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http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-861.html
OSX Snow Leopard では、この「TextExpander」とよく似たスニペット機能が標準で搭載されています。
テキストエディット.app、Mail.app、Safari、iChat、iPhoto などのアプリケーションで使えます。
システム環境設定 > 言語とテキスト > テキストタブ
を開きます。

ここで左下の+ボタンで新規スニペットを作成して、
置換前(省略したキーワード)を置換語(本文)を入力・設定しておきます。登録したもののリストの左の「チェック」を入れておきます。
例えば
「ari@」→「ありがとうございます。」
と登録してみます。
これで、例として「テキストエディット.app」で試してみます。
「テキストエディット.app」を起動して、まずウインドウ上で control+クリック(右クリック)してコンテキストメニューから
自動置換 > テキストの置換
を選択・実行して、この項目に「✓」を入れます。

(編集のプルダウンメニューからも設定できます。)
そして文章を入力していきます。
「ari@」と入力してから、「半角スペース」を入力します(もしくは return で改行するなど・・・基本的には自動で置換されるけど)。

・・・そうすると、本文が展開されます。

置換前の省略形のキーワードは、別に半角英数でなくとも全角の日本語表記でも機能します。
例えば、全角の「あり@」とか、こんな風に登録してもOKです。「あり@」日本語で入力・確定させた後に、半角のスペース(全角スペースは不可)を入力するなどして無事に本文を展開できます。

(例)「あり@」→「ありがとー。」
(日本語入力中に半角スペースを入力するときは shift+space )
半角スペースや return でスニペットを展開できますが、これ以外にも、その行や段落を書き終えて改行したときなど、いろいろ展開する条件はあります。
基本的には「自動」で置換されますが、間違えないように半角スペースで1つずつスニペットを展開しておいた方が、確実かと思います。
こんな感じで、他にも「いつもお世話になっております。」とか「メール頂いた件ですが、」とかいろいろ慣用句を登録しておくと、とても心のこもった(棒)メールの文章が書けたりします。
このスニペット機能に対応しているアプリケーションでも、たしかほとんどの場合、デフォルト設定でこの機能が「OFF」になっていたと思います。
なので、各アプリケーションごとに コンテキストメニュー や 編集 メニュー から「自動置換」>「テキストの置き換え」の ✓ が入っているか確認した方がいいでしょう。

サードパーティー制のテキスト入力することのあるアプリケーションでも、この機能に対応しているものがあるかもしれません。
僕が使っているものでは「MacNote3」なども対応しています。
ちなみに、システム環境設定の「言語とテキスト」パネルにある「スマート引用符」ってなんだろう?と思って試してみたら、

'シングルクォート' や "ダブルクォート" を入力すると、自動的にここのリストで選択した形に置換する機能です。
例えば、上の写真の設定だと・・・

即座に変換されます。

この機能もデフォルトでは OFF に設定されていると思うので、使用する場合には各アプリケーションごとにONに設定しておきます。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-617.html

TextExpander : 慣用句などを省略語で簡単入力するテキスト入力補助ツール
OS10.6(Intel)、OS10.4以上(UB)、OS10.3.9 各対応
シェアウェア $34.95
予め登録しておいた慣用句・スニペットなどを、省略語で入力して時間を節約できるテキスト入力補助ツール「TextExpander」の紹介です。

TextExpander を使う前の準備として、システム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで
「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックしておきます。

【 TextExpander - スニペット入力 】
TextExpander は、テキスト入力を効率的に行うための補助アプリケーションです。
省略語を入力することによって、登録されているよく使う慣用句・語句などを一発入力する便利ものです。
例えば、デフォルトでスニペット登録されているものを試してみると・・・
テキストエディット.appなど「ddate」と入力してみます。

すると泡がはじけるような効果音とともに、今日の日付に入れ変わり入力されます。
「ぽわんっ」

日本語入力中であっても省略を入力すると、登録されたものに変換・展開されます。
(この日本語入力中であっても展開できるのが何気に重要)

