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Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ
久々の Quicksilver の話です。
『macosxhints.com - Move and resize app windows via AppleScript』にAppleScriptで最前面のウインドウを動かす方法が紹介されています。
AppleScript を使って最前面のウインドウを操作し、Quicksilver のTrigger で、それにホットキーを割り当てます。
(別に Quicksilver でなくとも Butler、Spark などを使って、AppleScriptの実行にショートカットを割り当てて使用することもできます。)
まず、『macosxhints.com - Move and resize app windows via AppleScript』より、スクリプトをダウンロードします。

この中には9個のAppleScriptが保存されています。
「Finder window 1 remember position (toolbar off-on).scpt」は今回の趣旨とは違うものなので無視しておいていいでしょう。
これらのスクリプトをフォルダごと、
/Users/登録アカウント名/Library/Scripts/
に保存します。
(Quicksilver でのみの使用ならば、どこに保存してもOK)
例として「Frontmost application window snap to grid move down .scpt」(以下、move down)を採り上げます。

・Object「move down.scpt」
・Action「Run」
これをホットキー登録して、
⌘⌥⇧↓
に登録してみます。
(ホットキーは任意のものでOK)
Triggerに登録完了後に、下ようにFinderウインドウがアクティブな状態でホットキーを入力すると、ウインドウが下にグリッドに沿って動きます。

最前面のウインドウが操作対象になります。
ちょっと動き始めのときは、ぎこちない感じで動くけど、許容範囲内です。
他のスクリプトも同様に
⌘⌥⇧↑ : move up
⌘⌥⇧↓ : move down
⌘⌥⇧→ : move right
⌘⌥⇧← : move left
⌘⌥⇧⌃← : reduce horizontally(ウインドウを水平方向に小さくする)
⌘⌥⇧⌃→ : increase horizontally(ウインドウを水平方向に大きくする)
⌘⌥⇧⌃↑ : reduce vertically(ウインドウを垂直方向に小さくする)
⌘⌥⇧⌃↓ : increase vertically(ウインドウを垂直方向に大きくする)
[ ウインドウを大きく、小さくするときの起点はウインドウ左上 ]
こんな感じで Trigger登録して、ホットキーに登録しておくと、キーボードの操作で最前面のウインドウの操作ができるようになります。
(ホットキーは任意のものでOK)
なお、このスクリプトにはスクリーンサイズを前もって設定しておかないといけません。(デフォルト設定は 1280x800 のサイズ)また、動かすときのグリッド幅も調整できます。
また例として「increase vertically.scpt」をScriptEditorで開きます。

ここの最初のところの、スクリーンサイズの高さを設定している変数「
_screenHeight
」があるので、ここに自分のスクリーンサイズを設定します。僕のiMacでは標準のままの 1680x1050 なので、数字のところを「
1050
」として、スクリプトを上書き保存します。最初の行の「
_gridSize
」はグリッドサイズを設定しているもので、調整したいときは数字を変更します。このスクリーンサイズ設定の変更を、それぞれのスクリプトで行い、
「
_screenWidth
(横幅)」「_screenHeight
(高さ)」の数字を変更して上書き保存します。この記事では Quicksilver(3815) を使用しています。
(このAppleScriptのダウンロードリンク)
Site top page : macosxhints.com - OS X tips and tricks!
Download page : macosxhints.com - Move and resize app windows via AppleScript
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
すべてのQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にあります。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-489.html
で知った小ネタTipsです。
アプリケーションなどのアイコンを control+クリック(右クリック) すると、コンテキストメニューに「パッケージの内容を表示」という項目があります。

これを実行すると、そのバンドルのパッケージ内のファイル・フォルダをFinderウインドウで表示します。
これにショートカットを付加する方法です。
やり方は
システム環境設定>キーボードとマウス>キーボードショートカット
を開きます。

左下の「+」ボタンをクリックすると、ダイアログウインドウが表示されます。
「アプリケーション:」は Finder.app を選択
「メニュータイトル:」は「パッケージの内容を表示」と正確に入力
「キーボードショートカット:」は任意のキー
を設定して「追加」ボタンをクリックします。
これでFinderでアプリケーションなどを選択した状態で、そのショートカットを押すとパッケージの中身が表示できるようになります。

コンテキストメニューにも設定したショートカットが表示されるようになります。

ちなみにPantherで同じことをやってみたけど、設定できませんでした。Tigerでは試してません。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-478.html
やり方はまず
メニュー>システム環境設定>キーボードとマウスパネル
を開きます。
ここの左下の「修飾キー...」ボタンをクリックします。

