1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-965.html
ターミナルとか使わずに、GUI操作で root の「rootパスワード」(※ログインパスワードとは違います、デフォルト状態では設定されてません)の設定方法、rootアカウントでのログインの方法です。
ヘルプを見てると、
システム環境設定 > アカウント > パスワード
を開き、「ログインオプション」を選択、ネットワークアカウントサーバの「接続...」ボタン、「ディレクトリユーティリティを開く...」を実行という風に説明があります。

ただ、こんなまどろっこしいやり方をしなくても、ここまでの過程は
/System/Library/CoreServices/Directory Utility.app
を単純に起動すればラクです。

※OS10.6では、「Directory Utility.app」の保存場所はここに変更されています。
あとは『root でログインする』と同じ手順です。
も一度おさらいの意味を含めて・・・。
Directory Utility.app を起動してウインドウ左下の南京錠アイコンをクリックして、管理者ユーザのパスワードを入力します。

これで南京錠が「解錠」状態になったら
編集 メニュー > ルートユーザを有効にする を実行します。

まだルートパスワードが設定されていない場合は、ダイアログが開くので、ルートパスワードを設定します。

※ 「ルートパスワード」はログインパスワードとは違います
ここで設定したルートパスワードは、忘れないように注意しましょう。
これでルートユーザが有効になります。
次にログインするときには、ログインウインドウに「その他のユーザ...」が追加されています。

これをを選択して、次に名前「root」(←多分この名前じゃなくてもいいかもしれない?)、パスワードに先ほど設定したルートパスワードを入力します。

これで、ルート権限を持ったユーザアカウントとしてログインできます。
ルート権限を持っているので、他のユーザアカウントのホームフォルダ内のファイルとか、システムが使うファイルなど、通常だとアクセス権がなくて見ることさえできないファイルに対して編集・変更・削除できたりします。
使い方によっては危険なので、アクセス権?ルート権限?とか意味が分からない場合は、使わない方がいいでしょう。
システム環境設定の「アカウント」パネルを開くと、
「System Administrator」としてログインしていることがわかります。

トラブルシューティングとか、いざってときの場合だけに使うようにした方がいいでしょう。
使用しないときは、また「Directory Utility.app」を起動して「ルートユーザを無効にする」にチェックしておいた方がいいです。

まれに「ルートパスワード」が必要なアプリケーションもあるので、それを使う人はルートパスワードを設定しておいた方がいいでしょう。
(関連記事)
root でログインする(Leopard編)
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-785.html

DelayedLauncher : ログインからちょっと遅れて登録したアプリを起動させる
OS10.4以上(UB)
フリーウェア
『Macの手書き説明書』さんで知った、登録しておいたアプリケーションを指定した時間分、遅らせて起動する「DelayedLauncher」の紹介です。
ログイン項目に DelayedLauncher を登録すると、起動するのに時間が掛かるソフトを遅らせて起動できるので、スムーズにログインできるでしょう。
まず、DelayedLauncher を起動するときに、commandキー を押しながらダブルクリックして起動します。
(普通に起動すると、登録しているアプリケーションが遅れて起動する為)

遅らせて起動したいアプリケーションをこのウインドウにドラッグ&ドロップするだけで、登録できます。
リストの右端の「Hide」にチェックすると、起動時にそのアプリケーションを隠します。
「Open items after」のスライダで遅らせる時間を指定します。
これらの設定が完了したら、
システム環境設定 > アカウント > ログイン項目
を開いて、「DelayedLauncher」をログイン項目に加えます。

※DelayedLauncher に登録したアプリを、ログイン項目に登録している場合は、ログイン項目から登録解除します。
これでログインしたときに「DelayedLauncher」が起動して、カウントを始め、登録したアプリケーションを遅らせて起動できます。

アプリが起動し始めてからちょっとして、DelayedLauncher は自動的に終了します。
LaunchBar などは、起動にけっこうな時間が掛かるので、DelayedLauncher に登録しておくといいです。
似たようなことを AppleScript を使えば簡単にできることなんだけど、こういものはアイデアが大事で、そういった意味で「DelayedLauncher」はナイスアイデアなソフトでしょう。
ついでなので、AppleScriptでのやり方を説明しておくと、
例えば、iTunes と Mail.app を遅らせて起動したい場合、Script Editor で下のようなスクリプトを書きます。
これを保存するときに、
フォーマットを「アプリケーションバンドル」(もしくは「アプリケーション」)
オプションには何もチェックせずに保存して下さい。

保存すると、こんなアイコンのアプリケーションが作られます。

これをログイン項目に登録すると、10秒後にiTunes、その2秒後にMail.appが起動するようになります。
こんな感じで、上記の2行の命令文を繰り返して行けば、DelayedLauncher ではできない各アプリの起動する順番も、自分で設定できます。
特にメニューバーに表示されるアイコンの順番を、自分好みにしたいときは、各アプリ・システム環境設定ペインを直接ログイン項目に登録せずに、AppleScriptで起動させると思い通りに行くでしょう(ちょっと面倒だけど)。

(一部のシステム環境設定ペインのメニューバーのアイコンは、command+ドラッグ で移動できます)
command+ドラッグ でアイコン移動できないシステム環境設定ペインはたいてい、そのバンドルパッケージ内にアプリケーションが存在し、それがメニューバーに表示されていることがあります。
これを上記のAppleScriptで起動しようと思えば、そのパッケージ内のアプリケーションを起動するようにします。
どれが、そのアプリに該当するのか、よく分からない場合は、ログイン項目に表示されている名前をそのまま入力するとOKです。
(右クリックでFinderに表示することもできます。)

