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OSX Snow Leopard では、この「TextExpander」とよく似たスニペット機能が標準で搭載されています。
テキストエディット.app、Mail.app、Safari、iChat、iPhoto などのアプリケーションで使えます。
システム環境設定 > 言語とテキスト > テキストタブ
を開きます。

ここで左下の+ボタンで新規スニペットを作成して、
置換前(省略したキーワード)を置換語(本文)を入力・設定しておきます。登録したもののリストの左の「チェック」を入れておきます。
例えば
「ari@」→「ありがとうございます。」
と登録してみます。
これで、例として「テキストエディット.app」で試してみます。
「テキストエディット.app」を起動して、まずウインドウ上で control+クリック(右クリック)してコンテキストメニューから
自動置換 > テキストの置換
を選択・実行して、この項目に「✓」を入れます。

(編集のプルダウンメニューからも設定できます。)
そして文章を入力していきます。
「ari@」と入力してから、「半角スペース」を入力します(もしくは return で改行するなど・・・基本的には自動で置換されるけど)。

・・・そうすると、本文が展開されます。

置換前の省略形のキーワードは、別に半角英数でなくとも全角の日本語表記でも機能します。
例えば、全角の「あり@」とか、こんな風に登録してもOKです。「あり@」日本語で入力・確定させた後に、半角のスペース(全角スペースは不可)を入力するなどして無事に本文を展開できます。

(例)「あり@」→「ありがとー。」
(日本語入力中に半角スペースを入力するときは shift+space )
半角スペースや return でスニペットを展開できますが、これ以外にも、その行や段落を書き終えて改行したときなど、いろいろ展開する条件はあります。
基本的には「自動」で置換されますが、間違えないように半角スペースで1つずつスニペットを展開しておいた方が、確実かと思います。
こんな感じで、他にも「いつもお世話になっております。」とか「メール頂いた件ですが、」とかいろいろ慣用句を登録しておくと、とても心のこもった(棒)メールの文章が書けたりします。
このスニペット機能に対応しているアプリケーションでも、たしかほとんどの場合、デフォルト設定でこの機能が「OFF」になっていたと思います。
なので、各アプリケーションごとに コンテキストメニュー や 編集 メニュー から「自動置換」>「テキストの置き換え」の ✓ が入っているか確認した方がいいでしょう。

サードパーティー制のテキスト入力することのあるアプリケーションでも、この機能に対応しているものがあるかもしれません。
僕が使っているものでは「MacNote3」なども対応しています。
ちなみに、システム環境設定の「言語とテキスト」パネルにある「スマート引用符」ってなんだろう?と思って試してみたら、

'シングルクォート' や "ダブルクォート" を入力すると、自動的にここのリストで選択した形に置換する機能です。
例えば、上の写真の設定だと・・・

即座に変換されます。

この機能もデフォルトでは OFF に設定されていると思うので、使用する場合には各アプリケーションごとにONに設定しておきます。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-976.html

前にもちょこっと書いたけど、Snow Leopard ではファイルの クリエータコード を無視する仕様になってしまいました。
“クリエータコード” を簡単に説明すると、ファイルについてるオマケのようなデータ(そのファイルを作成したアプリケーションの情報)のことで、OS10.5までは、ファイルとそれを開くアプリケーションの関連付けでの1つの要素になっていました。
(例)CotEditorで標準テキストファイル「hoge.txt」を作成する
(このファイルにはクリエータコード 'cEd1' が付加される)
↓
Finderで、そのテキストファイルをダブルクリック
↓
※OS10.6ではクリエータコードが無視される
↓
テキストエディット.app でそのファイルを開く
(UTIのデフォルトアプリケーションで開く)
こんな具合になってしまった。使いにくい・・・。
クリエータコードを無視する仕様になったからといっても、それに代わるような仕組みは用意されていないようです。
仕方ないので、usroリソースを使って、そのファイルを開くアプリケーションを設定していました。
usroリソースを設定するには、Finderの「情報を見る」のウインドウで、「このアプリケーションで開く」でアプリケーションを指定します。