「ddate」=「っだて」。これも今日の日付に変換されます。

TextExpander は省略語を入力するときに、登録したキーストロークを順番通りに打ち込まないと、ちゃんと変換されません。
逆に考えれば、もし TextExpander 有効中に「ddate」という省略語を普通の語句として入力したい場合は、d ← → d a t e というようなカーソルキーを含めた打ち込み方をすると「日付」に変換・展開されません。
スニペットはメニューバーのドロップダウンメニューからでも入力することができます。

また検索も可能です。

「Suggest」機能については「Group」の説明のところで。

【 TextExpander - スニペットを登録・設定する 】
次にスニペットを登録してみます。
メニューから、新規スニペットの作成する項目がいろいろ用意されています。

「Edit Last Expanded Snippet...」は、最後に使ったものをちょっと修正したいときに便利。
もちろん TextExpander を開いて、メインウインドウから設定することもできます。

いくつかのスニペットの設定例を挙げながら、機能を説明していきたいと思います。
メールアドレスを登録
とりあえず定番のメールアドレスを設定してみます。
新規グループ、新規スニペットを作成します。
ツールバーや左下の「+」メニューなどから作成します。

(「グループ」ごとに機能設定することもあるので、各スニペットは用途別などに分類しておいた方がいいです。)
左のリストから新規作成したスニペットを選択して、右ペインで、そのスニペットの内容・省略形を設定していきます。

- Content(内容)に目的の語句、この例の場合ではメールアドレスを入力しておきます。
- Abbreviation(省略語)を設定します。この欄には半角英数で入力します。日本語ではちゃんと機能しません。
- Label はこのスニペットの名称になります。設定しなければ「文字内容」が適用されるので、設定してもしなくても、どちらでもOKです。
Content のリストは
- プレーンテキスト
- スタイル付きのテキストと画像
- AppleScript
- Shell Script

この例の場合では、テキストデータのみでいいので「プレーンテキスト」を選択します。
Abbreviation のリストは次から選択します。
- 大文字と小文字を区別 (aB, Ab, AB は違う)
(例)t s → test snippet , T S → × , t s → × - 大文字と小文字を区別しない (aB, Ab, AB は同じ)
(例)t s → test snippet , T S → test snippet ,
T s → test snippet - 省略形の大文字と小文字と同様
(例)t s → test snippet , T S → TEST SNIPPET ,
T s → Test snippet , t S → test snippet

この例では3番目以外の、好きな方を設定するといいでしょう。
誤動作を減らす意味でも「大文字と小文字を区別」を選択するといいかと思います。
これらの設定が完了すると、「wakaba@」と入力するとメールアドレス全体が入力できるようになります。
タイプミスを訂正するスニペット
僕は「Safari」と入力するときに、タイプミスして「Sfari」と入力してしまうことが多々あります。
何回かやっていてもつい間違えてしまう癖のようなものです。
そこでスニペットの省略語に間違ったスペルを登録して、Contentに正しいスペルを登録します。

こうしておくと、間違っても自動的に訂正されるので何かと便利です。
また、こんな訂正用のスニペットをグループにまとめて、その Group の設定で効果音を「Sosumi」や「Basso」に設定しておくと「間違えた」ことに気付くのでいいかと思います。
HTMLタグを登録
TextExpander でよく使うHTMLタグをスニペット登録しておくと、素早くブログの記事やホームページのソースが書けるようになって便利になります。
例えば <strong> タグを下のように登録します。

<strong> と </strong> の間に文字入力したいので、Contentでキャレットをそこに移動してから、メニューの「Position cursor here」を選択します。

Content に「%|」が追加されます。
これで省略語を入力したときに、タグが入力されてキャレットの位置もすぐに入力できるように、タグの間に位置するようになります。

今日の日付を登録
「今日の日付」のスニペットはデフォルトでも存在するけど、もうちょっと使いやすいように、新たに登録してみます。
「100426」(2010年4月26日)とか入力するには、下のように登録します。

