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invisibliX : ファイルの不可視・可視を切り替える
OS10.5以上(UB)
フリーウェア
Finder上でのファイルの可・不可視を切り替える「invisibliX」の紹介です。
起動すると下のようなウインドウが表示されます。

ここのツールバーの「SHow」アイコンをクリックすると、Finderが再起動してすべての不可視のファイルを可視にします。
「Hide」のアイコンをクリックすると、Finderが再起動して元の状態に戻します。
また、invisibliX は個別のファイルの可視・不可視を切り替えることができます。
不可視にしたいファイルをウインドウにドラッグ&ドロップするか、「or Brouse」ボタンでファイルを選択します。

これで「Hidden」にチェックを入れると、そのファイルはFinder上で不可視となります。

またチェックを外せば、普通の可視ファイルに戻ります。
元々から不可視の、名前が「. (ドット)」で始まるようなファイル(「.DS_Store」など)には、Hiddenのチェックを付けたり外したりしても、効果はありません。
「Trash」ボタンは、ファイルをゴミ箱へ移動するものだろうけど、僕の環境ではなぜか機能しませんでした。
この記事では invisibliX 2.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Entrée
Download page : my.Ware Freeware for Mac OS X
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-740.html

CopyPath : Finderで選択しているアイテムのパスをクリップボードにコピーする
OS10.5以上(UB)
フリーウェア
Finderのツールバーに登録して使用し、選択しているアイテムのパスをクリップボードにコピーする「CopyPath」の紹介です。
ダウンロードしたものを任意のフォルダに保存してから、Finderのツールバーにドラッグ&ドロップして登録します。

これで、アイテムを選択してツールバーの「CopyPath」のアイコンをクリックすると、そのUNIX形式のパスがクリップボードにコピーされます。

複数のアイテムを選択していた場合には、「改行」で区切って複数のパスをコピーします。
何も選択していなければ、現在開いているFinderウインドウで表示している「フォルダ」のパスをコピーします。
shift+クリック すると、環境設定で指定した形式のパスをクリップボードにコピーします。
option+クリック で環境設定ウインドウが開きます。

ここで、パスの接頭・接尾語や置換、複数のパスの場合の改行を入れるかどうか、などの設定ができます。

- 「Pre」は接頭語
- 「Post」は接尾語
- 「Replace」は「Search」で指定した文字の置換
- 「Block」の「Pre」「Post」は文頭・文末の接頭・接尾語
- 「Newline」は複数のパスの場合に改行で区切るかどうか
以上の設定を行います。
設定した内容は、下記パスで例が表示されます。
※ 環境設定で指定した形式は shift+クリック したときに、クリップボードにコピーされます。
単に CopyPath のアイコンをクリックしただけなら、UNIX形式のパス をクリップボードにコピーします。
設定例(1)- 空白をエスケープ処理
パスに含まれる空白をエスケープ処理するなら、Searchに「 (空白)」・Replaceに「\ (半角の\と空白)」に設定します。
(↑SafariなどのWebブラウザで見てるなら半角の\が¥と表示されてます)

(通常のUNIX形式のパス)
/Applications/CopyPath folder/CopyPath.app
(空白をエスケープ処理したパス)
/Applications/CopyPath\ folder/CopyPath.app
設定例(2)- HFS形式のパス
Preに起動ディスクの名称(Macintosh HD など)、Searchに「/」・Replaceに「:」を設定します。

(通常のUNIX形式のパス)
/Applications/CopyPath folder/CopyPath.app
(HFS形式のパス)
Macintosh HD:Applications:CopyPath folder:CopyPath.app
※ この設定の場合は、起動ディスク内にあるアイテムのパスをコピーするときのみ有効です。
設定例(3)- URL形式のパス
Preに「file://localhost」、Searchに「 (空白)」・Replaceに「%20」を設定します。

