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Keka : パスワード付きZip圧縮、分割圧縮もできるアーカイバ
Growl対応
OS10.5以上(UB)、OS10.4 各対応
ドネーションウェア、日本語対応
Zip形式などでパスワード付き圧縮、指定したファイルサイズでの分割圧縮や、解凍もできる圧縮・解凍アプリの「Keka」の紹介です。
サポートしているいるファイル形式は
- (圧縮): 7z, Zip, Tar, Gzip, Bzip2
- (解凍) : RAR, 7z, Lzma, Zip, Tar, Gzip, Bzip2, ISO, EXE, CAB, PAX, ACE (PPC)
使い方は圧縮したいファイルやフォルダを、アプリのアイコンやDockのアイコンにドラッグ&ドロップします。

これでファイルが圧縮されます。

(デフォルト設定だとZip形式に圧縮される)
解凍するときは、普通にそのアーカイブファイルをダブルクリックするだけです。
(「Keka」がそのアーカイブファイルの形式に対して、デフォルトアプリケーションに設定されている場合)
Keka でファイルを圧縮・解凍したときには、Growl で結果をお知らせしてくれます。

大きいファイルを圧縮するときなんかにお知らせしてくれると便利かと思います。
Keka をダブルクリックして普通に起動すると、「Advanced」ウインドウが表示されます。
パスワード付き圧縮をするならば、ここのパスワードを入力して、ファイルをDockの「Keka」アイコンにドラッグ&ドロップするなどして圧縮します。

こうして作られたパスワード付きZipは解凍するときに、パスワードがないと開けないようになります。

分割圧縮するときは、ファイルサイズをリストから選択するか、入力します。

上のような設定で、試しに70MBほどの動画ファイルを圧縮してみると、4つのファイルに分割されました。

このファイルを解凍するときは、この4つのファイルを同じフォルダ内にあるようにして、最初の.001のファイルをダブルクリックして Keka で結合、解凍します。
この「Advanced」ウインドウでの設定は一時的なもので、あとでまた別のファイルを圧縮するときには、環境設定で設定している内容で圧縮されます。
command+, などで環境設定ウインドウが開きます。「一般」タブで、Keka を起動せずにいきなりファイルをドラッグ&ドロップして圧縮する場合の形式と方法を設定できます(デフォルト設定はZip)。

「保存」タブでは、圧縮したときのファイルの保存先や、ファイル名の設定などを行います。

ちなみに、ここにある「Mac OS X リソースフォークを含まない(例: .DS_Store)」の項目にチェックを入れようが、入れまいが、圧縮したファイルにリソースフォークは含まれません。
ここにチェックしていると、.DS_Store(←アイコンの位置やSpotlightコメントなど) や .VolumeIcon.icns、フォルダの背景画像など、その辺りのMacOSXの不可視の付随ファイルが、圧縮されたファイルに含まれないということだと思います。
「解凍」タブでは、アーカイブファイルを解凍したときのファイルの保存先や、元のアーカイブファイルをゴミ箱に移動したりする設定ができます。

最後に、このKekaのアイコンがすごいです。
ダンゴムシの脚の毛まで見える・・・。

この記事では Keka 0.1.4.2 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Keka - フリーのMac OS X用圧縮解凍ソフト
Download page : 上に同じ
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-781.html

Cryptor : ファイル・フォルダ及び文字列を暗号化する
Growl対応
OS10.5以上(UB)
フリーウェア
ファイルやフォルダを暗号化するセキュリティソフト「Cryptor」の紹介です。

使い方は、暗号化したいファイル・フォルダを +ボタン のOpenダイアログか、Finderからドラッグ&ドロップして、Cryptor のウインドウにリスト表示させます。
そして「鍵」のアイコンをクリックして、パスワードを入力します。

しばらくすると、拡張子「.wtf」の暗号化されたファイルが新たに作られます。

このファイルをテキストエディタなどで開いてみると、下のように暗号化されて中身はわかりません。

元に戻すときは、このファイルをダブルクリックするなどして「Cryptor」で開きます。
そして、パスワードを入力します。

これで元のファイル(フォルダ)に戻ります。
環境設定( command+, )で暗号化のアルゴリズムを変更したりできます。

また、「Extras」メニューから、いろいろ機能を利用できます。

「String Utility」( control+S )は、下のウインドウを表示して「Input」欄に入力した文字列を暗号化します。

パスワードとアルゴリズムを設定して「Encrypt」ボタンをクリックすると、「Output」欄に暗号化した文字列が表示されます。
暗号化されたランダムな文字列を「Input」欄に入力してパスワード、アルゴリズムを選択して「Decrypt」ボタンをクリックするれば、元の文字列が「Output」に表示されます。
「Log window」( control+L )はログを表示します。

