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Quicksilver Plug-in/ Abracadabra Triggers
Triggerをマウスでジェスチャを使って実行できるようにする
インストール方法は『Quicksilver/ Plug-insについて』参照
『Quicksilver/ Triggers の説明(3)』のつづき
「Abracadabra Triggers」はTriggerをマウスジェスチャを使って実行できるようにするプラグインです。
【 Abracadabra Triggers - Preferences の設定 】
Abracadabra Triggers をインストールすると、Preferencesパネルに「Abracadabra」カテゴリが追加されます。最初にここで設定をします。

▶ Modifier
プルダウンリストでジェスチャをする際の修飾キーを選択します。
「なし」「command」「option」「shift」「control」「fn」「caps lock」から選択します。
▶ Mouse Button
プルダウンリストでジェスチャをする際のマウスボタンを選択します。
第3ボタン以上から選択できます。
▶ Drawing
Abracadabra Triggers はジェスチャをする際にマウスポインタの動きに合わせて、星を表示します。

その星の色を選択します。Drawing はジェスチャをやっている最中の星の色です。
▶ Recognized Gesture
Triggerで設定したジェスチャを正しく行ったときには、星の色がここで選択した色になって弾けます。
その横のプルダウンリストで効果音を選択できます。音無しにもできます。
▶ Unknown Gesture
Triggerで設定した以外のジェスチャを行ったときには、星の色がここで選択した色になって弾けます。
その横のプルダウンリストで効果音を選択できます。音無しにもできます。
【 Abracadabra Triggers - Trigger の設定 】
Abracadabra Triggers インストールすると、新規Triggerを設定するときに「+」ボタンで「Gesture」という項目が追加されます。

これを選択して新規Triggerを作成すると、マウスジェスチャでそれを実行できるようになります。
既にあるTrigger項目のキーボードのアイコン(⌘ の縦の欄)のところをクリックして、ドロワーの設定ウインドウを変更することもできます。

(ドロワーは右下の「i」マークをクリックすると開きます。)
もちろん、一つのTriggerに対して、「HotKey」「Mouse」「Gesture」と、設定しておけば複数の方法でTriggerを実行できます。
例えば、Safariで ページを戻る をジェスチャに登録してみたいと思います。
その前に僕の失敗例を採り上げます。

「User Interface Access」プラグイン「Menu Bar...」Actionを使って、このように登録します。
・Object「Safari」
・Action「Menu Bar...」
・Argument「前へ戻る」
User Interface Access によってSafariの
履歴メニュー>前へ戻る
を読み込んでTriggerに登録しています。
これでジェスチャ登録すれば、「前へ戻る」がジェスチャで一時的に使えるようになりますが、Quicksilver を再起動するとこのTriggerは保存されておらず、使えなくなっています。
僕の場合だけかもしれないけど、何度も試しているうちにTriggerの初期設定ファイル「Triggers.plist」が壊れてしまいました。
/Users/wakaba/Library/Application Support/Quicksilver/Triggers.plist
の場所にあります。
どうやら、User Interface Access で読み込んだ各アプリケーションのメニュー項目をTriggerに登録することは、現状では難しいようです。
このままでは悔しいので、AppleScriptを使って登録してみます。
スクリプトエディタを開いて、下のAppleScriptをコピペして「Go_Back.scpt」というファイル名(適当な名前でOK)で保存します。
-- Go Back |

このスクリプトを左のようにTriggerに登録します。
なお、このスクリプトはシステム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで
「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れないと機能しません。
Safari, Firefox, Camino, Shiira で機能します。これらのWebブラウザが最前面にあるときだけ実行し、最前面でない場合はBeep音を出します。
次にドロワーの「Settings」タブを開き、ジェスチャを登録します。

ジェスチャ登録するときは、マウスの左ボタンでドラッグして形を描きます。書き直すときは、一度ウインドウ内でクリックするとクリアできます。
ここで大きめに描いて登録するとジェスチャを認識し易い?ようです。
「Show zooming trigger window」にチェックすると、Triggerが実行されるときにフローティングウインドウでTriggerのアイコンが表示されます。
この例の場合だと、AppleScriptのファイルのアイコンが表示されます。Triggerが実行されているかどうか確認し易くなるので、チェックを入れておいた方がいいでしょう。
登録ができたら、Safariでこのジェスチャをやってみるとこんな感じです。

マウスの軌跡に星が飛び散るので、綺麗です。「Abracadabra」という名前が付いている意味が分かります。
ちなみに「次に進む」用のAppleScriptは下のようになります。
-- Go Forward |
他にも『Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands』プラグインなどを使って、Exposé、Dashboard、Spaces などをジェスチャに登録しておくと便利です。
この記事では Quicksilver(3815)、Abracadabra Triggers 107 を使用しています。
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Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands
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Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
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これ以降のQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にまとめています。
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