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LaunchBar : コマンド入力ランチャ+多機能ユーティリティ
OS10.4以上(UB)
シェアウェア Single License €24, Family License €39, Update €9
LaunchBar のFinderに関する操作についての説明です。
以前のエントリとかぶる内容もあるけど、Finder関係の操作をまとめて説明します。
【 LaunchBar でファイルブラウズ 】
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カーソルキーの操作は、Emacs や vi などのテキストエディタ風の controlキー を組み合わせた操作もできます。
それぞれのキーの役割は下のようになっています。

(LaunchBar のヘルプより)
Preferences > Shortcuts で、vi風のキー操作は
・水平並び H-J-K-L
・凸並び J-K-L-I
どちらかを選択できます。

【 スマートフォルダ風にファイル検索 】
LaunchBar ではスマートフォルダのような機能が備わっています。
例えば、LaunchBar を呼び出して「TIFF」とか入力すると、オレンジのフォルダアイコンの「TIFF Images」という項目が表示されると思います。

これで → or Space で下部階層に進むと、TIFFイメージが表示されます。

他にもいろいろなファイルの種類・ブックマーク・iTunesのプレイリストなど、いろいろなものがあります。
これは、Index( option+command+I(アイ) )の「Categories」に同じようなファイルをスマートフォルダ風に自動的に登録されます。

ファイルの種類別に検索したいときに便利です。
使わないものは、ここのチェックを外して Abbreviation Search で表示させないようにしておくといいでしょう。
ちなみに、Finderで作った「スマートフォルダ」を Index に登録しておいても、その機能は使えません。
【 リムーバルディスクをイジェクト 】
「MV」とかタイプして「Mounted Volumes」を表示します。

Space や → で下部階層に進み、イジェクトしたいCD・DVD・ディスクイメージなどのリムーバルディスクを選択し、command+E でイジェクト(アンマウント)できます。

もっと手っ取り早くイジェクトするなら、「EAEV」とかタイプして
「Eject All Ejectable Volumes」Actionを実行します。

これで、ディスクイメージなどのリムーバルメディアは一気にイジェクト(アンマウント)できます。
【 Finderと同じようなショートカットで操作する 】
LaunchBar はFinderと同じようなショートカットが設定されていて、Finderを使う感覚で操作できます。
ショートカットを忘れても LaunchBar のウインドウで、文字など何か表示されているところをクリックするとメニューが表示されます。

▶ ファイルを開く
return or command+O で、そのファイルをデフォルトアプリケーションで開きます。
フォルダならFinderウインドウで開きます。

もし、LaunchBar でフォルダを選択していたなら control+return で、そのフォルダ内の第1階層のファイル・フォルダをすべて開きます。

(フォルダ内にたくさんのアイテムが存在する場合は、確認ダイアログで確認してから実行します。)
▶ ファイルをFinderで表示
command+return で、そのアイテムを新規Finderウインドウで選択した状態で開きます。

shift+command+return なら、最前面のFinderウインドウで、それを表示します。
▶ ファイルを選択
command+G や Instant Send で、Finderで選択しているアイテムを LaunchBar に送れます。
また LaunchBar でブラウズしているときに、下のように候補がいくつか表示されているとします。

ことき command+A で全選択できます。

マウスで shift+クリック、command+クリック などでは複数選択できません。
また Quicksilver のような「, (コンマ)」で複数選択するようなことは、できないようです。
▶ リネームする
shift+command+R でファイル・フォルダをリネームできます。

▶ 新規フォルダを作成する
shift+command+N で新規フォルダを作成します。

LaunchBar上で、新規フォルダの名前を入力します。
実行すると、新規フォルダを作成して LaunchBar でそれを表示します。
新規フォルダを作成するときに、LaunchBarで表示しているものがフォルダなら、そのフォルダを親フォルダとして作成します。
LaunchBarで表示しているものがファイルなら、そのファイルと同じディレクトリ内で新規フォルダを作成します。
▶ ファイルを複製する
shift+command+D で、LaunchBar上で選択しているアイテムを複製します。
同じフォルダ内で「○○のコピー.拡張子」といった複製が作られます。

(※ command+D じゃないので注意)
▶ クリップボードへコピーする
command+C で LaunchBar上で表示しているファイルを、クリップボードへコピーします。

