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SafariDrag : Safariでテキストなどをドラッグ&ドロップしていろいろ操作する
SIMBLプラグイン
OS10.4.11以上(UB)
フリーウェア
Safariでテキストや、ハイパーリンク、画像イメージなどを、表示される項目にドラッグ&ドロップすることによって、検索やダウンロード、画像を任意フォルダに保存、などいろいろ操作できるSIMBLプラグイン「SafariDrag」の紹介です。
【 SafariDrag - 概要 】
インストール後にSafariを起動して、例えばテキストを選択してドラッグし始めると、ウインドウの下の方に、下のような「ターゲットパネル」というものが表示されます。

例えば、そのテキストを「Wikipedia」の項目(ターゲット)のところへドラッグ&ドロップすると、新規タブにてそのテキストをWikipediaで検索結果ページを表示します。
(関係ないことだけど、テキストをドラッグするときは、テキストをダブルクリックなどで選択して、一呼吸置いてから、ドラッグし始めるとやり易いです。)
デフォルトの設定では、テキスト用の検索エンジンは「Google」「Wikipedia」「和英辞典 - goo辞書」「英和辞典 - goo辞書」が設定されています。
SafariDrag をインストールすると、Safariのメニューに「SD」という項目が追加されます。

ここで、SafariDrag の有効/無効、環境設定を実行します。
【 SafariDrag - 環境設定 】
環境設定の「表示」タブでは、ターゲットパネルの表示方法・位置、ターゲットの数などを設定できます。

「詳細」タブでは、新たに追加したターゲットに機能を割り当てたり、既存のターゲットの編集をします。

左側に各ターゲットの項目が表示され、それをダブルクリックするか、項目を選択して「編集...」ボタンをクリックするかで編集できます。
このリストで各ターゲットをドラッグ&ドロップして、表示される順番を変更することができます。
【 SafariDrag - 環境設定 - アクション 】
ターゲットの「種別」では、いろいろなアクションが用意されています。

▶ 検索
テキストをターゲットにドラッグ&ドロップして、任意の検索エンジンで検索するときに使うものです。
「種別」で「検索」を選択すると、任意の検索エンジンを登録することができます。
例えば「Mac onlineware search」をターゲットにしたいとき、環境設定のダイアログで下のように設定します。

タイトル : Mac onlineware search( option+return で改行できる)
エンコード : UTF-8
検索用文字列 : http://www.google.com/cse?cx=012261539793648953536:amxtz7vcqso&cof=FORID:0&q=%@
登録が完了すると、テキストをターゲットにドラッグ&ドロップして検索することができます。

検索エンジンの登録は、(一概には言えませんが)登録したい検索エンジンで「%@」をキーワードとして検索して、その結果のページのURLを「検索用文字列」にコピペするといいでしょう。
「エンコード」は、その検索エンジンのページのHTMLソースを見ると、たいてい
<head>
から </head>
の間に、charset=○○○
と表記されているので、それに設定します。また、いろいろな検索エンジンの登録用データが『アイテム - データベース: SearchEngines - wedata』に公開されているので、それを使うこともできます。
ダイアログで「wedataから取得...」をクリックすると、下のようなダイアログが表示され、好きな検索エンジンを簡単に登録することができます。

また、この「wedata」に自分が登録した検索エンジンのデータを登録して、共有することもできます。
試しに僕もいくつか登録してみました。
- Mac onlineware search
- Script Editor で開く
ドラッグ&ドロップしたAppleScriptのソースコードをScriptEditorで開きます - Help Viewer で検索
ヘルプビューアを起動して、そのテキストで検索 - man
ターミナルを起動して、「man ○○○
」を実行してマニュアルページを表示します
▶ リンクを開く
- リンクを開く
- リンクを新規タブで開く
- リンクを現在のタブの背面に新規タブで開く
これらを設定したターゲットにハイパーリンク、リンクのないURLテキストなどをドラッグ&ドロップすると、そのページを開きます。
例えば「リンクを新規タブで開く」をターゲットに登録してみます。

SafariDrag ではよく2ちゃんねるで見かけるような、頭の「h」のないURLアドレスを開くこともできます。
ttp://www.apple.com/jp/

また画像ファイルを、この「リンクを新規タブで開く」ターゲットにドロップすると、その画像のみを新規タブで開きます。
▶ ダウンロード
- リンク先のファイルをダウンロード
Safariの環境設定で指定しているフォルダにダウンロードします。
通常であれば「ダウンロード」フォルダに保存します。 - リンク先のファイルを別名でダウンロード
実行する度にSaveダイアログが表示されて、ファイル名・保存先フォルダを指定します。 - リンク先のファイルを任意のフォルダにダウンロード
SafariDrag の設定で指定したフォルダにダウンロードします。
例えば、デフォルト設定のターゲットの「ダウンロード」にドラッグ&ドロップして、リンク先のファイルをダウンロードできます。

▶ 画像ファイルを保存する
- イメージを保存※
- イメージを別名で保存
- イメージを任意のフォルダに保存
- イメージをiPhotoライブラリに追加
※僕の環境では、なぜか「イメージを保存」がうまく機能しません。
別にこれが機能しなくても、任意フォルダに保存するようにして、保存先を指定しておけばいいだけなので、問題ありません。
例えば、ターゲットを次のように編集してみます。

種別 : イメージを任意フォルダに保存
タイトル : ねこ画像(ターゲットに表示される内容。任意の内容でOK)
保存先 : 「選択...」ボタンで任意フォルダを登録
こんな風に設定します。これで、Safariで表示しているサイトの画像をドラッグ&ドロップすれば、簡単にそのフォルダに保存できます。

こんな感じで、画像収集用にいろいろな画像用フォルダをターゲットに登録して行くと、便利です。
「iPlace」よりも、一手間少なく画像をダウンロード・保存できるので便利。
【 SafariDrag - インストール 】
インストールは、ダウンロードした「SafariDrag.bundle」ファイルを下記の場所に保存します。
(個別ユーザで使用する場合)
/Users/登録アカウント名/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/
(すべてのユーザで使用する場合)
/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/
Safariを起動中であれば、再起動後にプラグインが有効になります。
PlugSuit で、この「SafariDrag」を使用すると、僕の環境ではなぜだか「SafariStand」の一部機能が使えなくなる不具合が出ました。
まあ、原因がよくわからないんだけど、PlugSuit から SIMBL の実行環境に変えると、すべてのSIMBLプラグインが正常に機能するようになりました。
PlugSuit から SIMBL に戻した場合は、ターミナルで
sudo chown -R root:admin /Library/InputManagers
のコマンドを実行して(管理者のパスワード入力が必要)、「オーナー」と「ユーザグループ」を設定し直した方がいいです。この記事では SafariDrag 0.0.4 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : cyan-stivy.net - Top
Download page : cyan-stivy.net - SafariDrag
(関連記事)
SIMBL --- Cocoaアプリケーションの機能拡張プラグイン
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