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わかばマークのMacの備忘録
初心者による Mac OSX の便利な使い方や、ソフトウェアの紹介など、Macのこといろいろ。

2023 / 09

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http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-403.html

Quicksilver/ Actionについて(1)
icn_Quicksilver
Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ
OS10.4以上(UB)、OS10.3.9 各対応
ドネーションウェア


Quicksilver はウインドウを呼び出したときに(invoke)、1stPaneのObjectにファイルなどを設定して、tabキー で2ndPaneに移動して様々なActionから1つを選択して、returnキー で実行するようになっています。
071023qs20

Actionは1stPneのObjectに対して有効なものしか、候補が表示されないようになっています。

このActionについての話です。

ActionはQuicksilverの環境設定(command+,(コンマ))の Actionsカテゴリ で設定できます。
071023qs42

ここに表示される 各Action はインストールしているプラグインによって変わってきます

各アクションのチェックを外せば、使用停止になります。デフォルト設定では外されているものも多くあるので、自分の環境に合うように設定管理できます。

また、各ActionをドラッグしてRankの入れ替えが可能です。↓キー などでActionを選択するときの優先順位が変わります。





【 Quicksilver - Actions - ファイル・フォルダ 】


open
▶ Open
最もよく使うActionです。
1stPaneで選択したアプリケーションを起動したり、システム環境設定パネルを開いたりします。
1stPaneのObjectがフォルダの場合、そのフォルダをFinderウインドウで表示します。
ファイルの場合、デフォルトアプリケーションで開きます。
その他いろいろ。
071023qs47

open_with
▶ Open With...
1stPaneで選択したファイルを3rdPaneのアプリケーションで開きます。
1stPaneと3rdPaneが逆でもOK。
071023qs48

3rdPane(1stPane)でプリンタを選択すれば、そのファイルを開くことなくプリントアウトできます。
071023qs62

プリンタは
/Users/登録アカウント名/Library/Printers/
から選択します。

always_open_with
▶ Always Open With...
これは僕の環境ではなぜか機能しない。

reveal
▶ Reveal
1stPaneのファイル・フォルダをFinderウインドウで選択した状態で表示。
「Open」Actionのときに command+return でも同様。
071023qs50

get_file_path
▶ Get File Path
1stPaneのファイル・フォルダのUNIX形式のパスを取得します。
(例)/Applications/Address Book.app
071023qs51

この状態で returnキー を押して実行すると、Quicksilverのウインドウがもう一度表示され、アイコンの下にそのファイルのパスが表示されています。
.(ピリオド)」を押してテキストモードにすると、パスが選択されます。
071023qs52

このとき command+C でクリップボードにコピーされます。

get_file_location
▶ Get File Location
1stPaneのファイル・フォルダのHFS形式のパスを取得します。
(例)Macintosh HD:Applications:Address Book.app

get_file_url
▶ Get File URL
1stPaneのファイル・フォルダのURL形式のパスを取得します。
(例)file://localhost/Applications/Address%20Book.app/

display_dialog
▶ Display Dialog
1stPaneのファイル・フォルダのUNIX形式のパスダイアログで表示します。
071023qs71

071023qs72

ここに表示されるパスは選択することもできるので、このパスを
マウス トリプルクリックで選択→ command+C でクリップボードにコピー
ができます。

rename
▶ Rename...
1stPaneで選択したファイル・フォルダをリネームします。
3rdPaneに新しい名前を入力します。
071023qs49

copy_to
▶ Copy To...
1stPaneで選択したファイル・フォルダを3rdPaneのフォルダへ複製を作ります。
071023qs53

move_to
▶ Move To...
1stPaneで選択したファイル・フォルダを3rdPaneのフォルダへ移動します。
071023qs54

(「Move To...」でのちょっと便利な方法)
まずFinderで移動したいファイル(フォルダ)を選択します。
Quicksilverのウインドウを呼び出して(invoke)、1stPaneに移動先のフォルダを選択します。この状態で

option + command + G

を押すと、
・1stPaneのObject --- Finderで選択している項目
・2ndPaneのAction --- 「Move to...」Actionに設定
・3rdPaneのArgument --- 最初のウインドウで選択したフォルダ
の状態にします。