(ちなみに、このあとで「すべてを変更...」を実行すると、UTIに対してそのアプリケーションが関連付けられます)
手っ取り早く設定したいなら、ファイルを開くときに、Finderでコンテキストメニューを開いて、「常にこのアプリケーションで開く」を使ってファイルを開きます。

( optionキー を押すと「このアプリケーションで開く」→「常にこのアプリケーションで開く」に変わります)
この「usroリソース」はちょっとくせ者で、ただ単にファイルを開くアプリケーションのパスをリソースフォークに書き込んでいるだけの、心許ない仕様です。
(↓ターミナルで「
xattr
」コマンドを実行してみたところ)
アプリケーションの保存場所を変更したり、アプリの親フォルダの名称を変更するだけで、usroリソースによるファイルとアプリの関連付けは壊れてしまいます。
仕方ないとあきらめていたのですが、QuickFileType がバージョンアップして

「クリエータで開く( shift+command+O )」サービスが追加されました。

このサービスを利用できるようにするには、QuickFileType を「アプリケーション」フォルダか、そのサブフォルダに保存してシステムを再起動し、
システム環境設定 > キーボード > キーボードショートカット
の「サービス」を開きます。

ここの「クリエータで開く」にチェックを入れると使えるようになります。
デフォルトで shift+command+O のショートカットキーが設定されていますが、これはFinderの「書類」フォルダを開くとかぶってるので、どちらかを変更するといいでしょう。
僕の場合は「書類」フォルダの方を変更しました。

同じシステム環境設定の「アプリケーション」を選択して「+」ボタンから、
- アプリケーション : Finder.app
- メニュータイトル : 書類
- キーボードショートカット : 任意のキーの組み合わせ
これで、クリエータコードを持っているファイルは、ショートカットキー一発で作成したアプリケーションで開くことができます。
(例)CotEditorで標準テキストファイル「hoge.txt」を作成する
(このファイルにはクリエータコード 'cEd1' が付加される)
↓
Finderで、そのテキストファイルを選択して shift+command+O
(QuickFileType が起動する)
↓
クリエータコードから判断して CotEditor で開く
クリエータコードを使用するアプリケーションは、今後無くなっていくことになるのだろうけど、つなぎとして、この「クリエータで開く」サービスは便利に使えると思います。
- (参考ページ)
- Snow Leopardでクリエータが無視される件、どうしようか。
- Snow Leopardでクリエータが無視される件、どうしようか <その2>
- Snow Leopard でクリエータコードが無視される件(その3)
- クリエータがなくなった Snow Leopard - soundscape out
- 作成元のアプリケーションでファイルが開かない(Mac OS X 10.6)
(関連記事)
QuickFileType --- ファイルのクリエータコードとタイプコードを表示・編集
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-966.html
クリーンインストール後に、少しずつ設定していった主な環境設定をメモ。
もし、またクリーンインストールする機会があった場合、ここにメモしておくと役立つので。

『Macはじめました。: Snow Leopardで設定した内容(ほぼ全部入り)』に触発されて、クリーンインストール後の自分の Snow Leopard で設定した内容を書いてみました。
【 システム環境設定 】
Dock

Dockは画面下側に、自動的に隠すようにして普段は表示しない。
Snow Leopard での新機能「ウインドウをアプリケーションにしまう」にチェックしていると、command+M でウインドウをDockに収納したときに、そのアプリのアイコンに収納されます。
たくさんのウインドウをしまっても、Dockが広がらないのがメリット。
それとDockは波打つように「拡大」表示をONにしています。
はっきり言って、OFFにしておいた方が使いやすいと思うけど、ときどき自分でアイコンを作ったりするので、アイコンの見栄えチェックに使ってます。
Exposé と Spaces
画面のコーナーにホットコーナーを設定しています。

右上に Exposé の「デスクトップ」--- 新規ファイルがデスクトップに作成されるときには、右上から配置されていくので。
左上に「Dashboard」--- 一番誤動作させにくいコーナーに設定。ホットコーナーに Dashboard を設定していると、飛躍的に Widget の使用率が上がります。Dasher も併せて使うと吉。
Spaces は横2列で使用しています。

2画面しかないのと、「ことえり」のショートカットキーとかぶるのが理由で、デフォルトの control+数字 のショートカットキーはOFFにしています。
アピアランス