これらはキャレットメニューから3回選択すれば簡単です。

これだけでは芸がないので、「平成22年4月26日」とか入力するようにしてみます。
新規スニペットを作成して、まず「平成○年」は置いといて、とりあえず設定します。

(月日はそれぞれキャレットのメニューから選択する)
「平成○年」を取得するために、また新規のスニペットを作成。 AppleSciprtを使います。

スクリプトの内容はこんな風にします。
省略語を適当に「??heisei」とか、不意にも打ち込まないようなものに設定しておきます。
(普段は使わないようなスニペットなので)
先程の「平成○年」のスニペットに戻って

これで省略語を適当に「kyou@」とかの省略語に設定して、それを入力すれば、
平成22年4月26日
とか簡単に入力できます。
せっかくAppleScriptを使うなら1つのスニペットで済ませられそうですが、そうなると難しくなるし、面倒なので2つのスニペットを使ってみました。
Safariで表示中のページのリンクタグを作成する
これも AppleScript を使ったスニペットで、今現在 Safari で開いているページのリンクタグを作成して展開するものを作ってみます。
スクリプトの内容は
『Safari用MakeLink代替AppleScriptをいじってみた (うむらうす)』
から

これで登録すると、Safari で開いているページのリンクタグを TextExpander で展開できます。

Safari のページで文字列を選択していると、リンクタイトルがその文字列になります。
定型文の一部を穴埋め入力するようなテンプレートを作る
僕のブログの内容のほとんどはMacのアプリケーションの紹介であって、記事を書くときには冒頭や文末では下のように形を統一しています。
アプリ名 : そのアプリの概要 OS10.x以上(UB) ドネーションウェア そのアプリの概要・・・・「<strong>アプリ名</strong>」の紹介です。 ・ ・ ・ この記事では アプリ名 ver を使用しています。 (ダウンロードリンク) Site top page : Download page : |
こんな感じでテンプレートみたいになっています。
今まではこれをコピペしたりして、不要な部分を削除して書き直したりしていましたが、TextExpander を使うと効率的にテキストフィールドを穴埋めするようなテンプレートを作ることができます。
新規スニペットを作成して、上の赤の部分にキャレットメニューから「Fill-in」を挿入します。

Contentには「%fill:name%」と表示されます。
「Fill-in」(テキストフィールド)の箇所が複数あり、同じ内容にしたいときには、この「%fill:name%」の「name」の部分を適当に変えて同じように設定します。

これで1つのテキストフィールドに入力した内容が、他の同じ名前のところにも自動で入力されます。
省略語を設定して、TextExpander でこのスニペットを展開してみると、こんな感じです。

各テキストフィールドの移動は tab or shift+tab でできます。
これで当ブログの新しい記事を書くときには、テンプレートを TextExpander で呼び出し、簡単に書き始められるようになりました。
【 TextExpander - Group を設定する 】
TextExpander でスニペットを登録するときには、どれかの「Group」に所属させるようになります。
メインウインドウでこの「Group」を選択すると、それに対して有効なアプリケーションや省略語から展開するときの効果音、「Suggest」機能を使うかどうかなどを設定できます。
有効なアプリケーションを設定する
例えば「Expand in」のリストでは、そのグループの適用アプリケーションを設定することができます。

「Expand after」の設定
「Expand after」のリストで、省略語を入力する前に文章入力している状況での、スニペットを展開する条件を設定します。

- Whitespace
省略語を入力する前が「空白」でないと、スニペットを展開しないようになります。ただし、キャレットをカーソルやマウスで移動したりした場合には当てはまりません。(ちょっと分かりにくいけど・・・)
(例)ABCts → ABCts [× スニペットを展開しない]
ABC ts → ABC test snippet
これがデフォルトの設定。
スニペットを展開する気がなくて普通に文章を入力しているときに、不意に省略語を展開されることはないので、誤動作を防げます。 - All but letters & numbers
省略語を入力する前が「文字」や「数字」の場合はスニペットを展開せず、括弧などの記号などでは展開する。
(例)ABCts → ABCts [× スニペットを展開しない]
123ts → 123ts [× スニペットを展開しない]
(ts → (test snippet
文章を打ち込んでいて、その流れで省略語を展開したいときには、これを設定しておきます。 - Any character
どんな状態であっても、省略語を入力したときにスニペットを展開する。
(例)ABCts → ABCtest snippet
123ts → 123test snippet
このようなスニペットを展開するための条件を設定できます。
Suggest機能を使う
グループの設定で「Suggest abbreviations」のチェック項目があります。これに「✓」していると、そのグループは Suggest機能 ? 候補を提案する機能が使えるようになります。

