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Glims : Safariの検索エンジン追加などの多数の機能を追加するプラグイン
Scripting Addition、InputManagerプラグイン
OS10.5以上(UB)、Safari 3.0.4 (4525.18)以上
フリーウェア、日本語対応
Safariの検索エンジン追加、タブにfaviconを表示、フルスクリーン表示、検索結果のページのサムネイルを先取り表示するなど、様々な機能を追加するプラグイン「Glims」の紹介です。

Glims をインストールして Safari を起動すると、環境設定( command+, )に「Glims」タブが追加され、ここで各種機能の設定を行います。

日本語化されているので、操作も安心。
おなじみの E-WAさん が日本語化を担当されています。
追加される主な機能を採り上げると・・・
【 タブにファビコンを表示 】
Glims をインストールすると、各タブにそのサイトのファビコンを表示するようになります。

ポインタを持っていくと、従来通りの「閉じる」ボタンに切り替わります。
何気ない小さなことかもしれないけど、たくさんタブを開いているときにファビコンが表示されていると、すごく視認性が良くなります。
【 Google の検索結果ページにサムネイルを表示 】
Google と Yahoo!.com(Yahoo! Japan では不可)の検索結果のページに、そのページのサムネイルを表示するようになります。

【 フルスクリーン 】
Safari メニュー に
- フルスクリーン
- 最大ウインドウサイズ
の項目が追加されます。

「フルスクリーン」はメニューバーも隠され最大サイズで表示され、マウスポインタを持っていくと、メニューが表示されます。
もう一度実行すると、元の大きさに戻ります。
「最大ウインドウサイズ」はウインドウを画面一杯に広げます。
【 検索サジェスチョン機能 】
Safariのウインドウ右上の検索ボックスに語句を入力して検索しようとすると、検索結果の上位のページ及び関連するキーワードを「提案」するようになります。

マウスやカーソルキーでフォーカスを合わせて、直接そのページを開くこともできます。
ただ、Safariの元々の機能の「履歴」のプルダウンメニューとのせめぎ合いになります。
「履歴」機能を優先したい場合は、環境設定 > Glims > 一般 で
「“検索サジェスチョン”プラグインを仕様**」のチェックを外してSafariを再起動すると、提案されなくなります。
環境設定の「検索サジェスチョン」に
「検索欄入力の自動補完」という項目がありますが、ここの「✓」は外しておいた方がいいです。

日本語入力していると、漢字を変換して、さあ検索しようと returnキー を押す瞬間ぐらいに補完されて、思ってもみないキーワードで検索されてしまうことが多々あります。
【 任意の検索エンジンを追加 】
Glims を使うと、右上の検索ボックスに任意の検索エンジンを追加して利用することができます。
まず、環境設定 > Glims > 一般 で「Safariの“検索”欄に検索エンジンを追加」にチェックを入れます(要Safariの再起動)。
「検索エンジン」カテゴリを選択すると、あらかじめいくつかのエンジンが登録されているので、利用したいものに「✓」を入れておきます。

検索エンジンの表示される順番は、ここでドラッグ&ドロップして好きなように変更できます。
自分で検索エンジンを追加する場合は、下の「追加」ボタンをクリックして、ダイアログで必要事項を入力して登録します。

例によって、Mac onlineware search を追加してみます。
|
これで「設定」ボタンをクリックすると、その検索エンジンが追加されます。

リストの各種検索エンジンに「ショートカット」と「キーワード」を設定すると、より便利に使えます。

「ショートカット」
検索ボックスにフォーカスされているときのみ、ここで設定したショートカットキーが有効になり、そのショートカットを入力するとその検索エンジンに切り替えます。
すでに検索語句を入力済みであれば、即座にその検索エンジンでの結果のページを表示します。
「キーワード」
これを設定しておくと、アドレスバーにて、その検索エンジンでの検索が可能になります。
例えば、Mac onlineware search のキーワードを「mos」と設定します。
Safari のアドレスバーにて
「mos Safari」(空白は「半角スペース」)
と入力して returnキー を押します。

すると、検索語句「Safari」の検索結果のページを表示します。

このアドレスバーで検索エンジンの選択と、検索を可能にする「キーワード」を設定しておくと、とても便利なので、サイト名の頭文字などで登録しておくといいでしょう。
Mac onlineware search以外で、僕が追加した検索エンジンの設定例を挙げると・・・
自分のdeliciousブックマークのタグ検索
http://delicious.com/deliciousのUserName/#query#
deliciousブックマークでのキーワード検索
http://delicious.com/search?p=#query#&u=deliciousのUserName&chk=&context=userposts&fr=del_icio_us&lc=1
Google Map
http://maps.google.co.jp/maps?q=#query#
iusethis
http://osx.iusethis.com/search?q=#query#
YouTube
http://www.youtube.com/results?search_query=#query#&aq=f
Woopie
http://www.woopie.jp/search?kw=#query#
英語翻訳 - エキサイト 翻訳(英語から日本語へ)
http://www.excite.co.jp/world/english/?before=#query#&wb_lp=ENJA
こんな風に設定しています。
deliciousブックマークの検索などは、設定しておくと便利に使えます。

