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CocoaBooklet : PDFをプリントして本を作れるようにページの配置換えをする
OS10.3.9以上(UB)
ドネーションウェア
PDFファイルをプリントアウトしたときに、用紙を折り畳んで本を作れるようにPDFファイルのページ配置を変換するユーティリティ「CocoaBooklet」の紹介です。
【 CocoaBooklet - 使い方 】
起動すると、このようなウインドウが表示されます。

このウインドウか、DockアイコンにPDFファイルをドラッグ&ドロップすれば、PDFファイルのページの配置換えを行います。
例えば、下のような元のPDFファイルを・・・
(muta's mac scribblingさん の『ショートカットキー』のページを使わさせてもらいました。)

CocoaBooklet で配置換えを行うと、このように(写真がちょっと分かりづらいですが)本にしたときに折り畳んで使えるように2分割されます。

デフォルト設定では、偶数ページが180°回転されます。
普通にこのまま全ページを印刷した場合は、プリントされてる面同士、プリントされて無い面同士を重ね合わせると、本の形態になります。
それでは、ちょっと芸が無いので、先に奇数ページを印刷して、その裏面に偶数ページを印刷してやると、バッチリ本の形態になり、紙も少なくて済みます。
それを実際にプリントアウトして本にしてみると、こんな感じです。

僕の場合、デフォルト設定で偶数ページが180°回転になってたのを忘れて、プリンターの紙の方向を間違えて失敗したので、チャレンジしてみる人は注意したほうがいいでしょう。
それと、WebページなどをPDFで保存してプリントアウトするときなどは、この CocoaBooklet と同じ作者さんが作った PDFLab などで余白ページなどを削除してから、CocoaBooklet で本形式にしてプリントした方がいいでしょう。
【 CocoaBooklet - 環境設定 】
CocoaBookletメニュー>Preferences(command+,(コンマ))
で環境設定ウインドウが開きます。

この「Paper Size」タブで、用紙の大きさなど設定が出来ます。
「Options」タブで用紙割りなど設定します。

A4サイズの用紙では4分割にすると元のファイルの文字が大きいものしか、読めないので僕の場合は使えそうにありません。
「Do not flip even pages」にチェックしていると、偶数ページが反転しません。
【 CocoaBooklet - ヘルパーアプリケーション 】
CocoaBooklet を初めて起動したときに、ヘルパーアプリケーションをインストールするか、どうかを選択します。

「Yes」を選択すると、ライブラリフォルダに
~/Library/PDF Services/MakeBooklet.app
がインストールされます。
これをインストールしていると、プリントアウト(commnad+P)するときのダイアログの「PDFとして保存」の項目がアイコンに変わり、下のようになります。

ここで「PDFとして保存」は従来のものと同じです。
(参考記事 : PDFファイルで保存しよう)
「Make a Booklet」を選択すると、CocoaBooklet が起動して、本に出来るようにページを分割した形のPDFファイルで保存出来るようになります。
このときの設定は CocoaBooklet の環境設定で前に設定しておいたものになります。
上記でも書きましたが、Webページなどに適用する場合は PDFLab などで余白ページなどを削除してからの方がいいので、ヘルパーアプリケーションを使わない方がいいでしょう。
(ダウンロードリンク)
Site top page : La Page de Fabien
Download page : CocoaBooklet
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