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AmCopyPathCMX : ファイルやフォルダのパスをクリップボードにコピー
コンテキストメニュープラグイン
OS10.1以上 Tigerにも対応(PPC) - v2.0、ベータ版OS10.4以上(UB)
フリーウェア
ファイルやフォルダのパスをクリップボードにコピーするコンテキストメニュープラグイン「AmCopyPathCMX」の紹介です。
【基本的な使い方】
AmCopyPathCMX をインストールすると、コンテキストメニューに「パスをコピー」という項目が追加されます。

Finder上で、ファイルやフォルダを選択して、コンテキストメニューの「パスをコピー」を選択します。このサブメニューに3種類のパスが表示されるので、1つを選択するとクリップボードにそのパスがコピーされます。

表示されるパスは上から順に、UNIX、HFS、URL形式の3種類です。

それぞれ、コピーしてテキストエディットにペースト(command+V)すると

このようになります。
(モザイク部分はハードディスク名)
シンボリックリンクを選択すると、オリジナルのファイルのパスをコピーします。ちなみにエイリアスの場合はそのエイリアス自体のパスになります。
【パスを "?" > で囲む】
「パスを "?" > で囲む」を選択して、次回に操作したとき

UNIX形式、HFS形式ではパスを "?" で囲みます。
URL形式ではパスを > で囲みます。
【Unix: チルダ使用の省略したパスにする】
「Unix: チルダ使用の省略したパスにする」を選択して、次回に操作したとき

UNIX形式のパスのみ、ホームフォルダ内のファイルやフォルダで操作した場合は、「~(チルダ)」で「/Users/登録アカウント名」は省略されます。
【Unix: エスケープする】
「Unix: エスケープする」を選択して、次回に操作したとき

これをコピーしてテキストエディットにペースト(command+V)すると

UNIX形式のパスのみ、変化します。
シェルが特別扱いする文字 (半角スペース、? * など)を「\(バックスラッシュ)」を付けてエスケープしたファイル、フォルダ名にします。
【HFS+ フォーマット(長いファイル名)にする】

例えば、このような長い名前のフォルダのHFS形式のパスは

テキストエディットにペースト(command+V)すると

このように、省略されてしまいます
(名前が31byteを超えるものが省略)
「HFS+ フォーマット(長いファイル名)にする」を選択して、次回に操作したとき

これをテキストエディットにペースト(command+V)すると

長い名前でも省略されなくなります。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Miko さんちのホームページ
Download page : AmCopyPathCMX
(関連記事)
コンテキストメニュー --- 基本的な説明、プラグインのインストール方法
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-60.html

Macには複数の「Library」フォルダが存在します。
1つは「System」フォルダの中の「Library」フォルダ。これは前の記事でも述べたように、僕のような初心者がいじるものではないでしょう。
後、少なくとも2つ以上の「Library」フォルダが存在します。これらについて説明したいと思います。

まず、(1)の「Library」フォルダ。これのパスは
/Library
となります。
(※パスについては下の記述をご覧下さい。)

続いて(2)の「Library」フォルダのパスは
/Users/(UserA)/Library
となります。(※(UserA)には登録アカウント名が入ります)

(1)(2)の「Library」フォルダ共に、同じ名前のフォルダがたくさんあります。
「Application Support」「Fonts」「PreferencePanes」「Preferences」「Scripts」などが重複しています。
この2つの「Library」フォルダの違いは、おおまかに言うと、すべてのユーザで共有しているか、していないかの違いです。
前の記事の【ホームフォルダ】で述べたように、上の図で (UserB) は (UserA) の「Library」フォルダの中身を確認したり、変更することは出来ません。
しかし、 (UserB) は(1)のユーザ共通の「Library」フォルダを利用することは出来ます。
例えば、前に紹介した「Growl」を手動でインストールする場合で説明します。
(UserA) (UserB) どちらのユーザにも利用出来るようにしようと思えば、(1)の「Library」フォルダの「PreferencePanes」フォルダに「Growl_prefPane」を移動します。

パスで表すと
/Library/PreferencePanes/ Growl_prefPane
となります。
(UserA) のみが利用するときは、(2)の「Library」フォルダの「PreferencePanes」フォルダに「Growl_prefPane」を移動します。

