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Gimp : 多機能画像編集ソフト
X11対応
OS10.3以上(UB,Intel)
フリーウェア
有名な多機能画像編集(ドローイングもやろうと思えばできる)ソフトの「Gimp」の紹介です。
x11
Gimp を動かすにはX11(OS10.3以上)が必要です。 ![]() X11 はインストールDVDに入ってるので、そこからインストールします。 「そんなの入ってないよ」という場合は、下記のホームページからダウンロードできます。 [X11 for Mac OS X v1.0(OS10.3~10.3.9)] Apple - Support - Downloads - X11 for Mac OS X 1.0 [X11 for Mac OS X v1.1.3 update(OS10.4.8以上)] Apple - Support - Downloads - X11 Update 2006 1.1.3 |
以前に muta's mac scribblingさん経由で知った『「飛び出す写真」を簡単に作るPhotoshopチュートリアル | POP*POP』で紹介されていた飛び出す写真を Gimp を使って作ってみようと思います。
<完成後の写真>

<元の写真>

この元の写真を Gimp で開きます。

【 Gimp - レイヤ 】

赤枠のところをクリックして、レイヤ名などの設定をします。
レイヤとは透明のシートのようなものです。各レイヤごとに編集したり、レイヤの順番を変更したり、画像編集するのに欠かせない機能です。

後からでもレイヤを作ったり削除したりすることもできます。
目のマークをクリックして、そのレイヤの表示/非表示を切り替えます。
最初に読み込んだ画像は「背景」レイヤとなります。
選択したものがカレントレイヤになり、そのレイヤでの編集作業になります。
下記の説明では、ここで設定したレイヤ名で説明していきます。
【 Gimp - 写真フレームを作る 】
まず「waku」レイヤをカレントレイヤにして、選択ツールで写真フレームの形を選択します。


「モード」のところで黄色枠のアイコンを選択すると、メインウインドウ上でマイナス選択できようになるので、だいたいフレームぽくなるように切り抜くようにしてします。
次に選択した部分を白で塗りつぶします。
「waku」レイヤにしておいて、編集メニュー>背景色で塗りつぶす(背景色を白に設定)を実行します。

この状態で写真フレームを変形させます。


各頂点、各辺をドラッグして上のような形に変形させます。
「変換」をクリックすると確定します。
【 Gimp - 間違えたとき - Undo,Redo,取消し 】
とりあずここまでやってきて、間違えたときなどは
control + Z --- Undo
control + Y --- Redo
でやり直しがききます。
(command+Z ではないので注意)

この「取消し」はファイルを閉じて、また開いたときには使えません。
【 Gimp - 写真フレーム外の余分な部分を削除 】
次に写真フレーム外側の余分な部分を削除します。
「背景」レイヤをカレントレイヤにします。


クリックでパスのアンカーポイントを設置し、ドラッグすれば曲線カーブを作れます。
細かい部分の作業するときには
「+」--- 拡大表示
「ー」--- 縮小表示
スペースキーを押している間はマウスポインタの移動で表示位置を移動できます。
こうして下のように、写真フレームとはみ出した猫の輪郭をトレースします。

次にレイヤウインドウの「パス」タブを開きます。

先ほど作ったパス(名前なし)を選択して、◀のマークの「このタブを設定」をクリックします。

この中の「パスを選択領域へ」を選択すると、輪郭をトレースしたパスが選択領域に変わります。
「背景」レイヤでこの選択領域の画像を control + C でコピーします。
(command+C ではないので注意)
次に「neko」レイヤをカレントレイヤにして、control + V でペーストします。

(背景レイヤを非表示にしたところ)
【 Gimp - 影を付ける 】
次に影を付けます。
もう一度上記と同じ方法で、パスから選択領域を作り、「kage」レイヤをカレントレイヤにします。
選択メニュー>選択領域の拡大 で選択範囲を一回り大きくします。
数値はお好みで。

次に、選択メニュー>境界をぼかす を実行してます。
数値はお好みで。

最後に、編集メニュー>描画色で塗りつぶす(描画色を黒に設定しているとき)で黒で塗りつぶします。

(新規レイヤを作り、白で塗りつぶして影をわかりやすくしたところ)

数値はお好みで。

【 Gimp - 写真フレームのいらないところを削除する 】
猫の飛び出したところの写真フレームを削除します。
「waku」レイヤをカレントレイヤにして、上記のパス ツールなど使って、余分な部分を選択します。

この状態で「delete」キー(※⌦)を押せば、削除できます。
もしくは、編集メニュー>消去 からも操作できます。
【 Gimp - トリミング 】
ほぼできあがったところで、余分な部分をトリミングして画像サイズを小さくします。


メインウインドウ内の必要部分をドラッグして、切り抜く範囲を設定します。
範囲を決めたら、その範囲内をクリックすれば、切り抜かれます。
【 Gimp - 保存 】
これで飛び出す写真が出来上がりました。
(今見るとかなり手抜きだ・・・)

最後に作った画像を保存します。
元画像がJPGファイルだったので、ファイルメニュー>保存(control+S)でJPGファイルとして上書き保存されます。
保存するときに見せたくないレイヤを非表示にしていると、そのままの見え方でJPGファイルとして保存されます。
このときに、表示されているすべてのレイヤで透明な部分があると、そのとき設定している「背景色」が背景にされます。
また、続けて編集作業するときなどはXCF形式(Gimpの保存形式)で保存しておくと、レイヤなどが残ったまま保存されます。

別名保存で拡張子なしで保存すると、XCF形式で保存されます。
GIF や TIFF にコンバートするときは、拡張子をそれに変えれば、その形式で保存できます。
最後に、上記のような方法を使いましたが、他のやり方は何通りもありますので、「こんなかったるい方法でやらなくても」というツッコミは無しで。
この記事では GIMP-2.4-rc3-intel を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : GIMP - The GNU Image Manipulation Program
Download page : GIMP - Downloads
Download page : GIMP.app
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最近Macに乗り換えGIMPを使っております。
多くのプラグインがGIMPには出ていますがMacでも使えるのでしょうか?
ご存知でしたらプラグインの導入方法について記載されているURLなど教えて頂けたら幸いです。
いきなり教えて君で申し訳ありません。
デフォルトで用意されているプラグインしか、使ったことがないので、導入方法とかはよくわかりません。
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