「History log」は履歴を表示します。

Growlに対応しているので、暗号化に成功したときなどにお知らせしてくれます。

この記事では Cryptor 1.2.2 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : L|M|TER Inc. - Software Company
Download page : Cryptor @ L|M|TER Inc. - Software Company
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-969.html

Notational Velocity : シンプルで使い勝手のいいノートパッド
OS10.3.9以上(UB)
フリーウェア
キーボード操作だけで完結するように作られた、シンプルで使い勝手のいいノートパッドアプリケーション「Notational Velocity」の紹介です。

インターフェイスは至ってシンプルで、ボタンなどは排除され、キーボード操作で完結するようになっています。
一番上がタイトルエリア、中段にノートのタイトル一覧、その下に選択しているノートの内容を表示するようになっています。
インクリメンタルサーチでノートを検索
ウインドウ上部のテキストフィールド(タイトルエリア)に文字入力すると、そのノートのタイトル・内容・タグからインクリメンタルサーチで、ノートの一覧を表示します。

後は ↑ ↓ で、ノートを選択していきます。

(検索キーワードがタイトル欄右端に「⇦○○」と表示される)
検索キーワードが内容にあてはまる部分には、ピンクで強調表示されます。
新規ノートを作成する
タイトルエリアにノートのタイトルを入力して(インクリメンタルサーチを始めた状態になる)、return で新規ノートを作成できます。

カーソルがノート内容の方に移動するので、あとは内容を入力していきます。
tabキー でタイトルエリアと、ノート内容のフォーカスが巡回します。

( tabキー はよく使います)
command+L で、タイトルエリアを選択した状態になります。
command+D だと、何も選択していない状態で、タイトルエリアで入力待ちになります。
他にも shift+command+V で、クリップボードにコピーされたテキストから新規ノートを作成します。
(画像などは取り込むことができません)
選択しているノートを削除するときは command+delete 。

ブックマーク機能
shift+command+D で、現在選択しているノートをブックマークできます。
command+0(ゼロ) でブックマークウインドウが開きます。

それぞれのブックマークは command+数字 で簡単に開くことができます。
ドラッグ&ドロップで、ブックマークの順番を変更できます。
「タグ」を付ける
View メニュー > Columns > Tags
を選択して「✓」を入れます。

すると、リストに「Tags」欄が表示されるので、ここをダブルクリックするとタグを入力できます。

タグを付けておくと、検索のときに見やすいと思います。
別になくても、もともとすばやく検索できるので、それほどタグ付けが便利だと感じない。
リストのタイトルをダブルクリックすると、同じようにリネームできます。
ショートカットキー
環境設定( command+, )の「General」タブで、Notational Velocity を最前面に表示するホットキーを設定できます。

(Notational Velocity が起動していないときは機能しない)
他のよく使うショートカットキーを挙げると・・・
- command+L タイトルエリアを選択
- command+D 何も選択しない状態、タイトルエリアで入力待ち
- esc 現在の検索をキャンセル
- return (タイトルを入力して)新規ノートの作成
- shift+command+V クリップボードから新規ノート作成
- command+delete 選択しているノートの削除
- command+R 選択しているノートのリネーム
- tab タイトルエリアとノート内容のフォーカスの巡回
- shift+command+D ブックマーク
- command+数字 各ブックマークを開く
データ読み込み・書き出し と 保存について
Notational Velocity ではスティッキーズなんかと同じように、データは自動で保存されます。
作成したすべてのノートデータは
~/Library/Application Support/Notational Data/Notes & Settings
の1つのファイルにまとめられて保存されます(デフォルト設定)。
保存場所やファイルの保存形式は、環境設定( command+, )の「Notes」タブで設定できます。

「Store and read notes on disk as:」のリストから、保存形式を選択します。
- (* が付いてる項目はノート1つにつき1つのファイルで保存される)
- Single Database (Allow Encryption)
すべてのノートデータを「Notes & Settings」ファイルにまとめて保存
これを選択した場合のみ、パスワードで保護できるようになる - Plain Text Files *
各ノートを標準テキストファイルとして1つずつ保存 - Rich Text Format Fiels *
各ノートを文字のフォント指定や修飾が可能なリッチテキストとして保存 - Formatted HTML Documents *
各ノートをHTMLとして保存
「Read notes from folder:」のリストで、起動したときにノートの読み込み先のフォルダを指定できます。
また Notational Velocity はノートの読み込み・書き出しもできます。

「Import...」は、ダイアログでテキストファイルを指定したり、それが保存されているフォルダを指定すると、ノートとして取り込むことができます。
「Export...」は以下のように標準テキストやリッチテキストファイルなどに書き出せます。

パスワードロック
Notational Velocity はパスワードを設定して、他の人にノートを見られないようにすることができます。
まず、環境設定( command+, )ウインドウを開いて
Notes > Storage
の「Store and read notes on disk as:」が「Single Database (Allow Encryption)」になっていることを確認します。
(この設定だと、すべてのノートは1つのファイルにまとめて保存される)
次に「Security」を開いて、「Turn On Note Encryption...」ボタンをクリックします。

