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僕のMacの起動ディスクを「Disk Utility」を使って
「ディスクの検証」を行うと、よく問題が発生します。

※起動ディスクの「ディスクの検証」を行う場合は、実行中はほとんど操作できません。
下のようなログで「ファイルとフォルダの数がおかしい」と表示されて、
「ディスクの修復」が必要と表示されます。
ボリューム“Leopard”を検証中 ライブ検証を実行中です。 ジャーナリングが有効な HFS Plus ボリュームを確認中です。 エクステントオーバーフロー・ファイルを確認中です。 カタログファイルを確認中です。 マルチリンクファイルを確認中です。 カタログ階層を確認中です。 拡張属性ファイルを確認中です。 ボリュームビットマップを確認中です。 ボリューム情報を確認中です。 ボリュームのファイルカウントが正しくありません (正しい値 949182、不正な値(現状)949183) ボリュームのディレクトリカウントが正しくありません (正しい値 224055、不正な値(現状)224054) ボリューム“Leopard”には、修復が必要です。 エラー:ファイルシステムの検証または修復に失敗しました。 |
なぜだか知らないけど、このエラーはよく起こり、その度に外付けハードディスクに保存してあるバックアップのOSから起動し直して、「Disk Utility」で
「ディスクの修復」を実行していました。
(起動ディスク自身の「修復」はできない為)
でも別のボリュームから起動しなくても、セーフモードで起動すれば、この「ディスクの修復」と同じようなことができることを知りました。
『Safe Boot、Safe Mode とは? (Mac OS X)』より
セーフブートとは、トラブルシューティングを行うときに Mac OS X 10.2 以降で利用できる特別な起動方法です。セーフモードは、セーフブートした後の Mac OS X の状態を指します。
セーフモードで起動すると、起動とコンピュータの操作を単純にするために、5 つの項目が実行されます。
- 起動ボリュームのディレクトリチェックが強制的に実行されます。
- 必要なカーネル機能拡張のみが読み込まれます (一部の項目は、「/システム/ライブラリ/Extensions」にあります)。
- Mac OS X 10.3.9 以前:アップルによってインストールされている起動項目 (/ライブラリ/StartupItems または /システム/ライブラリ/StartupItems 内の項目など。ユーザが選択したアカウントのログイン項目とは異なります) のみが実行されます。
- Mac OS X 10.4 Tiger のみ:システム/ライブラリ/Fonts 以外のフォントはすべて無効になります。
- Mac OS X 10.4 Tiger のみ:通常は「/ライブラリ/Caches/com.apple.ATS/(uid)/」に格納されているフォントキャッシュがすべてゴミ箱に移動されます。(uid) は、501 などのユーザ ID 番号です。
- Mac OS X 10.4 Tiger のみ:すべての起動項目とログイン項目が無効になります。
- Mac OS X 10.5.6 以降:(/var/db/dyld/) に格納されているダイナミックローダの共有キャッシュが削除されます。キャッシュは、コンピュータを再起動すると、再び作成されます。キャッシュに問題がある場合は、起動時 (特にソフトウェアアップデート後)、青い画面が表示されます。
これらの変更が行われることで、起動ボリューム上のソフトウェアやディレクトリの損傷が原因で起こる問題を回避できます。
『Mac OS X: Safe Boot(セーフブート)は通常の起動より時間がかかります』より
時間がかかるのは、Safe Boot では正常な動作であり、Safe Boot 中に発生する次の二つのことによって起こります:
- Safe Boot は、ハードディスクのディレクトリチェックを強制的に行ないます。これは、「ディスクユーティリティ (Disk Utility) 」の「ディスクを修復」や、
fsck -fy
ターミナルコマンドを使って行なうのと同じ作業です。- 速く起動するために使用される、カーネル機能拡張のキャッシュが無視されます。(キャッシュファイルは“/システム/ライブラリ/Extensions.kextcache”です)。
セーフモードで起動すると、ディレクトリチェックを強制的に行うことで、修復されるようです。
今までやったことがなかったので、一度「セーフモード」で起動してみました。
やり方はシステムの起動時に shift を押しながら起動します。
グレーの りんごマークの画面になってから、かなり時間が掛かります。
(このときは もう shiftキー を離しても大丈夫)
次にブルーバックの画面に変わり、またしばらくしてから、やっとログインウインドウが表示されます。
ログインウインドウには「セーフブート」と表示されます。

これで「セーフモード」でログインしてから、再度普通にシステムの再起動を行います。
そしてもう一度「Disk Utility」でディスクの検証を行うと、ちゃんと修復されていました。

セーフモードで起動するのと、別ボリュームから起動して修復するのと、作業時間的には大して変わりありませんが、外付けハードディスクやインストールDVDなどから起動する手間が省け、ただ単に shiftキー を押しながら起動するだけなので楽です。
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コマンド+sで立ち上げて起動出来るApplejackというメンテナンスアプリもオススメですよ。
「AppleJack」を使うことでも起動ディスクの修復はできるようですね。
情報ありがとうございます。
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