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Quicksilver Plug-in/ Constellation Menus
サークル状のメニューインターフェイスで Quicksilver を操作する
インストール方法は『Quicksilver/ Plug-insについて』参照
「Constellation Menus」プラグインは、サークル状のメニューインターフェイスで Quicksilver を操作できるようにするものです。
このインターフェイスでは、ほとんどの操作をマウスで行います。
よって「Mouse Triggers」「Abracadabra Triggers」と併用することをオススメします。
尚、このプラグインは advanced features を「on」にしないと、使用できません。
また、 システム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで
「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れないと機能しません。

【 Constellation Menus - Actions, 基本的な使い方 】
Constellation Menus をインストールすると、以下の2つのActionが追加されます。
show_radial_action_menu
▶ Show Radial Action Menu
1stPaneのObjectにファイル・フォルダや、Proxy Object を配置して実行します。

実行すると、マウスポインタのある場所を中心点として、サークル状のメニューインターフェイスが表示されます。
なんとなく、このUIを見るだけで使いたくなりそうです。

ここには、そのObjectに対応するActionが周囲に表示され、マウスでActionをクリックすると、それを実行できます。
キーボード操作での各Actionの実行はできません。マウスのみです。
中心のObjectのところの「×」ボタンでウインドウを閉じます。
escキー か、メニューの外をクリックしても閉じます。
「≡」ボタンで、Actionをリスト表示します。

(すべてのものがリスト表示されることが少なく、あまり使える代物ではありません)
「▼」「▲」ボタンは、これに納まりきれないものがあることを示し、
このボタンか、中心部の上半分・下半分のどちらかをクリックすると、クルッと回って次のActionのメニューを表示します。

(クルッと回っているところ)
space or shift+space でも操作できます。
この Constellation Menu で、3rdPaneに移行し、Argumentを設定するAction(Action名の最後に「...」がついているもの)の場合。
例えば「Open With...」Actionを選択して、クリックします。

すると、もう一つのメニューが表示され、ここでObjectを開くアプリケーションを選択できます。

2つ目のメニューをキャンセルして戻したい場合は、1つ目のメニュー上のどこかをクリックすると戻れます。
2つ目のメニューが表示されるのはActionによって違い、最初の Constellation Menu で「Copy To...」「Rename...」Actionなどを選択すると、普通のインターフェイスが表示されて、3rdPaneを指定することになります。

(この基準はよく分からない)
show_radial_menu
▶ Show Radial Menu
1stPaneのObjectに、フォルダや一部のアプリケーション、Proxy Object、要するに下部階層にアクセスできるものを配置して実行します。
例えば、Proxy Object の「Visible Applications」をObjectとして実行してみます。

すると、そのObjectの下部階層のものを周囲に配置して、Constellation Menu が開きます。

この場合「Visible Applications」の下部階層ということで、現在起動しているアプリケーションが表示されます。
これで、そのアプリケーションをクリックすると、そのアプリでの最前面のウインドウ1つが最前面になります。
そのアプリケーションのすべてのウインドウではなく、1つのウインドウのみが最前面に表示されます。
Preferencesパネル > Extrasカテゴリ
で「Application reopen behavior」で「Show all windows」にしていても、僕の環境では効果がなく、1つのウインドウしか最前面になりません。
『Quicksilver/ advanced features 【 advanced features - Preferences 】』参照

「Show Radial Menu」の操作は、「Show Radial Action Menu」の場合とほとんど同じです。
Show Radial Menu の場合は、周囲のものを control+クリック(右クリック)すると、「Radial Action Menu」が2つ目のメニューとして開き、Actionを実行することができます。

1つ目のメニュー上のどこかをクリックすれば、1つ目のメニューに戻れます。
2つ目の「Radial Action Menu」で「Open With...」Actionなどを選択すれば、3つ目のメニューで選択することになります。
ちなみに、ここでの説明で「下部階層」と言っているものは、Quicksilver の候補ウインドウで項目の右側に「>」が表示され、「/」or「→」で移動できるもののことです。

例えば、iTunesであれば下のように表示されます。
(要iTunes Module)

