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SafariGestures : Safariでマウスジェスチャを使えるようにする
SIMBLプラグイン
OS10.4.11以上(UB)
フリーウェア
Safariのメニューの項目を、マウスジェスチャを使って実行できるようにするSIMBLプラグイン「SafariGestures」の紹介です。
【 SafariGestures - インストール 】
インストールは、ダウンロードした「SafariGestures.bundle」ファイルを下記の場所に保存します。
(個別ユーザで使用する場合)
/Users/登録アカウント名/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/
(すべてのユーザで使用する場合)
/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/
Safariを起動中であれば、再起動後にプラグインが有効になります。
【 SafariGestures - 使い方 】
SafariGestures は基本的にマウスの右ボタンを押しながらジェスチャを行うと、そのジェスチャに設定した項目を実行します。
例えば、デフォルトで設定されているジェスチャを試してみます。
マウスの右ボタンを押しながら、ポインタを左に移動すると、「履歴」の「前へ戻る」が実行されます。

環境設定で「ジェスチャの軌跡を表示する」をONにしていると、ジェスチャをしたのかどうか、分かり易くていいと思います(デフォルト設定ではOFF)。
ホイール付きのマウスを使っているなら、マウスの右ボタンを押しながらスクロールホイールを回すと、アクティブなタブを順番に切り替えたりできます。
※マウスの右ボタンをジェスチャに使いますが、普通のコンテキストメニューもちゃんと使えます。
(右ボタンを離したときにコンテキストメニューが表示される)
また、Safariのメニューに「SG」メニューというものが追加されます。

「タブを複製」「全てのタブをリロード」「上の階層へ移動」など、Safariで使える便利な項目が揃っています。
SafariGestures でジェスチャを登録するときは、Safariのすべてのメニュー項目に対してジェスチャを登録するので、ここの「SG」メニューが役立ちます。
もちろん、ジェスチャで使うアクションとしてだけではなく、普通のメニューとしても使用できるので、マウスジェスチャを使わない人でも、ジェスチャ機能をOFFにしてしまってメニューの項目だけを使うといった使い道もあるでしょう。
僕の場合は、このSGメニューの「クリップボードから新規タブを開く」という項目が便利でよく使っていて、さらにショートカットキーを割り当てています。

システム環境設定 > キーボードとマウス > キーボードショートカット
の「+」ボタンで、新規項目を作り、Safariのこのメニュー項目にキーを割り当てています。

【 SafariGestures - マウスジェスチャの設定 】
マウスジェスチャの設定は、
SGメニュー > SafariGestures 環境設定...
から行います。

新しいジェスチャを登録するときは、左下の「+」ボタンで、ジェスチャの際に実行するメニュー項目を選択します。
例えば「Top Sites を表示」を選択してみます。

(「SafariStand」で追加された「Stand」メニュー、「開発」メニュー、「Debug」メニューなども対象にできます)
これで SafariGestures のリストに そのメニューが登録されるので、それを選択して「ジェスチャを編集...」ボタンをクリックします。
「ジェスチャ入力パネル」が表示されるので、ここでマウスの右ボタンを押しながらパネル上でマウスドラッグしてジェスチャを登録します。

これで下から上へのジェスチャを実行したときに、Top Sites が表示されるようになります。
編集をするときは、そのジェスチャ項目を選択して、メニュー項目を変更するならば「コマンドを編集...」、マウスジェスチャを編集するなら「ジェスチャを編集...」ボタンで編集します。

ジェスチャ項目を削除するときは「-」ボタンでできます。
マウスドラッグでのジェスチャ以外にも、マウスの「左→右ボタン」「右→左ボタン」(素早く押し変える)、「左右のボタン+スクロールホイールを回す」 といったジェスチャも使えます。
これらは SafariGestures 環境設定ウインドウの右側で設定できます。

