1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-713.html

SimpleCap : 使いやすく高機能なスクリーンショット撮影ツール
OS10.5以上(UB)
フリーウェア
使いやすく高機能なスクリーンショット撮影ツール「SimpleCap」の紹介です。
特定のウインドウ、矩形選択した範囲、メニューバーのドロップダウンメニュー、スクリーン全体、特定のアプリケーションのすべてのウインドウ、ウィジェット、多彩なパターンでスクリーンショットを撮影できます。
【 SimpleCap - 概要 】
起動するとメニューバーの右側にカメラのアイコンが表示されます。

option+command+0(ゼロ) を入力すると、上のメニューが開きます(デフォルト設定)。
このメニューが開いてからカーソルキーなどで撮影エリアを選択もしくは、数字の各ホットキーを押してスクリーンショットの撮影モードになります。
例えば 9を押して「ウインドウ」を撮影してみます。
撮影モードに入り、フォーカスが当たっているウインドウ以外は薄暗くなり、該当のウインドウ右上に SimpleCap の各種操作用のアイコンが表示されます。

この状態で 赤丸ボタン◎ をクリックするか、spaceキー を押すと、撮影します。
×⃝ をクリック、または escキー でキャンセル。
撮影するとすぐに「Simple Viewer」が開き、この撮影した画像ファイルを確認し、また次にどのように扱うか、をいろいろ選択できるようになっています。

例えば右側の縦に並んだアプリのアイコンをクリックして、そのアプリケーションで画像ファイルを開いたり、下の各種操作アイコンで「ゴミ箱」をクリックして削除するとか、そんな具合に操作できます。
基本的な操作の流れはこんな感じです。
SimpleCap は多機能で、もっと細かい部分を説明すると・・・
【 SimpleCap - 撮影モードのときの操作 】

各種ボタンでこのように撮影します。
▶ 撮影する
赤丸ボタン◎ を普通にクリックすると、すぐに撮影。
赤丸ボタン◎ を command+クリック すると撮影した画像を(ファイルに残さず)クリップボードにコピーします。

メニューバーのアイコンに「クリップボードにコピーされました」とポップアップ表示される。
赤丸ボタン◎ を option+クリック すると、連続撮影になります。
(撮影後に「Simple Viewer」を表示せずに連続して撮影できる状態になる)

連続撮影しているときには、メニューバーのアイコンに撮影したファイル名がポップアップ表示される。
▶ タイマー撮影する
タイマーで撮影するときはフローティングウインドウでカウントダウンを表示します。

▶ クイック設定メニュー
★のアイコンをクリックして「クイック設定メニュー」を表示します。

画像の保存形式や、ウインドウに影を付ける、デスクトップ画像を付ける、マウスカーソルも含めて撮影 などの設定ができます。
クイック設定メニューの内容は、ウインドウ撮影なのか、スクリーン全体の撮影なのか、矩形選択範囲の撮影なのか、撮影エリアによって内容は違ってきます。
【 SimpleCap - 「Simple Viewer」のときの操作 】
スクリーンショットを撮影後には「Simple Viewer」で、撮った画像を表示します。このウインドウ中のアイコンをクリックしていろいろ操作できます。

撮った画像が気に入らなければ、option+space を押して、再度同じ方法で撮影し直します。
escキー で「Simple Viewer」ウインドウを閉じます。
このビューアは撮影した画像の保存先のフォルダ内の画像を表示します。SimpleCap で撮影していない画像であってもブラウズできます。
右上の縦に並んだアプリケーションのアイコン群は、予め登録しておいたアプリケーションで、それで表示中の画像を開くことができます。
アプリケーションの登録は、環境設定の「ビューア」タブにて設定できます。

歯車メニュー > 現在の縮小率で保存する( command+S )
で違うサイズのものを別名保存できます。

ウインドウ右下に画像の縮小率が表示されるので、ウインドウをドラッグ&ドロップして好きな縮小率にした後、画像を保存します。
保存後のファイル名は、縮小率が 60% であるなら「○○○-60%.png」とか、こんな名称になります。
また Simple Viewer の画像を、他のアプリケーションのウインドウへドラッグ&ドロップして渡すことができます。Finderにドラッグ&ドロップすれば複製を作ることもできます。

