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わかばマークのMacの備忘録
初心者による Mac OSX の便利な使い方や、ソフトウェアの紹介など、Macのこといろいろ。

2023 / 12

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Quicksilver/ Preferences の設定
icn_Quicksilver
Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ


Quicksilver の記事を多く書いてきたけど、
今更ながら「Preferences」(環境設定)パネルについての話です。

個人的に「Activation Hotkey の設定」「advanced features のチェック」「Action のランク付け」、この3つが重要で、あとは大した内容ではないので後回しにしてました。

Preferences パネルは command+,(コンマ) のショートカットなどで開くことができます。
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【 Quicksilver - Preferences - Application 】


「Application」カテゴリの説明。
」マークがついてるものは Quicksilver の再起動が必要。
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▶ Start at login
Quicksilver をログイン項目に登録します。


▶ Warn before quitting
Quicksilver を終了する前に、フローティングウインドウで警告します。


▶ Enabled advanced features
Quicksilver/ advanced features について』参照
Quicksilver をより使い込むには、ここのチェックを入れておいた方がいい。

ちなみに、「Extars」カテゴリは advanced features を「on」にしないと使えない。


▶ Show icon in dock
Quicksilver が起動しているときに、Dock にアイコンが表示されるようになります。また、アクティブなときにはメニューバーも表示されます。
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▶ Show icon in menu bar
メニューバーの右側に「Q」のマークのアイコンを表示し、そこから操作できます。
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Include access to full contents of menu bar」にチェックすると、Quicksilver, Plug-ins, Edit, Window, Help のメニュー項目を、このエクストラメニューからアクセスできるようになります。
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さらに Quicksilver のウインドウインターフェイスのメニューも、全メニュー項目にアクセスできるようになります。
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メニューエクストラにアイコンを表示させていなくても、「Include access to~」にチェックを入れておけば、全メニュー項目が表示されるので便利です。


▶ Check for updates:
アップデートをチェックする機能ですが、現在のところ Quicksilver B54(3815) では意味が無いでしょう。

現在は Quicksilver B56 のようですが、そのうち試してみよう・・・。
blacktree-alchemy - Google Code


▶ Run Setup
初回起動時の「セットアップ」設定アシスタントを起動します。
僕の環境では、セットアップが途中で止まってしまう。


▶ Rest Preferences
自分で設定した設定をすべて初期化します。
Quicksilver の設定には長時間を要するので、使わない方がいい。


▶ Uninstall Quicksilver
Quicksilver をアンインストールします(使ったこと無いけど・・・)。





【 Quicksilver - Preferences - Appearance 】


「Appearance」カテゴリの説明。
Quicksilver の「見た目」を設定します。
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▶ Superfluous visual effects
ウインドウがフェードアウトするときなどのアニメーションのon/off


▶ Load Icons for all results
候補ウインドウで表示されるアプリケーションのアイコンの読み込みをon/off切り替えます。「off」にしていても、フォーカスすればアイコンを読み込みます。

さらに「Load Previews」にチェックしていれば、Quicksilver でファイルをブラウジングしているときに、画像ファイルのプレビューを Quicksilver のウインドウ内で表示します。
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簡易的なQuickLookのように使えます。


▶ Command Interface :
Quicksilver のインターフェイスを、プルダウンリストで設定します。
プラグインを追加することによって、インターフェイスを増やせます。
Quicksilver/ インターフェイスいろいろ』参照

なんだかんだ言って、結局のところ「Bezel」に落ち着いてしまう。





【 Quicksilver - Preferences - Command 】


「Command」カテゴリの説明。主に「操作」に関する設定。
」マークがついてるものは Quicksilver の再起動が必要
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▶ Hotkey Activation
Quicksilver のウインドウインターフェイスを呼び出す為のホットキー。
デフォルト設定は「control+space」。
日本語JISキーボードの場合は、修飾キー+「英数(or かな)」キー に設定可能。
Quicksilver』参照

僕の場合は 現在のところ、このホットキーを使わず、SwitchToUS を使って、Triggerでウインドウインターフェイスを呼び出すようにしています。
こうすると、Quicksilver を呼び出したときに、自動的に「英数」入力に切り替わるので便利。
Quicksilver/ 「英数」入力でQSを呼び出す』参照


▶ Modifier-only Activation
commandキー、caps lockキー などの「1つ」の修飾キーで、Quicksilver のウインドウインターフェイスを呼び出せます。
修飾キー1回押し、2回押し か選択できます。
(僕の場合、調子が良くなく失敗することが多いので、使っていません。)


▶ Hide if pressed when already visble
すでに Quicksilver のウインドウが表示されているときに、ホットキーを押して呼び出そうとすると、ウインドウを隠します。


▶ Alternate Services Menu Key
Quicksilver は、サービスメニューに対応しており、FinderやCocoaアプリケーションで選択している項目をピックアップできます。
そのショートカット(⌘ command + ⎋ esc)を変更できる・・・はずですが、僕の環境ではここでの変更はできません。

