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Growl : アプリケーションからの情報を通知する
OS10.7以上(Intel)
シェアウェア ¥350 ($3.99) ←Mac App Store
Growlに対応するアプリケーションからの情報を様々なスタイルで通知する定番のアプリケーション「Growl」の紹介です。







僕はまだOS10.7を使っていて、Moutain Lion の「通知センター」がないので、まだまだ Growl は必須の状態です。ずっと古い無料のバージョンのものを使っていたのですが、先日の割引セール中に新しいものを、やっと購入しました。
(関係ないけどAppleの日本語表記で「センター」ってところの「ー」があるのは珍しいなあ)
Growl - インストール
古い Growl はシステム環境設定パネルだったのですが、今のver2では普通のアプリケーションになっていて、MacAppStoreからダウンロード・インストールします。
ダウンロードする前に古いものが残ってると、Growl がうまくインストールされないので、少しだけ面倒になります。
下のリンク先のページにアンインストールの方法が示されています。アンインストーラーも用意されてます。
Growl - Corrupt Growl Installation Detected
手動でやるなら(ver1.2.2 での場合)、
- GrowlHelperApp.app を終了させる
(Growl のシステム環境設定パネルやアクティビティモニタなどで) - (表示しているならば)Growl のステータスメニューを非表示にする
- /Library/PreferencePanes/Growl.prefPane を削除する
(システム環境設定でコンテキストメニューからでも削除できる)
~/Library/Application Support/Growl
などのファイルは残しておけば、保存場所が変わって新しい Growl に引き継がれます。
ファイルを削除してから Mac App Store の Growl のページを開いて、再度「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。

これではれて Growl を無事インストールできました。
古いデータなどは
~/Library/Containers/com.Growl.GrowlHelperApp
の場所に移動されるようです。
Growl - 概要
最初に書いたように Growl はアプリケーションからの通知を様々なスタイルで表示してくれるアプリケーションです。
アプリケーションで何かの変化があった時や、新しい情報が得られたりすると Growl を通じてそれらを知らせてくれます。
(↓ Growl の通知の一例)


これらの通知に合わせて音を鳴らしたり、iPhoneにプッシュ通知したり、メールを送ったりとアクションを併せることできます。
また同じアプリケーション内でも各「通知」に異なる表示スタイル、異なるアクションを設定することも可能です。
Growl を起動するとメニューバーにお馴染みの肉球アイコンが表示されて、そこから操作できるようになっています。(環境設定で表示/非表示を設定できる)

履歴もメニューの下の方に表示されて、ツールチップで内容を確認することができます。
ロールアップ というのもあって、Growl の通知の履歴をフローティングウインドウで一時保管するような機能です。

ちょっと席を外している間の通知を確認するのに使うようです。
履歴を残すように設定していれば、環境設定の「履歴」タブから確認することもできます。
Growl - 環境設定
▶ 「一般」タブ
環境設定の「一般」タブで Growl の表示の基本の位置や、通知を消すためのショートカットキーの設定などを行います。

▶ 「表示」タブ
環境設定の「表示」タブでは、基本となる表示スタイルとアクションを設定、また個別のスタイルについて詳細を設定できます。

アクションは Growl の表示と共に、音を鳴らしたり、メールで知らせたり、iPhoneなどに知らせたりする機能です。

Boxcar、Prowl を通じて、Macでの通知をiPhoneに通知できます。
MailMe は指定したところにメールで通知します。
よくわからないけど携帯電話にSMS(ショートメッセージ)で Growl の通知を送ることもできるようです。Clickatellというところに申し込む必要がある(有料)らしいです。
SoundAction は音、Speech は通知の文章(英語)を読み上げます。重要な通知は「SoundAction」を併用するといいでしょう。
Add Config メニュー > Add Compound
を実行して、複合化したアクションを新たに作成することもできます。

(別にここで CompoundAction を作らなくても、アクションを設定するときに複数のアクション項目にチェックを入れると、複合化できる)
また、表示スタイルに関して Config メニュー から選択したスタイルは複製されるので、同じスタイルでも背景の色を変えるとか、大きさを変えるとかいろいろ工夫することができます。
いろんな方が作られた表示スタイルが『Growl - Styles』からダウンロードして追加することもできます。
▶ 「アプリケーション」タブ
環境設定の「アプリケーション」タブでは、Growl に対応した各アプリケーションの詳細な表示の設定ができるようになっています。左側のリストに Growl に対応してもの一覧が表示されるので、それを選択して各設定を行います。
ここの①の「アプリケーション」では下のような設定ができます。

