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Tylus : パスを表示したり、Spotlightコメント付けたり、いろいろFinder補助ツール
PreferencesPane
OS10.5以上(UB)
フリーウェア
ファイルのパスを表示・コピーしたり、Spotlightコメントを付けたり、特定のフォルダにファイルを移動したり、いろいろと便利なFinder補助ツール「Tylus」の紹介です。

ダウンロード・解凍すると「Tylus.app」と「Tylus.prefPane」があるので、まず「Tylus.prefPane」をダブルクリックしてインストールします。

ここでは Tylus のメニューを呼び出すホットキーと、ファイルのパスを表示したときの背景の色を選択します。
これで「Tylus.app」の方を起動します。
(バックグラウンドで起動するアプリケーションなので、終了させるときは システム環境設定の「Tylus」パネルから終了させるか、Activity Monitor などで終了させます。)
Finderで何かファイルを選択して option+command+U のホットキー(デフォルト設定)を押すと、Tylus のメニューが表示されます。

Tylus のメニューは control+option+クリック(左クリック)でも表示できます。
(普通のFinderのコンテキストメニューが表示されてから、それをキャンセルすると Tylus のメニューがマウスポインタの位置に表示される)
ここのメニューから、いろいろ操作していきます。
▶ トランクに入れる/トランクから取り出す
選択しているファイル・フォルダを「トランク」という呼び名の一時的な領域に記憶さておくことができます。
トランクに入れる・取り出す の操作で、ファイルを別のフォルダへ移動させるといったこともできます。
例えば、下のようにフォルダ「テストA」「テストB」があるとします。
「テストA」フォルダ内にあるファイルを選択して「トランク」に入れます。

サブメニューから「トランクの内容」を見ることができます。

これで「テストB」フォルダを最前面に表示してから、Tylusで「トランクから取り出す」を実行します。

そうするとファイルが「テストA」フォルダから「テストB」へ移動できます。

▶ パスを表示
Finderで選択しているアイテムのパスをバブルで表示します。

複数選択していたら、複数の「バブル」でパスを表示します。
最前面で表示され続け、ダブルクリックすると「バブル」は消えます。一度に複数のバブルを消すときはcommand+ダブルクリック で一気に消えます。
バブルをクリック(or ダブルクリック)すると、そのパスがクリップボードにコピーされます。
▶ アイコンをコピー
Finder で選択しているアイテムのアイコンを、クリップボードへコピーします。
▶ フォルダにまとめる
Finderで複数のアイテムを選択しているときに、Tylusのこの項目を実行すると、一つのフォルダの中にすべてのアイテムが収納されます。

「まとまられた項目」という名前のフォルダに移動します。

▶ フォルダに移動
Finderで選択しているアイテムをホームフォルダや、アプリケーションフォルダなどに移動できます。

「フォルダを選択...」はダイアログで選択します。
▶ Tylus で編集
Tylus の別ウインドウが開いて、Finderで選択しているアイテムのSpotlightコメントやカラーラベルを設定・編集できます。

テキストフィールドにキーワードを入力して、それが Spotlightコメントとして登録されます。
(※Spotlightコメントを上書きするので、すでにコメントが存在する場合は注意)

こんな感じでキーワードがSpotlightコメントに登録されます。
これをやっておくと、Spotlightで検索するときに検索しやすくなります。
その下のショートカットで、よく使うキーワードを登録しておくと、一発でコメント登録できます。
また、カラーラベルの設定もできます。
Finderでフォルダを選択してた場合には「フォルダの内容に適用する」に✓を入れると、そのフォルダの下部階層のすべてのアイテムにも、Spotlightコメントとカラーラベルが適用されます。
カラーラベルをフォルダ内で再帰的に処理するのは、普通のFinderのカラーラベルにはない機能なので、よくラベルを使う人にとっては重宝するかと思います。
歯車メニュー( shift+command+A )から、パスのコピー、フォルダへの移動が実行できます。

あと他にも、アイコンプレビューされているところをクリックすると、「ビョ~ン、ビョ~ン、ビョ~ン」と怪しげな効果音が炸裂します。

もし初期のバージョンの「Tylus」を使ってる(た)なら、今のバージョンはいろいろ機能が増えて便利になり、アイコンも変わって、まったく別物のアプリケーションになっています。
多ボタンマウスを使っているなら、どれかのボタンに option+command+U のキーストロークを設定して Tylus を使用すると、ちょっと幸せになれます。

(↑こんな感じで)
DejaMenuも併用すると、もっと幸せになれるかも?
Tylus のメニュー、DejaMenuのメニュー、Finder本来の普通のコンテキストメニュー、3つ合わせると、ずいぶんFinderの「コンテキストメニュー」の賑やかでゴージャスになった気がします。
この記事では Tylus 0.8 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : bicoid
Download page : Tylus
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-956.html

