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TakeMePop : Finderの選択アイテムをフローティングウインドウに表示する
OS10.7以上(Intel)
フリーウェア
Finderの選択アイテムをフローティングウインドウに表示して、Open・Saveダイアログなどにドラッグ&ドロップするときなどに重宝する「TakeMePop」の紹介です。あの SafariStand で有名なhetimaさんの新作アプリケーションです。
TakeMePop は Finderウインドウのツールバーに登録して使用するように想定されたもので、まずダウンロードしたものを任意の場所に保存してから、ツールバーに登録します。

例えば、TakeMePop を使って、あるファイルを別のフォルダに移動してみます。
まず Finderウインドウ でファイルを選択してツールバーの TakeMePop をクリックして起動します。

これで Finder で移動したい場所のフォルダを開き、そこに TakeMePop 上からドラッグ&ドロップします。

普通に Finder を使って移動したのと同じ状態になるようで、Finder での操作で command+Z でUndo(shift+command+Z でRedo)が有効です。
この場合だと command+Z でファイルの移動が取り消されて元あった場所に戻される。(当然、直後の操作でないとUndoは効きません)
そうなると当然ながら、TakeMePop から
optionキー を押しながらドラッグ&ドロップすると複製、
option+commandキー を押しながらドラッグ&ドロップするとエイリアス
を作成します。

Open・Saveダイアログよりも「前面」に表示されるので、保存先のフォルダを指定する時に TakeMePop からドラッグ&ドロップすると便利です。

僕は Finderウインドウ のタイトルの小さいアイコンをドラッグ&ドロップしたり、LaunchBar を使って 保存先のフォルダを指定していますが、TakeMePop で新たな選択肢が増えそうです。
またフルスクリーン表示のアプリケーションよりも「前面」に表示され、他の「デスクトップスペース」に貼り付いていきます。

歯車メニューから簡単な設定ができます。

Finder でのファイルの移動・複製・エイリアスの作成、Open・Saveダイアログへのドラッグ&ドロップ、ファイルをDockのアプリケーションアイコンにドラッグ&ドロップして開く、などなど色々なことに使えて TakeMePop は便利なアプリケーションです。
この記事では TakeMePop ver1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : hetima.com
Download page : TakeMePop
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-1096.html

Houdini : 不可視のアイテムをブラウズしたり、可視化したりする
OS10.4以上(Intel)
フリーウェア
不可視のファイル・フォルダをブラウズしたり、可視化したりする「Houdini」の紹介です。

Houdini を起動すると上のウインドウが表示されます。
左の大きいフォルダアイコンの「Toggle File Visibility」をクリック(or command+T )すると、ファイル名が「.」で始まるような不可視のアイテムを表示/非表示を切替できます。

このときFinderが再起動するので、何かの大きいファイルの複製を作ってる最中とか、に実行しないように注意した方がいいです。
それと「不可視」になっているのは、それなりの理由があるので取扱いに注意した方がいいです。
Houdini のメインのウインドウの虫眼鏡のフォルダアイコン「Browse Hidden Files」をクリック(or command+B )すると、Openダイアログで不可視のフォルダを選択してFinderで開くことができます。

下の各種ボタンでも操作できます。
ファイルかフォルダかを選択して、各ボタンクリックして、Openダイアログでファイル・フォルダを選択してファイルをアプリで開いたり、移動したりします。

「Hide」ボタンからファイル選択して、普通のファイルを名前の頭に「.」を付けて「不可視」にすることもできます。
例えば、下の「テスト1.JPG」というファイルを不可視にしてみます。

「Hide」ボタンをクリックして、ダイアログからファイルを選択します。

「Choose」ボタンをクリックしたら、完了です。
(FInderウインドウを一度閉じて開き直したら「不可視」になる)

ファイル名の頭に「.」を付けて、不可視にしています。
もし元に戻したい場合はファイル名の頭の「.」を外せば、戻ります。Finderからはできないので、ターミナルを使ってやるとか、いろいろググってみて下さい。
この記事では Houdini 1.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : elementninety3
Download page : Houdini
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-1095.html

スマート収納 : 設定したルールに則ってファイルを自動的に整理する
OS10.4以上(UB)
フリーウェア
設定したルールに則ってファイルを自動的に整理する「スマート収納」の紹介です。

この「スマート収納」を使うと、Mail.app の「ルール」のように、あるフォルダ内にあるファイルを一定時間毎に監視して、ファイルの種類によって、別のフォルダに移動したり、ゴミ箱に移動したりと、自動でファイル整理できるアプリケーションです。
「ルール」の設定はスマート収納を起動して「追加」ボタンで新規のルールを作成します。
試しに、デスクトップフォルダのロケーションファイルを定期的に特定のフォルダに移動するように「ルール」を作ってみました。

まずこの①ルールの名前を入力して、②監視対象のフォルダを指定します。
選択ボタンのダイアログから、ここでは「デスクトップ」フォルダを指定します。
③次に「条件」を設定。
『拡張子が「webloc」である』とします。
条件はリストから、ファイル名, 拡張子, UTI, ファイルサイズ, 更新日時, 最後に開いた日時 を指定できます。