使用するジェスチャに「✓」を付けて、「編集...」ボタンで、そのジェスチャに対するメニューの項目を選択します。
僕なんかは、デフォルトで設定されているスクロールホイールで「タブの切り替え」をやると、早過ぎてよく分からないので、「左→右クリック」「右→左クリック」に割り当てています。
「左→右クリック」「右→左クリック」は両方とも、素早くクリックしないとうまくジェスチャを実行できません。
両方のボタンを同時にクリックする感じでやると、うまくいきます。
なので「左→右クリック」「右→左クリック」には同じ項目を設定して、両ボタン同時クリックで「次のタブを選択」する感じで使っています。

「ジェスチャの軌跡を表示する」のチェックは入れておいた方が、分かり易くていいです。
マウスジェスチャの感度を調整したいときは「認識閾値」ちょっと変更してみるといいでしょう。
「修飾キーをトリガーとして使用する」にチェックして、option command control を選択すると、その修飾キーを押しながら(マウスの右ボタンを押さずに)ジェスチャを実行できます。
ここのチェックは入れていても、従来の右クリック+ジェスチャも使えます。
この記事では SafariGestures 0.1.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : cyan-stivy.net - Top
Download page : cyan-stivy.net - SafariGestures
(関連記事)
SIMBL --- Cocoaアプリケーションの機能拡張プラグイン
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-651.html

Quicksilver : ランチャ+システムの一部のような総合ユーティリティ
OS10.4以上(UB)
フリーウェア
このブログで何度も採り上げてきた「Quicksilver」ですが、
「Quicksilver をマウスで操作する」ことに注目してみたいと思います。
巷のサイトで Quicksilver のことを見るときに、主な操作はキーボード操作だけで完結してしまうが故に「マウスいらね」「Dockいらね」といった、なんでもかんでもキーボードで操作したい人向けのアプリケーションだと捉えられていることがよくあります。
もし、キーボード派とマウス(トラックボール)派という派閥があるとしたら、僕は間違いなく「マウス派」です。
だいたいの操作を、マウスでやっています。
そんな「マウス派」の僕でも、Quicksilver はとても便利で、間口の広いアプリケーションです。その便利な点をいくつか採り上げてみたいと思います。
【 Quicksilver - ドラッグ&ドロップでファイルを開く・移動・複製する 】
例えば、ある画像ファイルを編集したいとき、編集に使うアプリケーションがDockに登録してあれば、Dockのアイコンにドラッグ&ドロップして開いたりします。
でもDockに登録していないアプリケーションで開きたいとき、Finderのコンテキストメニューで「このアプリケーションで開く ▶」を使ったりしますが、これもまた対応するアプリケーションの数が多ければ、それを表示するのに時間が掛かり、あまり使い易いものではありません。
そんなときに Quicksilver でお目当てのアプリケーションを呼び出し、それにファイルをドラッグ&ドロップすれば簡単です。

ドラッグ&ドロップしたときに「Open With...」Actionが表示されて、簡単にお目当てのアプリで開けます。
また、ファイルの移動・複製もドラッグ&ドロップでできます。
Quicksilver でフォルダを呼び出して、そこに移動したいファイルをドラッグ&ドロップすると、「Move To...」Actionが表示されて、簡単に移動できます。

optionキー を押しながらドラッグ&ドロップすると、「Copy To...」Actionが表示されて、そのフォルダにファイルの複製を作ります。

また逆に Quicksilver で表示されているファイル・フォルダを、Finderのウインドウやデスクトップにドラッグ&ドロップすることによって、ファイルの移動・複製を作ることができます。

