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LaunchBar : コマンド入力ランチャ+多機能ユーティリティ
OS10.4以上(UB)
シェアウェア Single License €24, Family License €39, Update €9
前のエントリでは LaunchBar の機能をちょっとマニアックに説明しましたが、この記事では詳細な説明をせずに「LaunchBar でどういったことができるのか」に焦点を当てて、便利な具体的使用例を挙げてみたいと思います。
▶ Googleで検索する
「GJ」とか入力して、Google Japan の Search Template を呼び出す。

これで Space を押して、検索語句を入力し return。
WebブラウザでGoogleでの検索結果のページを表示します。

同じ要領で「Wikipedia」などの検索エンジンも使えます。

「Search Template」については別のエントリで採り上げたいと思います。
▶ 辞書.app で単語の意味を調べる
「DIC」とかタイプして「Dictionary.app」を呼び出して、Space を押すと、下のように文字を入力できるようになります。
調べたい語句を入力して(日本語入力もできる)、return で実行すると、辞書.app でその語句の意味を表示します。

▶ UNIXコマンドのマニュアルを見る
「MAN」とタイプして UNIXの「man」コマンドを呼び出し、Space でテキストフィールドを表示させて、調べたいコマンド名を入力して実行する。

ターミナルが起動して、そのマニュアルページを表示します。
Search Template でも同様のことができます。

日本語マニュアルの「jman」も、同じ要領で調べることができます。

▶ iTunes Store で検索する
LaunchBar上で iTunes を表示し Space を押して、検索したい語句を入力して実行します。

iTunes が起動し「iTunes Store」での検索結果を表示します。
また、LaunchBar上で iTunes を表示したときに → で下部階層に進むと、プレイリスト・アーティスト・アルバム・レート・全曲、いろいろな方法でブラウズできるようになっています。

▶ クリップボード履歴からペーストする
option+command+] のホットキーで、クリップボード履歴を表示します。

カーソルキーなどで選択して return でペーストします。
長い文章や画像の中身を確認したい場合は、Space でQuickLook表示されるので、簡単に確認できます。
また、command+] のホットキーを入力すると、Auto Activation モード(オレンジの矢印マークが目印)でクリップボード履歴を表示します。

そのまま commandキー を離さずに ] を押して行って選択し、キーを離すとペーストします。
※ command+] は、FinderとほとんどのWebブラウザのページを「進む」に割り当てられているので、LaunchBar のホットキーを変更した方がいいです。
(Preferences > Clipboard から変更できます)
▶ iCalにイベント・ToDoをポストする
(ToDo登録する場合)
LaunchBar 上で iCal を表示し、→ or Space で「カレンダー」を選択します。
さらに Space or return を押して、下のように入力します。

これを実行すると、iCalが起動して、この内容のToDoが登録されます。

書式は下のようになります。
ToDo項目内容 > 日付 (「> 日付」なしで「ToDo項目内容」だけでももToDo登録できる) |
(イベントを登録する)
同じ要領でカレンダーを呼び出し、Space を押して、下のように入力します。

これで、iCal の新規イベントが登録されます。

書式は下のようになります。
イベント内容 @ 日付 時間 (「時間」を省略してもOK) |
▶ Spotlightで検索する
LaunchBar を呼び出して、shift+command+F を押して(もしくは「Search in Spotlight」に割り当てたホットキーで呼び出す)下のように入力して実行します。

これでFinderウインドウで Spotlightの検索結果が表示されます。
ただ、これを使うなら普通に Finder が最前面のときに
・command+F 検索
・shift+command+F ファイル名検索
を使っても大して変わらないと思う。
僕の場合使うのはほとんどが「ファイル名検索」なので。
▶ 現在の日時を確認する
「SDAT」とかタイプして「Show Date and Time」Actionを呼び出して実行します。

LargeType で現在日時が大きく表示されます。
▶ スクリーンセーバを起動する
「SSS」とかタイプして「Start Screen Saver」Actionを実行します。

▶ 選択しているフォルダをターミナルのカレントディレクトリとする
LaunchBar 上で「フォルダ」を表示しているとき、command+T を押すと、ターミナルが起動してそのフォルダをカレントディレクトリにします。
(「
cd directory path
」を実行します)
▶ 計算機として使う
command+= などで計算機モードにし、計算式を入力して実行します。
(例)√9 × 3²

Large Type で結果を表示します。

▶ Finderで選択しているファイルを特定のアプリケーションで開く
Finderでファイルを選択し、LaunchBar を呼び出すホットキー(デフォルトは command+Space )を長押しして LaunchBar に送ります。
(※LaunchBar を呼び出すホットキー長押しでも「Instant Send」が使えます)

これで tabキー を押すと、「Open with ○○○」となり、
そのファイルを開くアプリケーションを選択できます。

('09/01/21追記)
コメントで教えて頂きましたが、Instant Send で LaunchBar に送った場合(ウインドウ右端に ⇥ tabキー のマークが表示されるとき)は、別に tabキー を押さなくとも、開きたいアプリケーションの省略名入力(Abbreviation Search)がすぐにできるようです。
それと省略名入力するときに、そのタイプした最後の文字のキーを長押しすることによって、return を押さずとも実行できます。
「プレビュー.app」で開くとすると、
P R E 長押し(最後の"E"を長押し)
これは Instant Open 機能と言って、また別のエントリで採り上げる予定。
(追記おわり)
▶ URLを特定のWebブラウザで開く
例えば、Safariで開いているページをFirefoxで見たいとき
command+L でアドレスバーを選択します。
(たいていのWebブラウザでは command+L でアドレスバーを選択します)
これを「Instant Send」で LaunchBar に送ります。

これで tab を押すと、「Open with ○○○」となり、
そのURLを開くアプリケーションを選択できます。
「F」とか入力してFirefoxを選び実行します。

('09/01/21追記)
コメントで教えて頂きましたが、Instant Send で LaunchBar に送った場合(ウインドウ右端に ⇥ tabキー のマークが表示されるとき)は、別に tabキー を押さなくとも、開きたいアプリケーションの省略名入力(Abbreviation Search)がすぐにできるようです。
(追記おわり)
このエントリでのまとめ
|
この記事では LaunchBar 5 beta 3 (630) を使用しています。
(※
'09/03/01 まで試用期限が延長されました。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Objective Development
Download page : LaunchBar 5 Beta
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Instant Send で Launchbar に送った場合はタブキーを押さなくても、アプリ呼出しが可能ですよ。
ちなみにアプリや検索等も呼出しの最後のキー長押しで可能です。
例に挙げられている Safari から Firefox だと URL を選択後、「Launchbarホットキー長押し→Fキー長押し(FでFirefoxが一番最初に来る場合)」でいけます。
「長押し起動」はキー入力で何が呼び出されるか、ある程度憶えておかないといけませんが、入力が少なくなるので慣れると便利ですよ。
Instant Send で送った場合には「tab」キーは押さなくても済むんですね。
これは知りませんでした。情報ありがとうございます。これで操作がずいぶん楽になりました。
キー長押しの Instant Open 機能は、別のエントリで採り上げる予定です。
この機能はちょっと使い込んで行かないと厳しいですね。どういったキーの組み合わせで、どういった風に使って行けばいいか試行錯誤中です。
また便利な使い方とか、あったら教えて下さい。
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