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CreateBooklet : 印刷したときに製本できるようにページレイアウトを変更する
PDF Services プラグイン
OS10.4.4以上(UB)
フリーウェア
複数ページから成るPDFファイルなどを、プリントアウトして製本できるように、ページの順番・レイアウトを変更するプラグイン「CreateBooklet」の紹介です。
フォトブックレットを作成したり、PDFファイルから作成して、ハンドメイドの製本資料を作成するのに便利です。
【 CreateBooklet - 使い方 】
例として『BecomeAnXcoder | CocoaLab』のPDF書類(日本語訳は Spread Your Wings の seknさん)を製本にしてみようと思います。

まず、対象となる書類を開いておいて、command+P のショートカットキーで
プリントダイアログを開きます。

このときに左下の「PDF ▼」メニューから「Create Booklet」を実行します。
すると、プレビュー.appが起動して、プリントアウトしたときに製本できるように、2ページ分を1つのページにまとめるような形でページレイアウトをし直したものを表示します。

あとは、これをプリントアウトします。
command+P でプリントダイアログを開き、「用紙処理」でプリントするページを「奇数ページのみ」に設定します。
(この辺りの設定はプリンタドライバによって違うかも?)

あとはお好みで各種印刷設定を行い、紙にプリントアウトします。
そして次に、紙の裏側に「偶数ページのみ」でプリントアウトします。
※裏面印刷するときは、紙の方向・順番に気を付けないと失敗します。
(
('09/04/18追記)
両面印刷は紙の天地が入れ替わってしまうらしいので、注意した方がいいです。
(追記おわり)
あとは真ん中で折り曲げて、ホッチキスや輪ゴムで止めたりして「本」の形にすれば、出来上がりです。

プリントアウトされたものは、当然、文字が小さくなるけど、普通にプリントするより紙も少なく済みます。
この「BecomAnXcoder」のPDF書類の場合、86ページあったものが、
CreateBooklet で製本・両面印刷することによってA4用紙22枚で済みました。
【 CreateBooklet - インストール 】
CreateBooklet はインストーラパッケージから、ダイアログの指示に従って
インストールします。
完了すると、
/Library/PDF Services/PDF create Booklet.workflow
/Library/Automator/PDF Booklet.action
のAutomator用のアクションとワークフローがインストールされます。
これで各種アプリケーションでプリントアウトするときのダイアログから、「CreateBooklet」のワークフローを実行できるようになり、製本レイアウトのPDFを作成することができます。
この記事では CreateBooklet 1.0.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : About Me
Download page :
My Program News
(関連記事)
CocoaBooklet --- 製本レイアウトを作成するアプリケーション
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-326.html

CocoaBooklet : PDFをプリントして本を作れるようにページの配置換えをする
OS10.3.9以上(UB)
ドネーションウェア
PDFファイルをプリントアウトしたときに、用紙を折り畳んで本を作れるようにPDFファイルのページ配置を変換するユーティリティ「CocoaBooklet」の紹介です。
【 CocoaBooklet - 使い方 】
起動すると、このようなウインドウが表示されます。

このウインドウか、DockアイコンにPDFファイルをドラッグ&ドロップすれば、PDFファイルのページの配置換えを行います。
例えば、下のような元のPDFファイルを・・・
(muta's mac scribblingさん の『ショートカットキー』のページを使わさせてもらいました。)

CocoaBooklet で配置換えを行うと、このように(写真がちょっと分かりづらいですが)本にしたときに折り畳んで使えるように2分割されます。

デフォルト設定では、偶数ページが180°回転されます。
普通にこのまま全ページを印刷した場合は、プリントされてる面同士、プリントされて無い面同士を重ね合わせると、本の形態になります。
それでは、ちょっと芸が無いので、先に奇数ページを印刷して、その裏面に偶数ページを印刷してやると、バッチリ本の形態になり、紙も少なくて済みます。
それを実際にプリントアウトして本にしてみると、こんな感じです。

僕の場合、デフォルト設定で偶数ページが180°回転になってたのを忘れて、プリンターの紙の方向を間違えて失敗したので、チャレンジしてみる人は注意したほうがいいでしょう。
それと、WebページなどをPDFで保存してプリントアウトするときなどは、この CocoaBooklet と同じ作者さんが作った PDFLab などで余白ページなどを削除してから、CocoaBooklet で本形式にしてプリントした方がいいでしょう。
【 CocoaBooklet - 環境設定 】
CocoaBookletメニュー>Preferences(command+,(コンマ))
で環境設定ウインドウが開きます。

この「Paper Size」タブで、用紙の大きさなど設定が出来ます。
「Options」タブで用紙割りなど設定します。

A4サイズの用紙では4分割にすると元のファイルの文字が大きいものしか、読めないので僕の場合は使えそうにありません。
「Do not flip even pages」にチェックしていると、偶数ページが反転しません。
【 CocoaBooklet - ヘルパーアプリケーション 】
CocoaBooklet を初めて起動したときに、ヘルパーアプリケーションをインストールするか、どうかを選択します。

「Yes」を選択すると、ライブラリフォルダに
~/Library/PDF Services/MakeBooklet.app
がインストールされます。
これをインストールしていると、プリントアウト(commnad+P)するときのダイアログの「PDFとして保存」の項目がアイコンに変わり、下のようになります。

ここで「PDFとして保存」は従来のものと同じです。
(参考記事 : PDFファイルで保存しよう)
「Make a Booklet」を選択すると、CocoaBooklet が起動して、本に出来るようにページを分割した形のPDFファイルで保存出来るようになります。
このときの設定は CocoaBooklet の環境設定で前に設定しておいたものになります。
上記でも書きましたが、Webページなどに適用する場合は PDFLab などで余白ページなどを削除してからの方がいいので、ヘルパーアプリケーションを使わない方がいいでしょう。
(ダウンロードリンク)
Site top page : La Page de Fabien
Download page : CocoaBooklet
(関連記事)
PDFファイルで保存しよう
PDFLab --- PDFファイルを統合・分割、画像ファイルの挿入、パスワードロック
CreateBooklet --- 製本レイアウトに変更するPDF Services プラグイン