表示スタイル、アクションをここで設定しなければ、「表示」タブで選択したものが採用されます。
同じように、表示位置は「一般」タブで設定しものか、ここで設定したこのアプリケーション独自の位置になります。
②の「通知」では、このアプリケーションで用意されている「通知」一覧が表示され、それら1つ1つに独自のGrowlの詳細な設定ができます。

各通知のチェックで、その通知の表示/非表示を選択できます。「表示がですぎるな」と感じたら、ここのチェックを外すといいです。
▶ 環境設定 - その他
「ネットワーク」タブで、他のMacからの通知を表示させたりできます。
他にも「ロールアップ」や「履歴」の設定もできます。
ロールアップの設定で「ロールアップをパルス」って何のことだろう?と思っていろいろ弄っていたら、どうやらロールアップに通知がたまったときに、肉球のステータスアイコンが点滅する機能を指しているようです。
この記事では Growl 2.0.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Growl
Download page : Growl(←Mac App Store)
※Old version : Growl - Downloads(←古いバージョンのダウンロード)
(関連記事)
Growl --- 昔に書いた古いバージョンの Growl のレビュー
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-1125.html

TakeMePop : Finderの選択アイテムをフローティングウインドウに表示する
OS10.7以上(Intel)
フリーウェア
Finderの選択アイテムをフローティングウインドウに表示して、Open・Saveダイアログなどにドラッグ&ドロップするときなどに重宝する「TakeMePop」の紹介です。あの SafariStand で有名なhetimaさんの新作アプリケーションです。
TakeMePop は Finderウインドウのツールバーに登録して使用するように想定されたもので、まずダウンロードしたものを任意の場所に保存してから、ツールバーに登録します。

例えば、TakeMePop を使って、あるファイルを別のフォルダに移動してみます。
まず Finderウインドウ でファイルを選択してツールバーの TakeMePop をクリックして起動します。

これで Finder で移動したい場所のフォルダを開き、そこに TakeMePop 上からドラッグ&ドロップします。

普通に Finder を使って移動したのと同じ状態になるようで、Finder での操作で command+Z でUndo(shift+command+Z でRedo)が有効です。
この場合だと command+Z でファイルの移動が取り消されて元あった場所に戻される。(当然、直後の操作でないとUndoは効きません)
そうなると当然ながら、TakeMePop から
optionキー を押しながらドラッグ&ドロップすると複製、
option+commandキー を押しながらドラッグ&ドロップするとエイリアス
を作成します。

Open・Saveダイアログよりも「前面」に表示されるので、保存先のフォルダを指定する時に TakeMePop からドラッグ&ドロップすると便利です。

僕は Finderウインドウ のタイトルの小さいアイコンをドラッグ&ドロップしたり、LaunchBar を使って 保存先のフォルダを指定していますが、TakeMePop で新たな選択肢が増えそうです。
またフルスクリーン表示のアプリケーションよりも「前面」に表示され、他の「デスクトップスペース」に貼り付いていきます。

歯車メニューから簡単な設定ができます。

Finder でのファイルの移動・複製・エイリアスの作成、Open・Saveダイアログへのドラッグ&ドロップ、ファイルをDockのアプリケーションアイコンにドラッグ&ドロップして開く、などなど色々なことに使えて TakeMePop は便利なアプリケーションです。
この記事では TakeMePop ver1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : hetima.com
Download page : TakeMePop
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-1114.html

Essentials : ホットキーでポインタの位置にウインドウ表示する登録型ランチャ
OS10.6以上(Intel)
シェアウェア \600
ホットキーでポインタの位置にウインドウ表示する登録型ランチャ「Essentials」の紹介です。

呼び出すためのデフォルトのホットキーは control+space で、日本語環境では Spotlight とかぶるので、別のホットキーに変更した方がいいです。
メニューバーの右側にアイコンが表示されるので、そこのメニューの「Preferences」を開きます。

