bgpict2.png 
わかばマークのMacの備忘録
初心者による Mac OSX の便利な使い方や、ソフトウェアの紹介など、Macのこといろいろ。

2023 / 06

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 



http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-572.html

Quicksilver/ キーボード操作でウインドウを動かす
icn_Quicksilver
Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ


久々の Quicksilver の話です。
macosxhints.com - Move and resize app windows via AppleScript』にAppleScriptで最前面のウインドウを動かす方法が紹介されています。

AppleScript を使って最前面のウインドウを操作し、Quicksilver のTrigger で、それにホットキーを割り当てます。

(別に Quicksilver でなくとも ButlerSpark などを使って、AppleScriptの実行にショートカットを割り当てて使用することもできます。)



まず、『macosxhints.com - Move and resize app windows via AppleScript』より、スクリプトをダウンロードします。
080531qs1

この中には9個のAppleScriptが保存されています。
「Finder window 1 remember position (toolbar off-on).scpt」は今回の趣旨とは違うものなので無視しておいていいでしょう。

これらのスクリプトをフォルダごと、
/Users/登録アカウント名/Library/Scripts/
に保存します。
(Quicksilver でのみの使用ならば、どこに保存してもOK)

例として「Frontmost application window snap to grid move down .scpt」(以下、move down)を採り上げます。

080531qs2これを Quicksilver の Trigger に左のように登録します。

・Object「move down.scpt」
・Action「Run

これをホットキー登録して、
⌘⌥
に登録してみます。
(ホットキーは任意のものでOK)



Triggerに登録完了後に、下ようにFinderウインドウがアクティブな状態でホットキーを入力すると、ウインドウが下にグリッドに沿って動きます。
080531qs3

最前面のウインドウが操作対象になります。
ちょっと動き始めのときは、ぎこちない感じで動くけど、許容範囲内です。


他のスクリプトも同様に
⌘⌥↑ : move up
⌘⌥↓ : move down
⌘⌥→ : move right
⌘⌥← : move left

⌘⌥⌃← : reduce horizontally(ウインドウを水平方向に小さくする)
⌘⌥⌃→ : increase horizontally(ウインドウを水平方向に大きくする)
⌘⌥⌃↑ : reduce vertically(ウインドウを垂直方向に小さくする)
⌘⌥⌃↓ : increase vertically(ウインドウを垂直方向に大きくする)
[ ウインドウを大きく、小さくするときの起点はウインドウ左上 ]

こんな感じで Trigger登録して、ホットキーに登録しておくと、キーボードの操作で最前面のウインドウの操作ができるようになります。
(ホットキーは任意のものでOK)





なお、このスクリプトにはスクリーンサイズを前もって設定しておかないといけません。(デフォルト設定は 1280x800 のサイズ)また、動かすときのグリッド幅も調整できます。

また例として「increase vertically.scpt」をScriptEditorで開きます。
080531qs4

ここの最初のところの、スクリーンサイズの高さを設定している変数「_screenHeight」があるので、ここに自分のスクリーンサイズを設定します。

僕のiMacでは標準のままの 1680x1050 なので、数字のところを「1050」として、スクリプトを上書き保存します。

最初の行の「_gridSize」はグリッドサイズを設定しているもので、調整したいときは数字を変更します。


このスクリーンサイズ設定の変更を、それぞれのスクリプトで行い、
_screenWidth(横幅)」「_screenHeight(高さ)」の数字を変更して上書き保存します。






この記事では Quicksilver(3815) を使用しています。


(このAppleScriptのダウンロードリンク)
Site top page : macosxhints.com - OS X tips and tricks!
Download page : macosxhints.com - Move and resize app windows via AppleScript


(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ

すべてのQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にあります。

edit

Quicksilver | CM:2 | TB:0

tag : Quicksilver  AppleScript  KeyBind 

+




Quicksilver ---------- waterloo | URL 2008/06/05, 21:34 | edit
Quicksilverを華麗に使いこなしたいのですが,なかなか上達しません。。。
Quicksilverに関する記事,もうずいぶんあるんですね。
読み返すとたいへん参考になります。
いつも感謝です。


---------- wakaba | URL 2008/06/05, 23:03 | edit
> waterlooさん、こんばんは。

わざわざ、どーもです。
僕もQuicksilverを使いこなしたいと思って、いろいろ試してブログで書いてきましたが、実際に使ってる機能はそんなに多くないですね。

ある1つのことをするのに、Quicksilverを使うと返ってやりくい場合もありますし、器用貧乏にならない程度で使ってます。

でもQuicksilverがあるだけで、いろんな選択肢が増えることは間違いないと思います。


管理者にだけ表示を許可する
 

trackback URL