これで設定ダイアログが開くので、
⌘ command , ⌥ option , ⌃ control , ⇪ caps lock
にそれぞれプルダウンリストから、割り当てる修飾キーを設定します。
「アクションなし」に設定することもできます。

僕の場合は ⇪ caps lock → ⌃ control に変更しています。
⇪ caps lock はほとんど使わないし、JISキーボードを使っているので ⌃ control キーが1つしかないので。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-451.html

Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ
OS10.4以上(UB)、OS10.3.9 各対応
ドネーションウェア
Quicksilver/ Triggers の説明(1)のつづき
Trigger機能は Quicksilver のウインドウを呼び出さなくても、ショートカットで操作できるものです。
Quicksilverでは、そのTriggerがいくつか用意されていますが(iTunes Module などをインストールした場合)、自分でObjectとActionを設定して、Triggerに登録することが出来ます。
【 Quicksilver - Custom Triggers の登録 】
▶ 「Triggers」パネル から登録
まず、Triggersパネルの 「Custom Triggers」カテゴリを開きます。

これで Quicksilver のウインドウを呼び出し、Triggerに登録したいものを設定します。このとき実行はしなくてもよい。
例として「Safari を開く」ようにして設定してこのウインドウを閉じます。

これで Triggersパネル の下の方の「+」で「HotKey」を選択します。
(ちなみに僕の環境ではここの「Group」が機能しない)

すると、下のようなダイアログが表示されます。この内容でよければ「Save」をクリックします。

このダイアログウインドウは、普通のQuicksilverのウインドウと同じように、tab(shift+tab)やマウスクリックでフォーカスの移動ができます。
またコマンド入力で1stPane(Object)・2ndPane(Action)・3rdPane(Argument)を設定することができます。
例えば、Safari をObjectに設定したいときは、1stPaneにフォーカスを当てて「SAF」などと入力すると、Safariが候補で表示されます。
ProxyObject を設定するときなど、普通のウインドウでは特定のActionが設定できない場合は、このダイアログウインドウ内で直接操作して設定を行います。
「Save」すると、このコマンドがTriggerに登録されます。

これで任意のショートカットを設定すれば、それでSafariが起動するようになります。
もし修正したいときは、Trigger項目をダブルクリックすれば、設定ダイアログが再度表示されます。
▶ Command Object からTrigger を登録
Command Objects を使って登録します。
(⌃ control + ↩ return で CommandObject を作ることができます。)
1stPaneに Command Object、2ndPaneに「Add Trigger」Actionに設定して実行します。

そうすると、Trrigersパネルが開き、CusutomTrigger として登録されます。

【 Quicksilver - Trigger の設定例(少しだけ) 】
ほんの少しだけ、Triggerの設定例を挙げます。

▶ Finder以外を隠す
こんな風に「Hide Others」Actionを設定すれば、ショートカット一つでFinder以外のアプリケーションを隠すことができます。
▶ よく使うフォルダを開く
Finderの 移動メニューに設定されているフォルダ以外で、よく使うフォルダ--例えば「ダウンロード」フォルダなどをファンクションキー一発で開くような設定もできます。

ファンクションキーを登録するときは、F16~F19 も登録できます。ただ「Hot Key」の欄には何も表示されません。
▶ 複数のアプリケーションを一気に開く
まずQuicksilverのウインドウで「, (コンマ)」で区切って複数アイテムを選択しておきます。


これで Trigger に登録すると、複数のアプリケーションをショートカットで1度に開くことができます。
目的別に複数アプリケーションを登録しておくと便利です。
またこのときActionを Quit にすれば、一度に終了させるなんてこともできます。
これから説明するプラグインや、advanced features の Proxy Objects を使えばもっと、いろんなことができます。
Proxy Objects について【 Proxy Objects を使ってTriggerに登録 】
この記事では Quicksilver(3815) を使用しています。
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Widgetを起動する
Quicksilver/ QuickLookを表示
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ ブラウズに便利な操作
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について + Growl Notifier Plug-in
Quicksilver Plug-in/ iTunes Module
Quicksilver Plug-in/ Web Search Module
Quicksilver Plug-in/ SafariStand Queries
Quicksilver/ advanced features について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver Plug-in/ Services Menu Module
Quicksilver Plug-in/ Clipboard Module
Quicksilver Plug-in/ Shelf Module
Quicksilver Plug-in/ User Interface Access
Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands
Quicksilver Plug-in/ Extra Scripts
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
これ以降のQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にまとめています。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-450.html

Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ
OS10.4以上(UB)、OS10.3.9 各対応
ドネーションウェア
Trigger機能は Quicksilver のウインドウを呼び出さなくても、ショートカットで操作できるものです。
【 Quicksilver - Triggers - 基本的な設定 】
Triggers の設定をするときは、Quicksilver のウインドウを呼び出して、メニューから「Triggers...」を選択します。
command+'(command+shift+7) でもOKです。

