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Deskovery : ウインドウの制御・切替、SpacesをDockから操作、他いろいろ
OS10.6以上(UB)
シェアウェア $24.99/€19
ウインドウの制御・切替、SpacesをDockから操作など、他いろいろできる「Deskovery」の紹介です。

最初にアプリケーションを使用する前の準備として、システム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで
「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックしておきます。

この Deskovery には機能がたくさんあります。
それらを紹介して行くと・・・
【Deskovery - Wobbly Windows】
この機能をONにしていると、ウインドウをドラッグして動かすときに、ウインドウがコンニャクみたいなプルプル震えるアニメーションが追加されます。

(正直に言うと、僕は「プルプル」が煩わしいのでOFFにしています)
【Deskovery - Magnetics Windows】
ウインドウを画面の端に近づけると、ウインドウの端が磁石のように画面の端に引っ付きます。

トラックパッドなんかで操作するときには、便利そうな機能だと思います。
【Deskovery - Zoom Button Actions】
ウインドウ左上の緑の+⃝ボタン (最適化ボタン)を長押しすると、下のような小さなポップアップウインドウが表示されて、ウインドウを端に寄せたり制御するアクションを実行できます。

(※長押しせずに普通にクリックすると、従来の最適化ボタンの役割をします)

①ウインドウのリサイズ・移動
ウインドウを画面の 縦or横の半分、1/4、最大化して、画面の端にウインドウを移動します。

画面上にウインドウをきっちりと配置したいときに役立ちます。
そのアプリ元々の最小幅のウインドウサイズ設定などがあれば、画面半分とはいかないときもあります。
②ウインドウの折りたたみ
旧MacOSユーザには懐かしい、ウインドウをタイトルバーのみに折りたたむ機能です。

環境設定によっては、ダブルクリックで折りたたむようにもできます。
その場合は、システム環境設定で「ダブルクリックでDockにしまう」設定をOFFにしてやる必要があります。
ただ、たたんだ状態では Exposé 実行時にウインドウの中身が表示されないので、ちょっとわかりづらいです。(これは仕方ないけど)

③ウインドウの半透明化
ウインドウを半透明にします。

環境設定にて、透明度の設定ができます。
④ウインドウをすべてのスペースにて
Spaces を使用している場合で有効。そのウインドウを「すべてのスペース」で表示されるようにできます。

元々 Spaces のシステム環境設定パネルで、アプリケーションごと「すべてのスペース」に表示できるよ設定もありますが、Deskovery を使えばウインドウ単位でそれを設定できます。
【 Deskovery - Windows List 】
画面の左端にマウスポインタを持って行くと、現在開いているウインドウのリストをスライドしてきて表示されて、どれかを選択するとそのウインドウを最前面にします。

(環境設定にて左端か、右端に設定できます)
また、OSX標準の command+tab のアプリケーションスイッチと同じように、
option+tab でウインドウリストを表示、項目を選択できます。

尚、Dockにしまわれているウインドウ、アプリケーションを隠された状態のウインドウは、ここのウインドウリストに表示されません。
引き出しパネル(ドロワー)が独立したウインドウと見なされることもある。
【 Deskovery - Workspace Switcher 】
Spaces を使用している場合で有効。
この機能をONにしていると、Dockに表示される Deskovery のアイコンが Spaces の行列のデスクトップ縮小表示になります。
これらの各スペースのところをクリックすると、そのスペースに移動できるようになります。
例えば、横一列の3つのスペースを使用しているときは、こんな風に表示されてスペース移動がここからできます。

また Deskovery 経由でSpace移動するときにアニメーションさせることもできます。
これは環境設定にて選択できます。

【 Deskovery - Titlebar Actions 】
環境設定にて、ウインドウのタイトルバーをダブルクリックしたときのアクションを設定できるようになっています。

- ウインドウのを最大化する
- ウインドウをタイトルバーのみに折り畳む
- ウインドウを画面中央に移動
このアクションを有効にした場合は、
システム環境設定 > アピアランス
の「ウインドウのタイトルバーをダブルクリックしてウインドウをしまう」のチェックを外しておきます。
【 Deskovery - 環境設定 と ホットキー 】
Deskovery を起動すると、メニューバーの右側にアイコンが表示され、そこのメニューから環境設定などを操作します。