「ウインドウのタイトルバーをクリックしてウインドウをしまう」はONにしています。
「最近使った項目の数」もデフォルトよりも多めに設定しています。
LaunchBar で アプリ→最近使ったファイル とブラウズできるし、あとで説明するDockに「最近使った項目」を表示させているので。
それと、Snow Leopard ではクリエータが効かなくなり、ファイルとそれを開くアプリケーション関連付けが大きく変わってしまったので、最近使ったファイルを多めに設定していた方がいいと思います。
セキュリティ

「ファイアウォール」はONにしています。Leopard のときと、設定がちょっと変わってます。
言語とテキスト

「ことえり」の「全角英字」「半角カタカナ」にチェックして使用できるようにする。
入力ソースのショートカット の command+Space は使用停止にしています。
(LaunchBar にこのショートカットキーを設定しているため)
キーボード

ファンクションキーは自分でいろいろ割り当てたりするので、「F1、F2 などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックしています。
こうすると、Appleの標準キーボードのファンクションキートップに刻印されている、輝度やiTunesの再生/一時停止、音量などの機能は fnキー を押しながら実行するようになります。
また、LaunchBar のキー長押しで実行するのを早く反応させるために、キーリピートの速度、リピートまでの時間を調整しています。
「修飾キー...」ボタンから、caps lockキー を controlキー に変更しています。

僕が使ってるJISキーボードでは、(左側にはあるけど)右側には controlキー がないし、caps lockキー って使うことがほとんどないので。
また「キーボードショートカット」タブでは、tabキー で操作対象を移動できる設定を「すべてのコントロール」にしています。

ついでに、この設定を変更するショートカットキー control+F7 を無効にしています。
この「すべてのコントロール」をできるようにしておくと、ダイアログのボタンなどの周囲がうすい青で表示され、操作対象であることがわかるようになります。

『Open· Saveダイアログ ではいろいろ操作できる』参照
この操作対象を実行するには、Space
デフォルトボタン(ボタン自体が青いもの)の実行は return
として使い分けられて便利。
省エネルギー

コンピュータのスリープ : 15分
ディスプレイのスリープ : 5分
に設定しています。ついでに・・・
スクリーンセーバの起動 : 3分
DashBoard の起動: 1分(←Dasher による設定)
「スケジュール...」による時間指定のシステムの自動起動(スリープからの復帰)・スリープの設定はしていません。
代わりに「Task3」で総合的に管理しています。
共有

もう1台の iBook と時々ファイルのやり取りをすることが有るので、「ファイル共有」をONにして、「Public」フォルダを共有フォルダとして使用しています。
ユニバーサルアクセス

「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れています。
これにチェックしていると、AppleScriptのGUIスクリプティングが可能になったり、また補助装置を利用するアプリケーションも有るので、これはチェックしておいた方がいいです。
【 Safari 】

Safari の環境設定で、「ダウンロード後、“安全な”ファイルを開く」
のチェックを外します。
悪意のある危険なファイルをダウンロードしてしまったときに、
そのファイルを自動で開いてしまって、実行・・・\(^o^)/オワタ
ってなことにならないように。
muta's mac scribbling の mutaさんが、口が酸っぱくなるぐらい、この変なデフォルト設定を嘆いていたので、これを見るたびに mutaさんを思い出す・・・。
それと、SafariをデフォルトのWebブラウザとして使用しているならば、「アプリケーションでリンクを開く場合 : 現在のウインドウで新規タブに開く」にチェックしています。
これは、例えば テキストエディット.app で文章中のリンクをクリックした場合、Safariは最前面のウインドウの新規タブに、そのリンクのページを開くようになります。
表示 メニュー > ステータスバーを表示
これを表示させていると、リンクを開く前にそのページのURLが確認できて、あやしいURLでないかを確認できます。

また、現在のウインドウ(タブ)で開くのか、新規ウインドウで開くのかも確認できます。
関係ないけど、option+リンクをクリックで、リンク先をダウンロードできたのを初めて知った。
【 Mail 】