④最後に移動先のフォルダを指定します。
フォルダに移動するか、ゴミ箱に移動するかをリストで選択できます。

フォルダ移動の場合、同名ファイルが存在したときの扱いについて設定できます。

ちょっと気の利いた仕様になっています。
左下の顔のマークのところに、ファイルをドラッグ&ドロップすれば、設定した条件に合致するかどうか確認することができます。

ドロップしたファイルが「条件」に合致していれば、スマイルマークになります。

「OK」ボタンをクリックしたら、ルールの設定完了です。
メインのウインドウで、設定した「ルール」に ✓ を入れてスケジュールの時間間隔を設定します。

注意しなければならないのが、複数のルール設定をした場合に、条件が重複してしまって矛盾した設定になっているとうまく機能しません。
それと、バックグラウンドでデーモンアプリを起動しているとか、そんな仕様ではないので、「スマート収納」を起動していないと指定の時間間隔通りにファイルを移動できません。使用するときは常時「スマート収納」を起動しておきましょう。
スマート収納 の上記のデスクトップのロケーションファイルを定期的に移動するルールを適用していると、こんな散らかったデスクトップが・・・
(ロケーションファイルがたくさんあるデスクトップ)

これが、指定した時間が経つと自動的にロケーションファイルが移動されます。
(スマート収納 によって片付けられたデスクトップ)

上記以外の設定のほかにも「条件」で設定次第で、
- 一定期間開かないファイルをゴミ箱に移動する
- 画像ファイルを特定フォルダに移動する
- ファイルサイズが大きいものは別のフォルダへ移動する
この記事では スマート収納 1.1 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : Oneriver Software
Download page : スマート収納 1.0 | スマート収納 | ONERIVER
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-1084.html

DiskWave : ディスクの使用量を表示するファイルブラウザ
OS10.5以上(UB)
ドネーションウェア
ディスクの使用量を、デバイス・フォルダ・ファイル別に分かりやすく表示するファイルブラウザ「DiskWave」の紹介です。

左のサイドバーに接続しているデバイス・ディスク、主なフォルダを表示し、それを選択するとそのディスク内に存在するフォルダ・ファイルの名前と容量を表示します。
(ディスクの読み込みに時間が掛かります。)
Finder でも地道にやればできるけど、どのファイルがどれだけのファイルサイズなのか、ディスクの「使用量」に注目するときには、この DiskWave のようなファイルブラウザが役に立ちます。
ツールバーからいろいろ操作できます。

アプリケーションなどの「パッケージ内」もブラウズできます。

環境設定で「Show invisible files」にチェックすると、不可視のファイルも表示されるようになります。


「.」ドッドで始まるファイル名の不可視ファイルなど表示されます。
この記事では DiskWave 0.2.6 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : DiskWave Homepage
Download page : 上に同じ
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-1081.html

fseventer : ファイルシステムの変化をモニタリングする
OS10.4以上(UB)
ドネーションウェア
ファイルシステムの変化をモニタリングして、グラフィカルにそれを表示する「fseventer」の紹介です。

ファイルが書き換えられたとか、キャッシュファイルがどこの場所にどのようなファイル名で保存されているとか、リアルタイムで調べられるので、いろいろなことに使えます。
例えば、Safari で YouTube を見ているとします。そのときに fseventer を起動して、ツールバーの「▶」ボタンが spaceキー でログを取り始めます。
fseventer のログの様子を見てると、そのYouTubeの動画がテンポラリファイルとしてダウンロードされているのがわかります。

この「FlashTmp0」のところをダブルクリックすると、それをFinderで表示してくれます。

この YouTube の動画が全部読み込みが終わったときに、この「FlashTmp0」ファイルを別の場所に保存して、拡張子「.flv」を付けてやれば、動画として見られるようになります。
(まあ、例として挙げただけで、こんな面倒なことしなくて YouTube の動画のダウンロードはできるんだけど)
他の使い方として、Safari でサイトを見ると履歴のCoverFlow用に、そのサイトのキャプチャが撮られ画像データとして残ります。(~/Library/Caches/com.apple.Safari/Webpage Previews)
この画像ファイルを使いたいとき、ランダムなファイル名で特定のものを選ぶのに苦労するのですが、fseventer でログを見ながらやると、簡単に目的のファイルを選択できます。

fseventer とは関係ないけど、Safariの履歴CoverFlow用のキャプチャ画像って、けっこう縦長に撮られている。大きいサイズなので文字もしっかり読めるし、何かのときに使えそうです。

他にもアプリ開発のデバッグの助けにもなるかもしれません。
fseventer は ツリー表示 の他に リスト表示 もできます。

ホウキのアイコンでログをクリア。
漏斗のアイコンで、プロセス名や、パスに含まれる名前などでフィルタリングできます。
アイコンをもう一度クリックしてフィルタリングを解除。

右下のアイコンをクリックして拡大・縮小表示します。
「i」マークをクリックしてインスペクタを表示します。選択しているファイルの詳細を表示します。

プリント経由でログをPDFに書き出すこともできます。

command+S でログファイルとして書き出すこともできます。

この記事では fseventer 2.7.6 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
Site top page : fernLightning [fernLightning]
Download page : fseventer [fernLightning]