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Quicksilver Plug-in/ File Tagging Module
ファイル・フォルダのSpotlightコメントを付けたりする
インストール方法は『Quicksilver/ Plug-insについて』参照
「File Tagging Module」はファイル・フォルダのSpotlightコメントを付けたり、タグからファイル検索を可能にするプラグインです。
Spotlightコメントを付ける、すなわちタグを付けると言うことは、SpotlightやFinderで検索が容易になり、とても使い易くなります。
尚、このプラグインは advanced features を「on」にしないと、ダウンロード・インストールできません。
また「FileVault」を使用していると、このプラグインを使用するのは問題があるようです。
【 File Tagging Module - 基本的な使い方 】
例えば、あるファイルにタグを付けようと思えば、下のように Quicksilver を設定します。
・1stPane(Object)「タグを付けたいファイル・フォルダ」
・2ndpane(Action)「Add Tags...」
・3rdPane(Argument)「タグとなるテキスト」

これを実行した後に、そのファイルを command+I(アイ) で情報を見ると、「@Quicksilver」のSpotlightコメントが付いています。

タグの頭に「@」が付きます。
これはPreferencesパネルの「Tags」カテゴリで設定できます。

【 File Tagging Module - Actions 】
File Tagging Module をインストールすると、5つのActionが追加されます。
set_tags
▶ Set Tags...
1stPaneのファイル・フォルダのSpotlightコメントに、3rdPaneのテキストを設定します。

既に何かしらのSpotlightコメントが設定されていた場合は、それは消去されて、3rdPaneのテキストが設定されます。
3rdPaneのテキスト入力時に、空白を入れて複数のタグを設定することもできます。もちろん、1stPaneでも「,」や command+A で複数選択しておいて、一度にタグ付けすることもできます。
add_tags
▶ Add Tags...
1stPaneのファイル・フォルダのSpotlightコメントに、3rdPaneのテキストを追加します。

既に何かしらのSpotlightコメントが設定されていた場合は、それは消去されずに、3rdPaneのテキストが追加されます。
3rdPaneのテキスト入力時に、空白を入れて複数のタグを設定することもできます。もちろん、1stPaneでも「, (コンマ)」や command+A で複数選択しておいて、一度にタグ付けすることもできます。
remove_tags
▶ Remove Tags...
1stPaneのファイル・フォルダのSpotlightコメントで、3rdPaneのテキストのものを消去します。

1stPaneで「, (コンマ)」や command+A で複数選択しておいて、一度にタグを消去することもできます。
show_tags
▶ Show Tags...
そのファイル・フォルダに設定されているSpotlightコメントを参照できます。
1stPaneに参照したいものを設定して実行します。

実行すると、Quicksilver のウインドウを開き直して、そのファイルに設定されているタグを表示します。

show_files_matching_tag
▶ Show Files Matching Tag
1stPaneにタグを設定して実行すると、Finderウインドウでそのタグの付いたファイルなどを表示する機能だけど、OS10.5では機能しません。
感じ通信さん の『Spotlight コメントの検索』でもこれが使えないと書かれているので、僕の環境だけ使えないという訳ではないようです。

実際これを試してみると、Finderが堕ちてしまったので注意。
今のところ、OS10.5ではこのActionのチェックを外して使用不可にしておいた方がいいみたいです。
Spotlight Module の「Spotlight in Window」「Spotlight in Command」Actionはまだなんとか使えるようなので(ちょっと不安定)、この「Show Files Matching Tag」Actionの代わりとして使えそうです。

でも、普通にSpotlightで検索した方が早いと思う。

【 File Tagging Module - Catalog 】
File Tagging Module をインストールすると、CatalogのModulesカテゴリに「File Tags」項目が追加されます。

ここには Quicksilver で設定したタグが読み込まれ、1stPaneのObjectとして呼び出せるようになります。
【 File Tagging Module - Triggerの設定例 】
Triggerの設定例を挙げておきます。
▶ Finderで選択しているものにタグ付け

左のようにTriggerを設定します。
・Object「Finder Selection」
・Action「Add Tags...」
・Argument「ブランク」
(command+X でカットして ブランク にできる)
これをホットキーに設定してTriggerを実行すると、Quicksilver のウインドウが開いて3rdPaneにタグを入力できる状態になります。

Finderで選択 → ホットキー → タグを入力
→ returnキー で実行・タグの登録完了
という流れでタグ付けできます。
▶ タグからファイル検索

左のようにTriggerを設定します。
・Object「File Tags (Catalog)」
・Action「Show Contents」
これをホットキーに設定してTriggerを実行すると、1stPaneでCatalogに登録してあるタグが候補表示され、ブラウジングできます。

ここでの使い勝手を考えると、タグにはアルファベットを含む単語で登録しておいた方が便利です。
これで目的のタグを選択して、「/」or「→」でそのタグを含むファイル・フォルダが表示されます。けっこう便利です。

('08/11/07追記)
OSのバージョンアップに伴って、この記事の内容の機能がいろいろと使えないようになっていましたが、File Tagging Module v117(Intel専用)を使用すれば、使えるようになります。
(追記おわり)
この記事では Quicksilver(3815) 、File Tagging Module 73 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Blacktree
Download page : Blacktree
(関連記事)
Quicksilver Plug-in/ File Tagging Module v117
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
上記以外のすべてのQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にあります。
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