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Globvler : 最前面のアプリごとにシステム音量を調整する
OS10.6以上(Intel)
フリーウェア
最前面のアプリごとにシステム音量を大きさを記憶して調整する「Globvler」の紹介です。
WebブラウザやiTunesが最前面にあるときは音量を大きく、テキストエディタやグラフィックアプリが最前面にあるときは集中しやすいよう音量を小さく、といった使い方ができます。
起動すると、メニューバーの右側にアイコンが表示されるので、ここから機能の一時停止/再開や Globvler を終了させられます。

Globvler が有効なときはメニューバーのアイコンが濃く、無効なときは淡いグレーで表示されます。Feed in/out は音量が変更されるときに徐々に変更させるかどうかの設定。
例えば iTunes が最前面のときに、Globvler を有効にしておいて( fn+ )F12キー を押すなどしてMacの音量を大きくしてみます。

これで他のアプリケーションを最前面にすると、自動的にMacの音量が元の設定の大きさまで下がります。

(※Globvler による音量変更ではベゼル表示はなされません)
こんな風に Globvler は( fn+)F11 や ( fn+)F12 などでMacの音量を調整したとき、そのときの最前面のアプリケーションと音量の情報を保持しておき、またそのアプリケーションが最前面になったときに自動的に音量を変更します。
この記事では Globvler 1.0.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Deep Informational Technologies
Project page : Deep Informational Technologies
Download page : Globvler on the Mac App Store
(↑Mac AppStore で開きます)
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スマート収納 : 設定したルールに則ってファイルを自動的に整理する
OS10.4以上(UB)
フリーウェア
設定したルールに則ってファイルを自動的に整理する「スマート収納」の紹介です。

この「スマート収納」を使うと、Mail.app の「ルール」のように、あるフォルダ内にあるファイルを一定時間毎に監視して、ファイルの種類によって、別のフォルダに移動したり、ゴミ箱に移動したりと、自動でファイル整理できるアプリケーションです。
「ルール」の設定はスマート収納を起動して「追加」ボタンで新規のルールを作成します。
試しに、デスクトップフォルダのロケーションファイルを定期的に特定のフォルダに移動するように「ルール」を作ってみました。

まずこの①ルールの名前を入力して、②監視対象のフォルダを指定します。
選択ボタンのダイアログから、ここでは「デスクトップ」フォルダを指定します。
③次に「条件」を設定。
『拡張子が「webloc」である』とします。
条件はリストから、ファイル名, 拡張子, UTI, ファイルサイズ, 更新日時, 最後に開いた日時 を指定できます。

④最後に移動先のフォルダを指定します。
フォルダに移動するか、ゴミ箱に移動するかをリストで選択できます。

フォルダ移動の場合、同名ファイルが存在したときの扱いについて設定できます。

ちょっと気の利いた仕様になっています。
左下の顔のマークのところに、ファイルをドラッグ&ドロップすれば、設定した条件に合致するかどうか確認することができます。

ドロップしたファイルが「条件」に合致していれば、スマイルマークになります。

「OK」ボタンをクリックしたら、ルールの設定完了です。
メインのウインドウで、設定した「ルール」に ✓ を入れてスケジュールの時間間隔を設定します。

注意しなければならないのが、複数のルール設定をした場合に、条件が重複してしまって矛盾した設定になっているとうまく機能しません。
それと、バックグラウンドでデーモンアプリを起動しているとか、そんな仕様ではないので、「スマート収納」を起動していないと指定の時間間隔通りにファイルを移動できません。使用するときは常時「スマート収納」を起動しておきましょう。
スマート収納 の上記のデスクトップのロケーションファイルを定期的に移動するルールを適用していると、こんな散らかったデスクトップが・・・
(ロケーションファイルがたくさんあるデスクトップ)

これが、指定した時間が経つと自動的にロケーションファイルが移動されます。
(スマート収納 によって片付けられたデスクトップ)

上記以外の設定のほかにも「条件」で設定次第で、
- 一定期間開かないファイルをゴミ箱に移動する
- 画像ファイルを特定フォルダに移動する
- ファイルサイズが大きいものは別のフォルダへ移動する
この記事では スマート収納 1.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Oneriver Software
Download page : スマート収納 1.0 | スマート収納 | ONERIVER
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-1091.html

ForeverSave Lite : 自動でファイルを保存させる
OS10.5以上(UB)
フリーウェア
自動でファイルを保存させる「ForeverSave Lite」の紹介です。
ForeverSave Lite は「ForeverSave」($14.95)の機能制限付きのフリー版です。