(通常のUNIX形式のパス)
/Applications/CopyPath folder/CopyPath.app
(URL形式のパス)
file://localhost/Applications/CopyPath%20folder/CopyPath.app
※ この設定の場合は、起動ディスク内にあるアイテムのパスをコピーするときのみ有効で、日本語や全角英語などの文字がパスに含まれる場合はURLエンコードしないと意味がありません。
ホームページを持っている人ならば、置換機能を使ってサーバにアップロード後のURLとしてコピーできるように設定しておいたら便利かも。

Seach「/Users/登録アカウント名/Documents/hoge_folder」
Replcae「http://hoge.com」
CopyPath のアイコンは、Finderウインドウのツールバーに登録したときに違和感のないようにデザインされています。
(ツールバーのアイコンが標準サイズのとき)

ただ、この「CopyPath」のアイコンはツールバーのアイコンを大きく表示したときに、まわりのアイコンの大きさと同じになるようになっています。
アイコンを小さく表示すると、まわりと大きさが合いません。
(ツールバーのアイコンを小さく表示したとき)

僕はFinderのツールバーにたくさん登録しているので、ツールバーアイコンを小さく表示しても大きさが合うようにアイコンをちょっと弄ってみました。


このアイコンを欲しい人がいたら、ここからダウンロードして下さい。
(32px以下が上記のアイコンで、それより大きいサイズではオリジナルのアイコンと変わりありません)
ダウンロードした「Icon.icns」ファイルを、
/CopyPath.app/Contents/Resources/Icon.icns(パッケージ内)
にある「Icon.icns」と入れ替えて下さい。
元々の「Icon.icns」はバックアップしておきましょう。
Finderのツールバーに既に「CopyPath」を登録しているなら登録を解除して、もう一度Finderのツールバーに「CopyPath」のアイコンをドラッグ&ドロップして登録したら反映されると思います。
作者さんの説明用の動画
CopyPath2.0 from David Keegan on Vimeo.
この記事では CopyPath 2.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : InScopeApps {+}
Download page : InScopeApps {+} | CopyPath
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-889.html

Finder Toolbar Scripts Plus : Finderのツールバーで使う小物アプリ4組詰め合わせ
OS10.5推奨(UB)
社会貢献ウェア※
Finderのツールバーに登録して使用する、自作のAppleScript製アプリケーション「Finder Toolbar Scripts」の第5弾です。
「Finder Toolbar Scripts」をバージョンアップさせて、それに今回の新しいアプリケーションを含む予定だったのですが、既存のアプリの修正がいっこうに進まず、
- デバッグ作業
↓ - なかなか進まず、飽きて放置
↓ - 久しぶりにデバッグ再開
↓ - 変数がどれに当たるのかなど、忘れてしまってなかなか進まず
↓ - 思い出した頃には、また、やる気が失せて放置
という悪循環になっていたので、新しく作ったものだけ、暫定的に
「Finder Toolbar Scripts Plus」として公開することにしました。
「Finder Toolbar Scripts」の修正作業が終わってバージョンアップしたら、これら4組のアプリも「Finder Toolbar Scripts」に含めて公開するつもりです。
まあ「やるやる詐欺」にならないよう、ぼちぼちやっていきます・・・。
【 各アプリケーションの使い方 】
各アプリケーションを Finder のツールバーに登録して使用して下さい。
▶ StayOnLook

Finderが最前面でなくとも表示され続ける、もうひとつのQuickLookです。
ツールバーに登録した「StayOnLook」をクリックして実行すると、Finderで選択しているアイテム(もしくはドラッグ&ドロップしたアイテム)を「QuickLook」のウインドウで表示します。
このウインドウは、Finder以外のアプリケーションが最前面になったとしても、表示され続けます。
(例↓Safari が最前面であっても、表示されます。)

