1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-422.html

Quicksilver Plug-in/ Clipboard Module
クリップボードの機能を拡張する
インストール方法は『Quicksilver/ Plug-insについて』参照
Clipboard Module はQuicksilverでクリップボードの機能を拡張するプラグインです。
これは「advanced features」を「off」にしていても使えますが、使い勝手の面から「on」にしておいた方が便利です。
【 Clipboard Module - 設定 】
Clipboard Module をインストールすると、Preferencesパネル に「Clipboard」カテゴリが追加されます。

「Capture History:」は指定した数の分、クリップボードの履歴を保持します。
「Hide after pasting」はペーストした後、ウインドウを隠します。
【 Clipboard Module - 基本的な使い方 】
使い方は Quicksilver のウインドウを呼び出した(invoke)後、
⌘ command + L
を入力します。
もしくは下のように実行します。

(※「Show Clipboard」Objectは advanced features を「on」にしないと使えないものです。)
すると下のような「Clipboard History」のウインドウが表示されます。

ここに command+C でコピーしたものの履歴が保存されています。上記の設定以上の数になると、古いものから削除されて行きます。
この「Clipboard History」の一定数の履歴はMacの電源を落としても、記憶されています。
最前面のアプリケーションで何かをペースト(command+V)できる状態にあるときに、ここの番号を入力(0~9)するか、項目をダブルクリックすると、ペーストできます。
escキー or もう一度 command+L でキャンセル。
左下の「Clear」をクリックすると履歴を消去します。
このウインドウは画面の端(左・右・下)にドラッグして移動すると、その位置に収納されます。収納した位置にマウスポインタを持って行くとスライドしてまた表示されます。

【 Clipboard Module - その他の機能 】
Clipboard History のウインドウ右上の歯車アイコンでメニューが表示されます。

▶ Clipboard History
上記で説明したように、クリップボードの履歴を保存して行くもので、一定数を超えると古いものから削除されて行きます。
Macの電源を落としても内容は保持されています。
/Users/登録アカウント名/Library/Application Support/Quicksilver/Shelves/QSPasteboardHistory.qsshelf
の場所に保存されています。
▶ Clipboard Storage
これを選択すると、「Clipboard History」から「Clipboard Storage」に切り替わります。こちらの方は、クリップボードと関係ありません。
一時的な保管庫のようなものです。
ここに保存するには基本的にドラッグ&ドロップで保存します。
ペーストするときは番号を入力するか、ダブルクリックします。

Webブラウザのファビコンをドラッグすると、URLが保存されます。これをダブルクリックしてもそのページを開きません。
アドレスバーにそのURLをペーストします。
Quicksilver を再起動したり、Macの電源を落としたりすると、ここの内容は破棄されます。
▶ Cache
Clipboard Cache はこのウインドウを選択した時点から、クリップボードに保存されたものを保存して行きます。
Cache (Paste Newest)
Cache (Paste Oldest)
と2つあります。これは表示する順番が違うだけです。
ペーストするときは番号(0~9)を入力するか、ダブルクリックします。

ここに保存されるものの数は、Preferencesパネルで設定した数とは関係なく、制限されません?。(どの位まで行けるのかは分からない。)
Quicksilver を再起動したり、Macの電源を落としたりすると、ここの内容は破棄されます。
【 Clipboard Module - Catalog 】
advanced features を「on」にしている場合、Clipboard Module をインストールすると、Catalogにクリップボードに関するObjectがいろいろと追加されます。
Proxy Object には「Clipboard Contents」が追加されます。

これは現在クリップボードにあるものを代用する Proxy Object です。例えばクリップボードにURLが保存されているとすると、「Open URL」Actionでそのページを開いたりすることができます。
「/」or「→」でクリップボードの内容を確認することもできます。
また Interenal Commands にもいろいろObjectが追加されます。
・Show Clipboard
・Show Clipboard Cache (pNew)
・Show Clipboard Cache (pOld)
・Show Clipboard Storage
それぞれ、「Run」Actionで実行すると、Quicksilver のクリップボードウインドウを表示します。

これ以外にも
・Paste Selection from Clipboard
・Clip Store Copy 0~9
・Clip Store Paste 0~9
というものがあります。使い方はよくわかりません。
【 Clipboard Module - Triggerの設定例 】
僕の場合これ1つだけをTriggerに登録しています。

・Object「Show Clipboard」
・Action「Run」
このTriggerに
shift+command+V
のホットキーを設定しています。
ホットキーを押すと「Clipboard History」などが表示されるようになります。
長々と説明を書いたけど、実質使うのは「Clipboard History」ぐらいです。
ウインドウを呼び出す為の command+L のショートカットと、画面の端に持って行ったらドロワー形式で表示されるようになることぐらいを覚えておけばいいと思います。
次の記事『Quicksilver Plug-in/ Shelf Module』につづく
この記事では Quicksilver(3815)、Clipboard Module B9 を使用しています。
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Widgetを起動する
Quicksilver/ QuickLookを表示
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ ブラウズに便利な操作
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について + Growl Notifier Plug-in
Quicksilver Plug-in/ iTunes Module
Quicksilver Plug-in/ Web Search Module
Quicksilver Plug-in/ SafariStand Queries
Quicksilver/ advanced features について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver Plug-in/ Services Menu Module
Quicksilver Plug-in/ Clipboard Module
Quicksilver Plug-in/ Shelf Module
Quicksilver Plug-in/ User Interface Access
Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands
Quicksilver Plug-in/ Extra Scripts
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
これ以降のQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にまとめています。
▽同じ「タグ」が付いた関連記事
trackback URL