Objectペインだけでなく、↓ などで表示される候補ウインドウからドラッグ&ドロップしてもOKです。
「Quicksilverでキーボード入力で検索してから、ファイルをドラッグ&ドロップする」やり方は、覚えておくと本当に便利です。
DockやFinderのサイドバーなどに登録するまでもないけれどよく使う項目(すぐにアクセスできないファイル・フォルダ)は結構あるもので、それらを Quicksilver のCatalogに設定しておくと便利です。
このようにドラッグ&ドロップして使う場合は、「Bezel」インターフェイスではウインドウの位置を動かすことができないので、別のインターフェイスに変更した方が使い易いです。
『Quicksilver/ インターフェイスいろいろ』参照
【 Quicksilver - スクロールホイールを使う 】
Quicksilverの各ペインのところにマウスポインタを持って行って、スクロールホイールを回すと、↓ ↑ と同じで、候補を表示することができます。
例えば「Abracadabra Triggers」プラグインを使ってジェスチャTriggerに
「よく使う項目(Favorite)フォルダ・Show Contents」
というTriggerを登録しておいて、これをマウスジェスチャで呼び出し、スクロールホイールで中身を選択、ダブルクリックで開くといった使い方ができます。

また「SilverFlow」インターフェイスなんかを使えば、Coverflow表示されるので、「ピクチャ」フォルダなんかをマウスのスクロールホイールでクルクル閲覧することもできます。

インターフェイスについては『Quicksilver/ インターフェイスいろいろ』参照
【 Quicksilver - マウスボタンにいろいろ割り当てる 】
Quicksilver は「Mouse Triggers」プラグインを使えば、ホットコーナーやマウスボタンにいろいろ役割(Trigger)を与えることができます。
(ホットコーナー)

(ホットエッジ)←こういう呼び方が正しいのかは不明

ただ、ホットコーナー・ホットエッジは Spaces とあまり相性が良くないので、Spaces を「off」にしている状態で使った方がいいです。
(ただ、このページに Mouse Triggers のソースがあるので、これをビルドすれば、もしかしたら Spaces に対応しているかも?B56でないと使えないかも?)
僕の場合は、ホットコーナーなどは使わずに、「Mouse Triggers」を使ってマウスボタンにTriggerを登録しています。
必須アイテムの「DejaMenu」を呼び出すのにマウスボタンを割り当てています。
(メニュー項目をマウスポインタの位置で表示させるアプリ)

DejaMenu を僕の場合 command+option+shift+M のホットキーで呼び出せるようにしているので、それを入力するAppleScriptをまず作ります。
▽ ScriptEditor で開く
keystroke "m" using {command down, option down, shift down}
end tell
(※これを利用するには システム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで 「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れないと機能しません。)
このスクリプトを「ActivateDejaMenu.scpt」とか、適当なファイル名で好きな場所に保存します。
次に Quicksilver のTriggerを下のように設定します。


右側の「Anywhere」を有効にすると、画面上のどこでもマウスボタンでTriggerを実行できます。マウスの第3ボタン以上のボタンに対しては「Anywhere」が有効になります。
これで、マウスの第5ボタンをクリックすると、最前面のアプリケーションのメニューが表示されるようになります。
あと、マウスの第3ボタンに「QuickLook」を表示させるようにしています。
これもGUIスクリプティングを使ったAppleScriptで実行しています。
▽ ScriptEditor で開く
if current_app = "Finder" then
tell application "System Events" to tell process "Finder" to keystroke "y" using command down
end if
(何も選択せずに、Finderウインドウでこれを実行してQuickLook表示すると、ちょっと挙動がおかしい)
このスクリプトは、Trigger実行時のアプリケーション制限機能「Scope」が効かない前提で、Finderが最前面のときにしか実行しないようにしてあります。
これを下のようにTrigger登録します。


これでFinderでファイルを選択して、マウスの第3ボタン(スクロールホイールのボタン)をクリックすると、QuickLookで表示します。
これもシステム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで 「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れないと機能しません。
【 Quicksilver - マウスジェスチャツールとして使う 】
Quicksilver には「Abracadabra Triggers」という、Triggerをマウスジェスチャで実行する為のプラグインがあります。
このプラグインはベータ版ですが、マウスジェスチャツールとしては「ジェスチャ」の登録もやり易く、見た目もいいし、かなり優れていると思います。
ただ Quicksilver の一般的なTriggerをマウスジェスチャに登録する場合はいいのですが、各アプリケーションのメニュー項目をジェスチャに登録しようとすると敷居が高いです。