ウインドウを閉じるときは、左上の「×」ボタンをクリックしないと閉じません。
このアプリはコマンドラインの
qlmanage -p ファイルパス
を実行しているだけで、この場合だと、QuickLookのウインドウは「×」ボタンをクリックしない限り表示され続ける性質を利用したものです。僕の場合、ブログ記事を書くときに、キャプチャした画像を見ながら文章を書くことが多いので、この「StayOnLook」を作りました。
動画を見るときに使うと、不意に他のアプリケーションが最前面になったとしてもウインドウが消えてしまうこともないので、便利に使えます。
また、「StayOnLook」を使用しているときに普通のQuickLookも表示できるので、2つを見比べたりすることもできます。

さらに、「StayOnLook.app」の複製を作って使用すると、複製の数の分だけ「QuickLook」ウインドウを表示させることもできます(+普通のQuickLookも)。

複数のアイテムを「StayOnLook」で表示したときに、「一覧」を表示すると元の単体を表示するウインドウに戻れません。一度「×」でウインドウを閉じてから、再度「StayOnLook」で表示させます。
▶ MaxFlow

MaxFlow は、そのFinderウインドウを、フルスクリーンの「CoverFlow」表示にします。
Finderの CoverFlow はOS10.5から追加された機能で、「Viewer」としては最も身近で優れたものだと思いますが、僕の場合は普段Finderウインドウをそんなに大きく表示していないこともあり、QuickLookで済んでしまうし、CoverFlow をそんなに活用していません。
そこで、Finderウインドウをフルスクリーンにすれば、この優れた「Viewer」としての機能をもっと活用できるだろうと思い、これを作ってみました。
例えば、画像ファイルを保存しているフォルダをFinderウインドウで開いているとします。

これで、ツールバーに登録した「MaxFlow」をクリックすると・・・

画面いっぱいにウインドウが広がり、CoverFlow表示にします。
後はマウスホイールで画像をブラウズできるし、QuickLookでさらに大きく表示したりと、イメージビューアとしてはかなり便利に使えます。
MaxFlowでフルスクリーンにしたウインドウは閉じずに、もう一度ツールバーの「MaxFlow」をクリックして下さい。
そうすると、元のビュー、元の位置・大きさのウインドウに戻ります。

▶ Two Windows

「Two Windows」は、現在のFinderウインドウと同じウインドウを、左右上下に隣接するように開きます。

Finderでファイル移動などをするときに「2画面ウインドウのファイルブラウザ」として使えるようにする目的で作ったものです。
(スクリプト自体は「Finder Toolbar Scripts」の「Clone Window」を、ちょっと改造しただけのものなんだけど)
(左下の拡大ルーペはAxson、マウスポインタの回りの赤い円はHighlighter)
ウインドウを開くときに、元のウインドウの位置や大きさによって、新しいウインドウの開く場所が上下左右変わります。
「Two Windows」を実行するときに、元のウインドウが画面からはみ出していない限り、新しいウインドウは画面内に納まるようになっています。
▶ Close Window , Reopen Window


