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Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ
OS10.4以上(UB)、OS10.3.9 各対応
ドネーションウェア
以前の記事『Quicksilver/ 基本的な使用例』のつづき
Quicksilver はウインドウを呼び出したときに(invoke)、1stPane(Object)にフォーカスされるようになっています。

この1stPaneにフォーカスがあるときに、「A」とか「B」とかのコマンドを入力したときには、Catalog に記憶されているものが候補として表示されます。
この Catalog を設定して自分の環境に適したものにする必要があります。

Catalog の設定ウインドウは上のようにメニューからか、command+;(セミコロン)で呼び出します。
【 Quicksilver - Catalog - アプリケーションの設定 】
例えば、使わないアプリケーションをコマンド入力で呼び出すものから除外したいときは、
Catalogの Applicationsカテゴリ で「Applications」を選択します。

ここで「i」をクリックしてドロワーを開き、「Contents」タブにアプリケーションの一覧が表示されているので、除外したいもののチェックを外します。
すぐには反映されないので、注意。Quicksilver はデフォルト設定では10分ごとにCatalogの内容をスキャンしています。すぐに反映したいときはリロードボタンをクリックします(これもちょっと時間がかかる)。
「アプリケーション」フォルダ以外にアプリケーションを配置しているときなどは、Sourceの「Find All Applications」にチェックするといいでしょう。
ただし、これにチェックすると起動ディスク以外にあるアプリケーションも読み取ってしまうので、あまりオススメではありません。
Quicksilver はデフォルト設定でアプリケーションフォルダ内で3階層のフォルダ内をものをスキャンするようになっています。
「アプリケーション」フォルダ内で多階層のディレクトリを構成している場合は、アプリケーションをスキャンできないこともあります。
『「Find All Applications」はちょっといやだ』というときは、まずSourceの「Applications」のチェックを外します。
(プリセットはオプション変更できないため)

そして、ドロワーの「Attributes」タブの「Create Copy」をクリックします。

そうすると、Customカテゴリ のSouceに「Applications」が作成されるので、それを選択し、ドロワーの「Source Options」タブを選択します。

ここの「Depth:」のスライダでスキャンする階層を選択すればOKです。
「Omit source item」のチェックを外しているときは、アプリケーションのパッケージ内にあるアプリケーションも読み取ってしまいます。
ここのチェックは入れておいた方がいいでしょう。
(写真ではチェックが入ってないけど・・・)
ただ、ときどきうまく機能しないときもある。
【 Quicksilver - Catalog - Developer内のアプリケーションを登録 】
Developerツールをインストールしていて、その中のアプリケーションのみをCatalogに登録したい場合、上記と同じ手順で登録します。
まず、Castomカテゴリで「+」の「File & Folder Scanner」を選択して、「Developer」フォルダを登録します。

そしてドロワーの「Source Options」タブを開きます。

「Include Contents:」を「Folder Contents」に設定します。これでフォルダ内の指定階層内のファイル・フォルダをCatalogに登録できます。
次に「Depth:」でスキャンする階層を指定します。
「Types:」のところで、読み込むファイルの拡張子を入力して returnキー で確定します。ここではアプリケーションを登録するので、「app」と入力します(「.」は入力しない)。
拡張子の他にファイルタイプ コードを引用符「'」で囲んだものを入力してもOKです。
アプリケーションだと 'APPL' (引用符も含めて)と入力して returnキー で確定すると「アプリケーション」になります。
これで「Developer」フォルダ内のアプリケーションがCatalogに登録されます。
【 Quicksilver - Catalog - よく使うフォルダを登録 】
Quicksilver はデフォルト設定でホームフォルダ内の「Documents(文書)」フォルダなどがCatalogに設定されています。
僕の場合は「Documents(文書)」「Movies(ムービー)」「Downloads(ダウンロード)」「Pictures(ピクチャ)」「Music(ミュージック)」の各フォルダは、別パーティションのボリュームに同じものを作って、ホームフォルダ内のものは使っていません。
ですから、まず Userカテゴリ でこれらのフォルダのチェックを外して、Catalogから除外します。

それから Customカテゴリ で別ボリュ-ム内の各フォルダを登録します。
(グループとして登録することもできます。)

このとき例えば、「ムービー」フォルダ内の動画ファイルをCatalogに登録したいときは、ドロワーの「Suorce Options」タブを開きます。

上記の説明と同じ手順で、設定して行きます。
「Types:」のところで登録したいファイルの種類の拡張子を入力して行きます。
「mov」「wmv」「avi」「flv」などと入力して returnキー で確定させて行きます。
(ファイルタイプ コードの 'MooV' と入力しても「QuickTimeムービー」が登録できます。)
ちゃんと登録できているかどうかは、ドロワーの「Contents」タブで確認できます。
リロードボタンでここの結果に反映されます。
特定のものを除外したいときはここのチェックを外します。

もしフォルダ内の「フォルダ」をCatalogに読み込ませたいときは、「Source Options」タブでファイルタイプ コードの 'fold' と引用符も含めて入力します。

それで returnキー で確定します。
これで「フォルダ」が登録できます。

この記事では Quicksilver(3815) を使用しています。
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Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
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