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Freemem Keeper : メモリを監視して自動的に使ってないメモリ領域を解放する
Freemem Monitor : メモリを監視して警告し、使ってないメモリ領域を解放する
Growl対応
OS10.5、10.4・10.3※ 各対応(UB) [OS10.3でも効果有り]
フリーウェア
うむらうすのharuさんが作った、使っていないメモリ領域を解放するAppleScript製のアプリケーション「Freemem Keeper」「Freemem Monitor」の紹介です。
【 Freemem Monitor, Freemem Keeper - 概要 】
この2つのアプリは以前に紹介した「Release Memory2」をベースに作られていて、それぞれメモリ領域を監視します。
「Freemem Keeper」は、「空き」メモリが、起動時にダイアログで入力した数値より小さくなると自動的にスクリプトを実行するようになっています。
「Freemem Monitor」は、「空き」メモリが、起動時にダイアログで入力した数値より小さくなると、スクリプトを実行するかどうか選択できるようになっています。
そして、使っていないメモリ領域を解放して、スワップファイルの作成されるのを防ぐことを目的としています。
スクリプトでやっている内容は、Leopard用のバージョンでは以前の紹介記事の「Release Memory2」と内容は少し違って
- Finder の再起動
- Dock の再起動
- Dashboard のキャッシュの削除
- Locate database の再構築
(ファイル名検索に使われるデータベースを再構築する)
以上のことを実行しています。
これらを実行することにより、使っていない(Inactive)メモリ領域を解放します。なぜ「locate database の再構築」を行うことによって、メモリを解放するのかよく分からないけど・・・。
(「Dashboard のキャッシュの削除」についてはメモリ解放と関係ないです)
例えば、Activity Monitor でメモリの状況が下のような状態だったとします。
(スクリプト実行前)

- 現在非使用中 : 1.33GB
- 空き : 30.70MB
この状態のときに、「Freemem Monitor」「Freemem Keeper」、それぞれのスクリプトを実行すると、下のようになります。
(スクリプト実行後)

- 現在非使用中 : 602.21MB
- 空き : 1.14GB
こんな風に「Freemem Monitor」「Freemem Keeper」のスクリプトは、使っていないメモリ領域を解放する機能がああります。
ちなみに、Webブラウザなど大量のメモリを必要とするアプリケーションを再起動するだけでも、メモリの「空き」領域がかなり増加します。
スクリプトを実行する前に、これをやるのも一つの手です。
【 Freemem Monitor for Leopard(Edm2) 】

いろいろアイコンが違ったり、Growl対応用、そうでないものとかいろいろな種類があります。
まず、Edm2さんがスクリプト内容の若干の変更・アイコン制作をした「Freemem Monitor for Leopard(Edm2)」の説明。
起動するとダイアログで、スクリプトの実行を判断する「空き」メモリ領域の数値(MB)を入力します。

入力した数値より小さくなると、スクリプトを(自動的に)実行するようになります。
次に、自動的に実行するか、スクリプトを実行する前にダイアログで確認するかを選択します。

「自動実行する」を選択した場合、最初に入力した数値を超えると、自動的にスクリプトを実行します(内容的には普通の「Freemem Keeper」と同じ)。
この場合には、自分の意思とは関係なく、いきなり Finder や Dashboard が再起動するので、個人的にはあまり好みではありません。
「OK」を選択した場合には、最初に入力した数値を超えると、スクリプトを実行する前にダイアログが表示されます(キャンセルはできない)。

スクリプト実行時に「Loacte database の再構築」には、管理者ユーザのパスワード入力が必要になります。「自動実行」を選択した場合も同じ。

スクリプト完了後には、ダイアログで知らせてくれます(Start時の選択による)。

尚、この「Edm2」バージョンの場合はバックグラウンドで起動しているのでDockのアイコンや、メニューが表示されません。
なので、終了するときはもう一度起動すると、終了するかどうかのダイアログが表示されるので、ここで操作します。

【 Freemem Monitor for Leopard(Growl) 】

※Edm2さん制作のアイコンのものもあります。
haruさんが作った、普通の「Freemem Monitor」の説明。
Growl対応したものと、そうでないものがあります。
起動するとダイアログで、スクリプトの実行を判断する「空き」メモリ領域の数値(MB)を入力します。