「Close Window」はそのFinderウインドウを閉じ、閉じたウインドウのデータ履歴を15個まで記録しておき、「Reopen Window」は Close Window で閉じたウインドウを再度開いて行きます。
僕の場合、Finderウインドウを閉じてしまってから「やっぱり開いておくんだった」と思うことが多く、こういうときに「Undo」的な機能があればいいのに、と思って作ったものです。
(ちょっと動作が遅いけど、まあ許容範囲?)
(左下の拡大ルーペはAxson、マウスポインタの回りの赤い円はHighlighter)
「Reopen Window」でウインドウを再度開くときには、そのウインドウで表示していたフォルダ、ウインドウの位置・大きさ、ビュー、選択していたアイテムなどを再現するようにしています。
そのFinderウインドウのブラウズ履歴は再現できません。
また、「ゴミ箱」や「スマートフォルダ」などは開けません。
当然ながら、ウインドウを Close Window で閉じた後に、そのフォルダを別の場所に移動したり、削除してしまったりすれば、Reopen Window で再度開くことはできません。
このアプリケーションがやっていることは、「Close Window」でウインドウを閉じるときに、そのウインドウのデータを保存しておき(最大15個のデータ←スクリプトを編集すれば数を変更できる)、「Reopen Window」を使うときにそのデータを読み込んで、ウインドウを再現するようにしています。
「Reopen Window」でウインドウを開くときには、その開いたウインドウのデータを破棄し、もう一度「Reopen Window」を使うときには、その前の「Close Window」で閉じたウインドウを再現します。
(カラム表示のウインドウを再現するときは、ちょっと動作がイマイチ)
閉じたウインドウのデータはアプリケーション本体に保存され、Macの電源を落としても記録されています。
(「
property
」で変数の値をスクリプト本体の属性としているので、スクリプトを上書き保存しない限り保持されます)尚、この「Close Window.app」と「Reopen Window.app」は、必ず同じフォルダ内に保存して使用するようにして下さい。
【 インストールと登録について 】
インストールは、ハードディスクの任意の場所に保存して、使用するアプリケーションを Finderウインドウのツールバーにドラッグ&ドロップして登録して下さい。

登録解除するときは、commandキー を押しながらツールバーの外へドラッグします。
ツールバーのアイコンを小さく表示している場合に、だいたい他のアイコンと同じ大きさになります。
ツールバーでなくとも、サイドバーに各アプリケーションを登録しても使えます。

Quicksilver、Butler、Spark などを使えば、ホットキーで操作できます。
アンインストールするときは、アプリケーションをゴミ箱に移動するだけです。初期設定ファイル、キャッシュなどの付随ファイルは作成されません。
【 使用にあたって 】
これらのアプリケーションを使用するにおいて、不具合・不利益等が発生しても、いっさいの責任は負いません。使用者の責任において、使用して下さい。
スクリプトのソースを見たい人は、「実行専用」で保存していないので、各アプリケーションを ScriptEditor で開けば見れます。
AppleScriptが解るなら、「Two Windows」のウインドウを開く位置を自分好みに変更したり、「Reopen Window」で保存しておくウインドウデータの最大数を変更したりと、自分の環境に合わせて改造して使って下さい。
また「StayOnLook」「MaxFlow」以外は、OS10.4でも動くかも?しれませんがテストしていません。
※ 社会貢献ウェア
これらのアプリケーションは社会貢献ウェアとします。
コンビニでおつりを募金箱に入れるも良し、ボランティア活動でもいいし、何か社会の役に立つことをして下さい。
もしくは、クリック募金で10社以上のクリック募金を毎日、最低1週間は続けて下さい。
(ダウンロードリンク)
Site top page : ココ
Download page : FinderToolbarScripts_Plus
(関連記事)
Finder Toolbar Scripts --- イニシャルリリース
Finder Toolbar Scripts 1.22 --- version1.22。追加したアプリケーションの説明
Finder Toolbar Scripts 1.24 --- version1.24。追加したアプリケーションの説明
Finder Toolbar Scripts 1.27 --- version1.27。追加したアプリケーションの説明
Finder Toolbar Scripts Plus --- 新しいアプリ4組のみを暫定公開+その使い方説明
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-829.html

LaunchBar : コマンド入力ランチャ+多機能ユーティリティ
OS10.4以上(UB)
シェアウェア Single License €24, Family License €39, Update €9
LaunchBar/Finderの操作(1)のつづき
【 LaunchBar にマウスでドラッグ&ドロップする 】
LaunchBar のウインドウに、Finderからファイルをドラッグ&ドロップして、ファイルを移動したり、複製したり、エイリアスを作ったりすることができます。
例えば、LaunchBar で「Nekoサムネイル」というフォルダを表示していたとします。そこにファイルをドラッグ&ドロップします。

