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fseventer : ファイルシステムの変化をモニタリングする
OS10.4以上(UB)
ドネーションウェア
ファイルシステムの変化をモニタリングして、グラフィカルにそれを表示する「fseventer」の紹介です。

ファイルが書き換えられたとか、キャッシュファイルがどこの場所にどのようなファイル名で保存されているとか、リアルタイムで調べられるので、いろいろなことに使えます。
例えば、Safari で YouTube を見ているとします。そのときに fseventer を起動して、ツールバーの「▶」ボタンが spaceキー でログを取り始めます。
fseventer のログの様子を見てると、そのYouTubeの動画がテンポラリファイルとしてダウンロードされているのがわかります。

この「FlashTmp0」のところをダブルクリックすると、それをFinderで表示してくれます。

この YouTube の動画が全部読み込みが終わったときに、この「FlashTmp0」ファイルを別の場所に保存して、拡張子「.flv」を付けてやれば、動画として見られるようになります。
(まあ、例として挙げただけで、こんな面倒なことしなくて YouTube の動画のダウンロードはできるんだけど)
他の使い方として、Safari でサイトを見ると履歴のCoverFlow用に、そのサイトのキャプチャが撮られ画像データとして残ります。(~/Library/Caches/com.apple.Safari/Webpage Previews)
この画像ファイルを使いたいとき、ランダムなファイル名で特定のものを選ぶのに苦労するのですが、fseventer でログを見ながらやると、簡単に目的のファイルを選択できます。

fseventer とは関係ないけど、Safariの履歴CoverFlow用のキャプチャ画像って、けっこう縦長に撮られている。大きいサイズなので文字もしっかり読めるし、何かのときに使えそうです。

他にもアプリ開発のデバッグの助けにもなるかもしれません。
fseventer は ツリー表示 の他に リスト表示 もできます。

ホウキのアイコンでログをクリア。
漏斗のアイコンで、プロセス名や、パスに含まれる名前などでフィルタリングできます。
アイコンをもう一度クリックしてフィルタリングを解除。

右下のアイコンをクリックして拡大・縮小表示します。
「i」マークをクリックしてインスペクタを表示します。選択しているファイルの詳細を表示します。

プリント経由でログをPDFに書き出すこともできます。

command+S でログファイルとして書き出すこともできます。

この記事では fseventer 2.7.6 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : fernLightning [fernLightning]
Download page : fseventer [fernLightning]
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