入力した数値より小さくなると、スクリプトを実行するようになります。
Macを使っているうちにメモリの使用が増えて行って、「空き」メモリ領域が入力した数値より小さくなる際に、スクリプトを実行するかどうかのダイアログが表示されます。

「Run!」を選択するとスクリプトを実行します。
スクリプト実行時に「Loacte database の再構築」には、管理者ユーザのパスワード入力が必要になります。

完了すると、Growlでお知らせします。

Growlに対応していないバージョンでは、ここでの通知がダイアログで行われます。
【 Freemem Keeper for Leopard(Growl) 】

haruさんが作った、「Freemem Keeper」の説明。
Growl対応したものと、そうでないものがあります。
(Growl非対応のものは、スクリプト実行前にダイアログが表示されて「OK」ボタンをクリックしなきゃいけないので、実質「自動」という訳ではありません。)
起動するとダイアログで、スクリプトの実行を判断する「空き」メモリ領域の数値(MB)を入力します。

入力した数値より小さくなると、スクリプトを自動的に実行するようになります。
「Freemem Monitor」と違って自動的にスクリプトを実行します。
スクリプト実行時に「Loacte database の再構築」には、管理者ユーザのパスワード入力が必要になります。

スクリプト実行時・完了時にはGrowlでお知らせします。


このGrowl表示の際のアイコンですが、スクリプトエディタで「Freemem Keeper for Leopard(Growl).app」を開き、
「
tell application "GrowlHelperApp"
」のブロック中のアイコン アプリケーションの指定で「Script Editor」から「Freemem Keeper for Leopard(Growl)」に変更して、上書き保存します。
すると、Growlのアイコン表示も、パンダのアイコンに変わります。

「Freemem Monitor」でも同様の方法でGrowl表示の際のアイコンを変更できます。
【 Freemem Monitor, Freemem Keeper - アイコンについて 】


