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Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ
OS10.4以上(UB)、OS10.3.9 各対応
ドネーションウェア
Quicksilver はウインドウを呼び出したときに(invoke)、1stPaneのObjectにファイルなどを設定して、tabキー で2ndPaneに移動して様々なActionから1つを選択して、returnキー で実行するようになっています。

Actionは1stPneのObjectに対して有効なものしか、候補が表示されないようになっています。
このActionについての話です。
ActionはQuicksilverの環境設定(command+,(コンマ))の Actionsカテゴリ で設定できます。

ここに表示される 各Action はインストールしているプラグインによって変わってきます。
各アクションのチェックを外せば、使用停止になります。デフォルト設定では外されているものも多くあるので、自分の環境に合うように設定管理できます。
また、各ActionをドラッグしてRankの入れ替えが可能です。↓キー などでActionを選択するときの優先順位が変わります。
【 Quicksilver - Actions - ファイル・フォルダ 】
open
▶ Open
最もよく使うActionです。
1stPaneで選択したアプリケーションを起動したり、システム環境設定パネルを開いたりします。
1stPaneのObjectがフォルダの場合、そのフォルダをFinderウインドウで表示します。
ファイルの場合、デフォルトアプリケーションで開きます。
その他いろいろ。

open_with
▶ Open With...
1stPaneで選択したファイルを3rdPaneのアプリケーションで開きます。
1stPaneと3rdPaneが逆でもOK。

3rdPane(1stPane)でプリンタを選択すれば、そのファイルを開くことなくプリントアウトできます。

プリンタは
/Users/登録アカウント名/Library/Printers/
から選択します。
always_open_with
▶ Always Open With...
これは僕の環境ではなぜか機能しない。
reveal
▶ Reveal
1stPaneのファイル・フォルダをFinderウインドウで選択した状態で表示。
「Open」Actionのときに command+return でも同様。

get_file_path
▶ Get File Path
1stPaneのファイル・フォルダのUNIX形式のパスを取得します。
(例)/Applications/Address Book.app

この状態で returnキー を押して実行すると、Quicksilverのウインドウがもう一度表示され、アイコンの下にそのファイルのパスが表示されています。
「.(ピリオド)」を押してテキストモードにすると、パスが選択されます。

このとき command+C でクリップボードにコピーされます。
get_file_location
▶ Get File Location
1stPaneのファイル・フォルダのHFS形式のパスを取得します。
(例)Macintosh HD:Applications:Address Book.app
get_file_url
▶ Get File URL
1stPaneのファイル・フォルダのURL形式のパスを取得します。
(例)file://localhost/Applications/Address%20Book.app/
display_dialog
▶ Display Dialog
1stPaneのファイル・フォルダのUNIX形式のパスをダイアログで表示します。


ここに表示されるパスは選択することもできるので、このパスを
マウス トリプルクリックで選択→ command+C でクリップボードにコピー
ができます。
rename
▶ Rename...
1stPaneで選択したファイル・フォルダをリネームします。
3rdPaneに新しい名前を入力します。

copy_to
▶ Copy To...
1stPaneで選択したファイル・フォルダを3rdPaneのフォルダへ複製を作ります。

move_to
▶ Move To...
1stPaneで選択したファイル・フォルダを3rdPaneのフォルダへ移動します。

(「Move To...」でのちょっと便利な方法)
まずFinderで移動したいファイル(フォルダ)を選択します。
Quicksilverのウインドウを呼び出して(invoke)、1stPaneに移動先のフォルダを選択します。この状態で
option + command + G
を押すと、
・1stPaneのObject --- Finderで選択している項目
・2ndPaneのAction --- 「Move to...」Actionに設定
・3rdPaneのArgument --- 最初のウインドウで選択したフォルダ
の状態にします。
ファイルの移動をQuicksilverで行うなら、このショートカットは覚えておいた方が便利。
ただ、ときどき使えなくなることもある。
move_to_trash
▶ Move to Trash
1stPaneで選択したファイル・フォルダをゴミ箱へ移動します。