Preferences(環境設定) > General
では、上記機能のON/OFFや詳細を設定します。

同じく Shortcuts タブでは、各機能にホットキーを設定できます。

【 Deskovery - 紹介動画 】
※音が出るので注意。
【 Deskovery -その他 】
Deskovery の以前のバージョンのときには、日本語入力リソースがONのときに環境設定ウインドウを開くとクラッシュしてしまうバグがありました(それ以外の機能はほとんど正常に機能していた)。
作者さんにこの問題をつたない英語でフィードバックすると、他の人からも同じような症状がでてるということで、いち早くバージョンアップして修正されました。
しかし、ときどき今でも「ことえり」ONのときに、Deskovery の環境設定ウインドウを開こうとするとレインボーボールが回転しっ放しになってクラッシュすることも時々あります(Ver1.1.2 において)。
「ことえり」を切った状態では その問題は起こらないので、最初に設定だけしてしまえばあとは環境設定を開くことはそうそうないので、Deskovery を使う上では大して問題になりません。
ときどきタイトルバー折り畳み機能が効かないときもあるけど、そういったときは Deskovery を再起動すれば直ります。僕はこうしたちょっとした問題があるのを知った上で購入しましたが、かなり満足いくアプリです。
ここ1年くらい?、こういったウインドウ整理整頓をする制御系のアプリケーションが多く公開されてるけど、僕が知ってるものではこれが一番です(これは個人によると思うけど)。
(こういいたハック系のアプリの宿命の、次期 OSX Lion になかなか対応できない、もしかしたらそこで終わりかもしれない、ということをちゃんと理解できる人ならば)購入をオススメできるいいアプリです。
僕は半額セールのときに購入したけど・・・
ということらしいです。There are 2 possibilities to get a free license of Deskovery:
- If you contribute to the product (documentation, localization, …)
- If you are a journalist or blogger (Your blog just needs to have at least 200 subscribers) willing to write about us: Contact Us your name and the url of your blog. If you are qualified to receive a free copy, we will send you a license allowing you evaluate our product properly.
この記事では Deskovery ver 1.1.2 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : - NeoMobili
Download page : Deskovery - NeoMobili
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Afloat : Cocoaアプリのウインドウを透明化したり、いろいろ制御する
SIMBLプラグイン、要PlugSuit or SIMBL
OS10.5以上(UB)
ドネーションウェア
Cocoaアプリケーションのウインドウを透明化したり、常に最前面になるようにしたり、ウインドウをいろいろ制御できるプラグイン「Afloat」の紹介です。
【 Afloat - 使い方 】
Afloat をインストール後に起動したCocoaアプリケーションで、有効になります。
そのアプリケーションの「ウインドウ(or Window)」メニューに、Afloat の項目が追加されます。

▶ Keep Afloat ( control+command+A )
これを実行すると、そのウインドウが常に最前面で表示されるようになります。
(フローティングウインドウになります)

(↑Safariが最前面であるにもかかわらず、辞書.appの方が手前に表示される)
実行時に、そのウインドウ上で雲に矢印マークのアイコンが一瞬表示されるので、分かり易いです。

そのウインドウをアクティブにしているときに、もう一度、ホットキーやメニューから「Keep Afloat」を実行すると、フローティングを解除します。
(このときも↓のアイコンが一瞬表示される)
「Keep Afloat」 は、そのアプリ全体に機能する訳ではなく、個別のウインドウごとにフローティング設定をします。
▶ Transparency
そのウインドウの透明度を設定します。

例えば「Translucent( control+command+1 )」を実行してみると、下のようになります。

(↑ターミナルのウインドウを半透明にしたところ)
元々ターミナルは、ウインドウを半透明に設定できますが、Afloatだと、タイトルバーやスクロールバーも含めてウインドウを全体を透明化できます。
- Translucent( control+command+1 )--- ウインドウを半透明に
- Opaque( control+command+0 )--- ウインドウを不透明に戻す
- Make Less Transparent( control+command+page up )
--- ウインドウの不透明度を上げる(より透明でなくなる) - Make More Transparent( control+command+page down )
--- ウインドウの不透明度を下げる(より透明にする)
▶ Turn Overlays Back to Normal
上記の「Keep Afloat」や「Translucent」、下記で説明する「Adjust Effects」で設定した内容を元に戻します(ただ、「Translucent」で設定した内容など、一部が元に戻らないことが多いです)。
主に下記で説明する「Make this window an overlay」にチェックしている場合に、元の状態に復帰する場合に使います。
▶ Adjust Effects ( control+command+F )
そのウインドウに対する、Afloatの詳細な設定ウインドウを開きます。