【 SimpleCap - 様々な撮影方法 】

SimpleCap には様々な撮影方法があります。
- ウインドウ 9
- 選択範囲 8
- メニュー 7
- スクリーン 6
- アプリケーション(起動中のもの)
- ウィジェット
▶ ウインドウ 9
「ウインドウ」単位で撮影します。
マウスで該当のウインドウをクリックするか、カーソルキーでフォーカスを移動します。
ウインドウを shift+クリック で複数ウインドウを選択でき、同時に撮影できます。

▶ 選択範囲 8
マウスで矩形選択して、その範囲を撮影します。

選択範囲の境界線や四隅をドラッグ&ドロップして、範囲の大きさを調整します。
commandキーを押しながら拡大縮小すると5pxずつになる。
選択範囲の内部をドラッグして、撮影範囲をそのまま移動します。
カーソルキーで1pxずつ、option+カーソルキー で10pxずつ、選択範囲を移動できます。
shiftキー を押しながら選択範囲の拡大縮小・移動を行うと、比を保ったまま拡大とか、平行移動とかになります。
また、command+Z or shift+command+Z で Undo, Redo が使えるようになっています。

★アイコンをクリックして「クイック設定メニュー」から、「角丸」にしたり、写真フレーム風に「白枠」を付けたりとかできます。

(↑試しに角丸・影付きで撮影してみたところ)
また、クイック設定で選択範囲を予め設定しておいた数値で、素早く設定選択することができます。ブログとかで使うスクリーンショットならば、大きさを揃えておきたい人にとっては便利な機能です。
このサイズ数値の設定は環境設定の「選択範囲」タブにて設定します。

▶ メニュー 7
ドロップダウンメニューを撮影します。
撮影したいものを表示させておいてから、タイマーで撮影するようになります。

上の画像では分かりづらいけど、僕の環境ではメニューバーの帯の部分が透明になったり、アプリの各メニューの部分が撮影できなかったりします。
▶ スクリーン 6
画面全体をタイマーで撮影します。
便利な機能として、環境設定の「オプション」タブにて、デスクトップ上に存在する各種アイコンを撮影しないようにする機能があります。

▶ アプリケーション
サブメニューの起動しているアプリケーションの中から1つを選び、そのアプリすべてのウインドウを撮影します。

▶ ウィジェット
「ウインドウ」を撮影するのと同じ要領でウィジェットを撮影できます。
この項目を実行するとすぐに Dashboard が起動するので、撮影したいウィジェットを選択します。

shiftキー を押しながら複数のウィジェットを同時にフォーカスすることもできます。

(↑ 試しに撮影したウィジェット)
【 SimpleCap - 環境設定 】
▶ 「一般」
撮影した画像ファイルの保存先のフォルダの指定、デフォルトの撮影する画像のフォーマットなどを設定します。

▶ マウスカーソル
マウスカーソルをスクリーンショットに含めるかどうか、設定します。

「マウスカーソル表示にプライベート関数を使う」にチェックしていると、複製を作るときなんかにマウスポインタが◀+⃝ のように変化したのを、そのまま撮影するようになります。

(参考)
『マニュアル - Mac用スクリーンショット SimpleCap』
この記事では SimpleCap 1.2.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Mac用スクリーンショット SimpleCap
Download page : ダウンロード - Mac用スクリーンショット SimpleCap
▽同じ「タグ」が付いた関連記事
こちらこそ、SimpleCap を便利に使わさせてもらってます。ありがとうございます。
今ごろ気付いたけど、もうずいぶん前に version1.2.1 が公開されてたんですね。
1.2.0 での紹介になってしまいました・・・。
あと、Simple Viewer で設定しておいたアプリケーションで画像を開いたときに、「Simple Viewer」のウインドウを閉じることができれば・・・うれしいなあ、なんて思ったりします。(僕の使い方の場合)
一般的には閉じない方がいいのかな?
なるほど。ちょっと考えてみますね。
trackback URL