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LaunchBar : コマンド入力ランチャ+多機能ユーティリティ
OS10.4以上(UB)
シェアウェア Single License €24, Family License €39, Update €9
LaunchBar で呼び出せるアイテムは「Index」に登録されているものです。
option+command+I(アイ) で、Indexウインドウが開きます。

左ペインには「Indexing Rules」と呼ばれる、LaunchBar の省略名検索(Abbreviation Search)で呼び出せるアイテム構成、それの元となるリストが表示されます。
LaunchBar で探しているものがなかなか表示されていないときには、この「Indexing Rules」からブラウズしてみるのもいいかもしれません。

Indexウインドウ左下に「✓」マークがあるので、これをクリックすると、Index Rules で不使用になっている項目が、チェックボックスと共に表示されます。
例えば、Firefoxのブックマークを LaunchBar で表示させたいときは「Firefox Bookmarks」にチェックします。

ツールバーの「New」「Folder」ボタン、左下の「+」メニューで、Index Rule を追加できます。
左下の歯車メニューや、コンテキストメニューで削除や編集などできます。
Indexウインドウで何か変更したときは、ウインドウを閉じるときに、その内容を保存するかどうか確認ダイアログが表示されます。

「Indexing Rules」には、様々なものが登録されています。
- アプリケーション
- 各システム環境設定パネル
- スマートフォルダのような「Category」
- Actions
- サービスメニュー
- Dockに登録されたフォルダ
- マウントされたボリューム
- そのMacでの各ユーザアカウント
- ネットワーク環境
- アドレスブックの各カード
- iCal のカレンダー
- iTunesライブラリ
- iPhotoライブラリ
- 各種Webブラウザのブックマーク・履歴
- ホームフォルダなどの主立ったフォルダ
- Search Template
- UNIXコマンドがある各フォルダ(Finderでは不過視)
- UNIXコマンド
この Index に、自分のよく使うフォルダなどを登録したり、デフォルトで登録されているものを編集したりして、LaunchBar を使い易くして行きます。
【 LaunchBar - Index - Webブラウザのブックマークを登録 】
例えば、Safariのブックマークはデフォルト設定で読み込まれるようになっています。

Safariのブックマークを LaunchBar で表示しないときは、左ペインのチェックを外します。
個別のブックマークで表示させたくないものは、右ペインで「Index」タブを表示して、それぞれのブックマークのチェックを外します。
右ペインの「Options」タブで、オプション設定ができます。

「Access items via sub-search only」にチェックすると、普通に LaunchBar で検索するときに、個別のブックマークは表示されなくなります。
「Safari Bookmarks」は表示されますが、個別のブックマークはここから下部階層へブラウズして、その階層のみでの省略名検索(sub-search)するようになります。

ブックマーク以外の他の Index でも「sub-search only」は、使えるので、使用頻度が低いものはこれのチェックを入れておくといいでしょう。
「Allow searching for enclosing bookmarks folder name」にチェックすると、Safariのブックマークフォルダの名前を入力すると、そのフォルダ内のブックマークを表示します。
(↓「BOOKMARKSBAR」と入力すると、ブックマークバー内を表示)

(普通はそのフォルダのみが表示されて、下部階層に進まないと個別のブックマークは表示されない)
「Allow searching for host name」にチェックすると、そのブックマーク名だけでなく、アドレスに含まれるホスト名での検索もできるようになります。

中央に表示されているアイコンのところに、他のWebブラウザのブックマークファイルをドラッグ&ドロップして、そのブラウザのブックマークに変更することもできます。
その下の「Select Bookmarks File」のリストから選択してもOKです。
別にこの「Options」タブから、ブックマークの読み取るファイルを変更しなくとも、Indexウインドウ左下の「+」メニューから新規追加した方がいいです。

LaunchBar では、ブックマークなどの内容をスキャンして、それでLaunchBar上にそれを表示できるようにしています。
「Schedule」タブでは、スキャンするスケジュール設定を行います。

