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Quicksilver B5X : もう一つのQuicksilver
OS10.4以上(UB)
フリーウェア
Quicksilver がオープンソースになってから、作られた「Quicksilver B5X」の紹介です。
この Quicksilver B5X のバージョンは、これを書いている時点で β55 です。
この B55 をずいぶん前にダウンロードしてましたが、使わずに Quicksilver(3815) を使っていました。でも特に最近 Quicksilver(3815) で不具合が多くなってきたので、このB55を試してみることにしました。
吉と出るか?凶と出るか?
※これを見て Quicksilver B55 をインストールする方は、自己責任で。
また、このB55がバージョンアップしたときには、このインストール方法が適当ではないかもしれないので注意して下さい。
【 Quicksilver B5X - インストール 】
インストールの方法はここを参考にしました。
『Quicksilver keeps crashing - Blacktree: Quicksilver | Google グループ』
これの通りにやって行きます。
(1)Quicksilver(3815) を終了する
(2)Quicksilver(3815) をアンインストール

削除するファイルは以下の通り。
/Applications/Quicksilver.app
~/Library/Application Support/Quicksilver
~/Library/Preferences/com.blacktree.Quicksilver.plist
~/Library/Caches/Quicksilver
~/Library/Application Support/Abracadabra.plist
(↑ Abracadabra Triggers を使ってる場合)
※「Application Support」フォルダ内のプラグインや、Action用のAppleScript、テンプレートファイルは残しておいた方がいい。
また、Quicksilver B55 を使っても僕の環境では不具合があるので、元に戻すことも考えて Quicksilver関連のファイルすべてを念の為とっておいた方がいいでしょう。
いざというときに「プラグイン」は下記のリンクからダウンロードできるようです。
『<< shiftedbits » Quicksilver Plugins』
(※二次配布なので自己責任で)
(3)Quicksilver B55 をダウンロード、「アプリケーション」フォルダにインストール
(ダウンロードリンク)Quicksilver B5X Branch Download

リンク先のアイコンクリックでダウンロード開始します。
(4)Quicksilver B55 のアクセス権を変更
ターミナルを起動して、次のコマンドを実行
chmod 0644 /Applications/Quicksilver.app/Contents/Info.plist |
(5)Quicksilver を起動する。セットアップを無視してプラグインを何もインストールしない。
(6)ターミナルで defaults を書き換える
次の2つのコマンドをターミナルで実行する。
defaults write com.blacktree.Quicksilver "Cutting Edge Features" -bool yes |
defaults write com.blacktree.Quicksilver "Feature Level" 3 |
(7)Quicksilver を再起動する
(8)あとは普通に設定、プラグインをインストールして Quicksilver を使う

バージョンNoが
「β55(3814)」になります。
それと何も設定していなくても advanced features が「on」になっています。

【 Quicksilver B5X - ちょっと使ってみて 】
Quicksilver B55 をちょっと使ってみて気付いたことなどを採り上げます。
特徴や変更点などは作者さんのページに説明があります。
『Cleaning up Quicksilver > Vacuous Virtuoso』
▶ 「File Tagging Module」は今のところ使用不可
ダウンロードの途中で止まります。このプラグインをFinderで手動で取り除かないと、Quicksilver を起動できなくなってしまうので注意。
また後から、手動でインストールしてもQuicksilverが起動できなくなります。
▶ 「Finder Module」が何故かインストールされてなかった
本体のパッケージ内に保存されているはずのコアプラグインの「Finder Module」がインストールされていないので、普通のプラグインと同じようにダウンロードしました。
~/Library/Application Support/Quicksilver/PlugIns/
にインストールされる。
▶ 各設定ウインドウを開いているときに頻繁にクラッシュする
Preferences, Catalog, Trigger などの設定ウインドウを開いているときに、Quicksilver が頻繁にクラッシュしてしまうようになった。
特にウインドウを開いて、他のアプリケーションを操作したとき、Quicksilverを操作したときなど。
前のときよりも反って悪くなってしまった感じです。
▶
以前の Quicksilver を使っていると、⌘⇧4 + space のスクリーンショット機能の不具合があったのですが、
('08/04/02追記)
いろいろプラグインをインストール、Triggerを設定していたりして行くと、また不具合が発生しました。
(追記おわり)
▶ Trigger の Scope が機能しないのはそのまま変わらず
いつからか機能しなくなってしまったTriggerの実行するアプリケーションを制限する機能「Scope」は、以前と変わらず機能しない。

これが機能しないとTriggerの設定が変わってくるので、直って欲しい。
▶ ベゼルウインドウの角が丸くなった
どうでもいいようなことですが、Triggerを実行したときに表示されるベゼルウインドウ(設定による)の角が丸くなりました。

('08/04/25追記)
▶ Droplet Item で作ったアプリケーションが動作しない

アクセス権がうまく設定できないみたい。
(追記おわり)
まだ、これを使い始めて間もないので、これ以外に不具合などがあるかもしれません。また環境によっては、上記のことに当てはまらないかもしれません。
環境を一新したことで、Catalog・Trigger の設定、各プラグインの独自の設定、Actionのランク付け等、元のレベルに戻すのに結構時間が掛かりそうです。
作者さんのブログの『Quicksilver ‘cleaned’』によると、次期バージョンアップに期待できそう。
この記事では Quicksilver B55 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Vacuous Virtuoso ― Despotic Development
Download page : Quicksilver B5X Branch Download
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
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