そして TextExpander の環境設定ウインドウの「Hotkeys」タブを開きます。

ここの「Suggest Matching Abbreviations」に任意のホットキーを設定します。
これで準備完了。文章を入力しているときに省略語がうろ覚えの状態であっても、省略語の頭の文字を入力してから先程のホットキーを押します。
すると、それにあった候補が表示されるので選択できるようになります。

これは便利なので利用した方がいいです。
Suggest機能を使う前提で、グループ分け、また同じグループの各スニペットはすべて同じ文字記号で始めるとか工夫しておくと使いやすいです。
僕の場合、ブログで使うHTMLタグのグループのスニペットの省略語の頭は、すべて「<」で始めるように設定しています。こうすれば省略語を忘れても「<」を入力してSuggestさせれば探し出せるので助かってます。
Group をURLから読み込む
メインのウインドウ左下の「+」メニューで新規のグループをURLから読み込むこともできます。

例えば作者さんが参考例としているURL
http://www.smileonmymac.com/te/example.textexpander
を設定してみると・・・

「example」というグループをインポートできます。

このURLから読み込んだグループはアップデートできるようになっているので、サーバー上に「.textexpander」ファイルをアップロード・更新していけば、仲間内でスニペットを共有なんんてこともできそうです。
環境設定の「Sync」タブにおいても Dropbox, MobileMe など使って共有できるようです。iPhone用アプリも導入していればそれらとも。

ちなみに TextExpander のシングルライセンスでは、
1人で複数のMacを使ってる場合のみ、1台以上のMacにTextExpanderをインストールすることは可能なようです。
2人以上で複数のMacを使っている場合には、ファミリーライセンスが必要です。

話がそれたけど、予め定義されているグループも読み込むことができます。

CSS や HTML のコード、シンボルマークなどが用意されています。
【 TextExpander - 省略語から自動で展開しないようにする 】
有効/無効をトグルする
メニューバーの「Disable Expansion/Enable Expansion」を実行して、TextExpander の有効/無効をトグルできます。

無効のときはメニューバーのアイコンが薄い色に変わります。

環境設定の「Hotkeys」タブで、これのホットキーを設定できます。
自動的に省略語から展開しないようにする
TextExpander は、省略語を入力するとすぐにスニペットを展開するように、デフォルトで設定されていますが、これを Space や tabキー などを押して展開するようにも設定できます。
環境設定の「Expansion」タブを開き、「Expand abbreviations」のリストから選択します。

- immediately when typed
省略語を入力すると直後に展開します(デフォルト設定) - at delimiter (keep delimiter)
省略語を入力してから Space や tabキー などを押して展開します。
デリミタとなるキーを押しっ放しにするので、スニペットが連続で入力され続けます。escキー などを押すまで止まりません。
なぜこんな設定があるのだろう?バグ? - at delimiter (abandon delimiter)
省略語を入力してから Space や tabキー などを押して展開します。
これを上記の (keep delimiter) のように連続でスニペットが入力され続けるようなことはありません。
日本語入力する場合の spaceキー で候補を表示、returnキー で確定とデリミタのキーがかぶらないように「Set delimiters...」ボタンから設定しないと使い物になりません。
上記の下2つのデリミタとなるキーは「Set delimiters...」ボタンを押して、ダイアログでキーを追加・編集します。

デフォルトのキーは space, tab, return が設定されています。ドラッグ&ドロップで追加できます。
デフォルト設定の「immediately when typed」が一番使いやすいです。
(TextExpander の参考リンク)
- TextExpander Help: Index
- TextExpander: Mac Typing Shortcut Utility Saves You Time! - VIDEO TUTORIAL
- TextExpander « SmileOnMyMac Blog
- Use TextExpander with Dropbox 2.0 « SmileOnMyMac Blog
- シゴタノ! ? 寿命ものびるかも? タイピング速度を劇的に向上させる TextExpander を使い込む幸せ
- TextExpander - 感じ通信
- OS運用記録4月3 : TextExpander
この記事では TextExpander 3.0.2 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : SmileOnMyMac: Mac Software for PDF Editing, CD Labels, Text Expansion and Faxing
Download page : TextExpander: Mac Typing Shortcut Utility Saves You Time!
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-852.html