環境設定 > 表示 を開き、
「HTML メッセージにリモートイメージを表示」のチェックを外しています。
なぜかというと、無作為に送られてくるスパムメールに対して、そのメールを開いたときにそのメールアドレスが生きてるのか、死んでるのか、スパム送信者に解ってしまうことがあり、さらなるスパムを呼び込む可能性があるので。
『Mail/リモートイメージを表示させない』参照
【 Finder 】

デスクトップがアイコンだらけにならないように、「デスクトップに表示する項目」はCD・DVDなどのみに設定しています。

「すべてのファイル名拡張子を表示」するようにしています。
拡張子とは関係ないけど、Snow Leopard になってからは クリエータが効かなくなり、ファイルとそれを開くアプリケーション関連付けが大きく変わってしまったのが残念。
(例)CotEditorで標準テキストファイルを作成する
↓
Finderで、そのテキストファイルをダブルクリック
↓
テキストエディット.app でそのファイルを開く
こんな具合になってしまった。使いにくい・・・。
話がそれたけど、検索実行時 : 現在のフォルダ内を検索 に設定。
これをやってると、Finderウインドウのテキストフィールドから検索したときに、検索範囲が最初から現在のフォルダに設定されるようになります。

これは使いやすくなりました。
どうせなら、最初から内容検索かファイル名検索か、というのも設定できるようにして欲しい・・・。
表示 メニュー > パスバーを表示
を実行すると、Finderウインドウの下側にパスを表示して上位階層のフォルダへ移動するとき、表示しているフォルダの場所が一目でわかるなど、いろいろ便利。
Snow Leopard で パスバーを表示している場合は、そのパスの選択した部分に「サービス」メニューを実行できるようになっています。

【 カスタム設定 】
Finderで特別なフォルダ名を英語表記に
システムの言語設定で「日本語」を選択している状態でも、「ピクチャ」「ムービー」「書類」フォルダなどの特別なフォルダのFinderの表記名を英語表記になるようにしています。

こうしていると、キー入力(半角英数)で選択するときに便利になるので。
やり方は、フォルダ内に存在する不可視ファイル「.localized」を削除します。

(↑LaunchBar で option+→ でブラウズしているところ)
削除のやり方は各自ググって下さい。やる場合も自己責任で。
TinkerToolでカスタマイズ - Dock
ターミナルを使って「
defaults
」コマンドでカスタマイズするのもいいけど、TinkerTool などのアプリケーションでやると、ラクに設定できます。
TinkerTool の「Dock」タブを開いて、Dockの隠しオプション設定を有効にできます。

▶ 隠れたアプリのDockアイコンを半透明表示に
「隠されたアプリケーションには透明アイコンを使用する」と、隠れているアプリアイコンが半透明で表示されるようになってわかりやすい。

▶ Dockに最近使った項目を表示する
「最近使った項目のスタックを追加する」と、Dockの境界線の右側に最近使ったアプリケーションやファイル、サーバ、よく使うボリューム、よく使う項目をStackで表示できるようになります。

右クリックのメニューから設定できます。
TinkerToolでカスタマイズ - 一般
TinkerTool の「一般」タブを開いて、各種隠しオプション設定を有効にします。
▶ スクリーンショットを保存するフォルダを変更
command+shift+3, command+shift+4 で撮影するスクリーンショットの保存先フォルダを「デスクトップ」フォルダから別のフォルダへ変更できます。

▶ 文字ドラッグ開始までの時間を短くする
Cocoaアプリケーションで、文字入力できる場面では、文字を選択、ドラッグ&ドロップで移動したり、option+ドラッグで複製することができます。

便利なんだけど、ドラッグして移動するまでに、約1秒ほどマウスボタンを押し続けてからでないと機能しません。
この待ち時間を短く設定できます。

▶ Widgetをデスクトップ上で表示できるようにする
「Dashboardを開発者モードにする」にチェックを入れて有効にすると、Widgetをデスクトップ上で表示できるようになります。