ファイルの移動をQuicksilverで行うなら、このショートカットは覚えておいた方が便利。
ただ、ときどき使えなくなることもある。

move_to_trash
▶ Move to Trash
1stPaneで選択したファイル・フォルダをゴミ箱へ移動します。
071023qs55

delete_erase
▶ Delete(Erase)
1stPaneで選択したファイル・フォルダを削除します。ゴミ箱内にも残りません
071023qs56

これを実行すると確認ダイアログが表示されます。
071023qs57

make_alies_in
▶ Make Alias in...
1stPaneで選択したファイル・フォルダのエイリアスを3rdPaneのフォルダ内に作ります。
071023qs58

make_link_in
▶ Make Link in...
1stPaneで選択したファイル・フォルダのシンボリックリンク)を3rdPaneのフォルダ内に作ります。
071023qs60

make_hardlink_in
▶ Make Hard Link in...
ハードリンクを作る為のActionだと思いますが、僕の環境ではうまく機能しません?でした。
ただ、ハードリンクというものをちゃんと理解できていないからかも?

new_folder
▶ New Folder...
1stPaneで選択したフォルダ内に新規フォルダを作成します。
3rdPaneにそのフォルダ名を入力します。
071023qs61

get_info
▶ Get Info
1stPaneのファイル・フォルダのプロパティを表示します。
071023qs64

Finderで command+I(アイ) を実行したのと同じ。


eject
▶ Eject
CD・DVDなどのリムーバルメディアをイジェクト、仮想ボリュームなどアンマウントします。
071023qs65


make_new
▶ Make New...
1stPaneに保存先フォルダ、3rdPaneにテンプレートファイル(※)を指定して実行します。テンプレートを元に、新規ファイルを作成します。
071023qs433

※テンプレートファイルはあらかじめ作っておいて
~/Library/Application Support/Quicksilver/Templates/
の場所に保存しておきます。
(『Quicksilver/ テンプレートファイルを使う』参照)




symbolic_link
シンボリックリンクとは?

シンボリックリンクはエイリアスとよく似た実体のないファイルで、オリジナルのファイルの影武者のようなものです。

Finder上での見た目はエイリアスと変わりません。
エイリアスはオリジナルのファイルと、エイリアス作成後に保存場所を移動変更しても、ちゃんとそれとリンクしています。

シンボリックリンクは作成後に、オリジナルファイルの保存場所を変更すると、場所を把握できず、リンクされません。







【 Quicksilver - Actions - アプリケーション 】


▶ Open
1stPaneで選択したアプリケーションを起動したり、システム環境設定パネルを開いたりします。

open_file
▶ Open File...
1stPaneのアプリケーションで3rdPaneのファイルを開きます。
071023qs59

1stPaneにプリンタ、3rdPaneにファイルを選択すれば、ファイルを開くことなくプリントアウトできます。
071023qs63

プリンタは
/Users/登録アカウント名/Library/Printers/
から選択します。Catalogに登録しておいた方が便利。

relaunch
▶ Relaunch
Object(1stPane)のアプリケーションを再起動します。
071023qs43

Finderの再起動もできます。

toggle_app
▶ Toggle Applications
Object(1stPane)のアプリケーションを隠す/表示の切り替え
起動していないアプリケーションでは起動します。
071023qs44

activate
▶ Activate
Object(1stPane)のアプリケーションを最前面に表示します。
071023qs45

quit
▶ Quit
Object(1stPane)のアプリケーションを終了します。
071023qs66

Finderを終了することもできます。(再起動はしない)

quit_others
▶ Quit Others
Object(1stPane)のアプリケーション以外のアプリケーションを終了します。
071023qs67

hide
▶ Hide
Object(1stPane)のアプリケーションを隠す
(command+H のようなもの)
071023qs68

hide_others
▶ Hide Others
Object(1stPane)のアプリケーション以外を隠します。
(option+command+H のようなもの)
071023qs69


open_at_login
▶ Open at Login
1stPaneのアプリケーション、ファイルをログイン項目登録します。
071023qs73

do_not_open_at_login
▶ Do Not Open at Login
1stPaneのアプリケーション、ファイルをログイン項目から解除します。
071023qs74





Quicksilver/ Actionについて(2)につづく
(いつになるか分からないけど・・・)

この記事では Quicksilver(3815) を使用しています。


(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Widgetを起動する
Quicksilver/ QuickLookを表示
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ ブラウズに便利な操作
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について + Growl Notifier Plug-in
Quicksilver Plug-in/ iTunes Module
Quicksilver Plug-in/ Web Search Module
Quicksilver Plug-in/ SafariStand Queries
Quicksilver/ advanced features について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver Plug-in/ Services Menu Module
Quicksilver Plug-in/ Clipboard Module
Quicksilver Plug-in/ Shelf Module
Quicksilver Plug-in/ User Interface Access
Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands
Quicksilver Plug-in/ Extra Scripts
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ

これ以降のQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にまとめています。

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