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スケッチ風ドロー : 簡単なベクター図形が描くのに適したドローイングツール
OS10.6(Intel)、OS10.5(UB)
フリーウェア
簡単なベクター図形を描いたり、写真に注釈を付けたりするのに適した「スケッチ風ドロー」の紹介です。

「ツールパネル」( option+command+T )の各ツールを選択して、図形などを描いていきます。

(※画像はヘルプより拝借)
少し補足しておくと・・・
「テキスト」入力するときは、まず入力する範囲を四角を描くようにドラッグ&ドロップで指定してから入力します。
ベジェ曲線や多角形などのオブジェクトを編集するときは、ダブルクリックして各アンカーポイントを操作します。
描いたオブジェクトの詳細を「インスペクタ」ウインドウ( option+command+I )で設定できます。
「位置と寸法」

オブジェクトの位置や回転などを操作できます。
「スケッチ風ドロー」では、よくある shift+ドラッグ で比を保ったまま拡大縮小するといった操作ができないので、ここで微調整したりします。
オブジェクトが線形のものであれば、矢印付きの線にできます。
('10/05/16追記)
option+ドラッグ すると、図形の比を保ったまま拡大縮小できます。
コメントで教えて頂きました。
(追記おわり)
「線と塗り潰し」

オブジェクトの「線」と「面」の部分の色など設定します。グラデーションなどもでっていできます。
カラーパネルでのカラーピッカーの種類によっては、カラーパネルがうまく動作しないものもあります。
「破線と影」

オブジェクトの「線」の部分を破線に設定できます。また影も付加できます。
他によく使う操作として
- Undo command+Z, Redo shift+command+Z
- (オブジェクトを)前面に出す shift+command+F
- (オブジェクトを)背後へ送る shift+command+B
- グループ化command+G
- ロック command+L
また フォーマット メニュー > 整列とサイズ変更 から
複数オブジェクトの整列や揃えなどの機能を使えます。

ファイルを保存すると拡張子「.skt3」のファイルで保存されます。

このファイルは、Finderで QuickLook や アイコンプレビュー もできます。
また書き出せるフォーマットは以下のようになっています。
PDF, TIFF, EPS, SVG となっています。

「スケッチ風ドロー」では画像ファイルをウインドウにドラッグ&ドロップして画像を読み込み、それに注釈を書き込んだりできます。

この状態でTIFF形式に書き出すと、書き込まれた部分だけの大きさになって、余白部分は透明な画像になります。

(プレビュー.app で開いてみたところ)
こんな感じの画像になるので、ホームページなんかで使う画像にキャプションを入れたりするときに使えるかと思います。
「スケッチ風ドロー」の機能から言って、本格的な絵を描いたりするにはちょっと難がありますが、簡単なスケッチや文章書き、画像に注釈を入れる、などの使い方に適していると思います。
それに、PDFに書き出せるので、ちょっとしたパワーポイント的な使い方にも向いているかと思います。
この記事では スケッチ風ドロー 10.6.4 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : 佐藤昭アプリケーション工房
Download page : スケッチ風ドロー
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Transcriptions : 動画などから文章に書きおこす為のプレイヤ兼テキストエディタ
OS10.5以上(UB)
ドネーションウェア
動画や音声をゆっくり再生して、テキストに書きおこしやすくするオーデォオ・ビデオプレイヤー兼テキストエディタの「Transcriptions」の紹介です。

同一のウインドウ内で、動画や音声ファイルを再生しながら、リッチテキスト形式の文章を作成できます。
まず、テキストに書きおこしたい動画ファイルなどを、ドラッグ&ドロップするか、右上のアイコンをクリックしてファイルを指定、ストリーミングのURLの指定します。

「▶」ボタンで再生/一時停止します。
テキストをタイピングしながら操作するので、当然メディアをコントロールするショートカットキーも用意されています。

- Replay control+1
設定した秒数分巻き戻して再生します - Pause control+2
- Controls control+3
「Media Controls」ウインドウを開きます。下記にて説明。 - Goto Beginning control+4
- Goto End control+5
これらの設定は環境設定( command+, )で自分の使いやすいものを設定することもできます。

control+3 もしくは「Controls」ボタンをクリックすると、
「Media Controls」ウインドウが開きます。

「Replay」はリプレイを実行した際に、戻る秒数を設定します。
「Rate」は、再生スピードの調整です。遅くした方が聞きやすいけど、最低レベルにすると間延びして何言ってるかよくわからなくなります。
こんな感じで再生するメディアを調整して、ウインドウの左側でテキストを入力していきます。

