayedLauncher」をログイン項目に加えます。

※DelayedLauncher に登録したアプリを、ログイン項目に登録している場合は、ログイン項目から登録解除します。
これでログインしたときに「DelayedLauncher」が起動して、カウントを始め、登録したアプリケーションを遅らせて起動できます。

アプリが起動し始めてからちょっとして、DelayedLauncher は自動的に終了します。
LaunchBar などは、起動にけっこうな時間が掛かるので、DelayedLauncher に登録しておくといいです。
似たようなことを AppleScript を使えば簡単にできることなんだけど、こういものはアイデアが大事で、そういった意味で「DelayedLauncher」はナイスアイデアなソフトでしょう。
ついでなので、AppleScriptでのやり方を説明しておくと、
例えば、iTunes と Mail.app を遅らせて起動したい場合、Script Editor で下のようなスクリプトを書きます。
これを保存するときに、
フォーマットを「アプリケーションバンドル」(もしくは「アプリケーション」)
オプションには何もチェックせずに保存して下さい。

保存すると、こんなアイコンのアプリケーションが作られます。

これをログイン項目に登録すると、10秒後にiTunes、その2秒後にMail.appが起動するようになります。
こんな感じで、上記の2行の命令文を繰り返して行けば、DelayedLauncher ではできない各アプリの起動する順番も、自分で設定できます。
特にメニューバーに表示されるアイコンの順番を、自分好みにしたいときは、各アプリ・システム環境設定ペインを直接ログイン項目に登録せずに、AppleScriptで起動させると思い通りに行くでしょう(ちょっと面倒だけど)。

(一部のシステム環境設定ペインのメニューバーのアイコンは、command+ドラッグ で移動できます)
command+ドラッグ でアイコン移動できないシステム環境設定ペインはたいてい、そのバンドルパッケージ内にアプリケーションが存在し、それがメニューバーに表示されていることがあります。
これを上記のAppleScriptで起動しようと思えば、そのパッケージ内のアプリケーションを起動するようにします。
どれが、そのアプリに該当するのか、よく分からない場合は、ログイン項目に表示されている名前をそのまま入力するとOKです。
(右クリックでFinderに表示することもできます。)

例えば、下のようなスクリプトでメニューバーアイコンの順番を、自分好みに調整します。
(AppleScriptは上の行から順に処理して行きます)
これをまた、アプリケーションバンドル形式で保存して、ログイン項目に加えます。
当然ながら、AppleScriptで入力した各アプリを直接ログイン項目に登録している場合は、それらを解除しなければなりません。
この「
delay
」の時間調整は、何回か試してみて調整しないとうまく行きません。
(システムの「再ログイン」と「再起動」で起動する早さも変わって来るので)
それと、起動する順番をコントロールしたいだけならば、各アプリケーションの「
activate
」コマンドの間に「delay
」を入れる必要は無いようです。
「
activate
」だと、最前面にするコマンドなので、そのアプリケーションが起動し、メニューバーに表示されてから、次のコマンドを実行している?ようです。
(これを書いてたら、某掲示板のスレで、同じようなことが書いてあった。)
この記事では DelayedLauncher 1.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
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