パスワード設定ダイアログが表示されるので、パスワードを2回同じものを入力して登録します。

これで、パスワードが設定されました。
パスワードはキーチェーンで管理することもできます。
次回に Notational Velocity を起動するときには、パスワード入力を求められるようになります。

この記事では Notational Velocity 2.0β を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Notational Velocity
Download page : 上に同じ
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-929.html

i23 : 各種Webサービスサイトのログインアカウント情報などを安全に保存管理
OS10.4以上(UB)
フリーウェア
各種Webサービスサイトのログインアカウント情報などを、パスワードロック付きで安全に保存管理できる「i23」の紹介です。
起動して、メインウインドウ左下の「+」ボタン( command++ )で登録ウインドウを開き、ここにWebサービス名、ユーザ名、ログインパスワード、WebサイトのURL、メモなどを入力します。

(登録の際に使用したメールアドレスを入力する欄がないので、「Note」の部分に入力しておいた方がいいです。)
登録ウインドウ左下の緑のボタンで、入力したアカウント情報をリストに登録できます。

こんな感じで、自分の利用しているWebサービスサイトのアカウント情報を登録して行きます。
このリストを選択して、iボタンをクリックすると、また登録ウインドウが開き、詳細を閲覧、編集できます。

Safariのアイコンをクリックすると、Webブラウザでそのページを開きます。
そして各種サイトのアカウント情報を登録して、保存( command+S )します。
保存するときには、そのファイルに対してパスワードを付けます。

同じパスワードを2回入力して、「Continue」ボタンをクリックし、ダイアログでファイル名と保存場所を指定して保存します。
保存されたファイルは拡張子「.i23」が付きます。

このファイルをまた開くときには、保存のときに設定したパスワード入力を求められます。

また、環境設定( command+, )で、i23 を起動したときに常に開くファイルを指定しておくこともできます。

この記事では i23 1.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : create.live.love.moapp.doing.more.with.less
Download page : create.live.love.moapp.applications.leo.freestuff.i23
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-930.html

Pastor : Webサイトのアカウント情報などをパスワード付きファイルで保存管理する
OS10.2以上(UB)
ドネーションウェア
様々なサービスを提供しているWebサイトのアカウント情報などを、パスワード付きファイルで安全に保存・管理する「Pastor」の紹介です。

Pastor は左側にリスト、右側にそのリストの詳細を書き込んで行きます。
ツールバーの「Add+」ボタンで新たなリストを作り、詳細を入力します。
詳細を入力する(編集する)ときは、ツールバーの南京錠をクリックして「解錠」すると、入力できるようになります。

これでウインドウ左側に詳細を入力します。例えば、Googleのアカウント情報を入力してみます。

※ 日本語を入力しても文字化けしてしまいます。
URLのところの「Visit」ボタンで、Webブラウザでそのサイトのページを表示します。
User ID や Password のところの「Copy」ボタンで、それをクリップボードにコピーします。
Password, Serial Number のところは入力すると「・・・・・」とマスクされて表示されませんが、マウスオーバーでそれを表示します。

いくつかアカウントなどの情報を入力して保存するときに、そのファイルに対してのパスワードを設定するダイアログが表示されます。

(同じパスワードを2回入力する)
保存したファイルは「.pastor」という拡張子で保存されます。

これを開くときには、設定したパスワードを入力する必要があります。
またファイルを、テキストファイルとして出力できる( command+E )ようにもなっています。
Pastor には、ランダムなパスワードを生成するジェネレータ機能もあります。
command+G で下のようなウインドウが開くので、「Generate Password」ボタンでパスワードを生成します。

「Type」のところで、パスワードのタイプを選択できます。
- 「Alphabetic」アルファベットのみのパスワード
- 「Numeric」数字のみのパスワード
- 「Alphanumeric」アルファベットと数字のパスワード
- 「Hexadecimal」16進数のパスワード
- 「Speakable」発音できる文字の組み合わせでのアルファベットのパスワード
(↑僕にとってはどう発音したらいいのか???)
「Options」
- 「Mixed Case」アルファベットの大文字・小文字を組み合わせる
- 「Allow Duplicates」同じ文字の重複を許可する?
- 「Include Symbols」下記の記号を含ませる
「Length」は文字数を設定します。
できるなら、文字数は多い方が安全なパスワードになります。
最低でも8文字以上。
『「Zipファイルのパスワードを短くするのは危険だよ!」を計算して確認してみた - RX-7乗りの適当な日々』参照
Pastor は、サイトのログイン情報などを保存しておくに適していると思いますが、別にシェウェアのシリアルナンバーなどを保存しておくのにも使えるでしょう。
日本語が文字化けしなければ、もっといいんだけど。
この記事では Pastor 1.8.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : mehlau.net - Multimedia Services since 1994
Download page : mehlau.net > pastor