そうすると、下のようなメニューが表示されます。

マウスやカーソルキーで選択して実行するか、ファンクションキーでそれぞれの項目を実行します。
- Select in LaunchBar ドロップしたものをLaunchBarで表示
- Move to "○○○" ドロップしたものをフォルダに移動
- Copy to "○○○" ドロップしたものをフォルダに複製
- Make Alias ドロップしたもののエイリアスをフォルダに作成
- Make Hard Linkドロップしたもののハードリンクをフォルダに作成
- Make Symbolic Link (Absolute) 絶対パスのシンボリックリンク作成
- Make Symbolic Link (Relative) 相対パスのシンボリックリンク作成
LaunchBar上で、シンボリックリンクファイルを command+delete でゴミ箱へ移動したりすると、実体ファイルの方がゴミ箱行きになるので注意。
エイリアスの方は、ちゃんとエイリアスファイル自身がゴミ箱へ移動されます。
この LaunchBar上で表示しているフォルダに、アイテムをドラッグ&ドロップしたときの行動は、Preferencrs > Advanced で設定できます。

僕の場合は
「Drop onto application」→ Open with Application
「Drop onto folder」 → Ask
「Drop onto any other ietm」 → Ask
に設定しています。
「Ask」の設定のままでも、修飾キー+ドラッグ&ドロップ で、メニュー表示を飛ばしてファイルの移動などができます。
例えば、option+ドロップ でそのファイルを複製することができます。

これらの修飾キーとドラッグ&ドロップの組み合わせは、下のようになります。
- command+ドロップ --- Move to "○○○" or Open with ○○○
- option+ドロップ --- Copy to "○○○"
- command+option+ドロップ --- Make Alias
- control+ドロップ --- Make Symbolic Link (Absolute)
- control+option+ドロップ--- Make Symbolic Link (Relative)
- control+shift+ドロップ --- Make Hard Link
- shift+ドロップ --- Select in LaunchBar
- command+shift+ドロップ --- Add Configuration(※)
※「Add Configuration」はフォルダなどを Index に加える機能?だと思いますが、僕の環境ではこれをやっても機能せず、いまいちよく分かりません。どなたかご存知?
また、逆に LaunchBar からFinderにドラッグ&ドロップすることもできます。

(※候補リストからドラッグ&ドロップします)
上の写真の場合は、ファイルを移動します。
これも修飾キーをプラスすることによって、移動・複製・エイリアスの+αの操作ができます。
- 移動 --- ドラッグ or command+ドラッグ
- 複製 --- option+ドラッグ
- エイリアス --- option+command+ドラッグ
マウスドラッグなどで操作する場合、LaunchBar のウインドウを固定しておくと何かと便利です。
右側の歯車のところをクリックして
「Turn Hiding Off」( shift+command+H )を選択します。

これで LaunchBar のウインドウは固定されます。

(右端のアイコンが「カギ」マークになる)
【 Open/Saveダイアログ での便利な使い方 】
これはFinderのことに限らないけど、あらゆるアプリケーションで表示される「Open/Saveダイアログ」での LaunchBar の便利な使い方です。
ダイアログが表示されているときに、LaunchBar を呼び出し 何か入力して目的の「フォルダ」を選択します。このときに候補リストから、そのフォルダをダイアログにドラッグ&ドロップします。

これで、そのフォルダがダイアログで選択されるようになります。

キーボード操作中にマウスで操作するのは、ちょっと手間なのでキーボード操作のみでもできます。
ダイアログが表示されたときに、shift+command+G で、「フォルダへ移動」のパス入力ウインドウを表示します。
これで LaunchBar で目的のフォルダを選択し、コピーとペーストを同時に行う shift+command+C のホットキーを入力します。