このパンダとクマーのアイコンは、僕が作ったものを採用して頂きました。
正直なところ、こんなテキトーなアイコンでいいのか、恐縮してます。
『アイコン募集(Freemem KeeperとFreemem Monitor) (うむらうす)』を見て
「だれも作らないんじゃないのー?(´ー`)y-~~ 」
と生暖かく眺めてるつもりでした。
しかし、haruさんのブログに“電波”なWeb拍手を送ることが日課になっている者としては、「乗るしかない このビッグウェーブに!」ということで、電波なアイコンを送ったのでした。
以下、送った“電波”メール内容
件名 : 【アイコン募集】捜査協力のお願い【断る勇気も必要だ】 拝啓 うむらうす管理人 ハル殿 突然の連絡で恐れ入ります。 私は内閣公安室に所属する ダーティー=ハリー=ポッター と申す者です。 我々のチームは現在、広域指定過激派組織「メモリ解放同盟」なる、 凶暴且つ危険なメモリスト集団を追跡捜査中であります。 先般 ヤツらのアジトを捜査し、押収したディスクを精査した結果、 貴殿のサイトの告知『アイコン募集(Freemem KeeperとFreemem Monitor)』 これにヤツらがコンタクトしようとしていることが判明致しました。 つきましては貴殿に捜査協力を願いたく、連絡差し上げた次第です。 我々の持つ「メモリ解放同盟」のNo2とNo3の幹部の 捜査資料を添付するので、ヤツらからのコンタクトがあり次第、 私のところまで連絡頂きたい。 【 捜査資料 File.01 】 ![]() 氏名:パークリー=ラックマー(以下クマー) 所属:メモリ解放同盟 幹部 No3 出身地:北海道 好きなもの:おとなのふりかけ 鮭味 嫌いなもの:鮭をくわえている熊の置物土産 性格:せっかち・ブツが貯まってくると「やるクマー?」と質問攻め 備考:語尾に「クマー」とつけることが多い 【 捜査資料 File.02 】 ![]() 氏名:ゴリーン=オワッパ=ンダ(以下パンダ) 所属:メモリ解放同盟 幹部 No2 出身地:中国地方の山奥(おそらく広島と島根の県境あたり) 好きなもの:アンドレ=ザ=ジャイアント 嫌いなもの:高橋由伸 性格:マイペース・ひとりで勝手にやってる 備考:口癖は「おわっパンダ」「やっチャイナ」 口癖の使用例1:「もう仕事は終わったの?」→「もう、おわっパンダ。全自動アル。」 口癖の使用例2:「スワップされちゃってるんじゃん?」→「再起動やっチャイナ。」 この両名は「メモリ解放同盟」の中でも特に危険人物の2人だ。 私のチームはここ数年、この両名との厳しい闘いを続けている。 そしてついに諜報員の決死の覚悟で、2日前のヤツらの会話を盗聴することに成功した。 我々には意味不明で現在、全力を挙げて解析中であるが、作業は難航している。 残念ながら、これが「どうしようもない現実」というヤツだ・・・。 しかし、貴殿ならおそらく意味が解るであろう。 これを手にする為に何人もの犠牲が払われた・・・。心して読んで欲しい。 【 捜査資料 File.03 - 盗聴記録 】 クマー「それにしてもひどい出来だ。絵の転用っぷりがひでぇクマー。」 パンダ「それを言っちゃ、おわっパンダ。」 クマー「俺なんか“パクリ”のくせに劣化コピー。全然似てないクマー。」 パンダ「似せるともっとヤバいアル。それこそ、おわっパンダ。」 クマー「小さく表示されるのに、また文字入れてやがる。読めねえクマー。」 パンダ「相変わらず進化しないアル。」 クマー「しかも日本語だクマー。」 パンダ「英語じゃないと世界に打って出れないアル。」 クマー「絵柄も日本オンリーだな。というか内容と絵が関係ないクマー。」 パンダ「きっと理解できない人が多いアル。アイコンとしては おわっパンダ。」 クマー「でもょー。」 パンダ「ん?」 クマー「オメェだクマー。『やっチャイナ』とそそのかしたのは。」 パンダ「あひー。」 クマー「・・・・」 パンダ「ムシャムシャして食った。笹でもよかったアル。」 クマー「おいっ、会話が成り立ってないクマー。夜中で頭がぼけてるとはいえ、微妙クマー。」 パンダ「・・・今は反省してるアル。ただネタ投下したかっただけアル。」 クマー「ここはアレだ。他の人のものを採用してもらうしかねぇクマー。」 パンダ「そうアル。そうアル。」 クマー「そう、これはただの“ネタ”だよ。ただの“ネタ”。」 パンダ「ネタネタネタネタネタネタネタネタネタネタァーーーッ!WRYYYYーーーッ!」 クマー「こんな夜中に何言ってるクマー?それこそネタだろ。もう寝るクマー。」 パンダ「夜中に1人でこんなこと書いてたら頭が狂ってくるアル。もう寝るアル。」 クマー「...zzzZZZ」 パンダ「制作時間より、これ考えてる方が長いアル。もうこれにて おわっパンダ。」 ・・・・以上で盗聴終了。 この会話の内容は私には理解できないが、 ヤツら「メモリスト」はきっと近いうちに現れるに違いない。 そう、このまたとない機会を「ボツ」にするも、しないも貴殿次第だ。 貴殿の賢明なる判断を期待する。 平成20年8月29日 内閣公安室・北海道網走部署 でんわ番専門係長 ダーティー=ハリー=ポッター |
制作には数えきれないくらいの日時と時間が掛かりました。
なんと、のべ2日間も!(数え切れた)
アイコン制作 1割、電波な文章を考えるのに 9割、の時間と労力を使ったのでした。
あとでEdm2さんの綺麗なアイコンを見て、涙目・・・。
『アイコンを作っていただいた (うむらうす)』
(ダウンロードリンク)
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[ Freemem Monitor ]
Download page : 残り空きメモリ監視AppleScript「Freemem Monitor」作成 (うむらうす)
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Download page : 空きメモリ確保AppleScript「Freemem Keeper」作った (うむらうす)
(関連記事)
Release Memory2 --- メモリ領域を解放するAppleScript
Libera Memory --- 使用していないメモリ領域を解放する