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Task3 : あらゆるタスクを自動化する
Growl対応
OS10.4.11以上(UB)
シェアウェア ¥1,500(銀行振込)、¥1,700(PayPal)
『Task3 / タスクの設定例(1)』のつづき
Task3 / タスクの設定例(2)
(各項目へジャンプします) |
t3_hotkey
ホットキーを使ってアクションを実行する
Task3 では「トリガー」にホットキーを設定して、それでアプリケーションの起動、ファイル・フォルダを開く、AppleScript の実行、シェルスクリプトの実行、ボリュームのアンマウントなどが実行できます。
例えば、Safari をホットキーで起動するように設定してみます。
新規タスクを作成し、下のように設定します。
(トリガー)
リストから「ホットキー」を選択し、ホットキーを設定します。

ホットキーは command shift option control と 文字キー を合わせたものが設定できます。
ファンクションキーなどは設定できません。
また、数字キー を設定したときには、テンキーの数字のキーでは機能しません(現在調査中とこと)。
(アクション)
リストから「ファイル/アプリケーションを開く」を選択し、Safari を指定します。

このタスクを有効にして保存すると、例で設定したように control+command+S のホットキーで Safari が起動するようになります(既に起動しているなら最前面に表示する)。
このホットキーが有効・無効な場面を作ろうと思えば、「実行条件」を設定します。
このタスクの「実行条件」タブでそれを設定します。
例えば、Firefox が起動しているときは、このホットキーを無効にしようと思えば、下のように設定します。

リストから「アプリケーションの起動」を選択して、Firefox が起動していないと設定します。
これで、ホットキーは Firefox が起動していいないときには無効になります。
「アクション」の設定で、複数の項目を作り、ホットキー1つで複数のアプリケーションを起動するといったこともできます。
t3_auto_mail
留守のときに誰かがMacを起動したらメールで知らせる
Task3 では指定した宛先にメールを送る機能もあります。
例えば、留守にしているときに誰かが勝手にMacを起動したら、自分の携帯電話などにメールを送って知らせることもできます。
新規タスクを作成し、下のように設定します。
(トリガー)
2つのトリガー項目を設定しておきます。

リストから「コンピュータの起動/終了」を選択し、
起動したとき、スリープから復帰したときに設定します。
(アクション)
リストから「電子メールを送信」を選択します。

件名と宛先のメールアドレス(←これは携帯などのアドレスにする)、その文章内容を入力します。
(実行条件)
自分で起動・スリープ復帰したときまで、メールされるのを防ぐために、実行条件を設定して日時を制限します。

留守にしているであろう曜日や時間帯に設定します。
このタスクを有効にして保存します。
すると、自分の留守のときに誰かがMacを起動、もしくはスリープから復帰させると、Mail.app が隠れた状態で起動してメールを送信します。

t3_watch_file
フォルダに変化があったら Growl でお知らせ
Task3 では、ファイル・フォルダの変化を監視することができます。
例えば「Public」フォルダを監視して、ネットワーク上の誰かがそこにファイルを保存したりして、フォルダに変化があったらGrowlでお知らせするといったような使い方ができます。
新規タスクを作成して、下のように設定します。
(トリガー)
リストから「フォルダ/ファイルを監視」を選択、「Public」フォルダを指定します。

(アクション)

「メッセージを表示」を選択して、適当なメッセージを入力しておくといいでしょう。
(環境設定でメッセージを Growl で表示させるように設定しておく)
ついでに「Public」フォルダを開くアクション項目も登録しておくと便利かと思います。
このタスクを保存して有効にすると、「Public」フォルダにファイルが追加されるなど、変化があったときに Growl でお知らせします。

(Growl のタイトルは、そのタスク名(Task3)と表示される)
t3_change_input_method
特定のアプリが最前面になったときに「英数」入力に切り替える
OS10.6では
システム環境設定 > 言語とテキスト > 入力ソース
の「入力ソースオプション」から、ウインドウごとに入力ソースの状態を維持できるように復活しました。
僕の場合、これはウインドウを切り替える度に入力ソースも切り替わって、ややこしいので使わないように設定しています。
しかし、ターミナルなどのアプリケーションでは、それを使うときには「英数」入力に自動的に切り替わった方が使いやすいのです。
だからといって、上記の言語環境の設定はファイル(ウインドウ)ごとの設定なのでやっぱり使いにくい・・・。
そこで Task3 を使って、ターミナル.app が最前面に移動したとき、自動的に「英数」入力に切り替えるようにしてみます。
新規タスクを作成し、下のように設定します。
(トリガー)
リストから「アプリケーションを監視」を選択します。

(たいていの人はそうだと思いますが)日本語環境で Mac を使っているなら、ここのアプリケーション名はカタカナで「ターミナル」と手入力します。
(「選択」ボタンからダイアログ経由で選択すると「Terminal」と英語名になります)
Task3 でのアプリケーションの名前を入力する(できる)場面では(ダイアログで選択するとパスが表示される場面は除く)、そのアプリケーションの日本語表記名を入力しなければなりません(日本語環境で使用している場合)。
「ターミナル」(Terminal)、「テキストエディット」(TextEdit)、「ディスクユーティリティ」(Disk Utility)など、日本語表記名と英語表記名が違うアプリケーションの場合は、日本語表記名にします。
試してないけど、英語を第1言語に指定しているならば、たぶん気にしなくても大丈夫。
話がそれたけど、ターミナルが最前面に移動したときに設定します。
他のアプリケーションにも適用させたい場合は、トリガー項目を「+」ボタンで追加して、同じように最前面に移動したときに設定します。
(アクション)
下の AppleScript を実行するようにします。
key code
を使って 英数キー を入力させています。
英数キー のないUSキーボードでも多分?このスクリプトで「英数」入力に切り替えられると思います。
このタスクを有効にして保存します。
すると、ターミナルのウインドウが最前面に移動したときには、自動的に「英数」入力に切り替わります。