これで、目的のフォルダをダイアログに渡せることができます。
(参考『appling with wordpress » LaunchBar Tips ファイル操作』)
関係ないけど「Open/Saveダイアログ」表示時に shift+command+G 以外の / でパス入力を開始できるのは知りませんでした。~ でもパス入力を開始します。
launchbar_drop_finder_selection
【 キーボード操作でファイルをLaunchBarにドロップする 】
この記事の最初で、LaunchBar にファイルをドラッグ&ドロップすることを説明しましたが、LaunchBar はほとんどの操作をキーボードで行うものであり、操作途中でマウスを使ったりするやり方はあまりスマートな使い方とは言えません。
LaunchBar には command+D でFinderで選択しているアイテムをLaunchBarにドロップする機能が備わっています。(Drop Finder Selection)
この command+D のホットキーはよく使うので覚えておいた方がいいでしょう。
例えば、「video.mp4」というファイルを「ムービー」フォルダに移動してみます。
まずFinderでファイルを選択しておいてから、LaunchBar を呼び出し「MOVIE」などと入力して「Movies」フォルダを選択します。

この状態で command+D のホットキーを押すと、Finderで選択していた「video.mp4」ファイルをLaunchBar上にドロップします。

あとはメニューの「Move to “○○○”」を選択して実行すれば、ファイル移動できます。
もちろん、このメニューで他のものを選択すれば、複製、エイリアス、シンボリックリンク、ハードリンクといったものが作れます。
他にもLaunchBarでアプリケーションを選択し、Finderで選択しているファイルを command+D でドロップして開くといった使い方もできます。
(例)LaunchBar で「NicePlayer」を呼び出す。

command+D でFinderで選択しているファイルをドロップ。

これを実行して、そのファイルを NicePlayer で開くといったことができます。
このアプリケーションに command+D でドロップするときは、
Preferencrs > Advanced > Drag and Drop
の「Drop onto application」での設定が反映されます。

僕の場合は
「Drop onto application」→ Open with Application
に設定して、command+D でドロップしたファイルを、メニュー表示無しで、すぐにアプリケーションで開くようにしています。
似たような機能として、FInderで選択しているものをピックアップして LaunchBar で表示する command+G のホットキーもあります。(Get Finder Selection)
このエントリのまとめ
|
この記事では LaunchBar 5 beta 3 (630) を使用しています。
今現在は version 5 beta 4 (631) がダウンロードできます。そろそろベ-タ版の試用期限も切れる頃でレジストしなきゃと思ってたところ、試用期限も '09/03/01 までに延長されたようです。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Objective Development
Download page : LaunchBar 5 Beta
(関連記事)
LaunchBar/Finderの操作(1)
LaunchBar
(すべてのLaunchBar関連の記事のリンクは『LaunchBar』の記事にあります)
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-777.html

LaunchBar : コマンド入力ランチャ+多機能ユーティリティ
OS10.4以上(UB)
シェアウェア Single License €24, Family License €39, Update €9
LaunchBar のFinderに関する操作についての説明です。
以前のエントリとかぶる内容もあるけど、Finder関係の操作をまとめて説明します。
【 LaunchBar でファイルブラウズ 】
|
カーソルキーの操作は、Emacs や vi などのテキストエディタ風の controlキー を組み合わせた操作もできます。
それぞれのキーの役割は下のようになっています。

(LaunchBar のヘルプより)
Preferences > Shortcuts で、vi風のキー操作は
・水平並び H-J-K-L
・凸並び J-K-L-I
どちらかを選択できます。

【 スマートフォルダ風にファイル検索 】
LaunchBar ではスマートフォルダのような機能が備わっています。
例えば、LaunchBar を呼び出して「TIFF」とか入力すると、オレンジのフォルダアイコンの「TIFF Images」という項目が表示されると思います。

これで → or Space で下部階層に進むと、TIFFイメージが表示されます。

他にもいろいろなファイルの種類・ブックマーク・iTunesのプレイリストなど、いろいろなものがあります。
これは、Index( option+command+I(アイ) )の「Categories」に同じようなファイルをスマートフォルダ風に自動的に登録されます。