Snippely : JavascriptやCSSなどの参考になるソースコードをコピペして保存管理
要 Adobe AIR
OS10.4.11以上(UB)
フリーウェア
JavascriptやRuby、CSSなどの参考になるソースコードをコピペして保存・管理するのに便利なアプリケーション「Snippely」の紹介です。
(Snippely を使用するには Adobe AIR が必要です。)

3ペインの構成になっていて、左ペインにグループのリスト、右上ペインに選択したグループ内のスニペットのリスト、その下の右下ペインにソースコードを表示するようになっています。
使い方はまず、左下の「+」ボタンからグループを作成し、そのグループを選択して、また「+」ボタンから新規スニペットを作成します。

すると「New Snippet」が作成されます。
「add code」ボタンをクリックすると「Plain Text」と表示されたエリアが作らます。

command+N でも、このエリアを作成できます。
このショートカットキーは、選択している場面によって、新規グループ、新規スニペットと新規作成するものが変わってきます。
ここにソースをコピペします(もちろん自分で入力することも可能)。

タイトル下の「Description」をダブルクリックして、注釈文を付けられます。
各エリアを選択すると右側に「remove」と表示されるので、ここで削除できます。
スニペット自体を削除するときは、スニペットにリストを選択して右クリックしてコンテキストメニューから実行できます(グループの場合も同様)。

(削除する前に警告ダイアログで最終確認します)
command+delete でも削除できます。
コピペしたソースは、シンタックスカラーリングできます。
「Plain Text」の部分をクリックして選択します。

JavaScript, Ruby, CSS, PHP に対応しています。
Snippely にコピペ・入力した内容は、その場面で確定してしまえば、アプリケーションを終了しても自動的に保存されます。ただ、書き出しとかの機能はありません。
ブラウズするときには、カーソルキーで選択フォーカスの移動ができます。
検索機能とかが用意されていないので、こまめにグループ分けしておいた方がいいかも。
この記事では Snippely 1.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : snippely - Project Hosting on Google Code
Download page : 上に同じ
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-812.html

PTHPasteboard : クリップボード履歴、よく使う慣用句も保存してペーストできる
PreferencePane
OS10.4以上(UB)
シェアウェア $24.95(機能制限でフリー使用可)、日本語対応
クリップボードの履歴を保持し、よく使う慣用句などをカスタムペーストボードに保存し、ペーストすることができるクリップボードユーティリティ「PTHPasteboard」の紹介です。
まず、システム環境設定 > PTHPasteboard > 一般 を開いて、「PTHPasteboard を開始」をクリックすると、有効になります。

履歴の「再起動後もバッファを保持」にチェックしていると、Macの電源を落としてもクリップボード履歴が残ります。
またクリップボード履歴の項目数、1項目の最大サイズも指定できます。
レジストすれば、そのアプリでは履歴を残さない「除外アプリケーション」を設定することができます。
「ペーストボード」タブで、クリップボード履歴の表示形態を設定します。

「メイン」と表示されているものが、クリップボードの履歴です。
「ウインドウの自動表示」を右・左・下どれか選択すると、画面の端にマウスポインタを持って行くと、履歴のウインドウがスライドして表示されるようになります。

このウインドウの項目をクリックすると、最前面のアプリケーションでそれがペーストされます。
また、その項目番号(0~9)をキーボードで入力したり、カーソルキーで選択して return でペーストできます。
項目のところで1秒くらいマウスポインタを動かさずにいると、ツールチップでそのテキストの全文や、画像データを表示します。

