1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-454.html

Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ
OS10.4以上(UB)、OS10.3.9 各対応
ドネーションウェア
今回は Quicksilver の「advanced features」の話です。これを使うと、Quicksilver のさらなる機能を使えるようになります。
advanced features を使うには、Preferencesパネルの「Application」カテゴリを開きます。

ここの「Enable advanced features」にチェックを入れます。
(Quicksilver再起動後にこの機能が使えるようになります。)
今まで書いたQuicksilverの記事ではこれを「off」にしていました。これ以降の記事では advanced features「on」の状態を前提で書いて行きます。
(ふぅ~、これでやっと「on」にできる~。)
advanced features を「on」にすると、様々な機能が使えるようになります。それをQuicksilverの設定の各パネル別に説明して行きます。
qs_adf_pre
【 advanced features - Preferences 】
advanced features を「on」にすると、Preferencesパネルに「Extras」カテゴリが追加されます。

▶ Application Update Type
Quicksilver のアップデートに関する設定。
今はそんなに気にしなくてもいいと思う。
▶ Application reopen behavior
既に開いているアプリケーションを「Open」Actionで実行したときの処理について、そのアプリの最前面ウインドウか、すべてのウインドウを表示するか選択できる。
・・・はずなんだけど、僕の環境ではどれを選択していても同じでした。
これがちゃんと使えると「Como」みたいでいいんだけど・・・。
▶ Capitalized keys modify action in command window
例を出して説明します。
Quicksilver のウインドウで1stPaneにホームフォルダを表示したとします。

このフォルダのプロパティウインドウ(command+I(アイ))を見ようと思えば、普段は次のような操作をします。
tabキーで2ndPaneに移り、「Get Info」Actionを呼び出す為に「i (アイ)」と入力。
しかし、この項目にチェックしていれば、⇧ shift + I (アイ) を入力すれば、同じ操作になります。

要するに 1stPaneにフォーカスがある状態で ⇧ shift + 文字 を入力(大文字を入力)することで、tabキー なしで2ndPaneに移り、コマンド入力できます。
▶ Hide other applications when switching (shift prevents)
これはアプリケーションをスイッチしたときに、他のアプリケーションを隠すものらしいけど、僕の環境ではうまく動作しませんでした。
▶ Pull selection from front application instead of Finder
普段は Quicksilver のウインドウを呼び出してから、⌘ command + G を入力すると、Finderの最前面ウインドウで選択しているものが1stPaneのObjectにピックアップされます。
(3rdPaneにもピックアップできる)

この項目にチェックしていると、Finderだけではなく、最前面のアプリケーションで選択しているものが ⌘ command + G でピックアップされるようになります。

▶ Run tasks in background
Quicksilver で実行することがバックグラウンドで行われるようになる。と思います。よくわからないけど・・・。
▶ Show Task Viewer Automatically
タスクビューアを自動的に表示させます。
Quicksilver のウインドウを呼び出して ⌘ command + K でもタスクビューアが表示されます。

▶ Suppress HotKeys while command window is open
これにチェックすると、Quicksilver のウインドウを表示させている最中はTriggerに設定したホットキーを押しても実行しないようになります。
qs_adf_c
【 advanced features - Catalog 】
advanced features を「on」にするとCatalogに登録できるものが増えます。それらについての説明です。
まず、Catalogの「Quicksilver」カテゴリでは「Proxy Objects」「Interenal Commands」「Internal Objects」「Recent Objects」が追加されます。
これらにチェックを入れると使えるようになります。

※これらに含まれる内容は、インストールしているプラグインによって変わってきます。
▶ Proxy Objects
『Quicksilver/ Proxy Objects について』参照
▶ Interenal Commands
例えば「QS Catalog」Object を「Run」Actionで実行すると、Catalogパネルを表示します。

他に含まれるObjectを挙げると
・QS Catalog --- QSのCatalogパネルを表示
・QS Command Wndow with Text --- ウインドウをテキストモードで表示
・QS Check for Update --- アップデートのチェック
・QS Preferences --- QSのPreferencesパネルを表示
・QS Command Window --- QSのウインドウを表示
・Catalog Rescan --- Catalogを再スキャン
・QS Triggers --- QSのTriggersパネルを表示
・Force Catalog Rescan --- 強制的にCatalogを再スキャン
すべて「Run」Actionで実行します。
使い道としては例えば、「Catalog Rescan」をTriggerに設定して、ホットキーでCatalogの再スキャンをするなど。
使わないものは、チェックを外しておいた方がいいと思います。
▶ Internal Objects
「Trash」Objectというものがありますが、使い方がよくわからない。
▶ Recent Objects
最近使ったObjectを表示します。
まず1stPaneに「Recent Objects(Catalog)」を設定して、「/」or「→」を押すと、最近使ったObjectが表示されます。

qs_default_reader
(「Defaults Reader」について )
また「Custom」カテゴリで下の「+」ボタンでCatalogを追加するときに、「Defaults Reader」というものが追加されています。

これの使い方はよくわかりません。初期設定(.plist)ファイルからDATAを読み込むものらしいです。
調べてみたら、『WebLog of Luke Cowell. Tag archive: Quicksilver.』に「Defaults Reader」に関することが載っていました。
ログイン項目を読み込ませる方法です。
まず、新規の「Defaults Reader」を「+」ボタンから作ります。
それを選択して右下の「i」マークをクリックして、ドロワーの「Source Options」タブを開いて、入力して行きます。

まず下の「Type:」を「Path」に設定。
「Bundle ID」のところに「loginwindow」と入力。
「Keys:」の欄で
AutoLaunchedApplication Dictionary
*
Path
と入力します。
改行は option+return で行います。
1行目は Property List Editor でコピペすると楽です。
ちなみに、ここで読み込んだ「loginwindow.plist」ファイルは
/Users/登録アカウント名/Library/Preferences/loginwindow.plist
の場所にあります。
これで再スキャンして「Contents」タブを見てみると、ログイン項目がCatalogに登録できました。

原理が理解できたら、他のこともできるんだろうけど、僕のレベルでは無理。
qs_adf_pl
【 advanced features - Plug-ins 】
Quicksilverのプラグインには advanced features を「on」にしないと、ダウンロード・インストールできないものがあります。
advanced features を「on」にして、Plug-insパネルを開くとそれらの名前の最後に「(+)」の表示がされています。

(参考 : Quicksilver の advanced features (感じ通信))
『Quicksilver/ Proxy Objects について』に続く
この記事では Quicksilver(3815) を使用しています。
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Widgetを起動する
Quicksilver/ QuickLookを表示
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ ブラウズに便利な操作
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について + Growl Notifier Plug-in
Quicksilver Plug-in/ iTunes Module
Quicksilver Plug-in/ Web Search Module
Quicksilver Plug-in/ SafariStand Queries
Quicksilver/ advanced features について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver Plug-in/ Services Menu Module
Quicksilver Plug-in/ Clipboard Module
Quicksilver Plug-in/ Shelf Module
Quicksilver Plug-in/ User Interface Access
Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands
Quicksilver Plug-in/ Extra Scripts
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
これ以降のQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にまとめています。
▽同じ「タグ」が付いた関連記事
trackback URL