ここからブラウズしようと思えば、「ジャンル」などのとこで右クリックして、もう一度「Show Radial Menu」を実行すればできます。
(あまり実用的ではありませんが・・・)
他にも Safari であれば、ブックマークにアクセスできたり(要Safari Module)、スクリプトエディタであれば、各AppleScriptにアクセスできます。
各種Proxy Object を「Radial Menu」で開いてみると、実用的で役立ちます。
【 Constellation Menus - Preferences 】
Preferencesパネル > Constellationカテゴリ
で「Constellation Menu」の設定をすることができます。

「Pie Menu Size」「Number of Items」のスライダで、サークルの半径、周囲に表示するアイテムの数を設定できます。

こんな風に小さめのサイズで表示することもできます。
「Edge Behavior」については、上の写真で言うとだいたい「赤い部分」の見た目の設定。はっきり言ってよくわかりません。
「Labels」は外側のActionやアイテムの名前についての、表示方法を変更することができます。
これら2つについては、デフォルト設定のままの方が使い易いと思います。
「submenus」は2つ目、3つ目のメニューをマウスオーバーで表示させるものですが、使える代物ではないので「off」にしておいた方がいいです。
【 Constellation Menus - Trigger の設定例 】
Constellation Menus では、ほとんどの操作をマウスで行います。
「Show Radial Action Menu」「Show Radial Menu」Actionを設定して、キーボード操作で実行し、Constellation Menu ではマウス操作を行う、といったことは煩わしくて使ってられません。
そこで、Abracadabra Triggers でマウスジェスチャに登録、Mouse Triggers でマウスボタンに登録して使うのがいいでしょう。
ホットキーのTrigger登録だと使いづらいです。
(Show Radial Menu の場合)
▶ 起動中のアプリケーションをスイッチする

上記の例でも説明したように
・Visible Applications※
・Show Radial Menu
これをマウスボタンや、マウスジェスチャにTrigger登録すると、command+tab のようなアプリケーションスイッチをマウス操作だけで行えるようになります。
(Comoを併用)
※ Visible Applications は Proxy Objects を使用できるようにしないと設定できません。
これの代わりに「Running Applications & Processes」でも似たようなことができます。

▶ いつでもどこでも iTunes の操作をする
iTunes Module をインストールしている場合は、次のフォルダを Constellation Menu で開くように設定します。
/Users/登録アカウント名/Library/Application Support/Quicksilver/PlugIns/iTunes Module.qsplugin/Contents/Resources/Scripts/
(パッケージを開く必要があります)
これを「Show Radial Menu」Actionで Triggerにマウスジェスチャなどで登録します。
Trigger を実行すると、下のような感じで操作できます。

他にも各種プレイリストを登録しておくと、簡単に選曲できます。
▶ よくアクセスするフォルダを開く
よくアクセスするフォルダ、ホームフォルダなどを「Show Radial Menu」ActionでTrigger登録しておくと便利です。
「Finder Sidebar Items (Catalog)」だと、Finderのサイドバーに登録しているものをすぐ呼び出せます。

▶ システム環境設定の各パネルにアクセス
「System Preferences.app」を Constellation Menu で開くと 各パネル に直接アクセスできます。

ちょっとアイコンが見づらいけど、表示アイテム数を6個に設定すれば、よく見えます。
▶ Safari のブックマークを開く
Safari Module を使用している場合、Safariのブックマークでよく見るサイトを1つのフォルダにまとめてTriggerに登録しておけば、簡単にアクセスできます。

(Show Radial Action Menu の場合)
▶ コンテキストメニューのように使う

例えば左のようにTrigger登録します。
・Object「Finder Selection」
・Action「Show Radial Action Menu
これを 「Mouse Triggers」でマウスボタンに登録します。
すると、Finderでファイルなどを選択してマウスボタンを押せば、 Constellation Menu が開き、そのファイルに対するActionを実行できます。

違うUIのコンテキストメニューのような感じで使えます。
ここのActionで「Compress Using...」Actionを使えば、2つ目のメニューで圧縮形式を選択してファイル圧縮できたり、「Set Label...」Actionを右クリックして2つ目のメニューでラベルの色を選択したり、いろんなことができます。

この記事では QuicksilverB54(3815) 、Constellation Menus 1.0.4 を使用しています。
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
すべてのQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にあります。
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