ファイルの種類別に検索したいときに便利です。
使わないものは、ここのチェックを外して Abbreviation Search で表示させないようにしておくといいでしょう。
ちなみに、Finderで作った「スマートフォルダ」を Index に登録しておいても、その機能は使えません。
【 リムーバルディスクをイジェクト 】
「MV」とかタイプして「Mounted Volumes」を表示します。

Space や → で下部階層に進み、イジェクトしたいCD・DVD・ディスクイメージなどのリムーバルディスクを選択し、command+E でイジェクト(アンマウント)できます。

もっと手っ取り早くイジェクトするなら、「EAEV」とかタイプして
「Eject All Ejectable Volumes」Actionを実行します。

これで、ディスクイメージなどのリムーバルメディアは一気にイジェクト(アンマウント)できます。
【 Finderと同じようなショートカットで操作する 】
LaunchBar はFinderと同じようなショートカットが設定されていて、Finderを使う感覚で操作できます。
ショートカットを忘れても LaunchBar のウインドウで、文字など何か表示されているところをクリックするとメニューが表示されます。

▶ ファイルを開く
return or command+O で、そのファイルをデフォルトアプリケーションで開きます。
フォルダならFinderウインドウで開きます。

もし、LaunchBar でフォルダを選択していたなら control+return で、そのフォルダ内の第1階層のファイル・フォルダをすべて開きます。

(フォルダ内にたくさんのアイテムが存在する場合は、確認ダイアログで確認してから実行します。)
▶ ファイルをFinderで表示
command+return で、そのアイテムを新規Finderウインドウで選択した状態で開きます。

shift+command+return なら、最前面のFinderウインドウで、それを表示します。
▶ ファイルを選択
command+G や Instant Send で、Finderで選択しているアイテムを LaunchBar に送れます。
また LaunchBar でブラウズしているときに、下のように候補がいくつか表示されているとします。

ことき command+A で全選択できます。

マウスで shift+クリック、command+クリック などでは複数選択できません。
また Quicksilver のような「, (コンマ)」で複数選択するようなことは、できないようです。
▶ リネームする
shift+command+R でファイル・フォルダをリネームできます。

▶ 新規フォルダを作成する
shift+command+N で新規フォルダを作成します。

LaunchBar上で、新規フォルダの名前を入力します。
実行すると、新規フォルダを作成して LaunchBar でそれを表示します。
新規フォルダを作成するときに、LaunchBarで表示しているものがフォルダなら、そのフォルダを親フォルダとして作成します。
LaunchBarで表示しているものがファイルなら、そのファイルと同じディレクトリ内で新規フォルダを作成します。
▶ ファイルを複製する
shift+command+D で、LaunchBar上で選択しているアイテムを複製します。
同じフォルダ内で「○○のコピー.拡張子」といった複製が作られます。

(※ command+D じゃないので注意)
▶ クリップボードへコピーする
command+C で LaunchBar上で表示しているファイルを、クリップボードへコピーします。

テキストエディタなどでペーストすると、UNIX形式のパスをペーストできます。
また LaunchBar上でファイルをコピーし、Finderで任意のフォルダのウインドウを表示して、そこで command+V でペーストすると、そのファイルの複製が作られます。