(Keep this window)

プルダウンリストから、そのウインドウの表示順位についての設定をします。
- Regular --- 通常通り
- Afloat --- フローティングウインドウ
- Pinned to the desktop --- デスクトップに貼付きます(常に最背面)
(Exposé で「デスクトップ表示」を実行しても、そのウインドウは残ります)
「Make this window an overlay」にチェックすると、
そのウインドウをクリックしても無視するようになります。
同時に、そのウインドウを自動的にフローティングウインドウ、不透明度13%ぐらいに設定してます(引き続き「Adjust Effects」ウインドウで設定を調整することもできます)。
「コンソール」などのアプリのウインドウを、この「Overlay」に設定して、Macの動作を監視するときなどに役立つでしょう。

(↑「コンソール」上をクリックしても、コンソールは操作できない状態になります)
元の状態に戻す場合は、そのウインドウのアプリケーションのDockアイコンをクリックして、そのウインドウを最前面に持って行き、再度「Adjust Effects」の設定からもとに戻します。
もしくは(そのアプリでウインドウを複数開いていて、そのウインドウを最前面にできない場合)、メニューの「Turn Overlays Back to Normal」で復帰させます。
(Keep this window on the screen on all Spaces)
これにチェックすると、そのウインドウは Spaces のすべてのスペースに表示されるようになります。


システム環境設定の「Spaces」の設定でも、似たようなことはできますが、アプリ単位での設定になります。
Afloat の場合は同じアプリケーションでも、ウインドウ単位でSpacesの設定ができます。(ただしウインドウを閉じると設定は解除されます)
(Transparency)
スライダで透明度を調整します。
「Opaque」側にスライダを持って行くと不透明になります。

(Make it opaque while I'm working with it)
これにチェックすると、マウスポインタがそのウインドウ上にあるときは不透明になり、ポインタがそのウインドウ以外の場所にあると設定した透明度になります。

例えば、「スティッキーズ」のウインドウ上にマウスポインタがない場合は、このスティッキーズのウインドウは半透明になっています。

マウスポインタを持って行くと透明でなくなります。

(当然ながら、Afloat で透明の設定をしておかないと、「Make it opaque while I'm working with it」にチェックしていても、何の変化もなく、意味がありません。)
▶ Show Window's File in FInder ( control+command+↑ )
これを実行すると、そのウインドウで開いているファイルを、Finderウインドウで表示します。
例えば「テキストエディット.app」でファイルを開いているとき、control+command+↑ のホットキーを入力すると、そのファイルをFinderで表示します。

これは Afloat の機能ではないけど、Cocoaアプリケーションのウインドウのタイトルを右クリック(control+クリック)すると、そのファイルのパスが表示されるので、1つ上の上位フォルダを選択すれば、同じようにそのファイルをFinderで表示します。

『タイトルを右クリック でパス表示』参照
【 Afloat - インストール 】
Afloat はインストーラーを使ってインストールします。

/Users/登録アカウント名/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/
の場所に「Afloat.bundle」ファイルがインストールされます。
同時に「PlugSuit」もインストールされます。
PlugSuit を使わずとも、SIMBLを使えば、SIMBLプラグインとして機能します。
SIMBL を使うか、PlugSuitを使うかどうかは、お好みで。
Afloat は以前からあったもので『Afloatでもウキウキ半透明ライフ (うむらうす)』で知ったものですが、ウインドウを透明化するだけのものとばっかり思い込んでいました。
実際は、フローティングウインドウに設定したり、デスクトップに貼付けたり、マウスオーバーしたときだけ非透明化したり、いろいろな機能があって、とても便利なプラグインだと使ってみて分かりました。
「辞書.app」を常に最前面で表示させたり、テキストエディタを半透明で表示して何かを書き写すときに便利に使ったり、ホットキーで簡単に操作できるし、いろいろ便利に使えると思います。
この記事では Afloat 2.1.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : ∞labs
Download page : ∞labs · Afloat
(関連記事)
SIMBL --- Cocoaアプリケーションの機能拡張プラグイン
PlugSuit --- SIMBLやInputManagerの各プラグインの管理マネージャー
(※↑「SIMBL」無しでも各種SIMBLプラグインが使える)
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-109.html

