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Butler : ランチャ+多機能な総合ユーティリティソフト
OS10.2.8以上(UB)
ドネーションウェア、日本語対応
多機能なランチャ+総合ユーティリティソフトの「Butler」の紹介です。
この Butler とは日本語で「執事」という意味ですが、まさしく執事のようになんでもこなす便利なソフトです。
Butler(1) ページ内 INDEX (ページ内の各項目にジャンプします) 【 Butler の概要 】 【 Butler - メニュー構成のカスタマイズ 】 ├(メニューバー で表示) ├(Docklet で表示) ├(見えない項目) ├(共通の設定 - アイテムの追加・削除) ├(共通の設定 - トリガー - 省略名を入力 [ control + space ] ) ├(共通の設定 - トリガー - ホットキー) ├(共通の設定 - トリガー - ホットコーナー) └(共通の設定 - トリガー - イベント) |
butler_about
【 Butler の概要 】
Butler を初めて起動すると、メニューバーの右側にこのように表示されます。

この入力フォームに文字を入力すると、デフォルトのWebブラウザでGoogleの検索結果のページを表示します。プルダウンで検索エンジンを変更することも出来ます。

地球アイコンのプルダウンでブックマークを表示してアクセスすることが出来ます。

昔のiMac風のアイコンのプルダウンでそれ以外の機能を使うことが出来ます。

Butler の機能は多岐にわたります。
・Web検索機能
・ブックマーク管理、アクセス
・アドレスブックへのアクセス
・ファーストユーザスイッチより便利なユーザの切り替え
・ボリューム内のファイル・フォルダへのアクセス
・AppleScriptの起動
・起動しているアプリケーションのスイッチャー、ランチャ機能
・システム環境設定への各項目への素早いアクセス
・iTunesのコントロール
・ペーストボードによるクリップボードの拡張
・キーストローク機能
・システムの終了、再起動、ログイン、スリープ
・スクリーンセーバの起動
・ホットキー、ホットコーナー、省略名などの割当をするトリガー機能
など様々な機能があります。中でも、Butler に登録したものにホットキー、ホットコーナー、省略名などの割当するトリガー機能がすごく便利です。
customize
【 Butler - メニュー構成のカスタマイズ 】
上記のように、デフォルトの設定でも使えますが、Butler はそれぞれの機能を呼び出すのに様々な方法が使えて、自分好みにカスタマイズすることが出来ます。
ここでカスタマイズしないと、Butler の便利な機能も意味がないので、自分好みにカスタマイズした方がいいでしょう。
これらの設定は、Butlerメニュー>カスタマイズ を選択します。

そうすると、Butler の設定ウインドウで「メニュー構成」タブが開きます。

基本的な操作は左ペインで項目を選択して、右ペインの「インスペクタ」でオプション設定、トリガー設定(ホットキー、ホットコーナー、メニューバー、Docklet、省略名を入力など)、外観設定、その他の設定などいろんな操作方法などの詳細設定をします。
例として Butler の「アプリケーション」コンテナを使って説明してみます。デフォルト設定では下のような感じです。

動作中のアプリケーションのスイッチ、すべてのアプリケーションへのアクセス、アップルスクリプトといったメニューがあります。
customize_menu
(メニューバー で表示)
Butler のメニュー構成ウインドウで「アプリケーション」コンテナをドラッグ&ドロップで位置を変更してみます。

そうすると、メニューバーに「アプリケーション」コンテナのアイコンが表示され、そこから操作出来ます。

メニューバーの位置は「左」「通常」「中央」「右」と用意されているので、好きな場所にコンテナなどを設置することが出来ます。
「アプリケーション」コンテナを「メニューバー(右)」に移動してみると・・・

このようにメニューバーの右端にアイコン表示されます。
「アプリケーション」コンテナは現在アクティブなアプリケーションのアイコンで表示されるので、右端に表示すると旧OS風の使い勝手になります。
customize_docklet
(Docklet で表示)
「アプリケーション」コンテナを「Docklet」に移動すると、スクリーン左上に小さな三角形マークが表示されます(Dockletの環境設定による)。

これをクリックすると、「アプリケーション」コンテナが操作出来ます。

Docklet の表示位置などの指定は環境設定の「Docklet」タブで設定出来ます。

customize_invisible
(見えない項目)
コンテナをここに移動すると、文字通りメニューバーやDockletでは表示されずに見えなくなります。
「見えない項目」のものを操作するには、下記で説明するトリガー(省略名を入力、ホットキー、ホットコーナーなど)を使って操作出来ます。
customize_item
(共通の設定 - アイテムの追加・削除)
メニュー構成ウインドウの左ペインで、コンテナやアイテム、URLを追加したり、削除したりすることが出来ます。
Butler のメニュー構成ウインドウ左下の「+▼」「ー」ボタン、もしくは control+クリック(右クリック)でアイテムを追加・削除出来ます。

ここで新規コンテナ、ファイル(フォルダをButlerに登録するときも、ここの「ファイル」から選択します)、区切り線などを追加出来ます。
Finder上のアイコンを Butler のメニュー構成ウインドウにドラッグ&ドロップしても登録出来ます。
メニュー構成ウインドウが最前面の状態で、command+N を入力すると、ファイルやフォルダを Butler に登録することが出来ます。
また、「スマートアイテム」という便利なものも用意されています。

「スマートアイテム」はデフォルト設定ですでにあるものから、ないものも色々あるので気に入ったものを登録しておくと便利です。
また、デフォルト設定のアイテムを削除しても、この「スマートアイテム」から復帰させられます。
これで「アプリケーション」コンテナに「デスクトップを表示」などのスマートアイテムや、自分好みによく使うアプリケーションなどを登録出来ます。