FrontRow のショートカットの方を、システム環境設定で変更しています。
Quicksilver』参照


▶ Row Height
候補ウインドウ内の表示する項目の大きさを設定します。
下の場合で「18」に設定。
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▶ Show children split view
候補ウインドウをFinderのカラム表示のように階層表示します(2階層まで)。
(境界のポッチをドラッグして調整する)
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▶ Show other matches
候補ウインドウの表示されるタイミングを設定します。
「Delay(ちょっと遅れて)」「immediately(すぐに)」「Never(表示しない)」をプルダウンリストで選択します。
「Never」を選択しても「↓」キーを押せば表示されます。


▶ Spacebar behavior
Quicksilver のウインドウが表示されているときの「スペースキー」の役割をプルダウンリストで設定します。
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Normal
普通に「空白」を入力します。

Select Next Result
次の結果へフォーカスを移動します。「↓」と同じ。

Jump to Argument Field
3rdPaneに移動します。Actionは自動的に3rdPaneに続くもの(...)が選択される

Switch to Text Mode
テキストモードに移行し、文字入力できるようにします。
普通は「. (ピリオド)」でテキストモードになる。

Show Item's Contents
フォルダなどを1stPaneで表示しているときに、下部階層へブラウズします。
「/」or「→」と同じ。
shift+space で上部階層へ。


▶ Switch to text mode if no much is found
Quicksilver で文字入力して検索しているときに、それ合うものが無い場合は自動的にテキストモードに移行します。
個人的には「off」にしていた方が使い易いと思う。


▶ Reset search after
Quicksilver で文字入力して検索しているとき、スライダで指定した秒数内に何も入力しなければ、それまで入力したものがリセットされます。

これも「off」にしていた方が使い易い。
リセットしたいときは deleteキー でもできる。





【 Quicksilver - Preferences - Extras 】


「Extras」カテゴリは advanced features を「on」にすると使えます。
Quicksilver/ advanced features について』参照





【 Quicksilver - Preferences - Actions 】


「Actions」カテゴリの説明。
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2ndPaneで使うActionの使用・使用停止や、ランク付けをします。

Quicksilver の1stPaneのObjectは、使えば使うほど記録がキャッシュされて、よく使うものほど検索順位が上がって行きます。

しかしActionは、ここでのランク付けの設定を行わないと変化しません。また、プラグインを増やせばActionも増えて、名前と機能が覚えきられずに「↓」で候補の中から選ぶのにも苦労します。

だから、使わないActionはチェックを外して、よく使うものはランクを上げて調整することが重要です。


例えば、僕の場合は「Shelf」にテキストを記録しておいて、そこから引用して文章にペーストすることが多いです。

そこで「Paste」Actionのランクを、他のテキスト関連のActionよりも上げることによって、「Shelf」上でダブルクリックでペーストできるようになります。
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Actionを選択してドラッグ&ドロップでランクを変更できます。


AppleScriptで作った Quicksilver 用のAction(『Quicksilver/ AppleScript で Action を作る(1)』参照)をインストールすれば、それは結構上位にランク付けされるので調整する必要があります。



プラグイン別にActionを見たいときは、「by Plug-in」を選択すれば、各プラグイン別のActionをチェックすることができます。
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【 Quicksilver - Preferences - Handlers 】


「Handlers」では Quicksilver と他のアプリケーションとの関連性を設定します。
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ここに表示される内容は、インストールしているプラグインによって変わってきます。

▶ File System Browser
普通は「Finder」が選択されます。
Path Finder を利用していて、Quicksilver の「Path Finder Module」を利用している場合は、どちらかを選択できるようになります。

Quicksilver で実行するファイル関連のコマンドを、Finder か Path Finder の選択した方で実行されます。


▶ String Ranker
文字入力したときに、それにマッチする項目を選出するアルゴリズムを設定します。
デフォルトの「Quicksilver」か「TextMate Ranker」を選択します。
Quicksilver Plug-in/ TextMate Ranker』参照


▶ Notification
Quicksilver からのの情報を通知するアプリケーションを選択します。
コンソール、Quicksilver自体、Growl(※要Growl Notifier)から選択できます。

情報の種類によって通知するアプリケーションを振り分けられる「Notifications Hub」プラグインもありますが、僕の環境では使えません。
(うろ覚えだけど、ユニバーサルバイナリ化していないため、Intel Mac では使えないようなことだったと思う?)


▶ Command Line Interface
Terminal.app か iTerm(要 iTerm Module) を選択できます。


▶ Email
メールクライアントを選択します。
Apple純正の Mail.app、Gmail(要Gmail Module)、Entourage(要 Entourage 2004 Module)、Mailsmith(要 Mailsmith Module)。


▶ Missing Object Selector
Constellation Menus」プラグインをインストールしているときに出てくる項目だけど、なんのことかよく分かりません。

「Constellation Menus」に設定している場合、
Trigger で3rdPaneをブランクにして設定しているもの、例えば
Finder SelectionCopy To...ブランク
このような3rdPaneでの入力が求められるTriggerを実行すると、
Constellation Menus で開きます。
でも使い物にならない。


▶ Instant Massaging
チャットをやらないので、よく分かりませんが・・・
多分「Chat Support」プラグインが必要だと思います。
iChat か Adium を選択します。





上記以外の Preferencesパネルにおけるカテゴリは、インストールしているプラグインによって、増えて行きます。





この記事では QuicksilverB54(3815) を使用しています。



(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ

すべてのQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にあります。

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