ちなみに かなキー のキーコードは「
104
」なので、上記の AppleScript の該当箇所を少し弄れば、アプリケーションが最前面になったときなどに「かな」入力に自動で切り替える、といったこともできるでしょう。
t3_volume_mount
ボリュームをマウントしたらバックアップアプリを起動する
Task3 はボリュームのマウント・アンマウントされるときを監視してトリガーに設定できます。
僕は外付けハードディスクにバックアップするのに、SilverKeeper を使っているので、ハードディスクをつないでボリュームをマウントしたときに、SilverKeeper を起動するようにしてみます。
新規タスクを作成し、下のように設定します。
(トリガー)
リストから「ボリュームを監視」を選択して、ボリュームを指定、マウントされたら実行されるようにします。

(アクション)
「ファイル/アプリケーションを開く」を選択、SilverKeeper を指定します。
(実行条件)
(この設定は好みによると思うけど)リストから「前回実行からの経過時間」を選択して、その間隔を設定します。

さらに加えて、日付と時間に応じて実行するように、実行するときを制限するのもいいでしょう。
こうしておくことで、バックアップした直後にそのボリュームをマウントして、勝手にアプリケーションが立ち上がるのを防ぐことができます。
このタスクを有効にして保存すると、外付けハードディスクの電源を入れ、指定ボリュームをマウントしたときに、自動的に SilverKeeper が立ち上がるようになります。
ちなみに、SilverKeeper のスケジュール設定を設定しておくと、Task3 などの他のアプリケーションの関与無しに、自動的にバックアップ前にシステムの起動・スリープからの復帰をするようになります。
他にも Task3 の作者の sekn さんが作られたバックアップアプリケーションの「Sync!Sync!Sync!」のバックアップを実行するアクションが用意されています。

t3_volume_unmount
ボリュームをまとめてアンマウント
新規タスクを作成して、「アクション」にボリュームをまとめてアンマウントするように設定すると、Task3メニューから簡単にアンマウントすることができます。

このタスクを有効して保存すると、Task3メニューから一気にアンマウントできます。

また、このタスクの「トリガー」にホットキーを設定して、ホットキー1つで簡単にアンマウントするようにできます。
AppleScript でアンマウントできるボリュームを一気にアンマウント(イジェクト)するようにもできます。
以下のスクリプトを、タスクの「アクション」に登録しておくと便利です。
また、マウントされたディスクイメージだけをアンマウントしたい場合は、以下の AppleScript をタスクの「アクション」に登録するといいです。
『Task3 / タスクの設定例(3)』へつづく
この記事では Task3 version 1.1.0 を使用しています。
(ダウンロードリンク)
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Download page : Task3
(関連記事)
Task3 --- 基本的な「タスク」の設定のやり方など
Task3 / タスクの設定例(1)
- Safariのダウンロード完了をGrowlでお知らせする
- 複数のアプリケーションをセットで起動するようにする
- 定期的に使っていないメモリを解放する
- スクリーンセーバの代わりにiTunesのビジュアライザを使用
- スクリーンセーバ起動中にアクセス権の修復を行う
- メニューバーに表示するランチャとして使用する
- メニューバーから各種メンテナンスをする
- メニュー、ホットキーで開くブックマークとして使う
Task3 / タスクの設定例(2)
- ホットキーを使ってアクションを実行する
- 留守のときに誰かがMacを起動したらメールで知らせる
- フォルダに変化があったら Growl でお知らせ
- 特定のアプリが最前面になったときに「英数」入力に切り替える
- ボリュームをマウントしたらバックアップアプリを起動する
- ボリュームをまとめてアンマウント
Task3 / タスクの設定例(3)
- 1つのウインドウクリックで そのアプリすべてのウインドウを前面に表示させる
- アプリケーションが最前面でないときはウインドウを隠す
- 特定のアプリが最前面になったとき、他のアプリを隠す
- 一定時間ごとにチェックして 最前面のアプリ以外のウインドウを自動的に隠す
- 特定のアプリが最前面のときだけ Dock を表示させる
- iTunes が最前面のときはウインドウ表示、背面に移動したはミニプレイヤー表示
Task3 / タスクの設定例(4)
- ホットキーで iTunes を操作したら便利そうな AppleScript
- 曜日ごとにログインアイテムを変更する
- ClamXav で定期的にウイルススキャン
- タスクを AppleScript で実行する
- タスクのアクションで実行する AppleScript について
▽同じ「タグ」が付いた関連記事
「ターミナル」(Terminal)、「テキストエディット」(TextEdit)、「ディスクユーティリティ」(Disk Utility)など、日本語表記名と英語表記名が違うアプリケーションの場合は、日本語表記名にします。
私の環境では日本語でも英語でもどちらでも反応するんですけどねえ
(考えてみるとそれはそれで変なような気もする)
とりあえず次のバージョンではダイアログで選択したら表示されている名前
(英語環境なら「Terminal」、日本語環境なら「ターミナル」)が入力されるように変更しました。
あれ、そうなんですか。
もう一度試してみたけど、僕の環境では日本語表記名でないとうまく行きませんでした。
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