Quicksilverでアプリケーションのメニュー項目を呼び出せる「User Interface Access」をTrigger登録できればいいのですが、それはできません。
Trigger登録直後は使えるが、Quicksilverを再起動したときにTriggerがちゃんと記録されてない状態になってしまうため。
だから左のような形でTriggerに登録できません。
そこでまた、GUIスクリプティングを使ったAppleScriptで、ショートカットキーを入力するようにし、それをマウスジェスチャTriggerに登録するようにします。
[ ショートカットキーを入力するAppleScriptのひな形 ]
▽ ScriptEditor で開く
set these_app to {"application_name_1", "application_name_2", "application_name_3"}
(* このTriggerを実行したいアプリケーション名を↑ここの "application_name_*" に入力する *)
if these_app contains current_app then
tell application "System Events" to tell process current_app
keystroke "c" using {command down, option down}
-- (例)command+option+C を入力する
end tell
else
beep 1
end if
(※システム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れないと機能しません)
ここの "application_name_1", "application_name_2", "application_name_3" にこのTriggerを実行する対象のアプリ名を入力します。
対象アプリが1つならば、それ以外を消して下さい。
対象アプリを増やしたいなら、「, (コンマ)」で区切って "アプリ名" を追加して下さい。
「keystroke」のところに、入力したいショートカットキーを入力します。
上の例では command+option+C を入力します。
このときスクリプト上の "c" は小文字で入力して下さい。大文字の "C" だと shift+c として認識されてしまいます。
他にも 例えば control+shift+A と入力したいなら
例えば、ほとんどのWebブラウザでページを「戻る」のショートカットは、
command+[ に設定されています。これをAppleScriptで入力するとしたら、下のようになります。
▽ ScriptEditor で開く
set current_app to short name of (info for (path to frontmost application))
set web_browser to {"Safari", "Firefox", "Camino", "Shiira", "Stainless", "Cruz"}
(* 他のブラウザを使う場合は↑ここのブラウザ名を追加・変更 *)
if web_browser contains current_app then
--tell application current_app to activate
tell application "System Events" to tell process current_app
keystroke "[" using command down
end tell
else
beep 1
end if
これを「Go_Back.scpt」とか適当な名前で好きな場所に保存し、下のようにジェスチャTriggerに登録します。


これでこのジェスチャTriggerを実行すると、下のようなきれいな軌跡を描いて実行します。

上の例では「Scope」機能が効かない前提のスクリプトで、特定のアプリケーションでのみ実行するAppleScriptでしたが、すべてのアプリケーションで有効なショートカットを入力する場合、下記のようにします。
例えば、最前面のアプリケーションでウインドウをトグルするショートカットは、command+F1 です。
『アプリケーション・ウインドウのスイッチ』参照
これをAppleScriptで入力する場合は、下のようなものになります。
▽ ScriptEditor で開く
key code 122 using command down
end tell
このスクリプトでは「keystroke」を使わずに「key code」を使っています。
なぜだか分からないけど
(キーコードは『Key Codes』を使って調べると簡単です)
このスクリプトを「Toggle Window.scpt」とか適当な名前で好きな場所に保存し、下のようにジェスチャTriggerに登録します。


これでマウスジェスチャを行うと、最前面のアプリケーションでウインドウをトグルしてくれます。
また、ジェスチャTriggerに合わせて「Constellation Menus」プラグインを使用すると、下のようなおもしろいUIでいろいろ操作できます。