やり方は、まず Dashboard を起動し、Widgetをドラッグした状態にします。
そのまま F12キー を押して、Dashboard を抜けると、デスクトップ上に持って来れます。
以上、クリーンインストール後にやった設定はこんなところです。
のんびり書いてるうちに、早くもOS10.6.1のアップデートが来てしまいました。この記事内容はOS10.6.1ではないので注意。
それにしても、ヘルプウインドウを「フローティングウインドウでない」ようにしたいんだけど、OS10.5と同じやり方じゃ無理でした。なんとかこれをどうにかしたい・・・。
('09/09/17追記)
某巨大掲示板より、ヘルプビューアのウインドウを通常ウインドウと同じようにする、defaultsコマンドが掲載されていました。
レスした人に感謝( *‘∀‘ )ノ
defaults write com.apple.helpviewer DevMode -bool YES
('10/05/23追記)
辞書.app で複数ウインドウを開かない
defaults write com.apple.Dictionary ProhibitNewWindowForRequest -bool yes
『サービスメニューの「辞書で調べる」で辞書を開いた時に新規ウィンドウで開かないようにする | Macの手書き説明書』より
X11 でマウスオーバーしたウインドウを入力アクティブにする、それと クリック動作を適切にする
GimpなどX11上で動くアプリケーションを使う際に便利。
「マウスオーバーしたウインドウを入力アクティブにする」
defaults write org.x.X11 wm_ffm true
「クリック動作を適切にする」
defaults write org.x.X11 wm_click_through true
『Mac の GIMP を使い易くする - あどけない話』より
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-963.html

いろいろ気付いたことなどメモ。
今回は重箱の隅をつつくように細かなことを中心に。
【 Finderウインドウ のスクロール位置の維持 】
Finderウインドウのアイコン表示で ◀⃣ ▶⃣ ボタン( command+[, command+] )をクリックしてブラウズするときに、ウインドウのスクロール位置を維持するようになりました。
例えば、下のように Finderウインドウ を開いているときに、戻るボタンをクリックします。

するとこのウインドウで、前に表示していたフォルダを表示しますが、このときにスクロールしていた位置を維持します。

この Finderウインドウ を閉じて、別の FInderウインドウ を開いて同じフォルダを表示したときにも、スクロール位置を再現したりもします。
OS10.5で同じ操作をした場合は、スクロール位置は維持せず、Topの位置が表示されていました。
地味な変更ですが、なにげに便利になりました。
他にも、アイコンビュー、リストビュー、カラムビュー、CoverFlowビュー のどのビューであったかの情報を維持して、ブラウズするときにそれを再現するようになっています。
(前からこうだったけ?)
【 アプリのファイル名編集モードのときに拡張子を除外して選択 】
これも地味な変更です。
Finder でファイルを選択して returnキー を押すなどして、そのファイル名を編集できるようになります。
このときに、拡張子を除外してファイルの名前だけを選択した状態になります。

OS10.5からこの機能はありましたが、「.app」など、アプリケーションやプラグイン関係のファイルに対しては機能しませんでした。
しかし、OS10.6からは アプリケーションのファイルに対しても機能するようになりました。
【 内包する上位フォルダを新規ウインドウで開く 】
('09/09/02 追記)OS10.5でも使える内容でした
現在のFinderウインドウで表示しているフォルダ、それを内包する上位フォルダを表示したいときには、command+↑のショートカットキーを使います。
この上位フォルダを新規の別ウインドウで表示するときは、control+command+↑ でできます。

こんなの前からあったっけ?
【 アップルメニューのスリープにショートカットキーの記号が付いた 】
OS10.6 では、アップルメニューの「スリープ」の項目に、
ショートカットキー option+command+Eject が表記されるようになりました。

古いOSでも、このスリープのショートカットキーは使えるので、ただ表記されるようになっただけなんだけど・・・。
でも、忘れやすい人にとってはありがいかも。
他にもある ⏏Eject キー のショートカットキーの例。
- control+Eject --- システム終了ダイアログを表示
このときに- R --- 再起動
- S --- スリープ
- return --- システム終了
- esc --- キャンセル
- R --- 再起動
- control+command+Eject --- システム再起動
- control+option+command+Eject --- システム終了
【 OpenダイアログでQuickLookが使える 】
ファイルを開くとき、保存するときなどによく使う「Open・Saveダイアログ」で、QuickLookが使えるようになりました。