「メニューバーアイコン」でアイコンを選択すると、メニューバーからクリップボード履歴のウインドウを表示します。

項目をクリックすると、それをペーストします。
「ペースト : 」の「先頭へ移動」をチェックしていると、ペーストした項目が履歴の先頭に来るようになります。
「標準テキスト」にチェックしていると、テキストデータをペーストするときにプレーンテキスト(フォントや文字サイズ情報などを持たないテキストデータ)でペーストします。
「ホットキー」タブでは、ホットキーの設定ができます。

「設定...」ボタンをクリックして、ホットキーを入力すれば登録できます。
動作のリストから、どういう操作にするのかを選択できます。

PTHPasteboard では、自分がよく使う慣用句などを登録しておいて、カスタムペーストボードとして使うことができます。
システム環境設定の「ペーストボード」タブで、左下の「+」ボタンで新規の「カスタムペーストボード 1」が作られます(名前は変更できます)。

これは「メイン」のクリップボード履歴と同じように、どういう表示形態にするかを設定できます。
「ペースト : メインにコピー」にチェックしていると、そのカスタムペーストボードからペーストしたときに、その項目が「メイン」のクリップボード履歴に加算されます。
また「ホットキー」タブで、そのカスタムペーストボードに対してもホットキーを割り当てられます。
カスタムペーストボードへの慣用句の登録は、ウインドウを呼び出して鉛筆アイコンをクリックして編集モードにして、「+」ボタンで新規項目を作り、それぞれ文章を入力して行きます。

ドラッグ&ドロップで項目の順番を変更できます。
また、「メイン」のクリップボード履歴の項目で control+クリック(右クリック)して、カスタムペーストボードに登録することができます。

僕の場合「カスタムペーストボード」を、ブログでよく使う文章や、HTMLタグを登録して使っています。
レジストして「PRO」バージョンにすると、他の機能も使えるようになります。
「フィルタ」タブで、テキストの改行コードを指定のものに変換して処理したり設定できます。

「共有」タブでは、ネットワーク上の他のMacと、「メイン」のクリップボード履歴・カスタムペーストボードを共有することができるようです。

ちなみに、日本語ローカライズは E-WAさん です。
この記事では PTHPasteboard 4.4.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : PTH Consulting - Mac Software Development and Mac Consulting since 1991
Download page : PTHPasteboard free Mac multiple clipboard/pasteboard utility from PTH Consulting
(関連記事)
PTHPasteboard 3.2.0 --- version 3.2.0 での説明記事
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-692.html

ClipMenu : クリップボード履歴を保存しホットキーやメニューバーで呼び出す
OS10.4以上(UB)
フリーウェア
クリップボードの履歴を保存しホットキーやメニューバーで呼び出して、ペーストできる「ClipMenu」の紹介です。
ClipMenu を起動すると、メニューバーにアイコンが表示され、そのメニューからクリップボードの履歴をペーストすることができます。

1~10個までの履歴はメニューに表示され、11個目以降サブメニューに表示されます。
マウスで選択してクリックするか、command+数字キー、カーソルキーで選択して returnキー、いずれかの方法でペーストできます。
また、ホットキー(デフォルトは command+control+V )で、現在マウスポインタの存在する場所に呼び出すこともできます。この機能が便利。

メニューに表示しきれない長い文章などは、ツールチップで全文を表示するので確認できます。
環境設定の「一般」タブで、ホットキーや履歴の数などを設定できます。

「メニュー」タブでは、メニューに表示される各履歴に番号を付けたり、メニュー内のフォントサイズを変更したりできます。

「アクション」タブでは、アクションを追加・削除したり管理できます。

ClipMenu の各履歴項目上で、shift+クリック、shift+数字、shift+return などいずれかの操作で「アクションメニュー」が表示されます。

クリップボードの履歴をペーストする際に、プレーンテキスト(フォントの種類、サイズなど関係無しに純粋に文字データとして扱う)にしてペーストしたりできます。
他に、例えば「lowercase」で実行すると、アルファベットを小文字に変換してペーストできます。
これらの「アクション」は JavaScript でユーザ定義の文字変換ルールを追加できるようになっています。
この記事では ClipMenu 0.2.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : naotaka.com
Download page : ClipMenu - naotaka.com