【 Quicksilver - その他 マウスで使う 】
Quicksilver は「Save Command to File...」Actionや「Droplet Item」を使って、疑似アプリケーションのようなものを作れます。
例えばFinderで選択してるファイルのラベルをオレンジにする、コマンドファイルを作ってみます。
1stPaneのObjectに「Finder Selection」
2ndPaneのActionに「Set Label...」
3rdPaneのArgumentにカラーラベルの「オレンジ」
を設定します。

この状態で control+return を入力して、このコマンドを Command Object にしてまとめます。
次に、これを1stPaneのObjectとして、2ndPaneのActionに「Save Command to File...」、3rdPaneで保存先フォルダを指定して実行します。

これで指定したフォルダに「Finder Selection (Set Label...) Orange.qscommand」というファイルが作られます。
こんな感じで他のカラーラベルも作り、そのフォルダをDockに登録します。
これでカラーラベルを付けたいファイル・フォルダをFinderで選択して、スタックのコマンドファイルをクリックすれば、そのファイルにラベルが付きます。

「Droplet Item」も上記と作り方は同じなので、ロック/アンロックするドロプレットとか、Zipアーカーブに圧縮するドロップレットとかを作っておいて、使うと便利かもしれません。

この記事では Quicksilver B54(3815) を使用しています。
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
すべてのQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にあります。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-741.html

ScrubDelete X : マウスジェスチャでアイテムをゴミ箱へ移動する
OS10.2以上(UB)
シェアウェア \1,000
マウスポインタを左右に振ると選択しているアイテムをゴミ箱へ移動する
「ScrubDelete X」の紹介です。
Finderでファイル(フォルダ)を選択して、マウスポインタを左右に振ると、
「ガシャンッ!」という効果音と共に、アイテムをゴミ箱へ移動します。

モニタの画面が大きくて高解像度であれば、ドラッグ&ドロップする手間が省けて便利です。
ゴミ箱にアイテムを移動する前に、確認ダイアログが表示されます。

環境設定でダイアログなしにも設定できますが、誤操作防止の為にダイアログは表示させた方がいいでしょう。
ScrubDelete X はFinderが最前面にあるときにのみ、ジェスチャを認識するようになっています。他のアプリケーションがアクティブなときは、マウスポインタを左右に振っても何も起こりません。
commandキー を押しながら、マウスポインタを左右に振るとゴミ箱を空にできます。
これも実行前に確認ダイアログが表示されます(設定による)。

ScrubDelete X を起動中に、もう一度アイコンをダブルクリックすると、環境設定ウインドウが表示されます。
(バックグラウンドで起動しているため、メニューやDockのアイコンが表示されません。)

ここで、ジェスチャの認識の感度や、ホットキーの設定ができます。
ScrubDelete X を終了するときは、上の環境設定ウインドウを optionキー を押しながら閉じると、終了できます。
僕の場合、マウスジェスチャツールに「Expogesture」を愛用しているのですが、これと ScrubDelete X は併用可能です。
Expogesture の設定で、Finderで「横振り」を無効にしていれば、併用できます。

この記事では ScrubDelete X 1.2 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : ASARI.JP : MacOS X Applications
Download page : ScrubDelete X
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-748.html

FlyGesture : Automator風にアクションを設定するマウスジェスチャツール
OS10.4.3以上(UB)
フリーウェア
Automator風にアクションを設定するマウスジェスチャツール「FlyGesture」の紹介です。
F1キー を押すと(デフォルト設定)、下のようなジェスチャ入力ウインドウが表示され、この各○に沿ってポインタを動かしてジェスチャをします。

ウインドウ下には、そのジェスチャに対するアクションの登録名が表示されます。
ジェスチャ入力後にマウスクリックかホットキーで、アクションを実行します。
ジェスチャ入力ウインドウを呼び出すホットキーは、環境設定( command+, )の「Activation hot key:」から変更できます。