option+command+C で、そのファイルの内容をクリップボードへコピーします。

画像ファイルなら その画像を、テキストファイル(「.txt」「.rtf」、画像付きの「.rtfd」は不可)なら そのテキスト全文をクリップボードへコピーします。
ファイルを開かずに内容をコピーできるので、画像を使いたい場合など便利です。
LaunchBar で選択しているものが「フォルダ」や「アプリケーション」などの場合は、この機能は使えません。
shift+command+C で、コピーとペーストを同時に行います。
ペースト対象は、最前面のアプリケーション(LaunchBar以外)です。
例えば、あるフォルダをFinderウインドウを表示させておいて(Finderが最前面の状態)、LaunchBar を呼び出してファイルを表示し、これを実行すると、そのファイルがフォルダに複製されます。
option+shift+command+C で、そのファイル内容のコピーとペーストを同時に行います。
ペースト対象は、最前面のアプリケーション(LaunchBar以外)です。
LaunchBar で選択しているものが「フォルダ」や「アプリケーション」などの場合は、この機能は使えません。
▶ その他
- command+Y(or Space ※「Space」はファイル選択時のみ)でQuickLook
- option+command+Y でスライドショー(フルスクリリーン)
- command+delete でアイテムをゴミ箱へ移動
- command+I(アイ) でインフォメーションウインドウを開く
- command+T でターミナルで開く
launchbar_drag_to
【 ファイルを別のフォルダへ移動・複製・エイリアスを作る 】
Instant Send や、command+G(Finderで選択しているものをLaunchBarで表示する) などでピックアップしたものを、別のフォルダに移動したりできます。
(1)例えば、Finderでファイルを選択して Instant Send で LaunchBar に送ります。

(2)この状態で「PIC」とか入力して「ピクチャ」フォルダを表示させると、
「Drag to “Pictures”」となります。

(Instant Send じゃない場合は、tab で「Send to...」を実行してから、「PIC」とかの文字入力してフォルダを選択)
(3)これを return で実行すると、下のようなメニューが表示され(設定による)、メニューでその次の行動を指定できます。

マウスやカーソルキーで選択して実行するか、ファンクションキーでそれぞれの項目を実行します。
- Move to "○○○" フォルダに移動
- Copy to "○○○" フォルダに複製
- Make Alias エイリアスをフォルダに作成
- Make Hard Link ハードリンクをフォルダに作成
- Make Symbolic Link (Absolute) 絶対パスのシンボリックリンク作成
- Make Symbolic Link (Relative) 相対パスのシンボリックリンク作成
LaunchBar上で、シンボリックリンクファイルを command+delete でゴミ箱へ移動したりすると、実体ファイルの方がゴミ箱行きになるので注意。
エイリアスの方は、ちゃんとエイリアスファイル自身がゴミ箱へ移動されます。
メニューで移動か複製かなどを選択する(3)は、(2)の状態で実行するときに修飾キーを押しながら return で省くことができます。
例えば control+return で実行すると、「Make Symbolic Link (Absolute) at “Pictures”」となり、「ピクチャ」フォルダにファイルのシンボリックリンクを作成します。

(※control を押した時点で「Make Symbolic Link ~」と表示される)
修飾キーの組み合わせは下のようになります。
- command+return ファイルを移動
- option+return ファイルを複製
- option+command+return エイリアスを作成
- control+return 絶対パスのシンボリックリンクを作成
- control+option+return 相対パスのシンボリックリンクを作成
- control+shift+return ハードリンクを作成
どれも修飾キーを押さえた時点で、LaunchBar のウインドウに表示されるので分かり易いです。
関係ないことだけど、シンボリックリンクの「絶対パス (Absolute)」と「相対パス (Relative)」について。
絶対パスと相対パス、両方のシンボリックリンクを作ってみて、ターミナルを起動し、そのディレクトリで「
ls -l
」を実行した結果です。
赤の方が絶対パス(Absolute)のシンボリックリンク
黄の方が相対パス(Relative)のシンボリックリンク
相対パスのシンボリックリンクは「
->
」に続くパスが、実体ファイルのパスと相対して同じディレクトリ部分が省略されます。この相対パスのシンボリックリンクを、別のディレクトリに移動すると本体を認識できなくなるので、たいていの場合は絶対パス(Absolute)の方を使う方がいいでしょう。
このエントリでのまとめ
|
この記事では LaunchBar 5 beta 3 (630) を使用しています。
(※
'09/03/01 まで試用期限が延長されました。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Objective Development
Download page : LaunchBar 5 Beta
(関連記事)
LaunchBar/ Finder の操作(2)
LaunchBar
(すべてのLaunchBar関連の記事のリンクは『LaunchBar』の記事にあります)