ダイアログでフォルダを選択して、Spaceキー を押すと、QuickLookで表示します。
( command+Y は使えない)
【 カラム表示 - ファイル名の頭の文字入力での選択が便利に 】
Openダイアログなどのカラム表示のときに、ファイル名の頭の文字(or 含む文字)をキーボード入力(半角英数で)して、ファイルを選択できます。
OS10.5ではいくつか表示されてるカラムのどれかを一度選択してアクティブな状態にしてからでないと、この文字入力での選択はできませんでした。
OS10.6では、どれかのカラムを選択しなくても、いきなり文字入力で選択できるようになって便利になっています。
例えば、下のように Openダイアログを開いたとします。

このときに、カラム内のどれかを選択するなどしてカラムをアクティブな状態にしなくても、いきなり「AC」とかキーボードで文字入力(半角英数)します。

すると、「AC」で始まる(含む)アイテムを選択した状態になります。
引き続き、他の候補を選択したいときは tabキー で選択移動します。
これも地味な仕様変更なんだけど、よく使うことだけにストレスが1つ解消されました。
【 アプリの「情報を見る」ウインドウでの言語リソースの管理が不可に 】

OS10.5では、Finderでアプリケーションを選択して「情報を見る」ウインドウの「言語」項目から、そのアプリの持つ言語リソースの管理ができていました。
『アプリケーションを違う言語環境で』参照
これにより、システム自体は日本語環境であっても特定のアプリは「英語」リソースで開くなんてことができました。
しかし、OS10.6ではこの「言語」の項目が無くなり、以前のようには使えなくなりました。
これは改悪のパターン。
言語リソースを選択してアプリケーションを起動するコンテキストメニュープラグイン「LaunchAppPlugin」もOS10.6では使えません。
代わりに「 Language Switcher」は、OS10.6でもちゃんと機能します。
【 ターミナルで分割表示が可能に 】
ターミナルでのウインドウの分割表示が可能になりました。

command+D のショートカットキーを押すか、スクロールバー上の「日」ボタンをクリックすると、ウインドウを分割します。
3分割・4分割・・・と分割を増やせます。
shift+command+D のショートカットキー、スクロールバー上の「□」ボタンをクリックすると、分割を解除します。
【 control+F8 でステータスメニューが操作可能に 】
('09/09/02 追記)OS10.5でも使える内容でした
スクリプトメニューや、時計、Spaces、入力メニュー など、メニューバー右側に表示されるステータスメニューを (fn+) control+F8 で操作対象にできるようになりました。
(fn+) control+F8 を押すと一番左のステータスメニューが選択された状態になります。
そこから、カーソルキーでメニューを表示したり、となりのステータスメニューに移動したりできます。

アプリケーションなどで表示されているものは、操作対象になりません。
どうでもいいことだけど、メニューバー右側に表示されるものについて、アプリケーションで表示されているものが「ステータスメニュー」、システム環境設定ペインで表示されているものが「Menu Extra」と言い分けてるのかと思ってたけど・・・。
システム環境設定 > キーボード > キーボードショートカット > キーボードと文字入力
に「ステータスメニュー」と書いてある。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-962.html

【 インストール 】
インストールの手順が変わっていて、クリーンインストールするつもりが、上書きインストールになってしまった。

クリーンインストールするには、最初に Disk Utility でボリュームを削除してから(インストールDVDを起動ディスクとして再起動する?)インストールしなければならなかったらしい。
今日、明日にかけてまたじっくりと、クリーンインストールし直すつもり。
正月の元旦におろしたてのパンツをはくように、新OSはさっぱりした気分で操作したい。
【 コンテキストメニュープラグインが使えない? 】
各種インストールしていたコンテキストメニュープラグインが、使えなくなってしまいました。64bitに対応していないから?