ここでホットキーを変更できます。

またウインドウだけでなく、メニューバーからファイルやアプリケーションを開くこともできます。

Essentials は、アプリケーションやファイルを登録して使うタイプのランチャで、まず左サイドバーにある「グループ」を登録し、そぞぞれのグループにアプリケーションやファイル、URLなどを登録します。
グループの追加登録はサイドバー上で右クリックして表示される、コンテキストメニューからできます。

アイテムはFinderから直接ファイルなどをドラッグ&ドロップするか、コンテキストメニューで追加します。

URLならWebブラウザのアドレスバーのファビコンをドラッグ&ドロップして登録できます。

Essentials にURLを登録するとそのサイトのロケーションファイルがアイコンとなります。
のっぺらぼうなアイコンだと視認性が良くなく味気ないので、setWeblocThumb を使って、
/Users/アカウント名/Library/Application Support/Essentials/Cache
に保存されるロケーションファイルにサムネイルを自動的に貼付けるようにしてやると良くなります。

ちょっと変わり種の機能として、「色」を Essentials に登録しておくこともできます。

コンテキストメニューでクリップボードにカラーコードをコピーできます。

UNIXコマンドを登録しておいて、コマンドを直接実行する、ターミナル上で実行したりできます。

(参考 : Terminal commands help ‹ habitatus)
僕は、以前にアメリカの独立記念日にタダ配りしてたので、AppStoreから入手しました。Overflow ってランチャアプリケーションとそっくりなんだけど、Essentials の方が機能が多そうのでしばらくこっちを使ってみようと思います。
(関係ないけどやっとLionのダウンロード完了した。(`・ω・´) シャキーン )
この記事では Essentials 1.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : habitatus
Project page : Essentials ‹ habitatus
Mac App Store : Essentials on the Mac App Store
(↑Mac AppStore で開きます)
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-1116.html

OrderOfLaunch : メニューバーの右側のアイコンの並び順をカスタマイズ
Growl対応
OS10.6以上(Intel)
フリーウェア
アプリケーションによって表示されるメニューバーの右側のアイコンの並び順をカスタマイズできる「OrderOfLaunch」の紹介です。

メニューバーの右側にアプリケーションなどによって、アイコンやメニューが表示されるものがあります。ログイン項目に登録したこれらが多くなってくると、ログインする度に順番が変わってしまうことがあります。
いつもの場所にないとポインタを動かす癖で、ほんの少し使いづらかったりします。

OrderOfLaunch は「いつもと同じ場所に、メニューバーアプリケーションを。」というコンセプトのもとに作られています。
ログイン時に順番に起動させたいアプリケーションを OrderOfLaunch に登録して使います。
「追加」ボタンか、Finderからドラッグ&ドロップして登録し、表示させたい順番に上から各アプリのリストをドラッグ&ドロップして調整します。
ヘルパーやデーモンなどは、アプリケーションなどのパッケージの内容を表示し、Finderでドラッグアンドドロップで登録します。

よくわからない場合は、システム環境設定のログイン項目のデーモンなどを右クリックして「Finder に表示」を実行して、それを OrderOfLaunch に登録するといいでしょう。

尚、OrderOfLaunch で扱えるのはアプリケーション形式のみです。
システム環境設定の各ペインによってメニューバー右側に表示されるもの(Spaces や AirMac、Time Machine など)の起動する順番はカスタマイズできません。
OrderOfLaunch に登録したら、ウインドウ左下の「ログイン時に自動起動」に ✓ を入れておきます。(OrderOfLaunchHelper がログイン項目に登録される)
それと OrderOfLaunch に登録したものと、システム環境設定のログイン項目がかぶらないように、ログイン項目からアプリを削除しておきます。

これで次にシステムを再起動、再ログインしたときに、OrderOfLaunch に登録した順番通りにメニューバーアプリケーションが起動します。
起動しおえると Growl で完了表示します。

OrderOfLaunch を使う上で注意しなければならないのが、メニューバーアプリケーションそのものに、一度起動すると自動的にログイン項目に登録されるものがときどきあるので、それらは OrderOfLaunch に登録しない方がいいです。
それと OrderOfLaunch.app 本体を「アプリケーション」フォルダ以外の場所に保存していると、うまく機能しません。
/Applications/hoge_folder/OrderOfLaunch.app とか、こんな風にしてても駄目です(経験者は語る)。
この記事では OrderOfLaunch 1.0.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : macTips
Download page : OrderOfLaunch - macTips