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Inkscape : SVG形式のベクターグラフィックソフト
X11対応
OS10.3以上(PPC)、OS10.4以上(UB)各対応
ドネーションウェア
SVG形式のベクターグラフィックソフト「Inkscape」の紹介です。
この手のソフトだとAdobeのIllustratorが有名ですが、こんな高価なものは誰にでも買えるものではないので、これにお世話になってます。
Inkscape を動かすにはX11が必要です。
Inkscape を使って下のような絵を描いてみたいと思います。

【 Inkscape - よく使う操作 】
control+Z --- Undo
shift+control+Z --- Redo
shift+control+H --- ヒストリパネルの表示
control+C --- コピー
control+V --- ペースト
(commandじゃないので注意)
delete --- オブジェクトを削除
Editメニュー>Paste In Place
--- コピー元と同じ場所にペースト
Editメニュー>Paste Style
--- 選択したオブジェクトにスタイルのみペースト
+(or マウス第3ボタンクリック) --- 拡大表示
ー(or shift+マウス第3ボタンクリック) --- 縮小表示
定規部分からドラッグ&ドロップ(X軸・Y軸) --- ガイドを作る
オブジェクトの前後関係に関して
home ---最前面に移動
end ---最背面に移動
pageup --- 1つ全面に移動
pagedown --- 1つ背面に移動
control+G --- グループ化
shift+control+G --- グループ解除
【 Inkscape - レイヤの作成 】
Layerメニュー>Layers(shift+control+L)
でレイヤパネルが表示されます。

「-」でレイヤ削除
矢印アイコンでレイヤの移動
選択したものがカレントレイヤになります。
各レイヤの目のマークで表示/非表示の切り替え。
鍵マークでロックします。
【 Inkscape - パスで絵を描く 】
ウインドウ左側に表示されているツールで絵を描いて行きます。
下の写真で選択しているツール「Draw Bezier curves and straight lines」でベジェ曲線など自由な線と面を描くことができます。

このツールを使っているときに、control+Z でUndoを実行すると、すべてのアンカーポイントが消えてしまいます。1つ前のアンカーポイントの状態へ戻りたいときは「deleteキー」を使います。
始点に戻らずに途中の状態で確定するときは、returnキー。
書き終えたパスの編集は「Edit path nodes or control handles」ツールで行います。

丸や四角形を描くときは、□ Create rectangles and Squares、○ Create circles, ellipses, and arcs を使います。
shift+control+ドラッグ で正方形、正円が描けます。
「Select and transform objects」でオブジェクトの選択・移動・拡大縮小などができます。

【 Inkscape - 線と面の色を設定 】
オブジェクトは「線」と「面」で成り立っています。
メインのウインドウ左下に選択しているオブジェクトの「面」と「線」に設定されている色が表示されます。

上に並んでる色パターンをクリックすると、面の色がその色に変わります。
「O」がオブジェクト全体の透明度
「F」が面の色(Fill)
「S」が線の色(Stroke)
この色の部分をクリックすると、「Fill and Stroke」ウインドウが開き、詳細設定ができます。
(shift+control+F でもOK)
▶ 面(Fill)の色の設定
「Fill and Stroke」ウインドウの「Fill」タブで設定します。

赤枠のところで基本的なことを設定します。
左から順に「×」は何もなし(透明)、選択した色で塗りつぶし、線形グラデーション、円形グラデーション、パターン、「?」は色の違う複数のオブジェクトを選択しているとき。
下の「Blur」で境界をぼかします。
上の写真では円形グラデーションを選択していて、「Edit」をクリックすると、右側の「Gradient editor」ウインドウが開きます。
ここの「stop」が色の変わり目のことで、プルダウンの各stopごとに色を設定して行きます。「Add stop」でstopを追加し、Offsetで加減調整できます。
▶ 線(Stroke)の色・形状の設定
色設定は「Fill and Stroke」ウインドウの「Stroke paint」タブで設定します。

形状の設定は「Stroke Style」タブで設定します。

線の太さ・形状、角の形状、始終点の形状、などを設定できます。
ほんの触りぐらいの説明だけど、これぐらいが判れば、だれでも下の絵ぐらいは描けると思います。Inkscape にはもっとたくさんの機能があるので自分で試してみて下さい。

この記事では Inkscape 0.45.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Inkscape 自由に描く。
Download page : 上に同じ
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Inkscape は使い方がよく分からないところも多いので参考になります。
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