パスで表すと
/Users/(UserA)/Library/PreferencePanes/ Growl_prefPane
となります。
同じ原理でフォントやスクリプトを、それぞれの「Fonts」「Scripts」フォルダに入れ分けることによって、それを利用出来るユーザが変わってきます。
ユーザアカウントを追加していなければ、特に気にする必要はありませんが、この違いを覚えておいた方がいいでしょう。
「Library」フォルダ内の各フォルダについてもっと詳しく知りたい方はコチラとコチラに詳しく説明してあります。「All About」のページが開きます。
【パスとは?】
ファイルやフォルダの階層を表す「/」パスというものがあります。
例えば、「Finder」のパス名は次のようになります。
/System/Library/CoreServices/Finder
これで、Finderの場所を示しています。
ルート(ディスクの一番の上位フォルダ)は「/」で表されます。
パスには「絶対パス」と「相対パス」というものがあります。絶対パスの場合、ルートからの表記になりますが、相対パスは現在の場所からの表記になります。
また、特別な省略「~」(ティルド)で「ホームフォルダ」を表します。
例として、上の図の(UserA)の「Fonts」フォルダのパスは
(絶対パスの場合)
/Users/(UserA)/Library/Fonts
※(UserA)には登録アカウント名が入ります
(省略した場合)
~/Library/Fonts
という具合になります。
(関連記事)
Macのフォルダの階層構造
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-59.html
この階層構造をある程度理解しておかないと、よりMacを使いこなすことは難しくなって来るので、是非覚えて下さい。
下の図は標準的なMacのフォルダ構成を表したものです。
人によって、この構成は違ってきますが、だいたい標準的なものとお考え下さい。
(図ではフォルダ名を英語表記にしています)

【ホームフォルダ】

図の中で青と緑の点線で囲まれた部分は「ホームフォルダ」と呼ばれます。
省略していますが、(UserB)のホームフォルダにも、(UserA)と同じように下位階層のフォルダがあります。
(UserA) (UserB) のところには、ユーザアカウント名が入ります。ユーザアカウントを追加すると、この「ホームフォルダ」が増えて行きます。
ユーザアカウントが管理者1人のみの場合、ホームフォルダは1つです。
他のユーザがこの「ホームフォルダ」内の上図のフォルダの中身を見たり、変更を加えたりすることは原則、出来ないようになっています。(「Public」「Sites」フォルダを除く)

開こうとすると、警告ダイアログが出てアクセス出来ないようになっています。

ホームフォルダの上位階層のフォルダ(アプリケーションフォルダなど)や共有フォルダ(Shared)は、全てのユーザが利用可能です。
(ユーザアカウントの制限設定で一部利用出来ないようにすることも出来ます。)
ホームフォルダ内の主なフォルダを少し説明をすると

「Desktop」フォルダ
Desktopもフォルダの1つです。ここに容量の大きいファイルなどの置きっ放しは、あまり好ましくありません。

「Library」フォルダ
ホームフォルダ内の「Library」フォルダは他のユーザが利用出来ないようになっています。次の記事「Libraryフォルダ」で説明します。

「Trash」フォルダ
ゴミ箱も特別なフォルダです。Finder上で 移動メニュー>フォルダへ移動 で
/Users/あなたの登録名/.Trash
と入力すれば、普通のフォルダと同じようにFinderウインドウが開きます。
【他の各フォルダの説明】

「Macintosh HD」
内蔵ハードディスクで、デフォルトで「Macintosh HD」というフォルダ名になっています。特に設定変更しなければ、これが「起動ディスク」になります。
また、ディスクの一番上位のフォルダは「ルート」と呼ばれます。ルートもフォルダの1つです。

「System」フォルダ
Macを動かすのに最も重要なファイル、アプリケーションがあります。僕も含めて初心者はこの中をいじるのは避けた方がいいと思います。

「Applications」フォルダ
アプリケーションを収納しておくフォルダ。ここにアプリケーションを入れなくても動かすことは可能ですが、ここに入れておいた方がいいでしょう。すべてのユーザが利用出来ます。

「Library」フォルダ
この階層の「Library」フォルダ(/Library)はすべてのユーザが利用出来ます。次の記事「Libraryフォルダ」で説明します。

「Users」フォルダ
ホームフォルダと共有フォルダ(Shared)が入ります。

「Shared」(共有)フォルダ
すべてのユーザが利用出来るフォルダです。ここに保存されたファイルは、別のユーザが読み込み専用で開くことが出来ます。
例えば (UserA) がこの共有フォルダに「fileA」というファイルを保存すると、(UserB) は「fileA」を読み込み専用で開くことが出来ます。
(UserB) が共有フォルダの「fileA」を変更することは出来ません。
(UserB) が「fileA」を別のフォルダに移動しようとすると、コピーされます。
各フォルダについてもっと詳しく知りたい方は、コチラのページに詳しく説明されています。「All About」のページが開きます。
(関連記事)
Libraryフォルダ