- アイテムの登録に便利な機能 -
ファイルや、フォルダ、ブックマーク用のURLなどを Butler に登録するのに、便利な機能があります。Butler の環境設定ウインドウの「編集」カテゴリで、「ドラッグ&ドロップ:アクティブ」のところに任意のコーナーのチェックを入れておきます。

これで、例えばホームページを見ていて、このページを Butler のブックマークマークに登録したいと思ったら、アドレスバーのファビコンを設定したコーナーへドラッグします。

そうすると、Butler のメニュー構成ウインドウが表示されるので、それをドラッグしたままコーナーからこのウインドウへ持って行きドロップすれば、完了です。

もちろん、これは他のファイルやフォルダを登録するときにも使えます。
customize_abbreviations
(共通の設定 - トリガー - 省略名を入力 [ control + space ] )
Butler のメニュー構成ウインドウの右ペインに「インスペクタ」があります。左ペインで選択したものの詳細設定をここで表示します。
この インスペクタ の「トリガー」タブで設定します。
例えば、スマートアイテムの「デスクトップを表示」の省略名に「desk」と設定します。

これで、control+space(デフォルト設定)のホットキーを入力すると、下のようなウインドウが表示され、右上の入力フォームに「desk」と打ち込むと、該当しそうな項目を表示してくれます(設定による)。

ここでその項目をダブルクリックするか、?のマークをクリックすると「デスクトップを表示」を実行します。(この「デスクトップを表示」はFinder以外のアプリケーションを隠して、FinderウインドウはDockに収納する機能です。)「i」マークはButlerのメニュー構成ウインドウを表示します。
設定にもよりますが、別に省力名をあらかじめ設定しておかなくてもインクリメンタルサーチでSpotlight風にいろいろと表示してくれるので、キーボード操作でアプリケーションを起動したりするときに便利です。
例えば「s」と入力してみると、Safariなどが表示されます。

矢印マーク(斜上向き)はFinderウインドウで表示、Cマークはアプリケーションやファイルであれば、クリップボードへパスをコピー(command+C)。ブックマークはURLをコピーします。
Butler のコンテナやフォルダの場合は▼マークが表示され選択すると、プルダウンリストで中身を表示します。

選択項目に表示されるこれらのマークは
tab --- 進む
shift+tab --- 戻る
return --- 実行
でキーボードでも操作出来ます。選択中のものは少し太く表示されます。
この省略名のウインドウで呼び出したものには、次回から自動的に省略名が割り当てられます。省略名が割り当てられると、♥マークがリストに表示されます。
ウインドウ左下の歯車アイコンをクリックすると、各種操作が出来ます。

省略名ウインドウをキャンセルするときは「esc」キーを押します。
「省略名を入力」ウインドウに表示される内容を、Butler のメニュー構成ウインドウのインスペクタでフィルタリングすることが出来ます。

ここで必要なものだけにチェックすれば、使い易くなります。
customize_hotkey
(共通の設定 - トリガー - ホットキー)
Butler の各項目にホットキーを設定出来ます。
例えば「アプリケーション」コンテナに「shift+control+A」というホットキーを設定してみます。

すぐ下のプルダウンリストで
「すべての内容を連続して開く」
「マウスの近くでメニューを開く」
「スクリーンコーナーでメニューを開く」
の3つから選択します。
その下のところで、例外のアプリケーションを設定出来ます。そのアプリケーションのみで有効か、それ以外のアプリケーションで有効かを選択出来ます。
「スクリーンコーナーでメニューを開く」を選択した場合は、画面のどの位置で開くかを選択します。

customize_hotcorner
(共通の設定 - トリガー - ホットコーナー)
Butler の各項目にホットコーナーを設定出来ます。
「アプリケーション」コンテナにホットコーナーを設定してみます。

各コーナーにチェックボタンが2つずつあり、左クリック(1ボタンマウスはクリック)、右クリックと分かれています。
1ボタンマウスで右クリックの設定は使えません。control+クリック しても効果はありません。
shift、control、option、command の修飾キーの組合わせが可能です。
ホットコーナーを設定したコーナーにマウスポインタを持って行くと、青い三角でホットコーナーであることを知らせてくれます。

これで、設定した修飾キー+左or右クリックで、操作出来ます。

customize_event
(共通の設定 - トリガー - イベント)
「イベント」トリガーは、設定した「イベント」が起きたときに、実行するトリガー機能です。現在のところ、この「イベント」は「Butler の起動」「Butler の終了」があります。
例えば、Butler に登録した「Mail.app」のイベントトリガーにこのように設定すると、Butler が起動すると、Mail.app も起動します。

ちょうど、Butler用の「起動項目」みたいな感じで使えます。
修飾キーとの組合わせも可能です。
また「Butler の終了」にトリガーを設定すると、Butler を終了すると、Mail.app が起動するようになります。

Butler(2)へ続く
(ダウンロードリンク)
Site top page : Many Tricks ・ Finest Mac Utilities
Download page : Many Tricks ・ Butler
(関連記事)
Butler(1)--- 概要、メニュー構成のカスタマイズについて
Butler(2)--- 検索、ブックマーク機能について
Butler(3)--- ユーザ、ボリューム、アプリケーション、システム環境設定など
Butler(4)--- iTunes、ペーストボード、キーストローク機能など
Butler(5)--- Plug-ins、Helperなどについて
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