そうすれば、Triggersパネルが開きます。
例として「iTunes」カテゴリで説明して行きます。
(iTunesカテゴリは「iTunes Module」をインストールしていないと表示されません。)

iTunesカテゴリには既に様々なTriggerが登録されています。
デフォルトでは各Triggerの左の「✓」が外れていて、off になっています。
チェックすると、on になります。
Triggerの「None」のところをダブルクリックするか、Triggerを選択して右下の「i」マークをクリックすれば、ドロワーの「Settings」タブが開きます。

赤枠のところにホットキーを入力して設定します。
これで設定完了です。option+command+→ のホットキーでiTunesの曲送りができるようになります。
(その他の設定について)
「On Press」はそのホットキーを押したときに実行。
その他の設定でも何もチェックしていないときは、これと同じくホットキーを押したときに実行します。

「Repeat every」は指定秒数の間ホットキーを押し続けると実行。

「On Release」はホットキーを離したときに実行。

「Hold for」は指定秒数の間ホットキーを押し続けると実行。
「Repeat every」との違いがよくわからない。

「Show Window」はホットキーを押したときに、そのTriggerのアイコンをフローティングウインドウで表示します。
これは「on」にしておくと分かり易いので、オススメ。


(「Scope」タブの設定について)
ドロワーの「Scope」タブでそのTriggerが機能する(しない)アプリケーションを設定できます。
アプリケーションでホットキーがかぶってしまうときなどに、使います。

「Enabled in all applications」
すべてのアプリケーションで、そのTriggerが有効です。
デフォルトではこの設定。
「Enalbled in selected applications」
入力したアプリケーションが最前面にあるときのみ、そのTriggerが有効になります。アプリケーションの登録はアプリ名を入力して returnキー で確定。

「Disabled in selected applications」
入力したアプリケーション以外が最前面にあるとき、そのTriggerが有効になります。

これらの除外アプリケーションを設定したときなどは、Quicksilverの再起動後に有効になります。
qs_trigger_invoke
【 Quicksilver - Triggers - QSのウインドウを呼び出す 】
Triggersの「Quicksilver」カテゴリには、Quicksilverのウインドウを呼び出す(invoke)のにちょっと便利なTriggerが設定されています。

qs_trigger_cmdwtxt
▶「Command Window in Text Mode」
これは Quicksilver のウインドウを呼び出す為のTriggerで、ウインドウを呼び出したときにはテキストモードになっているものです。

普通は「. (ピリオド)」を押してテキストモードにするのだけど、その手間が省けます。
僕の場合このホットキーには command + かなキー を設定しています。続けざまに「かな」キー を押して日本語入力できるので便利。
(英数・かなキー は「Space」と表示されます。)
Activation ホットキーの設定 と同じく、JISキーボードの場合は、
修飾キー + 英数(or かな)キー
をTriggerのホットキーとして設定できます。
qs_trigger_cmdws
▶「Command Window with Selection」
これは ⌘ command + ⎋ esc の機能とほぼ同じです。
(豆知識:似たような機能としてQSのウインドウを呼び出した後に command+G を入力すると、Finderの最前面ウインドウで選択しているものを1stPaneのObjectとしてピックアップできます。)
最前面のアプリケーションで選択しているテキストや、Finderで選択しているファイルなどを Quicksilver の1stPaneのObjectとした状態でウインドウを開きます。

⌘ command + ⎋ esc との違いは、ウインドウが開いた時点で2ndPaneにフォーカスされています。
tabキーを押す手間が省けるので、⌘ command + ⎋ esc より便利です。
こちらのTriggerを使う方がオススメ。
ただ、⌘ command + ⎋ esc と同様、一部を除いてCocoaアプリケーションのみで機能します。Firefox などでは使えません。
Quicksilver/ Triggers の説明(2)へつづく
この記事では Quicksilver(3815) を使用しています。
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Widgetを起動する
Quicksilver/ QuickLookを表示
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ ブラウズに便利な操作
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について + Growl Notifier Plug-in
Quicksilver Plug-in/ iTunes Module
Quicksilver Plug-in/ Web Search Module
Quicksilver Plug-in/ SafariStand Queries
Quicksilver/ advanced features について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver Plug-in/ Services Menu Module
Quicksilver Plug-in/ Clipboard Module
Quicksilver Plug-in/ Shelf Module
Quicksilver Plug-in/ User Interface Access
Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands
Quicksilver Plug-in/ Extra Scripts
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
これ以降のQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にまとめています。