ForeverSave Lite の「Control Center」にて、登録・設定したアプリケーションにおいて、新規ファイルを作成したり、修正したり、ファイルが未保存な状態のときに一定時間とかで自動で保存されるようになります。
最初に ForeverSave Lite を起動したときのガイダンスにも書かれている通り、これを使う前の準備として、システム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで
「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックしておきます。

メニューバーの右側にアイコンが表示されるので、そこのメニューから操作します。

【 ForeverSave Lite - アプリケーションの登録・設定 】
「Show Control Center...」を開いて、「+」ボタンでファイルの自動保存を適用させたいアプリケーションをまず指定します。
例として、テキストエディット.app を指定します。
設定アシスタントに従って各種設定を行います。

1. アプリ切替時に自動保存するかどうか

command+tab などで、アプリケーションを切り替えたときに自動で保存するかどうか、チェックを入れます。
ONの場合、さらに何回かアプリを切り替えて、そのアプリが最前面になった指定した回数のときのみ、自動保存されるようにできます。
2. 自動保存の時間間隔の設定

自動保存の時間間隔を設定します。
3. 除外フォルダの設定

除外フォルダを設定します。
自動保存されようとしているファイルが、ここで指定した「除外フォルダ」内に保存されている場合、そのファイルは自動保存されなくなります。
4. 新規作成ファイルの取扱いについて

新規作成されたファイル(まだファイルが存在しないもの)についての扱いを設定します。
自動保存されるときに、ダイアログで保存先をしていするか、保存しないかを選択します。
以上で設定完了で、設定内容がOKならば「Continue」ボタンをクリックします。

また後からでも「Control Center」から内容を修正できます。
【 ForeverSave Lite - テキストエディットで試してみる 】
これで「テキストエディット.app」で自動保存されるように設定できました。
試しになにかのファイルを編集してみると・・・
(内容を編集して未保存のファイル)

(左上の赤丸の中に濃い赤丸があって、未保存だとわかります)
(指定した時間が経って自動保存されたファイル)

指定した時間が経つと、自動的にファイルが上書き保存されます。
※未保存の場合、アプリ終了の前に標準機能の保存するかどうかを確認するダイアログが表示されますが、不意にアプリケーションがクラッシュしたときなど、自動保存しておくと役立つことがあります。
特にグラフィック系のアプリケーションなんかは、CPUを酷使するときなんかクラッシュしやすいので、ForeverSave Lite で自動保存するようにしておくと安心です。
【 ForeverSave Lite - ホットキー 】
Preferences パネルから、ForeverSave Lite を有効/無効を切り替えるホットキーを設定できます。

Control Center ウインドウを開く、すべてを保存する、ホットキーも設定できます。
ForeverSave Lite の有効/無効のホットキーを設定しておくと、簡単に切替できるので便利です。
切替時にはウインドウでお知らせします。


この記事では ForeverSave Lite 1.1 (12842) を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Tool Force Software | Home
Download page : Tool Force Software | ForeverSave Lite
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-970.html

Task3 : あらゆるタスクを自動化する
Growl対応
OS10.4.11以上(UB)
シェアウェア ¥1,500(銀行振込)、¥1,700(PayPal)
あらゆるタスクを自動化するアプリケーション「Task3」の紹介です。
この Task3 を使えば、
|
などなど、アイデア次第でいろんなことを自動で実行できるようになる、スゴイ アプリケーションです。
【 Task3 - 概要 】

Task3 を起動すると上のようなウインドウが表示されます。
基本的に「タスク」を作成し、それに対して「トリガー」「アクション」「実行条件」をそれぞれのタブで設定し、それらを保存するとタスクが自動的に実行されるようになります。
左下の「+」ボタンで作成した「タスク」は左のリストに一覧表示されます。
各タスクの右端のチェックボックスで、そのタスクのON/OFF切り替えができます。

フォルダアイコンをクリックして、作成したタスクをひとまとめにできます(多階層化も可能)。
ON/OFFをフォルダごと、まとめて設定できるので便利です。
「トリガー」は、その処理を実行するきっかけとなる事項を設定しておきます。
例えば、毎朝9:00に実行する、指定したアプリケーションが起動したときに実行するとか、いろいろ設定できます。
右側の「+」ボタンで新規トリガーを作成してリストから選択します。

1つのタスクに対して複数のトリガーを設定することもできます。
「アクション」は、そのタスクで実行する内容を設定します。
アプリケーションの起動、終了、ファイル・フォルダを開く、シェルスクリプトを実行、AppleScriptを実行、コンピュータの起動・終了・スリープ・メッセージの表示などなど、いろんなことができます。