また、「Listen for moues button:」でマウスボタン番号を設定することもできます。マウスジェスチャツールなので、是非マウスボタンで呼び出せるようにしておきましょう。
command+T で「Gesture Catalog」が表示されます。
このカタログで、登録しているジェスチャの追加・編集・削除できます。最初からある程度ジェスチャは登録されているので、自分の使い易いように編集した方がいいです。

デフォルトで用意されているアクションには、AppleScriptのGUIスクリプティングを使っているものが多いので、システム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで
「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れておいた方がいいでしょう。

リストの下の「+」ボタンで新規ジェスチャを作成できます。
まず、マウスの軌跡を登録します。

これで「OK」ボタンで次に進むと「untitled」のジェスチャが登録されます。

任意の「Action Title:」を入力して、Action:の「+▼」からアクションの種類を選択します。

指定するアプリケーションを起動する(最前面にする)、ファイル・フォルダを開く、URLアドレスを開く、AppleScriptを実行する、ワークフロ-を実行する、Exposé・Dashboardの起動、スリープの実行・タイムラグの設定、テキストをタイプする(各種ショートカットキーの実行)など、様々なものが用意されています。
Automatorの設定とよく似ているので、簡単に設定できます。
それにいろいろアクションを組み合わせることができるので、アイディア次第でいろいろ使えます。
例えば、Finderで選択しているものをQuickLookで表示させようと思えば、まずFinderをActivate(最前面にする)させて、command+Y をタイプすることによって実現できます。

これで指定のジェスチャで、このアクションを実行することができます。

この記事では FlyGesture 1.0.2 (1590) を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Flying Meat Software
Download page : Flying Meat: FlyGesture
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-453.html

Quicksilver Plug-in/ Abracadabra Triggers
Triggerをマウスでジェスチャを使って実行できるようにする
インストール方法は『Quicksilver/ Plug-insについて』参照
『Quicksilver/ Triggers の説明(3)』のつづき
「Abracadabra Triggers」はTriggerをマウスジェスチャを使って実行できるようにするプラグインです。
【 Abracadabra Triggers - Preferences の設定 】
Abracadabra Triggers をインストールすると、Preferencesパネルに「Abracadabra」カテゴリが追加されます。最初にここで設定をします。

▶ Modifier
プルダウンリストでジェスチャをする際の修飾キーを選択します。
「なし」「command」「option」「shift」「control」「fn」「caps lock」から選択します。
▶ Mouse Button
プルダウンリストでジェスチャをする際のマウスボタンを選択します。
第3ボタン以上から選択できます。
▶ Drawing
Abracadabra Triggers はジェスチャをする際にマウスポインタの動きに合わせて、星を表示します。

その星の色を選択します。Drawing はジェスチャをやっている最中の星の色です。
▶ Recognized Gesture
Triggerで設定したジェスチャを正しく行ったときには、星の色がここで選択した色になって弾けます。
その横のプルダウンリストで効果音を選択できます。音無しにもできます。
▶ Unknown Gesture
Triggerで設定した以外のジェスチャを行ったときには、星の色がここで選択した色になって弾けます。
その横のプルダウンリストで効果音を選択できます。音無しにもできます。
【 Abracadabra Triggers - Trigger の設定 】
Abracadabra Triggers インストールすると、新規Triggerを設定するときに「+」ボタンで「Gesture」という項目が追加されます。

これを選択して新規Triggerを作成すると、マウスジェスチャでそれを実行できるようになります。
既にあるTrigger項目のキーボードのアイコン(⌘ の縦の欄)のところをクリックして、ドロワーの設定ウインドウを変更することもできます。

(ドロワーは右下の「i」マークをクリックすると開きます。)
もちろん、一つのTriggerに対して、「HotKey」「Mouse」「Gesture」と、設定しておけば複数の方法でTriggerを実行できます。
例えば、Safariで ページを戻る をジェスチャに登録してみたいと思います。
その前に僕の失敗例を採り上げます。