delete_erase
▶ Delete(Erase)
1stPaneで選択したファイル・フォルダを削除します。ゴミ箱内にも残りません。

これを実行すると確認ダイアログが表示されます。

make_alies_in
▶ Make Alias in...
1stPaneで選択したファイル・フォルダのエイリアスを3rdPaneのフォルダ内に作ります。

make_link_in
▶ Make Link in...
1stPaneで選択したファイル・フォルダのシンボリックリンク(※)を3rdPaneのフォルダ内に作ります。

make_hardlink_in
▶ Make Hard Link in...
ハードリンクを作る為のActionだと思いますが、僕の環境ではうまく機能しません?でした。
ただ、ハードリンクというものをちゃんと理解できていないからかも?
new_folder
▶ New Folder...
1stPaneで選択したフォルダ内に新規フォルダを作成します。
3rdPaneにそのフォルダ名を入力します。

get_info
▶ Get Info
1stPaneのファイル・フォルダのプロパティを表示します。

Finderで command+I(アイ) を実行したのと同じ。
eject
▶ Eject
CD・DVDなどのリムーバルメディアをイジェクト、仮想ボリュームなどアンマウントします。

make_new
▶ Make New...
1stPaneに保存先フォルダ、3rdPaneにテンプレートファイル(※)を指定して実行します。テンプレートを元に、新規ファイルを作成します。

※テンプレートファイルはあらかじめ作っておいて
~/Library/Application Support/Quicksilver/Templates/
の場所に保存しておきます。
(『Quicksilver/ テンプレートファイルを使う』参照)
symbolic_link
シンボリックリンクとは? シンボリックリンクはエイリアスとよく似た実体のないファイルで、オリジナルのファイルの影武者のようなものです。 Finder上での見た目はエイリアスと変わりません。 エイリアスはオリジナルのファイルと、エイリアス作成後に保存場所を移動変更しても、ちゃんとそれとリンクしています。 シンボリックリンクは作成後に、オリジナルファイルの保存場所を変更すると、場所を把握できず、リンクされません。 |
【 Quicksilver - Actions - アプリケーション 】
▶ Open
1stPaneで選択したアプリケーションを起動したり、システム環境設定パネルを開いたりします。
open_file
▶ Open File...
1stPaneのアプリケーションで3rdPaneのファイルを開きます。

1stPaneにプリンタ、3rdPaneにファイルを選択すれば、ファイルを開くことなくプリントアウトできます。

プリンタは
/Users/登録アカウント名/Library/Printers/
から選択します。Catalogに登録しておいた方が便利。
relaunch
▶ Relaunch
Object(1stPane)のアプリケーションを再起動します。

Finderの再起動もできます。
toggle_app
▶ Toggle Applications
Object(1stPane)のアプリケーションを隠す/表示の切り替え。
起動していないアプリケーションでは起動します。

activate
▶ Activate
Object(1stPane)のアプリケーションを最前面に表示します。

quit
▶ Quit
Object(1stPane)のアプリケーションを終了します。

Finderを終了することもできます。(再起動はしない)
quit_others
▶ Quit Others
Object(1stPane)のアプリケーション以外のアプリケーションを終了します。

hide
▶ Hide
Object(1stPane)のアプリケーションを隠す。
(command+H のようなもの)

hide_others
▶ Hide Others
Object(1stPane)のアプリケーション以外を隠します。
(option+command+H のようなもの)

open_at_login
▶ Open at Login
1stPaneのアプリケーション、ファイルをログイン項目に登録します。

do_not_open_at_login
▶ Do Not Open at Login
1stPaneのアプリケーション、ファイルをログイン項目から解除します。

Quicksilver/ Actionについて(2)につづく
この記事では Quicksilver(3815) を使用しています。
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Widgetを起動する
Quicksilver/ QuickLookを表示
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ ブラウズに便利な操作
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について + Growl Notifier Plug-in
Quicksilver Plug-in/ iTunes Module
Quicksilver Plug-in/ Web Search Module
Quicksilver Plug-in/ SafariStand Queries
Quicksilver/ advanced features について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver Plug-in/ Services Menu Module
Quicksilver Plug-in/ Clipboard Module
Quicksilver Plug-in/ Shelf Module
Quicksilver Plug-in/ User Interface Access
Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands
Quicksilver Plug-in/ Extra Scripts
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
これ以降のQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にまとめています。
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