右側の「+」ボタンで新規アクションを作成してリストから選択します。
1つのタスクに対して複数のアクションを設定することもできます。
「実行条件」は、そのタスクのアクションが実行されるための条件を設定します。アクションの実行を遅らせたり、なども含まれ、広い意味での「条件」となります。

右側の「+」ボタンで新規実行条件を作成してリストから選択します。
1つのタスクに対して複数の実行条件を設定することもできます。
【 Task3 - タスクを実際に設定してみる 】
上の説明では、Task3 て何をするアプリケーションなのか、よくわからないと思うので、実際にタスクを設定してみます。
例えば、月曜から金曜日の毎朝7:00にMacを起動して、iTunesを再生させるように設定してみます。
まず、左下の「+」ボタンで新規タスクを作成します。
名前はわかりやすいように付けておきます。

このタスクのチェックを入れておくと、有効になります。
「フォルダ」アイコンでフォルダを作成して、複数のタスクをひとまとめにできます。
次にこのタスクを選択した状態で「トリガー」タブを開いて、①右側の「+」ボタンで新規トリガーを作成し、②リストから「スケジュール」を選択します。

これで③月曜から金曜日までチェックを入れて、7時0分と入力します。
(時間は「24時間」換算で入力します [例]午後7時→19:00)
トリガー項目の左側のチェックで、このトリガーの有効・無効を設定できます。
またトリガーは複数設定することも可能です。
次に「アクション」タブを開いて、アクションを設定します。
同じように①右側の「+」ボタンで新規アクションを作成し、②リストで「コンピュータを起動/終了」を選択、そして③「起動/復帰」を選択します。

アクションも項目の左のチェックで有効・無効の設定をできます。
さらにもうひとつアクションを追加します。
④「+」ボタンでアクションを追加し、⑤リストから「アップルスクリプトを実行」を選択します。

⑥AppleScriptを入力します。
これで設定は完了です。最後に
ファイル メニュー > 保存して起動日時を予約(shift+command+S)
で保存します。

(※ Task3 で設定したタスクは保存しないとが実行されないので注意)
※「スケジュール」トリガーでシステムの起動・復帰・終了を設定した場合には普通に保存ではなく、必ず「起動日時を予約」しなければなりません。
「スケジュール」トリガーを含むタスクを予約保存する場合には、パスワード入力を求められます。

本来は「rootパスワード」が必要なんだけど、なぜだか普通のログインパスワードでも予約できてしまいます(よくわからんけど僕の場合だけかも?)。
「起動予約」は4週間分先まで予約されます。
「起動予約を確認」でウインドウが開き確認できます。

設定済みの予約が残り1週間を切ると、(Task3自体を起動していなくても)確認ダイアログを表示して再度予約保存するように促されます。

そんなこんなで、このタスクを設定します。
これで月曜から金曜の毎朝7:00に Mac が起動して、自動的に iTunes を再生するようになり、目覚まし代わりになります。
システムを起動・復帰させるタスクを設定しているとき、システムがダウンしている状態から起動する場合は、自動ログインできるようにしていないと、ログインウインドウが表示されるだけなので注意。
スリープからの復帰だと、問題ありません。
ただ再生するだけではつまらないので、AppleScript を下のようにすれば、ビジュアライザをフルスクリーンで表示するようになります。
「目覚まし」として、もうひとひねり欲しいので、もうひとつ「5分おきに現在時間を読み上げる」ようにタスクを設定してみます。
新規タスクを作成してトリガー、アクション、実行条件を下のように設定します。
(トリガー)

「繰り返し」で5分ごとに実行。
(アクション)
下の AppleScript を実行させる。
(現在時刻を何時何分かをしゃべらせるもの)
(実行条件)

「実行条件」タブを開いて、「+」ボタンで新規実行条件を作成し、リストから「日時を制限」を選択。
月曜から金曜日の7:00~8:00に制限する。
このタスクを、最初のiTunesを再生するタスクと併用すれば、5分おきに時報をお知らせして、より「目覚まし」っぽくなります。
上記の説明でなんとなく「タスク」の設定方法がわかったと思うけど、Task3 の機能はもっと豊富で、上記のようにただ単に定刻通りに何かを実行させるのは まだまだ序の口です。
もっとアイデア次第でいろいろ使えるので、僕の場合の設定例を、ブログの次の記事から挙げていきたいと思います。
『Task3 / タスクの設定例(1)』につづく
ちなみに、Task3のアイコンは自作アイコンを採用して頂きました。