「Update periodically」はスキャンして内容をアップデートする間隔の時間を設定できます。
「Update automatically」は、変更を加えたときなどに自動的に内容をリスキャンしてアップデートします。
両方にチェックを入れて実行することもできます。
また手動でアップデートする場合は、「Index」タブで下の「Update」ボタンでもできるし、それぞれの Index rule を選択してコンテキストメニューから、もしくは command+R でもアップデートできます。
ツールバーの「Update」ボタンで全体のアップデートなども実行できます。

【 LaunchBar - Index - アプリケーションを登録 】
アプリケーションはデフォルトで Index rule の「Applications」に登録されています。
これも「Index」タブに登録されているものの一覧が表示されるので、チェックを付けたり外したりして、LaunchBar で表示させるものを取捨選択して行きます。

項目を control+クリック(右クリック)してコンテキストメニューで、そのファイルをFinderで表示したりできます。

日本製のアプリケーションの中には、英語リソースを含まないものもときどきあり、LaunchBar の Index で日本語名で表示されるものもあります。
LaunchBar の Abbreviation Search(省略名検索)では、日本語入力できないので、そういものを選択したいときに困ります。
そういうときに、Indexでその項目を選択して returnキー を押すなどして
Alias name をアルファベットの名前にしておきます。
例えば「スペースノイド Q」というアプリケーションがあるとします。

これで「SpaceNoid Q」という Alias name に変換します。

(※オリジナルのファイル名は変更されない)
Alias name を付けた項目は、紺色の文字で表示されるようになります。
ツールバーの i マークをクリックすると、ドロワーが開いて詳細を確認できます。

これで日本語名しかないアプリでも、簡単に LaunchBar で省略名検索できるようになります。

(※LaunchBarで呼び出したいからと言って、Finderでファイル名を変更しないようにしましょう。特にアプリケーションの名前を変更すると、いろいろ問題があります。この「Alias name」を変更するようにした方がいいです。)
Alias name を元に戻したいときは、Indexのコンテキストメニューで
「Revert to Original Name」で元に戻せます。
「Options」タブで、LaunchBarで読み込むアプリケーションを保存しているフォルダを指定できます。

下側にフォルダのパスが表示されるので、この場所以外にアプリケーションを保存している場合は、「+」ボタンでそのフォルダを指定します。
「そんなの面倒だ」という場合には、プルダウンリストで「Search Everywhere」を選択し、すべてのアプリケーションを読み込むようにします。

【 LaunchBar - Index - UNIXコマンドを登録する 】
いくつかのUNIXコマンドは、デフォルトで LaunchBar の Index Rule の
「UNIX Executables」に登録されています。

ここに新たにUNIXコマンドを登録したいとき、下の「Add...」ボタンのOpenダイアログからは登録できません。
UNIXのコマンドラインツールは不可視フォルダ内にあるので、このOpenダイアログでは指定できないのです。だから、Finderで不過視フォルダを表示させて、コマンドをIndexウインドウに直接ドラッグ&ドロップします。
例えば、日本語マニュアルを提供する「jman」を Index に登録する場合、
/usr/local/bin/jman
の場所にコマンドが保存されています(普通にインストールした場合)。
LaunchBar で「USRLOCAL」とかタイプして、このフォルダを表示します。

→ で下部階層に進み「jman」を選択して、command+return でFinderに表示します。

(パスを Instant Send で送ることでも、LaunchBar上で表示できます)
これを Indexウインドウにドラッグ&ドロップして登録します。

あとは command+R でリスキャンすれば、簡単に LaunchBar の省略名検索で呼び出し、使うことができます。

このエントリでのまとめ
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この記事では LaunchBar 5 beta 5 (632) を使用しています。
(※ '09/03/01まではベータ版がフリーで使用できます)
(ダウンロードリンク)
Site top page : Objective Development
Download page : LaunchBar 5 Beta
(関連記事)
LaunchBar/ Index の設定(2)
LaunchBar
(すべてのLaunchBar関連の記事のリンクは『LaunchBar』の記事にあります)
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