テキストエディタなどでペーストすると、UNIX形式のパスをペーストできます。
また LaunchBar上でファイルをコピーし、Finderで任意のフォルダのウインドウを表示して、そこで command+V でペーストすると、そのファイルの複製が作られます。

option+command+C で、そのファイルの内容をクリップボードへコピーします。

画像ファイルなら その画像を、テキストファイル(「.txt」「.rtf」、画像付きの「.rtfd」は不可)なら そのテキスト全文をクリップボードへコピーします。
ファイルを開かずに内容をコピーできるので、画像を使いたい場合など便利です。
LaunchBar で選択しているものが「フォルダ」や「アプリケーション」などの場合は、この機能は使えません。
shift+command+C で、コピーとペーストを同時に行います。
ペースト対象は、最前面のアプリケーション(LaunchBar以外)です。
例えば、あるフォルダをFinderウインドウを表示させておいて(Finderが最前面の状態)、LaunchBar を呼び出してファイルを表示し、これを実行すると、そのファイルがフォルダに複製されます。
option+shift+command+C で、そのファイル内容のコピーとペーストを同時に行います。
ペースト対象は、最前面のアプリケーション(LaunchBar以外)です。
LaunchBar で選択しているものが「フォルダ」や「アプリケーション」などの場合は、この機能は使えません。
▶ その他
- command+Y(or Space ※「Space」はファイル選択時のみ)でQuickLook
- option+command+Y でスライドショー(フルスクリリーン)
- command+delete でアイテムをゴミ箱へ移動
- command+I(アイ) でインフォメーションウインドウを開く
- command+T でターミナルで開く
launchbar_drag_to
【 ファイルを別のフォルダへ移動・複製・エイリアスを作る 】
Instant Send や、command+G(Finderで選択しているものをLaunchBarで表示する) などでピックアップしたものを、別のフォルダに移動したりできます。
(1)例えば、Finderでファイルを選択して Instant Send で LaunchBar に送ります。

(2)この状態で「PIC」とか入力して「ピクチャ」フォルダを表示させると、
「Drag to “Pictures”」となります。

(Instant Send じゃない場合は、tab で「Send to...」を実行してから、「PIC」とかの文字入力してフォルダを選択)
(3)これを return で実行すると、下のようなメニューが表示され(設定による)、メニューでその次の行動を指定できます。

マウスやカーソルキーで選択して実行するか、ファンクションキーでそれぞれの項目を実行します。
- Move to "○○○" フォルダに移動
- Copy to "○○○" フォルダに複製
- Make Alias エイリアスをフォルダに作成
- Make Hard Link ハードリンクをフォルダに作成
- Make Symbolic Link (Absolute) 絶対パスのシンボリックリンク作成
- Make Symbolic Link (Relative) 相対パスのシンボリックリンク作成
LaunchBar上で、シンボリックリンクファイルを command+delete でゴミ箱へ移動したりすると、実体ファイルの方がゴミ箱行きになるので注意。
エイリアスの方は、ちゃんとエイリアスファイル自身がゴミ箱へ移動されます。
メニューで移動か複製かなどを選択する(3)は、(2)の状態で実行するときに修飾キーを押しながら return で省くことができます。
例えば control+return で実行すると、「Make Symbolic Link (Absolute) at “Pictures”」となり、「ピクチャ」フォルダにファイルのシンボリックリンクを作成します。

(※control を押した時点で「Make Symbolic Link ~」と表示される)
修飾キーの組み合わせは下のようになります。
- command+return ファイルを移動
- option+return ファイルを複製
- option+command+return エイリアスを作成
- control+return 絶対パスのシンボリックリンクを作成
- control+option+return 相対パスのシンボリックリンクを作成
- control+shift+return ハードリンクを作成
どれも修飾キーを押さえた時点で、LaunchBar のウインドウに表示されるので分かり易いです。
関係ないことだけど、シンボリックリンクの「絶対パス (Absolute)」と「相対パス (Relative)」について。
絶対パスと相対パス、両方のシンボリックリンクを作ってみて、ターミナルを起動し、そのディレクトリで「
ls -l
」を実行した結果です。
赤の方が絶対パス(Absolute)のシンボリックリンク
黄の方が相対パス(Relative)のシンボリックリンク
相対パスのシンボリックリンクは「
->
」に続くパスが、実体ファイルのパスと相対して同じディレクトリ部分が省略されます。この相対パスのシンボリックリンクを、別のディレクトリに移動すると本体を認識できなくなるので、たいていの場合は絶対パス(Absolute)の方を使う方がいいでしょう。
このエントリでのまとめ
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この記事では LaunchBar 5 beta 3 (630) を使用しています。
(※
'09/03/01 まで試用期限が延長されました。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Objective Development
Download page : LaunchBar 5 Beta
(関連記事)
LaunchBar/ Finder の操作(2)
LaunchBar
(すべてのLaunchBar関連の記事のリンクは『LaunchBar』の記事にあります)
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