開発段階から、いろいろな意見を取り入れてくれた作者の sekn さんに感謝。
この記事では Task3 version 1.1.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Spread Your Wings
Download page : Task3
(関連記事)
Task3 --- 基本的な「タスク」の設定のやり方など
Task3 / タスクの設定例(1)
- Safariのダウンロード完了をGrowlでお知らせする
- 複数のアプリケーションをセットで起動するようにする
- 定期的に使っていないメモリを解放する
- スクリーンセーバの代わりにiTunesのビジュアライザを使用
- スクリーンセーバ起動中にアクセス権の修復を行う
- メニューバーに表示するランチャとして使用する
- メニューバーから各種メンテナンスをする
- メニュー、ホットキーで開くブックマークとして使う
Task3 / タスクの設定例(2)
- ホットキーを使ってアクションを実行する
- 留守のときに誰かがMacを起動したらメールで知らせる
- フォルダに変化があったら Growl でお知らせ
- 特定のアプリが最前面になったときに「英数」入力に切り替える
- ボリュームをマウントしたらバックアップアプリを起動する
- ボリュームをまとめてアンマウント
Task3 / タスクの設定例(3)
- 1つのウインドウクリックで そのアプリすべてのウインドウを前面に表示させる
- アプリケーションが最前面でないときはウインドウを隠す
- 特定のアプリが最前面になったとき、他のアプリを隠す
- 一定時間ごとにチェックして 最前面のアプリ以外のウインドウを自動的に隠す
- 特定のアプリが最前面のときだけ Dock を表示させる
- iTunes が最前面のときはウインドウ表示、背面に移動したはミニプレイヤー表示
Task3 / タスクの設定例(4)
- ホットキーで iTunes を操作したら便利そうな AppleScript
- 曜日ごとにログインアイテムを変更する
- ClamXav で定期的にウイルススキャン
- タスクを AppleScript で実行する
- タスクのアクションで実行する AppleScript について
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-663.html

CronniX : アプリの起動などのコマンドを指定日時に実行できる
OS10.4以上(UB)
ドネーションウェア、日本語対応
UNIXの
cron
(crontab
)コマンドのGUIフロントエンドアプリケーションで、コマンドを指定の日時に実行できて便利な「CronniX」の紹介です。自動的にバックアップアプリケーションを起動させたり、目覚まし代わりに iTunes を再生する、自動的にメンテナンス用のスクリプトを実行させる等、アイディア次第で便利に使えます。

ヘルプより
システムスケジューラ“cron”は、システムの起動時に自動的に起動される UNIX プログラムで、毎分“crontab”と呼ばれるファイルで実行すべきタスクを確認します。システム上のすべてのユーザ、およびシステム自体がそれぞれ 1 つずつの crontab を持つことができます。CronniX ではこれらの crontab を一度に編集することができるのです。
crontab
については『crontabの設定メモ - ザリガニが見ていた...。』のページが詳しくて分かり易いです。僕はUNIXについては詳しくなく、ターミナルを使うだけでも尻込みするので、crontab なんて・・・と怖じ気づいてしまいますが、CronniX を使うと簡単に設定ができます。
CronniX を起動すると、下のようなウインドウが開きます。

(ClamXav のスケジュール設定、Clover Diary を使っている人ならば、初めて起動したとしても、既にいくつかスケジュール設定されていると思います)
設定しているタスクのリストが表示され、各リストの左端の「✓」の有無でON/OFF切り替えができます。
「新規」ボタンでダイアログを開き、下部でコマンド入力、上部で日時を設定して crontab のスケジュールを設定します。

【設定例1】毎日指定する時間にアプリケーションを起動する
例えば、Mail.app を月~金曜日の毎朝9:00に起動してメールチェックするなどの場合、コマンドは下のようになります。
open -a Mail
こんな感じで「アプリケーション」フォルダ内に存在するアプリケーションは
「
open -a
」の後にアプリ名を指定します。(「アプリケーション」フォルダに存在しないものは「
-a
」オプションではなく、パスを""で囲って指定して下さい)ツールバーの「新規」ボタンでダイアログを開き、スケジュールの設定は下のようにします。

- 分 0
- 時 9(時間の入力は24時間単位で)
- 日 *(✓ を入れると「*」ワイルドカードになる)
- 月 *(✓ を入れると「*」ワイルドカードになる)
- 曜日 月~金曜日に ✓ を入れる
これで左下の「新規」ボタンをクリックして、スケジュールを登録します。
ツールバーの「編集」ボタンで、いつでも修正できます。
登録したスケジュールには、メインウインドウ下の欄に注釈メモを付けられます。