例えば、下のようなスクリプトでメニューバーアイコンの順番を、自分好みに調整します。
(AppleScriptは上の行から順に処理して行きます)
これをまた、アプリケーションバンドル形式で保存して、ログイン項目に加えます。
当然ながら、AppleScriptで入力した各アプリを直接ログイン項目に登録している場合は、それらを解除しなければなりません。
この「
delay
」の時間調整は、何回か試してみて調整しないとうまく行きません。
(システムの「再ログイン」と「再起動」で起動する早さも変わって来るので)
それと、起動する順番をコントロールしたいだけならば、各アプリケーションの「
activate
」コマンドの間に「delay
」を入れる必要は無いようです。
「
activate
」だと、最前面にするコマンドなので、そのアプリケーションが起動し、メニューバーに表示されてから、次のコマンドを実行している?ようです。
(これを書いてたら、某掲示板のスレで、同じようなことが書いてあった。)
この記事では DelayedLauncher 1.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Tao Effect
Download page : Tao Effect Blog » Blog Archive » DelayedLauncher - Coming to an Espionage Near You!
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-796.html
Root:“スーパーユーザ”
Mac OS X では、システムインストール時に "ルート" と呼ばれるスーパーユーザが作成されます。root ユーザはコンピュータ上のすべてのファイルやフォルダにアクセスすることができ、管理者アクセス権を普通のユーザに追加することもできます。コンピュータ の日常的な使用の際には、root ユーザとしてログインする必要はありません。実際、root ユーザはデフォルトでは使用できないようになっています。
前の記事『iRepair』でアクセス権などを調べているときに、GUI操作で「root」でログインする方法が『Enabling and using the "root" user in Mac OS X』に書かれていたので試してみました。
まず「ディレクトリユーティリティ.app」を起動します。
(OS10.5での場合、OS10.4以下では「NetInfo Manager.app」)

これは「ユーティリティ」フォルダにあります。
(Finderで shift+command+U で「ユーティリティ」フォルダを開く)
/Applications/Utilities/Directory Utility.app
これでウインドウ左下のカギマークをクリックし、管理者ユーザのパスワードを入力して「解錠」した状態にします。そして
編集メニュー > ルートユーザを有効にする
を実行します。

これで、初めて「ルート」にするならば、任意のルートパスワードを2回入力して設定します。

このパスワードは忘れないよう、且つ他の人に推測されないような安全なもので設定した方がいいです。文字数も解析ソフトでも追っ付かないように、最低8文字以上の多い文字数がいいと思います。
参考『「Zipファイルのパスワードを短くするのは危険だよ!」を計算して確認してみた - RX-7乗りの適当な日々』
そして再ログインすると、ログインウインドウに「その他のユーザ...」という項目が表示されるので、これを選択します。

(こんなユーザピクチャが表示される)
ここの名前を「root」、パスワードを先程設定したルートパスワードを入力してログインします。
(もしかしたら名前は「root」でなくてもいいかも?)
ログインすると、初期設定状態のデスクトップが表示されます。

ルートでは「Documents」フォルダがないので、Dockのそのアイコンは「?」と表示されています。
システム環境設定 > アカウント
を開いて見ると・・・

ユーザ名が「System Administrator」(システム管理者)となっています。
ターミナルで「
whoami
」コマンドを実行すると、「root
」と返します。
コマンドプロンプトもルートだと「
#
」になります。もちろん、ルートだとすべてのファイルにアクセスできるので、他のユーザアカウントのホームフォルダにも、Finderで簡単にアクセスできます。

ちなみにルートでのホームフォルダでは「デスクトップ」「ダウンロード」「ライブラリ」の3つしかフォルダが存在しないようです。

元に戻すときは、このルートアカウントをログアウトして、管理者ユーザのアカウントでログインし直します。
そして「ディレクトリユーティリティ.app」を起動し、
編集メニュー > ルートユーザを無効にする
を実行します。

これで、次回ログインするときのログインウインドウに「その他のユーザ...」という項目は無くなります。
※ルートでログインすると、普段は編集や削除することのできないファイルも弄れてしまうので、十分に注意して下さい。記事内容の試用は自己責任において。
出所のわからない、悪質なアプリケーションなどをルートアカウントで起動して、ファイルを削除されてしまうとか、まさに無防備状態なので注意した方がいいです。
デフォルトでルートアカウントが無効になっていることは、それなりに意味があるので、安易に使用することは避けた方がいいでしょう。
記事内容は「まあ、知ってて損はない」程度のものと考えて下さい。
(参考)
muta's mac scribbling さん の『UNIXコマンドを実戦に使う3』に、コマンドラインでルートを有効にする方法が詳しく書かれています。
(関連記事)
root でログインする(Snow Leopard編)
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-16.html
字の通りMacで自分のアカウントにログインすると同時にアプリケーションを起動させることです。
やり方は アップルメニュー>システム環境設定>アカウントを開きます。

起動項目を選択して黄色の丸部分の「+」ボタンをクリックしてアプリケーションを選択して下さい。
また起動項目から削除する場合は、削除するアプリケーションを選択して「-」ボタンをクリックして下さい。
カレンダーやランチャなどのアプリケーションを起動項目に登録しておけば便利でしょう。
('07/11/01追記)
OS10.4以上では「ログイン項目」と表示されるので、タイトルに(ログイン項目)を付け加えました。