リッチテキストが扱えるので、テキストのフォントを変更したり、色を付けたり、テキストエディットなんかと同じように操作できます。

Transcriptions では returnキー で改行すると、行末にタイムスタンプを自動入力します(設定による)。

ここのタイムスタンプの上にマウスカーソルを持っていくと、その時間が強調表示され、クリックすると、動画などのメディアでその時間へと移動します。

作成したテキストファイルを、テキストエディット.app などほかのアプリケーションで開いた場合は、当然ながらこの機能は使えません。
Transcriptions のみで、タイムスタンプの位置への移動が可能です。
日本語入力する場合は、Media メニューの「Auto Timestamp」をチェックを外しておきます。(漢字に変換するときに returnキー を押すと改行してタイムスタンプを挿入してしまうため)
タイムスタンプは control+T か、時計マークのアイコンをクリックして手動で加えます。

他にもテキスト入力を素早くできるよう工夫されています。
慣用句を登録しておくと、「@xxx」と入力し Spaceキー で「XXX」と自動で補完入力されます。
ウインドウ右下の「+」ボタンで、新規登録し、例えば「Apple」という単語に対して「a」と登録します。

これで「@a」と入力します(半角英数で)。

Spaceキー を押すと「Apple」に変換されます。

この記事では Transcriptions 0.8.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : transcriptions - Project Hosting on Google Code
Download page : Downloads - transcriptions - Project Hosting on Google Code
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-969.html

Notational Velocity : シンプルで使い勝手のいいノートパッド
OS10.3.9以上(UB)
フリーウェア
キーボード操作だけで完結するように作られた、シンプルで使い勝手のいいノートパッドアプリケーション「Notational Velocity」の紹介です。

インターフェイスは至ってシンプルで、ボタンなどは排除され、キーボード操作で完結するようになっています。
一番上がタイトルエリア、中段にノートのタイトル一覧、その下に選択しているノートの内容を表示するようになっています。
インクリメンタルサーチでノートを検索
ウインドウ上部のテキストフィールド(タイトルエリア)に文字入力すると、そのノートのタイトル・内容・タグからインクリメンタルサーチで、ノートの一覧を表示します。

後は ↑ ↓ で、ノートを選択していきます。

(検索キーワードがタイトル欄右端に「⇦○○」と表示される)
検索キーワードが内容にあてはまる部分には、ピンクで強調表示されます。
新規ノートを作成する
タイトルエリアにノートのタイトルを入力して(インクリメンタルサーチを始めた状態になる)、return で新規ノートを作成できます。

カーソルがノート内容の方に移動するので、あとは内容を入力していきます。
tabキー でタイトルエリアと、ノート内容のフォーカスが巡回します。

( tabキー はよく使います)
command+L で、タイトルエリアを選択した状態になります。
command+D だと、何も選択していない状態で、タイトルエリアで入力待ちになります。
他にも shift+command+V で、クリップボードにコピーされたテキストから新規ノートを作成します。
(画像などは取り込むことができません)
選択しているノートを削除するときは command+delete 。

ブックマーク機能
shift+command+D で、現在選択しているノートをブックマークできます。
command+0(ゼロ) でブックマークウインドウが開きます。

それぞれのブックマークは command+数字 で簡単に開くことができます。
ドラッグ&ドロップで、ブックマークの順番を変更できます。
「タグ」を付ける
View メニュー > Columns > Tags
を選択して「✓」を入れます。

すると、リストに「Tags」欄が表示されるので、ここをダブルクリックするとタグを入力できます。

タグを付けておくと、検索のときに見やすいと思います。
別になくても、もともとすばやく検索できるので、それほどタグ付けが便利だと感じない。
リストのタイトルをダブルクリックすると、同じようにリネームできます。
ショートカットキー
環境設定( command+, )の「General」タブで、Notational Velocity を最前面に表示するホットキーを設定できます。

(Notational Velocity が起動していないときは機能しない)
他のよく使うショートカットキーを挙げると・・・
- command+L タイトルエリアを選択
- command+D 何も選択しない状態、タイトルエリアで入力待ち
- esc 現在の検索をキャンセル
- return (タイトルを入力して)新規ノートの作成
- shift+command+V クリップボードから新規ノート作成
- command+delete 選択しているノートの削除
- command+R 選択しているノートのリネーム
- tab タイトルエリアとノート内容のフォーカスの巡回
- shift+command+D ブックマーク
- command+数字 各ブックマークを開く
データ読み込み・書き出し と 保存について
Notational Velocity ではスティッキーズなんかと同じように、データは自動で保存されます。
作成したすべてのノートデータは
~/Library/Application Support/Notational Data/Notes & Settings
の1つのファイルにまとめられて保存されます(デフォルト設定)。
保存場所やファイルの保存形式は、環境設定( command+, )の「Notes」タブで設定できます。