「User Interface Access」プラグイン「Menu Bar...」Actionを使って、このように登録します。
・Object「Safari」
・Action「Menu Bar...」
・Argument「前へ戻る」
User Interface Access によってSafariの
履歴メニュー>前へ戻る
を読み込んでTriggerに登録しています。
これでジェスチャ登録すれば、「前へ戻る」がジェスチャで一時的に使えるようになりますが、Quicksilver を再起動するとこのTriggerは保存されておらず、使えなくなっています。
僕の場合だけかもしれないけど、何度も試しているうちにTriggerの初期設定ファイル「Triggers.plist」が壊れてしまいました。
/Users/wakaba/Library/Application Support/Quicksilver/Triggers.plist
の場所にあります。
どうやら、User Interface Access で読み込んだ各アプリケーションのメニュー項目をTriggerに登録することは、現状では難しいようです。
このままでは悔しいので、AppleScriptを使って登録してみます。
スクリプトエディタを開いて、下のAppleScriptをコピペして「Go_Back.scpt」というファイル名(適当な名前でOK)で保存します。
-- Go Back |

このスクリプトを左のようにTriggerに登録します。
なお、このスクリプトはシステム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルで
「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れないと機能しません。
Safari, Firefox, Camino, Shiira で機能します。これらのWebブラウザが最前面にあるときだけ実行し、最前面でない場合はBeep音を出します。
次にドロワーの「Settings」タブを開き、ジェスチャを登録します。

ジェスチャ登録するときは、マウスの左ボタンでドラッグして形を描きます。書き直すときは、一度ウインドウ内でクリックするとクリアできます。
ここで大きめに描いて登録するとジェスチャを認識し易い?ようです。
「Show zooming trigger window」にチェックすると、Triggerが実行されるときにフローティングウインドウでTriggerのアイコンが表示されます。
この例の場合だと、AppleScriptのファイルのアイコンが表示されます。Triggerが実行されているかどうか確認し易くなるので、チェックを入れておいた方がいいでしょう。
登録ができたら、Safariでこのジェスチャをやってみるとこんな感じです。

マウスの軌跡に星が飛び散るので、綺麗です。「Abracadabra」という名前が付いている意味が分かります。
ちなみに「次に進む」用のAppleScriptは下のようになります。
-- Go Forward |
他にも『Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands』プラグインなどを使って、Exposé、Dashboard、Spaces などをジェスチャに登録しておくと便利です。
この記事では Quicksilver(3815)、Abracadabra Triggers 107 を使用しています。
(関連記事)
Quicksilver --- 基本的な概略説明
Quicksilver/ 基本的な使用例
Quicksilver/ Catalogの設定
Quicksilver/ Widgetを起動する
Quicksilver/ QuickLookを表示
Quicksilver/ Actionについて(1)
Quicksilver/ Actionについて(2)
Quicksilver/ Actionについて(3)
Quicksilver/ Actionについて(4)- Command Objects
Quicksilver/ ブラウズに便利な操作
Quicksilver/ Triggers の説明(1)
Quicksilver/ Triggers の説明(2)
Quicksilver/ Plug-ins について + Growl Notifier Plug-in
Quicksilver Plug-in/ iTunes Module
Quicksilver Plug-in/ Web Search Module
Quicksilver Plug-in/ SafariStand Queries
Quicksilver/ advanced features について
Quicksilver/ Proxy Objects について
Quicksilver Plug-in/ Services Menu Module
Quicksilver Plug-in/ Clipboard Module
Quicksilver Plug-in/ Shelf Module
Quicksilver Plug-in/ User Interface Access
Quicksilver Plug-in/ System HotKey Commands
Quicksilver Plug-in/ Extra Scripts
Quicksilver/ Triggers の説明(3)- Mouse Triggers
Quicksilver/ Triggers の説明(4)- Abracadabra Triggers
Quicksilver/ ショートカットまとめ
これ以降のQuicksilver記事のリンクは『Quicksilver』の(関連記事)にまとめています。