GrandPerspective : ハードディスク・フォルダの使用状況を視覚的に表示する
OS10.3以上(UB)
フリーウェア、日本語対応
ハードディスク・フォルダの使用状況を視覚的に表示する「GrandPerspective」の紹介です。
起動してまず、使用状況を確かめたい対象のフォルダをOpenダイアログで選択します。すると、そのフォルダをスキャンして(それなりの容量だとけっこう時間が掛かる)、ディスクの使用状況を視覚的に表示します。
起動ディスクを選択してみたところ、こんな感じになります。

(上の例では、グレーの大枠は「アプリケーション」フォルダを表していて、その1つをクリックして選択してみるとMail.appで268MBの容量であることが分かります。
[下のステータスバーに表示])
この1つ1つの四角が1つのファイルを表し、ファイルサイズが大きいもの程その面積が大きくなります。
例えば、ディスクの整理をするときなど、大きい四角のものを探せば効率的に作業できます。
ツールバーの「フォーカス」をONにして各四角にマウスポインタを持って行く(or クリックして選択する)と、下のステータスバーにそのファイルのパスが表示されます。
OFFの場合はディレクトリ名が表示されます。
またドロワーの「フォーカス」タブでも、そのパスを表示することができます。

(なんだか綺麗に四角が並んでるなと思ったらスワップファイルだった・・・)
GrandPerspective の中では、ファイルはディレクトリ(フォルダ)ごとにまとまって表示されていて、1つのファイルを選択するとその親フォルダがグレーの枠で表示されるようになっています。
上のように
/private/var/vm/swapfile5
を選択した状態で、ツールバーの「+」ボタンで拡大すると
「private」ディレクトリのみを表示します。

同じように拡大して「ver」ディレクトリのみ、「vm」ディレクトリのみ、「swapfile5」のみといった風にディレクトリごとに拡大表示することができます。
ツールバーで選択したファイルを操作することもできます。

「開く」は、そのファイルをデフォルトアプリケーションで開きます。
「表示」は、Finderでそのファイルを表示します。
「削除」は、そのファイルを削除します。
(削除については、環境設定で設定しておかなければ、機能しません)
ドロワーの「情報」タブでは、スキャンしたフォルダの詳細が表示されます。

ドロワーの「表示」タブでは、色の付け方やパレットについて設定します。

「色付き」のリストでは GrandPerspective の各四角の色を付けるパターンを設定します。

- フォルダ(同じフォルダごとに色分け)
- トップディレクトリ(第1階層のフォルダごと色分け)
- レベル(フォルダの階層レベルごとに色分け)
- ファイルタイプ(おおまかなファイルタイプごとに色分け)
- 名前(ファイル名ごとにランダムに色分け)
- なし(色分けしない)
- 拡張子(おおまかに拡張子ごとに色分け)
例えば「レベル」で色分けすると下のように色分け表示されます。

「マスク」の「使用可能にする」にチェックを入れて、フィルタリングすることもできます。
ここの編集ボタンでマスク設定ウインドウが開きます。

「使用可能なルール」を選択して、「<」ボタンでフィルターに適用できます。
例えば、「巨大ファイル(100MBサイズ以上のファイル)」の項目を入れて「適用」ボタンをクリックします。
すると GrandPerspective のウインドウでは、100MB以上のファイルのみが表示されるようになります。

ルールは「新規」ボタンで、自分で追加・編集することもできます。

また「ボリューム全体を表示」「パッケージの内容を表示」させることもできます。


色の付いていない部分が、そのディスクの「空き」部分になります。
パッケージ内部は、アプリケーションなどの内部のファイルまで細かく表示するようになります。
この記事では GrandPerspective 1.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : GrandPerspective
Download page : GrandPerspective
GrandPerspective-1_0-local.dmg (English, Japanese, Spanish, French, Dutch) が日本語リソースを含んでいます。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-949.html

FileInfoCMM : ファイルの作成日・オーナー・アクセス権などを情報を表示する
コンテキストメニュープラグイン
OS10.4以上(UB)
フリーウェア
ファイルの作成日・変更日、クリエータ・タイプコード、オーナー、アクセス権、ファイルサイズなどのファイルの情報を表示するコンテキストメニュープラグイン「FileInfoCMM」の紹介です。
インストールは、ダウンロードした「FileInfoCMM.plugin」ファイルを下記の場所に保存します。
(個別ユーザで使用する場合)
/Users/登録アカウント名/Library/Contextual Menu Items/
(すべてのユーザで使用する場合)
/Library/Contextual Menu Items
Finderを再起動するか、再ログイン後にプラグインが有効になります。
これで、Finder上でファイル(フォルダ)を選択して、control+クリック(右クリック)でコンテキストメニューを開くと「File Info」という項目が追加されています。