「Store and read notes on disk as:」のリストから、保存形式を選択します。
- (* が付いてる項目はノート1つにつき1つのファイルで保存される)
- Single Database (Allow Encryption)
すべてのノートデータを「Notes & Settings」ファイルにまとめて保存
これを選択した場合のみ、パスワードで保護できるようになる - Plain Text Files *
各ノートを標準テキストファイルとして1つずつ保存 - Rich Text Format Fiels *
各ノートを文字のフォント指定や修飾が可能なリッチテキストとして保存 - Formatted HTML Documents *
各ノートをHTMLとして保存
「Read notes from folder:」のリストで、起動したときにノートの読み込み先のフォルダを指定できます。
また Notational Velocity はノートの読み込み・書き出しもできます。

「Import...」は、ダイアログでテキストファイルを指定したり、それが保存されているフォルダを指定すると、ノートとして取り込むことができます。
「Export...」は以下のように標準テキストやリッチテキストファイルなどに書き出せます。

パスワードロック
Notational Velocity はパスワードを設定して、他の人にノートを見られないようにすることができます。
まず、環境設定( command+, )ウインドウを開いて
Notes > Storage
の「Store and read notes on disk as:」が「Single Database (Allow Encryption)」になっていることを確認します。
(この設定だと、すべてのノートは1つのファイルにまとめて保存される)
次に「Security」を開いて、「Turn On Note Encryption...」ボタンをクリックします。

パスワード設定ダイアログが表示されるので、パスワードを2回同じものを入力して登録します。

これで、パスワードが設定されました。
パスワードはキーチェーンで管理することもできます。
次回に Notational Velocity を起動するときには、パスワード入力を求められるようになります。

この記事では Notational Velocity 2.0β を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Notational Velocity
Download page : 上に同じ
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-416.html

浮紙 : コピー&ペーストして使うことに特化したテキストエディタ
OS10.以上(UB)
フリーウェア
コピー&ペーストして使うことに特化したテキストエディタ「浮紙」の紹介です。

(↑『ReadMe(浮紙)』より画像を拝借)
浮紙 以外のアプリケーションが最前面にあるときは、控えめに小さな付箋のように表示されています。

この「付箋」の黄色の部分をクリックすると、ウインドウが開いて文字を入力できるようになります。

これで選択してcommand+C でコピーして、他のアプリケーションなどでペーストして使います。
(もちろん「保存」をクリックして、入力した文章をファイルとして保存することもできます)
グラフィック系統のアプリケーションでは、文字入力の機能が弱いことが多く、そういうときにこの「浮紙」が便利で役立つと思います。
特に「Gimp」では日本語入力できないので、役立ちます。
なにかのアプリケーションとセットで起動するようにしたければ、「Do Something When」を使って Gimp+浮紙 とかの組み合わせで起動するようにしておけば便利だと思います。
サイドバーには便利な機能も用意されています。
例えば、下のように全角英字のアルファベットを入力していたとします。これを選択してサイドバーの「アルファベット すべて半角」を選択して実行ボタンをクリックします。

すると、選択していた部分が半角のアルファベットに変換されます。

他にも1文字だけ選択した状態で、control+クリック(右クリック)してコンテキストメニューから、その文字コードをクリップボードにコピーできます。

この記事では 浮紙 4.0.8.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : ものかの
Read Me : ReadMe(浮紙)
Download page : ものかの >> download
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-742.html

Noted : 1つのウインドウ内で複数の文書を管理できるシンプルなノートパッド
OS10.4- v1.0.2、OS10.5(UB)- v2.0.0
ドネーションウェア
1つのウインドウ内で複数の文書を管理できるシンプルなノートパッド「Noted」の紹介です。
Noted は左ペインに各文書のリストを表示し、複数の文書を1つのウインドウで管理できるシンプルなノートパッドです。

ツールバーか左下の「+ (Add)」ボタンで新規文書を作成します。
「- (Delete)」ボタンで文書を削除します。
※新規文書を作成するときに、名前に「/ (スラッシュ)」を含むと、うまく行きません。
左ペインの各リストで選択したものを、メインのウインドウで表示します。
リッチテキストが扱え、画像などを添付することもできます。
終了するとき、ウインドウを閉じるときなど、文書を自動的に保存します。
環境設定( command+, )の「General」で、その辺りの設定ができます。

保存した文書は
/Users/登録アカウント名/Library/Application Support/Noted/
の場所に保存されます
1つの文書につき、1つの「.rtfd」ファイルで保存されます。
「.rtfd」で保存されているので、テキストエディットで開くこともできます。
この記事では Noted 2.0.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : A notepad for Mac OS X Noted
Download page : 上に同じ