OS10.5では「その他」のサブメニュー内にコンテキストメニューが表示されていたけど、Snow Leopard では表示されない。
よくわからないけど、CMプラグインが64bitに対応していないので表示されないだけかも?
代わりに「サービス」が 表示できるようになってる。
【 “サービス”メニューが変わった 】
サービスメニューが、現在選択しているものに対して、関連のある項目しか表示されないようになり、また各サービスを提供しているアプリケーションのアイコンが表示されて見易くなりました。

また、上記のようにコンテキストメニューに「サービス」が表示されるようになりました。

各サービスの管理は
システム環境設定 > キーボード > キーボードショートカット
の「サービス」項目で一括して管理できるようになりました。

使わないサービスはチェックを外して使用不可にしたり、ショートカットキーを独自に設定・編集できるようになっています。
【 IM 入力ソースの切り替え 】
command+Space で入力ソースを切り替えるときに、長押しすると、ベセルウインドウが表示されます。

commandキー を押さえたまま、Spaceキー をタップしていくと巡回選択できるようになってます。
また、システム環境設定の「言語とテキスト」パネルでは、入力ソースのオプションが復活しています。

「書類ごとに異なるものを使用」にチェックしていると、アプリケーションごとに、そのアプリのウインドウ・ファイルごとに、入力ソースの状態を維持できます。
【 QuickTime Player でデスクトップを録画できるようになった 】

新しい QuickTime Player ではデスクトップの様子を録画できるようになりました。

動画を YouTube にアップロードしたり、動画のいらない部分を切り取るトリミングも簡単にできます。

トリミングは黄色の部分をドラッグして、動画の残したい部分を枠内にくるようにして「トリム」ボタンをクリックするだけ。
【 Stack表示内でのスクロールが可能に 】
今までだと、Stackを表示したときにアイテムの数が多いと小さく表示されて見づらかったのが、スクロールできるようになったことで、見易くなりました。

また、Stackのまま、フォルダの下部階層までブラウズできるようになっています。
【 Dockアイコン長押しクリックで Exposé 】
起動しているアプリケーションのDockアイコンを長押しクリック(左クリック)すると、Exposé が表示されるようになりました。

Dockに収納しているウインドウも、下側に表示されます。
これは何かと便利かも。
【 ゴミ箱からの復活が簡単 】
一度ゴミ箱に移動したアイテムについて、コンテキストメニューの「戻す」から、元あった場所に簡単に復帰できるようになっています。

【 Finderウインドウのツールバーアイコンが小さく表示される 】
OS10.6では、Finderウインドウのツールバーのアイコンを「小さいサイズを使用」を選択したときに、今までより小さく表示されるようになりました。
自作AppleScriptの「Finder Toolbar Scripts」のアイコンは今までの小さいサイズに合わせて作っていたのに・・・。

【 Snow Leopard でのアプリケーション対応状況 】
『Snow Leopard Compatibility: Mac OS X 10.6 Snow Leopard Compatibility List』
のページに著名アプリケーションの Snow Leopard における対応状況の一覧表があるので参考にするといいでしょう。
とりあえず僕の中では最重要アプリの「Expogesture」が、ちゃんと動作したので一安心。
SafariのSIMBLプラグインは、Finderで「Safari」のインフォメーションウインドウを開いて「32ビットモードで開く」にチェックすると、使用できるようです。

参考『Macはじめました。: Snow Leopard、ファーストインプレッション』
とりあえずはこんなとこです。
さあ、面倒だけど今からもう一度クリーンインストールでやり直し。
(Snow Leopard 新着レビュー)
- アップル - Mac OS X Snow Leopard - 世界で最も先進的なオペレーティングシステム
- Snow Leopardのここに注目:これは便利! 「Snow Leopard」を実際に使って感じた新機能“トップ20” (1/4) - ITmedia +D PC USER
- 「Mac OS X Snow Leopard」発売--新機能をレビュー:スペシャルレポート - CNET Japan
- 【レポート】アップル、「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」を発売 (1) アップル、「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」を発売 | パソコン | マイコミジャーナル
- 【レポート】話題のユキヒョウを追う「Snow Leopard、ココに注目」(1) (1) 新Finderの変化 | パソコン | マイコミジャーナル
- Macはじめました。: Snow Leopard、ファーストインプレッション
- Macはじめました。: Snow Leopardで設定した内容(ほぼ全部入り)
- Snow Leopardの特に目立った変更点 | Macの手書き説明書
- Snow Leopard のサービスメニュー (感じ通信)