ここには以下の情報が表示されます。
- ファイル名
- ファイルの種類
- それを開くデフォルトのアプリケーション
- 作成日
- 修正日
- ファイルタイプ
- クリエータコード
- オーナー
- グループ
- アクセス権
- リソースフォークのファイルサイズ
- データフォークのファイルサイズ
- ファイル全体のファイルサイズ

特にデータをいじれるとか、そういう機能はありません。
ファイルの情報をちらっと確かめたいときに使うと便利です。
この記事では FileInfoCMM 1.0.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Mac OS X Utilities Collection
Download page : 上に同じ
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-925.html

Hide Folders : ファイルやフォルダの可視・不可視を個別に切り替える
OS10.3以上(UB)
フリーウェア(Pro バージョンはシェアウェア)
指定したファイルやフォルダの可視・不可視を個別に切り替える「Hide Folders」の紹介です。

使い方は簡単で、まず不可視にしたいファイル・フォルダを Hide Folders のウインドウにドラッグ&ドロップします。
例えば、下のような「まるひ」「ねこ.jpg」「ねこ2.jpg」というアイテムをドラッグ&ドロップしてみます。

Hide Folders のウインドウ内で、「まるひ」「ねこ.jpg」を選択して「Hide」ボタンをクリックします。
すると、それらのアイテムがFinderで不可視になります。

Hide Folders のウインドウ内のアイコンも半透明に表示され、不可視になったことを表しています。
もちろん、Hide Folders を終了しても、不可視にしたアイテムは不可視のままです。
元の可視状態に戻すには、それを選択して「Show」ボタンをクリックするだけです。
アイテムを可視の状態に戻しても、Hide Folders のウインドウ内にはアイテムが残ります。deleteキー でそれらを削除することができます。
Folder.qlgenerator のQuickLookを使ってこのフォルダを見てみると、不可視になったアイテム名の始めに「. (ドット)」が付いていることが分かります。

レジストして Pro バージョン にすると、パスワードでファイルを保護できるようになるらしいです。
Hide Folders のデスクトップ風なアイコン表示( command+1)以外にも、
リスト表示( command+2)にもできます。

また、Finderと同じように command+J で表示オプションを開いて細かく設定することができます。
ただ個人的に悲しいのが、使い道が「むふふ」な画像とかを隠しておくこと以外、見当たらないことです。
この記事では Hide Folders 2008 (Build 109) を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Software for Mac, easy and natural to use
Download page : Hide Folders for Mac - Freeware program to protect documents and folders on Mac OS X
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-886.html

stroy : 指定した2つのフォルダ内の差分を比較表示するdiffツール
OS10.4以上(UB)
フリーウェア、日本語対応
指定した2つのフォルダ内のファイル・ファイル内容の差分を比較表示するdiffツール「stroy」の紹介です。
起動して、まず比較したい2つのフォルダを選択します。

右側の「 .. 」ボタンで、それぞれ1番目、2番目を選択し、「比較」ボタンで差分を検出し始めます。
ファイルのたくさん入っているフォルダなどでは、時間が掛かります。
「バックグラウンド処理」っていうものもあるけど、プログレスバーのウインドウが消えること以外の違いがよく分からない・・・。

スキャンが終わると、ウインドウで2つのフォルダの差分を表示します。
2画面ウインドウの形で表示されます。

名前が「.」で始まる不可視のファイル・フォルダ、バンドルなどのパッケージ内部のファイルも表示され、比較対象になります。
両サイドにファイル・フォルダの存在自体の差分を「赤」、
テキストファイルなどの内容に差分がある場合には「緑」、
で表示され、クリックするとウインドウ内でそこにジャンプします。

「サマリー」をクリックすると、そのフォルダ内のファイル・フォルダの数などが表示されます。

control+クリック(右クリック)でコンテキストメニューを表示し、そのファイルを開いたり、他のdiffツールで開いたりすることもできます。

ここで使用するアプリケーションは、環境設定( command+, )で設定できます。
テキスト差分ツール、テキストエディタは「デフォルトアプリケーション」タブで設定します。

標準テキストの差分ツールには cwDiff などを設定しておくと、使い易いと思います。
他にも「ファイル形式」タブで、ファイルの種類によって、「開く」で使うアプリケーションを設定することができます。

コンテキストメニューの「フィルタ設定...」で、そのファイルを比較対象から除外するようにフィルタリングすることができます。
(設定しても反映されるのは次回の起動時)

ファイルのパス、ファイル名、拡張子、どれによってフィルタリングするかを選択します。
ここで設定したフィルタは、環境設定の「フィルタ」タブで管理・編集することができます。
この記事では stroy 1.0.2 (Japanese OSX Intel) を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : stroy: stroy
Download page : stroy: Download