最後にツールバーの「保存」ボタン( command+S )で、リストの各スケジュールを保存します。

これで Mail.app は、月~金曜日の毎朝9:00に自動的に起動するようになります。
【設定例2】複雑な日時指定でのアプリ起動・ファイルを開く
他にも例えば、夏の風物詩のアプリケーション「爽~風鈴」を8月の5~25日の間だけ、毎時15分と45分に起動させたいときは下のように設定します。

- 「分」は「15,45」という風にして15分と45分に実行するようにします
- 「時」は「*」として毎時という設定します
- 「日」は「5-25」という風にして、5日から25日の期間を設定します
- 「月」は「8」とし、8月に設定します
- 「曜日」は「*」としてすべての曜日になるようにします
「*」(ワイルドカード)は、毎分、毎時、毎日、毎月、すべての曜日といった具合に解釈されます。
他にも「*/2」という設定を「時」にすると、2時間に1回という設定になります。
このあたりのスケジュールの設定は、ヘルプや、crontabの設定 を参考にするといいでしょう。
コマンドを入力するのが面倒だ、という場合には、開きたいアプリケーションやファイルをメインウインドウにドラッグ&ドロップすることによって、簡単に登録できます。

ドラッグ&ドロップすると、自動的にコマンドが
/usr/bin/open "ファイルのパス"
となります。
ただ、パスに日本語を含むせいなのか?よくわからないけど、このコマンドの記述ではちゃんと起動できませんでした。なので
open -a Fuurin
と書き直したら、ちゃんと機能しました。【設定例3】iTunes を目覚まし代わりに再生する
例えば、iTunes を目覚まし代わりに毎朝AM7:00に再生するように設定してみます。

iTunesを起動するだけでは自動的に再生されないので、コマンドはAppleScriptをコマンドラインで実行するようにします。
osascript -e 'tell application "iTunes" to play'
これを登録すると、毎朝7:00にiTunesが再生するようになります。
ただ、Mac本体がスリープしてたりすると意味が無いので、Mac本体をこれよりも前にスリープから復帰(or 起動)するように設定します。
(これは CronniX とは関係ない話だけど)
システム環境設定 > 省エネルギー > スリープ
の「スケジュール...」ボタンをクリックして、ダイアログで設定します。

もっと、たくさんのシステムの起動(スリープからの復帰)・終了・スリープのスケジュール設定を行う場合には、MacSSController と CronniX を組み合わせて使うと便利です。

【設定例4】夜中にメンテナンス用のスクリプトを起動させる
僕の場合、毎週土曜日の夜中のAM3:00ごろに MacSSController を使って、Macをスリープ復帰させて、その時間にClamXavでウィルススキャン、起動ボリュームのアクセス権の修復、を行っています。
だいたい、2時間ぐらいは起動しているようにして、ちょうどシステム標準のデイリー(AM3:15~)、ウィークリー(AM4:30~)のメンテナンススクリプトが起動する時間に合わせています。
- AM2:59 MacSSController でスリープ復帰
- AM3:00 ClamXav のウィルス定義の更新
(ClamXavでのスケジュール設定) - AM3:01 Caffeine(スリープを妨げるアプリ)のOFF
(CronniX でコマンド実行)osascript -e 'tell application "Caffeine" to turn off'
- AM3:05 起動ボリュームのアクセス権の修復
(CronniX でコマンド実行)diskutil repairPermissions /
- AM3:15 ClamXav のウィルススキャン(ClamXavでのスケジュール設定)
これにだいたい120分ぐらい掛かる - AM3:15 システム標準のデイリースクリプト実行
- AM4:30 システム標準のウィークリースクリプト実行
- システム環境設定の「省エネルギー」でのスリープ設定は10分後にしてあるので、ウィルススキャンが終わったころ、適当にスリープする
- AM6:30 MacSSController でスリープさせる(一応念のため)
こんな感じで土曜日にウィルススキャンと、各種メンテナンススクリプトを実行させるようにしています。
他にも夜中にバックアップアプリケーションでバックアップを取ったり、CronniX はいろいろと便利に使えます。
ヘルプも日本語に訳されているので安心。

この記事では CronniX 3.0.2 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : - Welcome
Project page : - CronniX
Download page : - Download
(関連記事)
MacSSController --- Macを指定した時間に起動・終了・スリープさせる