NuclearMouse : Cocoaアプリウインドウの移動、リサイズ、透明化
SIMBLプラグイン 、OS10.?以上(UB)(少なくともOS10.3.9では使える)
フリーウェア
とても便利なSIMBLプラグイン「NuclearMouse」の紹介です。
NuclearMouse には3つ機能があります。
まず、1つ目はCocoaアプリケーションのウインドウの移動で、どこをドラッグしても移動出来るようになります。
iCalを例に説明します。普段このウインドウを移動する時、写真の黄色枠の部分のメタル調のところをドラッグして移動します。

NuclearMouseをインストールしている場合、
「option + ドラッグ」すると、どこの位置でドラッグしても移動することが出来ます。
2つ目の機能は、ウインドウのリサイズをどこの位置からでも出来るようになります。
普段ウインドウの「リサイズ」はそのウインドウの右下の部分をドラッグして大きく、または小さくします。

NuclearMouseをインストールしている場合、
「option + command + ドラッグ」すると、どこの位置でドラッグしてもウインドウをリサイズすることが出来ます。
3つ目の機能は、ウインドウを半透明化することが出来ます。
Safariで試すと、下の写真のようになります。


左が元のウインドウで、右が透明化したものです。
やり方は、「option + commnd」を押しながら、マウスのスクロールホイールを回すと半透明化して行きます。透明度もホイールの回し具合で調節出来ます。

スティッキーズで試すとこのような感じになります。もともとスティッキーズは option+commnd+T で半透明化出来ますが、NuclearMouse では透明度を調節出来ます。

ウインドウ個別で半透明化できるので、SafariStandのStandBarも写真のようになります。また、ホームページのソースを見るときに、ウインドウと見比べながら参照できるので、便利です。
半透明化したアプリケーションを再起動すると、また元の状態に戻ります。
また「control」キーにも何か役割があるみたいなことが書いてあるのですが、これもよく解らず不明?
('07/04/20追記)
早とちりしてしまいました。
Cocoaアプリケーションのアプリケーションメニューに「NuclearMouse Preferences」が追加されるようになります。

これを選択すると、環境設定ウインドウが開きモディファイキーの変更や、マウスボタンの変更(右、左、中ボタン)、最大透明度の設定が出来ます。

ここに「ScrollWheel Only」って書いてありましたね。
controlキーの意味もやっと解った。
「Enable Move」のところはデフォルト設定のままだと、「テキストを選択して optin+ドラッグ でコピー」が出来なくなってしまうので、キーを変えるか、マウスの左クリックボタンの設定を別のものに変更した方がいいでしょう。
(追記おわり)
SIMBLプラグインなので、当然ながらCocoaアプリケーションでしか動作しません。iTunes や Firefox などでは動作出来ません。
多ボタンマウスを使ってらっしゃる方は、どれかのボタンに「command」「option」を割り当てれば便利でしょう。
ダウンロードは 628weeks.com さんの NuclearMouse のページで「Download NuclearMouse.bundle.zip (Universal)」をクリックするとダウンロード出来ます。
インストール方法はダウンロードしたファイルを解凍して、
/Users/あなたの登録名/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/
に「NuclearMouse.bundle」を移動して下さい。
先に SIMBL をインストールしておく必要があります。
(関連記事) SIMBL
('07/05/19追記)
Macの手書き説明書さんによると、NuclearMouse を使用すると不具合の出るアプリケーションもあるようですので、慎重に利用した方がいいでしょう。
NuclearMouse をアンイストールするときは、
/Users/あなたの登録名/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/
から「NuclearMouse.bundle」を別の場所へ移動すればOKです。