いろいろ設定してみて、テキストエンコーディングが「UTF8」ではないサイトを、Glims で検索エンジンに追加した場合、日本語での検索は文字化けしてしまうようです。
【 新規タブ・ウインドウを開いたときに検索ボックスにフォーカス 】
環境設定 > Glims > 一般 を開いて
「新規ウインドウを開いたとき“検索”欄にフォーカス」にチェックします。
すると、新規タブ・ウインドウを開くと、左上の検索ボックスにフォーカスが移動し、すぐに文字を入力できる状態になります。

小さなことだけど、すぐに文字入力→Web検索とできるので便利です。
通常は新規タブ・ウインドウを開くと、アドレスバーにフォーカスされます。
Glims の機能じゃないけど、Safari5からはアドレスバー上で、履歴・ブックマークの検索もできるようになったので、Glims のこの機能を使うかちょっと迷うところです。

【 タブの開き方などの管理 】
環境設定 > Glims > 新規タブ
を開いて、リンクをクリックしたときに、新規タブで開くか、新規ウインドウで開くかの設定ができます。

「リンクを新規タブで開く」
ブックマークレットなんかで、ウインドウサイズを小さくして新規ウインドウを開いたりする、そんな場合も含めてすべて新規タブでページを開くようになります。
「リンクを新規タブで開き例外処理を確認」
下のリストに例外サイトを登録しておいて、そのサイトから新規ウインドウでページを開くような場面でタブバーの下に確認用の帯を表示して、選択します。

(どうも例外リストの設定なんかがよくわからない・・・)
「新規ウインドウを開くことを許可」
リンクを新規ウインドウで開きます。
Safari5の元からある「タブ」の設定で「自動」に設定しているなら、この「新規ウインドウで開くことを許可」に ✓ しておけばいでしょう。

環境設定 > Glims > タブ その他
では、「タブ」に関していろいろ設定できます。

- Safari起動時に前回開いていたタブを復元する
(SafariStand を併用しているなら、SafariStandのセッション復元機能を使った方がいい) - タブに「ファビコン」を表示するか、しないか選択
- command+Z で閉じたタブを再度開く
この機能は Safari5 で標準の機能として追加されているので、そっちを使った方がいい
(SafariTabMemento なら、さらにそのタブの履歴を保持したまま復元してくれるので、それを使った方がいい) - タブをマウスのミドルクリックすると閉じるようになる
- ,(コンマ)、.(ピリオド) キーでアクティブなタブを移動
- あるタブを閉じたときに、次にアクティブになるタブを、それ以前に表示していたタブにする
- 新規タブを開くときの位置をリストから指定
【 ブックマークについて 】
環境設定 > Glims > ブックマーク
にて、「ブックマーク」について2・3機能を追加できます。

ブックマークの名前を「-」(ハイフン)にすると、メニュー上では区切り線として表示するようにできます。


それと、ブックマークメニューとブックマークバーのフォルダ内に
- 「ここにフォルダを追加」
- 「ここにブックマークを追加」
例えば、今見ているサイトをブックマークしようとしたとき、「ここにフォルダを追加」を実行します。

ダイアログでブックマーク名を決めたら、その名前のフォルダとブックマークが作られます。

僕の場合、ブックマークバーに「フォルダ」を配置して、そこのプルダウンメニューでブックマークを開くことが多いのですが、このフォルダに新しいブックマークを追加したいときに、一発でできて便利です。
【 その他 】
環境設定 > Glims > その他
でいろいろ設定できます。

- キーボードをタイプして文字入力を始めると自動的に検索する
- 入力フォームの自動入力
- ダウンロードウインドウを指定秒数後に閉じる
- ダウンロードしたファイルを日付の名前のフォルダに保存する
【 アンインストールの方法 】
紹介しておいて「アンインストール」って・・・思いながらも、パッケージでインストールするときに、いろいろなものを詰め込んでくれし、Safariのバージョンアップのときに一度外すこともあるかもしれないので、自分用にメモ。
(バージョンによっては下記の方法と異なることもあるかと思います)
Safari を終了してから、以下のファイル・フォルダをゴミ箱へ
- /Library/Inputmanagers/Glims(OS10.5)
- /Library/ScriptingAdditions/Glims.osax(OS10.6)
- /Library/Application Support/Glims
- /Users/登録アカウント名/Library/Application Support/Glims
- /Users/登録アカウント名/Library/Caches/com.machangout.glims.agent
- /Library/LaunchAgents/com.machangout.glims.agent.plist
(「Glims Agent」プロセスが残って起動していると思いますが、再ログインすれば、このプロセスは終了するはずです。)
「LaunchDaemon」の扱い方がよくわからないので、これでいいのかよくわかりません。
間違ってたらすみません。
・・・という具合にいろいろ書いてからググったら、なんとアンインストーラーが存在しました。
『Frequently Asked Questions | www.MacHangout.com』
ここからダウンロードできます。
この記事では Glims version 1.0 build 25 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Glims beta 7 for Safari | www.MacHangout.com
Download page : 上に同じ